「おとり物件は現地集合で回避できる?」
「不動産屋にどう伝えればいい?」
家賃が安くて駅チカ、内装が綺麗など、自分の条件にピッタリの物件が見つかったら、他の人に取られたくないですよね。すぐに内見したくなる人もいます。
しかし、条件が良すぎるお部屋、契約できない「おとり物件」の可能性があります…。内見できないので、問い合わせるだけ無駄です。
そこで当記事では、おとり物件を現地集合で回避できる理由や、不動産屋への伝え方を解説します。釣り物件の見分けるコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
おとり物件を現地集合で回避できる理由
架空の物件で内見できない
おとり物件は、契約できない架空の物件です。内見できないので、現地集合されるとバレます。他入居者が普通に生活していたり、そもそも物件自体が全く違う可能性があります。
来店を勧めてきて、当日に埋まってしまったので類似の物件を紹介するなどの営業をかけてきます。お客様側の希望ではなく、不動産屋側に利益が出るような物件の紹介が多いです。
不動産屋から過度な営業を受けないというメリットもある
現地集合の場合は、内見後も現地解散です。不動産屋のスタッフと対面している時間は、内見中の15~30分ほどしかありません。
希望があった場合のみ、その場で違う物件の紹介があったり、申し込み手続きをしてくれます。それ以外の対応は基本的にないです。
全物件の待ち合わせが現地集合の不動産屋
当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、基本的に現地解散・現地集合で内見します。
対面での接客を希望の場合は、スタッフが最寄り駅近くまで行きます。わざわざお店に行く手間がないので、忙しい人にもおすすめです。
やりとりはLINEやオンラインから好きに選べるので、対面で話すことが苦手な人でも気軽に利用できます。ぜひ試してみてください。
現地集合を希望する際の伝え方
おとり物件を回避できる例
内見時は現地集合が良いと伝えて、すんなり承諾が来た場合はおとり物件の可能性が極めて低いです。管理会社に鍵を借りれる状況なので、先に申し込みが入らない限りは内見できます。
待ち合わせ場所は「物件前」「物件の最寄り駅」など、スタッフによって違います。詳細は必ず確認しておきましょう。
おとり物件の可能性がある回答例
おとり物件は内見出来ないので、どうにか来店させようとしてきます。
「ヒアリングのために来店してほしい」「管理会社に現地はやめてほしいと言われた」などの言葉が出てきた場合は、お断りの連絡を入れたほうが良いです。
そもそもおとり物件とは?
契約できない架空の物件を指す
おとり物件とは、募集中の広告が出ているにも関わらず内見できない架空の物件を指します。公正取引委員会の「不当景品類及び不当表示防止法」で、規制されているほど悪質です。
「宅地建物取引業法三十二条」でも禁止されており、行政処分の対象です。おとり物件を掲載している不動産屋は、違反行為を犯しているので利用は避けるべきです。
タイムラグで「おとり物件」になっている可能性もある
申し込みが入った物件の情報更新が間に合っておらず、意図せぬおとり物件になっているケースがあります。とくに入居希望者が多い1~3月の繁忙期に増えます。
「昨日申し込みが入ってしまい…」「前日に確認したところ終了していました」など、ストレートに情報を伝えてくれる場合はタイムラグの可能性が高いです。
無駄足を防ぐためにも、内見前日もしくは当日の朝に、不動産屋に最新の申し込み状況を確認した貰ったほうが良いです。
おとり物件を回避するための見分け方
- ・相場に対して家賃がかなり安い
- ・好条件なのにずっと掲載されている
- ・物件情報に「仲介先物」と表記されている
- ・住所や物件の詳細表記がない
- ・定期借家契約になっている
相場に対して家賃がかなり安い
周辺の家賃相場に対して、物件の家賃がかなり安い場合は「おとり物件」か「事故物件」のどちらかです。
安い物件は、検索サイトの賃料順で上の方に表示されます。見られる回数が増えるので、広告としては効果的だからです。
好条件なのにずっと掲載されている
「家賃が安い」「新築・築浅」「駅徒歩5分以内」「デザイナーズ」など、好条件にも関わらずずっと掲載されている物件は要注意です。
好条件のお部屋はすぐに申し込みが入るので、3~7日ほどで掲載終了になるケースがほとんどです。物件情報の「情報更新日」が2週間以上になってないか確認してください。
物件情報に「仲介先物」と表記されている
貸主 | 大家さん本人 |
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代理 | 大家さんと関わりが深い代理人 |
仲介元付 | 大家さんに直接物件情報の掲載を任されている人 |
仲介先物 | 仲介元付に物件情報の掲載を任されている人、大家と直接の関わりはなし |
物件情報に「仲介先物」と記載されている場合、物件情報を紹介している不動産屋と大家さんの間に関わりが無いことを表しています。
大家さんにバレるリスクが少ないので、おとり物件として扱われやすいです。「一般媒介」や「仲介」しか記載がない場合は、不動産屋に確認しないとわかりません。
住所や物件の詳細表記がない
「東京都豊島区東池袋」のように番地の記載がなかったり、物件名が「アパートA」などと濁されているケースはおとり物件を疑ったほうが良いです。
ネット上で調べられると、おとり物件であることがバレるので隠しています。
定期借家契約になっている
定期借家とは、貸主が定めた期間しか入居できない契約のことです。一般的な期間は2年が目安です。
おとり物件の場合、入居期間が1年未満だと伝えて別の物件を紹介してきます。お部屋を探すときは「定期借家を除く」欄にチェックを入れましょう。
ATBBやREINSを使っている不動産屋はおとり物件が少ない
業者専用のデータベース「ATBB」や「REINS」は、管理会社や大家さんしか物件を登録できません。規約や管理がしっかりしており、おとり物件は一切ありません。
当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、ATBBやREINSを使用しています。
内見前日にも、管理会社に直接確認して申し込み状況を調べているので、万が一埋まってしまった場合でも無駄足になりにくいです。
おとり物件に関するよくある質問
内見時の現地集合はどこで待ち合わせ?
物件の最寄り駅か、物件の前での待ち合わせになるケースが多いです。
現地解散を断られたらどうすればいい?
おとり物件を疑って、断りましょう。別の不動産屋で同じお部屋の取り扱いがあるか確認したほうが良いです。
内見時の現地集合ってデメリットはある?
遠方から引っ越す人など、土地勘がない場合は道に迷う可能性があります。
おとり物件がどうかって調べられない?
自分で調べるなら、他の不動産屋のサイトで同じお部屋の取り扱いがあるか確認してください。
「自社物件」「独占物件」でない限りは、他の不動産屋でも取り扱いがあるはずです。また、Googleのストリートビューで、本当に物件があるかも確かめられます。
おとり物件がなくならない理由とは?
法律にも抜け道があるからです。タイムラグでのおとり物件は、規制対象になりません。
悪質な不動産屋だったとしても「故意ではなく消し忘れ」「審査が進まないので再掲載した」と言い逃れできてしまうのが現状です。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!