
おとり物件に引っかからずにお部屋を探すには現地集合が効果的です!
なぜ現地集合が効果的なのか、不動産屋「家AGENT」池袋店の阿部さん監修のもと徹底解説します。
現地集合をお願いする前におとり物件を見分ける5つコツや、おとり物件に絶対に騙されない方法もあるので、是非参考にしてください。
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
おとり物件は現地集合の内見で回避できる
おとり物件とは、すでに入居者がいる架空の物件のことです。実際は内見出来ないお部屋なので、現地集合でバレます。
そのため、内見予約の際に「当日は現地集合でお願いします」と伝えることが、おとり物件を回避する方法として最も効果的です。

おとり物件は違法な広告
おとり物件は、そもそも不動産屋に来店させるためだけの違法な広告です。
公正取引委員会の「不当景品類及び不当表示防止法」にも以下のように明記されています。
- ・実際に存在しない、実物と全く異なる不動産
- ・取引の対象とならない不動産
- ・取引する意思がない不動産
違法行為をしている不動産屋なので、その他の対応も悪い可能性があります。
別の物件を申し込んだとしても、不動産屋側が空室を埋めたい物件だったり、対応が悪く不満が残る取引になるので避けたほうが良いです。
おとり物件を見分ける5つコツ
おとり物件は、内見時の現地集合以外でもある程度見分けられます。お部屋探しの際は、以下の5つのことに気を付けてください。
- ・相場に対して家賃がかなり安い
- ・好条件なのにずっと掲載されている
- ・物件情報に「仲介先物」と表記されている
- ・住所の詳細表記がない
- ・定期借家契約になっている
相場に対して家賃がかなり安い
同じエリアの相場に対して家賃がかなり安い場合は、おとり物件を疑ったほうが良いです。
基本的に賃貸物件の家賃は、周辺相場を参考にして決められます。事件や自殺などの事故物件出ない限りは、相場から大きくかけ離れることはありません。
好条件なのにずっと掲載されている
駅チカ、築浅、家賃のわりに広めの間取りなど、誰が見ても好条件なのに2週間以上掲載されているお部屋も要注意です。

物件情報に「仲介先物」と表記されている
物件情報に「仲介先物」と記載されている場合、物件情報を紹介している不動産屋と大家さんの間に関わりが無いことを表しています。
物件情報の公開元と大家さんとの関係性は、基本的に「貸主」「代理」「仲介元付」「仲介先物」の4種類です。それぞれの大家さんとの関係性は以下の通りです。
貸主 | 大家さん本人 |
---|---|
代理 | 大家さんと関わりが深い代理人 |
仲介元付 | 大家さんに直接物件情報の掲載を任されている人 |
仲介先物 | 仲介元付に物件情報の掲載を任されている人、大家と直接の関わりはなし |
「一般媒介」や「仲介」と書かれているものがありますが、その場合は「仲介元付」か「仲介先物」のいずれかになります。どちらかは不動産屋に直接確認するしかありません。
住所の詳細表記がない
物件情報に記載されている住所に、町名や番地などの詳細がない場合もおとり物件の可能性があります。
住所を調べられたり、現地に行かれては困るという理由で隠している場合があるからです。また、大家さんにバレるリスクもあります。

定期借家契約になっている
定期借家契約とは、貸主が決めた期間しか入居できない契約のことです。
良い条件で募集し、来店してから3ヶ月~半年の定期借家契約しかできないと伝えて別のお部屋を紹介する手口です。
物件検索サイトで探す場合は「定期借家を除く」欄にチェックを入れると回避できます。
おとり物件を避けつつお部屋を探す方法
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、リアルタイムで情報更新がされる不動産業者専用のデータベース「ATBB」からお部屋を紹介するので、架空の物件は一切ありません。
チャットやLINEから、他サイトの気になる物件のURLを送れば、おとり物件かどうかも調べてくれます。
また、内見前日にも最新の空室情報を確認してくれるので、万が一埋まってしまった場合も無駄足になりません。
内見時は現地集合なので、おとり物件に騙されることなくお部屋探し可能です。
![]() |
▼こんな人におすすめ ・仕事が忙しくて不動産屋に行けない ・スーモに載っていない物件を見たい ・他サイトの物件が空室か確認したい |
▶ 無料でお部屋探しを始める |