
「2年契約だけで引っ越すのはもったいない?」
「賃貸を更新するか決めるタイミングは?」
賃貸の2年契約が終わるタイミングで、引っ越しを考える人も多いですよね。今より良い条件のお部屋に住めば、新生活を快適に過ごせます。
しかし、更新前に引っ越して後悔する人も一定数います。「貯金がなくなった」「2年未満で引っ越して違約金がかかった」という人も…。
そこで当記事では、2年契約の賃貸から引っ越すタイミング解説します。更新したほうが良い人の特徴もまとめたので、引っ越しか更新かで迷っている人はぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
2年契約の賃貸から引っ越しするタイミングとは
- ・管理会社から更新のお知らせが来たとき
- ・勤務先やキャンパスが変わったとき
- ・人生の節目と重なったとき
- ・今の家に不満を抱えているとき
- ・隣人トラブルに巻き込まれたとき
管理会社から更新のお知らせが来たとき
2年契約の賃貸を借りていて、最も引っ越しを考えるタイミングは「更新のお知らせ」が届いたときです。更新するか引っ越すか、どちらかを選ぶ必要があるからです。
ほとんどの賃貸物件は2年に1度更新が入ります。同時に更新料を払うのが一般的で、相場は家賃の1~1.5ヶ月分です。
家賃が高いほど金額も上がるので「高い更新料を払うより引っ越したほうが良いかも」と考える人は多いです。

勤務先やキャンパスが変わったとき
賃貸を契約して2年で引っ越すタイミングとしては、勤務先やキャンパスの移動も挙げられます。今のままだと、交通の便が悪くなるケースがあるからです。
目安として、電車での通勤通学に30分以上かかるなら引っ越したほうが良いです。いつもより早く起床しなければいけませんし、長く電車に揺られるのはストレスです。

人生の節目と重なったとき
2年契約の賃貸を引っ越すタイミングには、人生の節目を考慮するケースもあります。新社会人や同棲予定のカップル、結婚を機に一緒に暮らす新婚夫婦などです。
新社会人なら、勤務先の近く引っ越す必要があります。カップルや新婚夫婦は、お互いのライフスタイルに合ったエリアで二人暮らしを始めるパターンが多いです。
今の家に不満を抱えているとき
- ・日当たりが悪い
- ・室内が狭い
- ・周辺に買い物施設がない
- ・駅まで徒歩15分以上かかる など
2年契約の賃貸から引っ越すタイミングには、自分の家に不満を抱えている場合も多いです。日当たりが悪かったり、買い物環境がなく不便に感じているときです。
毎日過ごす家で嫌な思いをするのはストレスが溜まります。仕事などに支障がなく、お金に余裕があるなら引っ越しを検討すべきです。
隣人トラブルに巻き込まれたとき
2年契約で賃貸を引っ越すタイミングの中には、隣人トラブルに巻き込まれたのが原因の人もいます。騒音問題などに悩む人です。
明らかな問題行動であれば、契約違反で退去させられる場合はあります。いつになるかは分からないので、健康に被害を及ぼす程度なら引っ越したほうが良いです。
2年契約の賃貸から引っ越しするのに向いている人
- ・勤務先やキャンパスの移動がある
- ・人生の節目を迎えた
- ・今の家に不満を持っている
- ・引っ越し費用分の貯金がある
- ・生活を心機一転したい
2年契約の賃貸から引っ越すのに向いている人をまとめました。勤務先の移動や人生の節目が重なった人は、引っ越しても後悔しにくいです。
引っ越しには、新居の初期費用や引っ越し業者の料金などがかかります。一人暮らしだと約50万円かかるので、ある程度の貯金が必要です。
お部屋探しは更新の1~2ヶ月前には動き始めるべき
2年で引っ越しを考えたなら、お部屋探しは更新の1~2ヶ月前から始めたほうが良いです。書類の返送期限に間に合わない恐れがあります。
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、チャットやLINEからお部屋探しの相談ができます。毎日深夜0時まで返信が来るので、管理会社にお願いするよりもスムーズです。
内見はオンライン上でおこなえますし、契約時の説明もWeb上で済ませられます。来店不要でお部屋を決められるため、急ぎで引っ越したい人にピッタリです。
契約書類は郵送対応してくれて、自宅にいながら契約手続きを進められます。来店なしでお部屋探しを完結したい人は、ぜひ利用してみてください!
2年契約の賃貸から引っ越しするメリット・デメリット
2年で引っ越す4つのメリット
- ・今よりも条件の良いお部屋に住める
- ・家賃を見直せば生活費に余裕が生まれる
- ・新しい環境で生活できる
- ・不要なものを断舎離できる
今よりも条件の良いお部屋に住める
- ・職場や学校に近いエリア
- ・新築や築浅
- ・日当たりが良い
- ・周りの住環境が整っている など
2年で賃貸を引っ越すのは、より良いお部屋へ引っ越せるチャンスです。今の家に不満を持っている人なら、暮らしやすいお部屋に引っ越せば、ストレスが軽減します。
「満員電車にうんざりしている」という人は、職場や学校に近いエリアで探すと良いです。古い設備に困っている人なら、設備が整った新築や築浅物件がおすすめです。

家賃を見直せば生活費に余裕が生まれる
賃貸の2年契約が終わるタイミングは、今の家賃を見直す良い機会です。高い家賃に悩んでいる人にとっては、メリットに感じやすいです。
家賃は生活費の中で、最もウエイトの大きい支出です。毎月の固定費が下がれば、他の生活費に余裕が生まれます。貯金や趣味にお金を回すのも手です。
一般的に家賃を決めるときは「手取りの3分の1」までと言われています。税金などを差し引いて手元に残るお金が18万円なら、家賃6万円までが目安です。
新しい環境で生活できる
賃貸を2年で引っ越すメリットとして、新しい環境で生活を始められる点も挙げられます。知らない街で暮らしてみるのは、刺激になりますしモチベーションの向上も期待できます。
「今住んでいるエリアの治安が悪い」「気軽に散歩できる川沿いに住んでみたい」という人は、心機一転で引っ越すのも手です。
不要なものを断舎離できる
2年契約の終了で賃貸を引っ越すのは、断捨離できる良いタイミングです。溢れかえる私物に悩んでいるなら、不用品を片付けられるメリットがあります。
断捨離が上手くいくコツは「手にとって心踊らない物はすぐ捨てる」ことです。着なくなった服や読まない本があれば、思いきってどんどん捨ててみましょう。
売れそうなものがあれば、フリマアプリに出品してみてください。引っ越し費用に充てられるお金を稼げる可能性があります。
2年で引っ越す3つのデメリット
- ・新居の初期費用がかかる
- ・物件によって短期解約違約金が発生する
- ・新しい環境に慣れるまでストレスを感じる
新居の初期費用がかかる
相場 | 用語解説 | |
---|---|---|
敷金 | 家賃0.5~1ヶ月分 | あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。 |
礼金 | 家賃0.5~1ヶ月分 | お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 | 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 | 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。 |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 | 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。 |
火災保険料 | 15,000~20,000円 | 火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険料。指定された保険会社に加入することが多く、契約期間は約2年。 |
仲介手数料 | 家賃0.5~1ヶ月分+税 | 借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。 |
保証会社手数料 | 総賃料の50~100% | 連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。 |
退去時の クリーニング代 (敷金がないとき) |
30,000~80,000円 | 退去時のクリーニング代を先払いするお金。通常は敷金から充てられるが、敷金なしだと初期費用として払うことが多い。 |
相場 | 用語解説 | |
---|---|---|
敷金 | 家賃0.5~1ヶ月分 | あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。 |
礼金 | 家賃0.5~1ヶ月分 | お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 | 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 | 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。 |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 | 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。 |
火災保険料 | 15,000~20,000円 | 火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険料。指定された保険会社に加入することが多く、契約期間は約2年。 |
仲介手数料 | 家賃0.5~1ヶ月分+税 | 借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。 |
保証会社手数料 | 総賃料の50~100% | 連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。 |
退去時のクリーニング代 (敷金がないとき) |
30,000~80,000円 | 退去時のクリーニング代を先払いするお金。通常は敷金から充てられるが、敷金なしだと初期費用として払うことが多い。 |
2年で賃貸を引っ越すときは、新居の初期費用が発生します。目安は「家賃4.5~5ヶ月分」ですが、敷金・礼金・仲介手数料が1ヶ月分ずつだと、家賃6ヶ月分かかるケースもあります。
家賃8万円のお部屋の場合、初期費用は36~64万円ほどです。他には引っ越し業者の料金や、家具家電の購入費用もかかってトータルコストは高額になります。
費用を抑えるには、敷金礼金ゼロやフリーレント付きの物件を探す方法があります。仲介手数料が安い不動産屋にお願いするのもアリです。
物件によって短期解約違約金が発生する
2年契約の賃貸から引っ越すとき、物件によっては短期解約違約金が発生するケースがあります。一定期間内で退去した際、ペナルティとして払うお金です。
入居してから1年で引っ越したり、更新前に途中で引っ越すと、違約金として家賃の1~2ヶ月分を払わなければいけません。
短期解約違約金が付いていても、3年目以降に解約すれば問題ありません。当時の契約書を確認して、違約金特約が付いていないかチェックしてみてください。
新しい環境に慣れるまでストレスを感じる
引っ越してしばらくは、新しい環境に慣れるまでストレスに感じやすいです。初めて利用する路線だと、電車の混雑具合に驚く人もいます。
知らない街に引っ越すときは、事前にラッシュ時の混雑具合や駅までの道のりを確認しておきましょう。
2年契約の賃貸から引っ越しする際の流れ
- お部屋を探して内見する
- 申し込みを済ませて入居審査を受ける
- 賃貸借契約を結ぶ
- 今の家の退去届を出す
- 引っ越し業者を決めて荷造りする
- 各ライフラインの手続きをする
- 鍵をもらって引っ越しする
- 役所などで住所変更の届け出を済ませる
紹介した通り、お部屋探しから入居までは1~2ヶ月ほどかかります。以降では、お部屋探しから入居までの流れを8ステップで紹介します。
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STEP1
お部屋を探して内見する
2年の契約満期で賃貸を出ると決断したら、まずはお部屋探しを始めます。ポータルサイトなどで物件情報を見て、気になった物件の掲載元(不動産屋)に問い合わせます。
空室状況や内見可能日などを教えてくれるので、日時を打ち合わせて内見へ向かいます。現地へ行けない人はオンライン内見を活用しましょう。
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STEP2
申し込みを済ませて入居審査を受ける
気に入った物件が見つかったら、申込書と必要書類をあわせて申し込みます。必要書類は主に3点で、顔写真付きの身分証・健康保険証・収入証明書です。
書類に不備がなければ入居審査に移行します。保証会社や大家さんによる審査で、終了までは3~5日です。
審査が終わり次第、賃料発生日(入居日)を設定します。後日、確定した金額の初期費用を支払います。
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STEP3
賃貸借契約を結ぶ
初期費用の入金が済んだら、来店して賃貸借契約を結びます。住民票や認印などの持ち物が必要なので、事前に不動産屋に確認してください。
当日は宅地建物取引士から重要事項説明を受けます。契約内容に確認したら、各書類への署名捺印をしていきます。
急ぎの人や遠方から引っ越す人なら、オンラインで説明(IT重説)を受けられます。書類は郵送されますが、急ぎなら先に雛形データを送ってもらいましょう。
契約時に関する記事 -
STEP4
今の家の退去届を出す
賃貸契約を結び終わったあとに、今の家の退去届(解約通知書)を提出します。入居当時の契約書類に入っているか、管理会社から取り寄せます。
新居が決まっていないときに提出するのはおすすめしません。トラブルが起きてお部屋探しが難航すると、退去日を向かえて住む家がなくなります。
今の家と新居の家賃がかぶる「二重家賃」は発生しやすいですが、家がなくなるリスクを考えると、家賃は多少被らせたほうが安心です。
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STEP5
引っ越し業者を決めて荷造りする
引っ越し日に向けて利用する業者を選びます。会社によって料金が異なるので、2~3社で相見積もりを取ると良いです。
業者が決まったら、荷物を詰めるダンボールが届くので荷造りを始めましょう。
引っ越し業者に関する記事 -
STEP6
各ライフラインの手続きをする
同時進行で各ライフラインの手続きを進めます。今の家の停止連絡と新居の開通連絡です。引っ越し先が同じ市・区なら、1回の電話で済むことが多いです。
ガスの開通は業者の立ち会いが必要です。何度も往復しないように、引っ越し当日などに設定してください。
STEP7鍵をもらって引っ越しする
家賃発生日(契約開始日)を超えれば、不動産屋から新居の鍵がもらえて引っ越し可能です。遠方へ引っ越すときは、事前に役所で転出届を出しておきましょう。
物件の管理会社によっては、前日から受け取れます。ただし、物件内に荷物を運べるのは家賃発生日になってからです。
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STEP8
住所変更を済ませる
引っ越し作業が終わったら、最寄りの役所へ行って転入届を提出します。入居から14日以内に済ませなければいけないので注意です。
2023年4月現在、自治体によってはマイナンバーカードを活用したオンライン申請が可能です。わざわざ役所に行く手間が省けます。
役所以外だと、郵便局で転送届も出しておくと良いです。旧住所宛の荷物でも新居に届くようになります。
賃貸を2年で引っ越しせず更新するほうが向いている人
- ・短期違約金の特約が付いている
- ・引っ越すお金がない
- ・転勤やキャンパス移動がない
- ・今の家に不満がない
- ・生活スタイルが変わらない
- ・そもそも引っ越しが面倒
引っ越さずに更新したほうが良い人の特徴をまとめました。当てはまる項目が多いほど、引っ越しに向いていません。
2年未満の退去で違約金が発生する人だと、お金がもったいないです。契約3年目で引っ越せるように初期費用分の貯金をしておきましょう。
ライフスタイルが変わらない、今の家に不満がない人も更新して大丈夫です。無理に引っ越すとストレスに繋がります。
賃貸を2年契約で更新するメリット・デメリット
更新する4つのメリット
- ・引っ越し費用がかからない
- ・家賃交渉が通りやすい
- ・引っ越しに関する手続きがいらない
- ・精神的ストレスや肉体的な疲労がない
引っ越し費用がかからない
引っ越さず更新する最大のメリットは、引っ越し費用がかからないことです。賃貸契約の初期費用など、大金を用意する必要がありません。
家賃6万円の場合、更新時かかるのは約6万円+その他の費用だけですが、引っ越すとなると約24~36万円かかります。
金銭的に余裕のない人や、毎月の生活費を変えたくないなら更新したほうが良いです。
家賃交渉が通りやすい
- ・周辺の類似物件よりも家賃が高い
- ・内装や設備が古く不便
- ・建物の老朽化が目立つ
- ・物件内の空室が多い
更新時は家賃の値下げ交渉がしやすいタイミングと言われています。契約内容を見直す時期だからです。
家賃交渉が成功しやすい物件例を表にまとめました。周辺の類似物件よりも家賃が高いときや、建物の老朽化で生活に支障を来たしていれば交渉できる可能性が高いです。
注意点として、家賃を下げるには大家さんとの協議が必要です。一方的に値下げはできないので、なんで値下げしてほしいのかの理由(正当事由)をまとめておくと良いです。

引っ越しに関する手続きがいらない
- ・役所での手続き
- ・郵便局での手続き
- ・ライフライン関係の手続き
- ・引っ越し業者とのやり取り
- ・退去に伴う管理会社とのやり取り
- ・勤務先への報告(健康保険などの手続き)
そもそも引っ越ししなければ、面倒なやり取りや手続きをせずに済みます。お部屋決定~入居後までは様々な手続きが必要です。
「バタバタするのが面倒」「仕事の休憩中もろくに電話が取れない」という人は、無理して引っ越せなくても大丈夫です。
精神的ストレスや肉体的な疲労がない
2年契約で更新すれば、精神的ストレスや肉体的な疲労がありません。新しい環境に慣れる必要がないですし、仕事終わりに荷造りを進める必要もないです。
「今の家が気に入っている」「引っ越す理由がない」という人なら、返信期日までに更新書類を返送してください。
更新する2つのデメリット
- ・更新料やその他の費用がかかる
- ・しばらく引っ越しがしづらくなる
更新料やその他の費用がかかる
相場 | |
---|---|
更新料 | 新賃料の1~1.5ヶ月分 |
更新手数料 | 3,000~5,000円 |
火災保険料 | 15,000~20,000円 |
お部屋に住み続けるときは、更新料や火災保険料などを支払います。家賃6万円の1Kなら約7.8万円です。住んでいる地域の慣習や物件によって、更新料は変動しやすいです。
管理会社によっては、2年契約のオプションサービスも更新しなければいけません。24時間サポートに加入しているときは、追加で1.6万円ほどかかります。

しばらく引っ越しがしづらくなる
2年契約で更新すると、しばらく引っ越しがしづらくなります。引っ越しよりは少額ですが、数万円の更新費用を払うからです。
「安くない更新料を払ったからもう少し住もう」という気持ちが働きます。今の家に少しでも不満を持っているなら、思いきって引っ越すのも手です。
我慢して生活するなら引っ越しを検討したほうが良い
少しでも今のお部屋で不満を抱えているなら、引っ越しを検討したほうが良いです。2年後の更新まで我慢しなければいけないからです。
ネット上の不動産屋「イエプラ」なら、ユーザーの悩みをヒアリングして、快適に暮らせるお部屋を紹介してくれます。
チャットやLINEから「家賃7万円以下で防音性を重視したい」などと送れば、候補物件を複数ピックアップしてくれます。「更新するか引っ越すか迷っている」という悩みでもOKです。
来店しなくて良いので、気軽にプロに相談したい人に向いています。まずは物件情報だけ教えてもらう感覚で利用してみてください!
賃貸を2年契約で更新するときの流れ
- 更新のお知らせに関する書類が届く
- 更新料などを払う
- 火災保険と保証会社の更新を済ませる
- 更新書類を返送する
-
STEP1
更新のお知らせに関する書類が届く
契約期間満了の2~3ヶ月前に「更新のお知らせ」「更新案内書」といった書類が届きます。返送期限があるので、早めに中身を確認してください。
契約内容が変わっている可能性もあるので、当時の契約書と変わりがないかチェックします。不明点は管理会社へ問い合わせましょう。
-
STEP2
更新料やその他費用を支払う
書類の中には、更新料などの請求書が同封されています。入金期限が設定されているので、期限内までに指定口座へ支払います。
-
STEP3
火災保険と保証会社の更新を済ませる
更新のお知らせと一緒に、火災保険と保証会社の更新手続きに関する書類も同封されています。
火災保険は名義人である本人しか手続きできません。保証会社であれば、管理会社によっては代わりに手続きしてくれるケースが多いです。
-
STEP4
更新書類を返送する
更新料の支払いと保険などの手続きが済んだら、更新書類を返送します。最新の顔写真付き身分証を求められたときは、コピーを同封してください。
引っ越しや更新のタイミングに関するQ&A
賃貸物件に2年契約が多いのはなぜ?
「普通借家契約」で募集される物件が多いからです。
普通借家契約は契約期間を1年未満で募集できません。毎年更新の手続きをするよりは、2年契約にしてある程度余裕を持たせています。
もう1つの契約形態である「定期借家契約」なら、契約期間の縛りがありません。大家さんの好きな年数で設定できますが、原則更新はできません。
賃貸を2年契約で更新しないのはアリ?2年で引っ越すのは早い?
引っ越したい理由があるならアリです。
勤務先やキャンパスの移動があったり、今の家に不満があるなら引っ越したほうが良いです。長距離移動のストレスや、住みやすさが改善する可能性があります。
賃貸を2年契約で出るとき退去日はいつ?
契約期間を超えないのであれば、自分で好きに決められます。
物件によっては「契約満了の1ヶ月前には退去すること」という特約が付いているときがあります。引っ越しを決めたら、まず特約が設定されていないか確かめたほうが良いです。
更新できないことがあるって本当?
大家さんの正当事由があると更新はできません。
- ・建物の老朽化で建て壊しが必要なとき
- ・滞納が続いて大家さんの信頼を失ったとき
- ・生活ルールを守らずトラブルを起こしたとき
建物の建て壊しなど仕方のない理由があれば、大家さんは更新を拒否できます。入居者自身に問題があって「もうこの人には貸せない」と判断されたときも同様です。
大家さんによる更新拒絶の通知は「退去の6ヶ月前までに出す」というルールがあります。すぐに家を追い出される訳ではありません。
賃貸の更新後すぐ引っ越すときも更新料は全額払うの?
原則全額払います。
次の2年契約に1日でも突入するときには、更新料の支払いが必要です。書類を取り交わした時点で、更新契約は成立するからです。
大家さんによっては、ご好意で減額や返金してもらえる可能性があります。更新前にダメ元で相談するのもアリです。払った火災保険や前家賃は、日割り精算で返金されます。
賃貸の更新後すぐ引っ越しすると違約金がかかる?
かかりません。
更新後の退去は、通常の解約手続きを踏んで引っ越します。家賃や火災保険の日割り分や退去費用を精算します。
賃貸は更新しないが引っ越しが間に合わないときの対処法は?
1度管理会社や大家さんに相談してみてください。
通常は正規の更新料を支払ったあと、解約手続きを進めるのが一般的です。管理会社や大家さんへ相談しておけば、更新料の減額や返金対応をしてもらえる可能性があります。
お店に行かなくても「イエプラ」なら、アプリやLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件も紹介してくれますし、不動産業者だけが有料で見ることができる更新が早い物件情報サイトからお部屋を探して見つけてくれます!
遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人や、不動産屋の営業マンと対面することが苦手な人にもおすすめです。
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