「2年契約の賃貸から引っ越すタイミングは?」
「更新せずに2年で退去はもったいない?」
賃貸の2年契約が終わるタイミングは、引っ越しすべきか更新すべきか迷いますよね…。今より快適に暮らしたい人なら、新しいお部屋を探すのもアリです。
ただし、更新前のお部屋探しには注意が必要です。「2年未満で引っ越して違約金が発生した」「退去が間に合わず無駄なお金を払った」というケースも…。
そこで当記事では、2年契約の賃貸から引っ越すタイミングを解説します。引っ越しと更新のメリット・デメリットもまとめたので、どっちが良いか迷っている人は参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
賃貸は2年契約の途中で引っ越しても良いの?
どの物件でも途中解約は可能
2年契約で借りた賃貸でも、更新時期に関係なく引っ越して大丈夫です。基本的に、どの物件でも途中解約はできます。
引っ越しを決めたら、管理会社に解約連絡を入れます。物件にもよりますが、退去日は連絡を入れた日から1~2ヶ月後です。
引っ越しのタイミングには注意が必要
お部屋の契約で「短期解約違約金」の特約が付いていた場合、引っ越しのタイミングに注意です。家賃1~2ヶ月分の違約金が発生する恐れがあります。
短期解約違約金とは、一定期間より早く退去した際のペナルティです。1年未満での退去で家賃2ヶ月分、2年未満で家賃1ヶ月分かかるのが一般的です。
2年契約の賃貸から引っ越す最適なタイミング
- ・管理会社から更新のお知らせが来た
- ・勤務先やキャンパスが変わった
- ・ライフスタイルが変化した
- ・今の家に不満を抱えている
- ・隣人トラブルに巻き込まれた
管理会社から更新のお知らせが来た
2年契約の賃貸を借りているなら、引っ越しに最適なタイミングは「更新のお知らせ」が届いたときです。更新するかどうかを決める必要があるので、引っ越すには良いタイミングです。
契約終了の約3ヶ月前に、管理会社から更新に関する書類が届きます。引っ越す人は、書類を返送する前にお部屋探しを始めてください。住み続ける人は更新料などを払えばOKです。
勤務先やキャンパスが変わった
賃貸を契約して2年で引っ越すタイミングには、勤務先やキャンパスの移動も挙げられます。今の家からだと、交通の便が悪くなるケースがあるからです。
普段より早く起床する必要がありますし、長い時間電車に揺られるのはストレスです。目安として、通勤通学に30分以上かかるなら引っ越したほうが良いです。
ライフスタイルが変化した
2年契約の途中で引っ越すタイミングには、ライフスタイルの変化も影響します。一人暮らしする新社会人や同棲予定のカップル、結婚を機に一緒に暮らす新婚夫婦などです。
新社会人なら勤務先の近くがおすすめです。カップルや新婚夫婦は、お互いの生活リズムに合うエリアに引っ越すと上手くいきます。
今の家に不満を抱えている
- ・駅まで徒歩20分以上かかる
- ・周辺に買い物施設がない
- ・日当たりや風通しが悪い
- ・収納スペースが足りない など
2年で引っ越す人の中には、今の家に不満を抱えている人も多いです。利便性や住環境が悪い、収納スペースが足りないといった悩みです。
毎日過ごす家で嫌な思いをするのはストレスが溜まります。お金に余裕があるなら引っ越しを検討すべきです。
隣人トラブルに巻き込まれた
2年契約で引っ越すタイミングとして、隣人トラブルに巻き込まれたときも含まれます。隣人の騒音がひどかったり、タバコのニオイにうんざりしている人などです。
明らかな問題行動であれば、契約違反で退去させられる場合はあります。改善されるのがいつになるか分からないので、健康に被害を及ぼすレベルなら引っ越したほうが良いです。
2年契約で引っ越しするならスケジュールに余裕を持たせる
お部屋探しは引っ越しの1~2ヶ月前が目安
2年契約の途中で退去するなら、お部屋探しは引っ越しの1~2ヶ月前に始めると良いです。更新間近でも引っ越しが間に合いますし、物件を吟味できる余裕が生まれます。
1~2ヶ月前から探しておくと、好条件な「退去待ち物件」も候補に入れられます。豊富な物件数から選べて、理想のお部屋が見つかりやすいです。
早く行っても物件の仮押さえはできない
2ヶ月以上前に良い物件を見つけても、物件をキープする「仮押さえ」はできません。お部屋を押さえるには「申し込み」が必須だからです。
即入居可のお部屋だと、申し込みから約2週間で契約が開始します。入居の有無に関わらず家賃が発生するため、すぐに引っ越さない人は家賃を無駄にします。
情報収集だけなら早めに始めても大丈夫です。住みたいお部屋のイメージが掴めますし、ある程度の家賃相場も把握できます。
契約期間を超えると更新扱いになる
引っ越しが遅れて契約期間を超えると、更新扱いで手続きされます。多くの物件では、契約期間の満了までに退去しないと「自動更新」になるからです。
紹介した通り、契約が更新されたら更新料などの支払い義務が発生します。引っ越し費用に充てるお金を、更新料に取られるのはもったいないです。
スムーズに引っ越すならネット不動産屋が便利
スムーズに引っ越すなら、ネット不動産屋が便利です。来店不要でお部屋探しできるので、時間や交通費などが無駄になりません。
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、チャットやLINEでお部屋を探せます。基本的にスマホで完結するので、来店する必要はありません。
「更新が1ヶ月後で急いでいる」「即入居で安い物件はある?」など、どんな相談でもOKです。専門スタッフが丁寧にヒアリングをして、入居希望日に間に合う物件を提案してくれます。
ちょっとしたスキマの時間を有効活用できます。2年契約の更新が迫っている人、今の家に不満がある人はぜひ利用してみてください!
2年契約の賃貸から引っ越しするメリット・デメリット
2年で引っ越すメリットは4つ
- ・今よりも好条件なお部屋に住める
- ・家賃を見直せば生活費に余裕が生まれる
- ・不要なものを断舎離できる
- ・新しい環境で生活できる
引っ越すメリットは主に4つです。代表的なものをまとめたので紹介していきます。
今よりも好条件なお部屋に住める
- ・新築や築浅物件
- ・建物の防音性が高い
- ・駅から徒歩5分以内
- ・職場や学校までのアクセスが良い など
2年で賃貸を引っ越すのは、より良いお部屋へ引っ越せるチャンスです。暮らしやすいお部屋に引っ越せば、今の家で抱えているストレスを軽減できます。
騒音トラブルに悩んでいるなら、防音性の高い新築物件がおすすめです。「満員電車にうんざりしている」という人は、交通アクセスの良い場所で探すと良いです。
家賃を見直せば生活費に余裕が生まれる
引っ越しのタイミングで家賃を見直せば、生活費に余裕が生まれます。高い家賃に困っている人は、今より安い物件に引っ越すと良いです。
生活費の中で、家賃は最もウエイトが大きいです。毎月の固定費が下がれば、他の生活費にお金を回せます。安い物件への引っ越しは、貯金を頑張りたい人にもおすすめです。
不要なものを断舎離できる
- ・使っていない荷物を減らせる
- ・服を選ぶ時間を短縮できる
- ・不要なものはフリマアプリで売れる
- ・心がすっきりする など
入居2年で引っ越すのは、不要なものを断捨離できる良いタイミングです。定期的に私物の量を確認できて、使わないものを処分できます。
断舎離のコツは「心踊らない物はすぐ捨てる」ことです。フリマアプリで私物を売れば、引っ越し費用に充てるのもアリです。
新しい環境で生活できる
賃貸を2年で引っ越すメリットとして、新しい環境で生活を始められる点も挙げられます。知らない街で暮らすのは刺激に繋がりますし、モチベーションの向上も期待できます。
「今より落ち着いたところに住みたい」「眺めが良い川沿いの物件に暮らしたい」という人は、心機一転で引っ越すのも手です。
2年で引っ越すデメリットは3つ
- ・新居の契約に必要な初期費用がかかる
- ・物件によって短期解約違約金が発生する
- ・新しい環境に慣れるまでストレスを感じる
2年で引っ越すときは3つのデメリットに注意です。以降で詳しく解説していきます。
新居の契約に必要な初期費用がかかる
相場 | 用語解説 | |
---|---|---|
敷金 | 家賃~1ヶ月分 | あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。 |
礼金 | 家賃0.5~1ヶ月分 | お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 | 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 | 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。 |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 | 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。 |
火災保険料 | 15,000~20,000円 | 火事や自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険料。指定された保険会社に加入することが多く、契約期間は約2年。 |
仲介手数料 | 家賃0.5~1ヶ月分+税 | 借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。 |
保証会社手数料 | 総賃料の50~100% | 連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。 |
退去時の クリーニング代 (敷金がないとき) |
30,000~80,000円 | 先払いする退去時のクリーニング代。敷金なしだと初期費用として払うことが多い。 |
相場 | 用語解説 | |
---|---|---|
敷金 | 家賃1ヶ月分 | あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。 |
礼金 | 家賃0.5~1ヶ月分 | お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 | 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 | 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。 |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 | 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。 |
火災保険料 | 15,000~20,000円 | 火事や自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険料。指定された保険会社に加入することが多く、契約期間は約2年。 |
仲介手数料 | 家賃0.5~1ヶ月分+税 | 借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。 |
保証会社手数料 | 総賃料の50~100% | 連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。 |
退去時のクリーニング代 (敷金がないとき) |
30,000~80,000円 | 先払いする退去時のクリーニング代。敷金なしだと初期費用として払うときが多い。 |
2年で賃貸を引っ越すときは、新居の初期費用が発生します。目安は「家賃4.5~5ヶ月分」ですが、敷金・礼金・仲介手数料が1ヶ月分ずつだと、家賃6ヶ月分かかるケースもあります。
家賃6万円のお部屋だと、初期費用は27~36万円ほどです。引っ越し業者の料金や家具家電の購入費用もかかるので、トータルコストは高額になります。
費用を抑えるには、敷金礼金ゼロやフリーレント付きの物件を探す方法があります。仲介手数料が安い不動産屋にお願いするのもアリです。
物件によって短期解約違約金が発生する
前半で紹介した通り、物件によっては短期解約違約金が発生します。該当する人は、引っ越し費用+違約金を払う必要があります。
短期解約違約金が付いていても、3年目以降に解約すれば問題ありません。当時の契約書を確認して、違約金特約が付いていないかチェックしてみてください。
新しい環境に慣れるまでストレスを感じる
引っ越してしばらくは、新しい環境に慣れるまでストレスに感じやすいです。初めて利用する路線だと、電車の混雑具合に驚く人もいます。
知らない街に引っ越すときは、事前にラッシュ時の混雑具合や駅までの道のりを確認しておきましょう。
2年契約の賃貸を更新するメリット・デメリット
賃貸を更新するメリットは4つ
- ・引っ越し費用がかからない
- ・家賃交渉が通りやすい
- ・引っ越しに関する手続きがいらない
- ・精神的ストレスや肉体的な疲労がない
引っ越しせず2年契約を続けるメリットも存在します。代表的なものを4つ紹介していきます。
引っ越し費用がかからない
更新する最大のメリットは、引っ越し費用がかからないことです。賃貸契約の初期費用など、大金を用意する必要がありません。
家賃6万円だと更新時に払う費用は6~10万円です。引っ越しする人と比べると、出費を21~26万円抑えられます。
家賃交渉が通りやすい
- ・周辺の類似物件よりも家賃が高い
- ・内装や設備が古く不便
- ・物件内の空室が目立つ など
更新のタイミングは、家賃の値下げ交渉が通りやすい時期です。大家さんは家賃収入がなくなるので「家賃を下げてでも長く住んでほしい」と考えます。
家賃交渉が成功しやすい物件例を表にまとめました。周辺の類似物件よりも家賃が高いときや、建物内で空室が目立つ物件は交渉が成功しやすいです。
引っ越しに関する手続きがいらない
- ・役所での手続き
- ・郵便局での手続き
- ・ライフライン関係の手続き
- ・引っ越し業者とのやり取り
- ・退去に伴う管理会社とのやり取り
- ・勤務先への報告(健康保険などの手続き)
そもそも引っ越ししなければ、面倒なやり取りや手続きをせずに済みます。お部屋決定~入居後までは様々な手続きが必要です。
「バタバタするのが面倒」「仕事の休憩中もろくに電話が取れない」という人は、無理して引っ越せなくても大丈夫です。
精神的ストレスや肉体的な疲労がない
2年契約で更新すれば、精神的ストレスや肉体的な疲労がありません。新しい環境に慣れる必要がないですし、仕事終わりに荷造りを進める必要もないです。
「今の家が気に入っている」「引っ越す理由がない」という人なら、管理会社から送られてきた更新書類を返送してください。
更新するデメリットは月の支払いが2倍になること
相場 | |
---|---|
更新料 | 新賃料の1~1.5ヶ月分 |
更新手数料 | 3,000~5,000円 |
火災保険料 | 15,000~20,000円 |
更新するデメリットは、月の支払い額が約2倍になることです。いつもの家賃に加えて、家賃1ヶ月分の更新料や火災保険料がかかります。
管理会社によっては、2年契約のオプションサービスも更新しなければいけません。24時間サポートに加入している人は、追加で1.5万円+税がかかります。
更新料0円の物件なら気軽に引っ越せる
賃貸物件の中には「更新料0円」のお部屋も存在します。更新料がタダなら、お金の心配をせず気軽に引っ越せます。
ネット上の不動産屋「イエプラ」では、更新料0円のお部屋も提案しています!
SUUMOやHOME’Sには載っていない未公開物件も取り扱っているので、お部屋探しの幅が広がります。
さらに、仲介手数料が基本無料です。初期費用を抑えて賃貸契約したい人はぜひ利用してみてください!
2年契約の期間満了で引っ越しても良い人は?
2年で引っ越しても良い人の特徴
- ・短期解約違約金が発生しない
- ・勤務先やキャンパスの移動がある
- ・一人暮らしや同棲を始める
- ・今の家に不満を持っている
- ・引っ越し費用分の貯金がある
- ・生活を心機一転したい
2年契約の期間満了で引っ越しても良い人は、短期解約違約金が発生しない人です。無駄なお金を払わず、新居の初期費用に備えられます。
ライフスタイルが変わった人や、今の家に不満を抱えている人も引っ越しに向いています。
引っ越しには様々な費用がかかるので、ある程度の貯金を用意しなければいけません。一人暮らしなら、最低でも50万円は用意しておくと安心です。
違約金が発生するなら更新したほうが良い
- ・短期解約違約金が発生する
- ・引っ越し費用が払えない
- ・新しい環境での生活が不安
- ・今の家で満足している
短期解約違約金が発生するなら、更新したほうが良いです。違約金と新居の初期費用で、大金が必要になります。
また、今の家に満足している人も無理に引っ越さなくて大丈夫です。トラブルが起きたときに引っ越しを検討しましょう。
2年契約の賃貸から引っ越しする際の流れ
- お部屋を探して内見する
- 申し込みを済ませて入居審査を受ける
- 賃貸借契約を結ぶ
- 今の家の退去届を出す
- 引っ越し業者を決めて荷造りする
- 各ライフラインの手続きをする
- 鍵をもらって引っ越しする
- 役所などで住所変更の届け出を済ませる
お部屋探しから入居までは1~2ヶ月ほどかかります。以降では、物件探しから入居までの流れを8ステップで紹介します。
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STEP1
お部屋を探して内見する
引っ越しを決意したらお部屋探しを始めます。ポータルサイトなどで物件情報を見て、気になった物件の掲載元に問い合わせます。
空室状況や内見可能日を教えてくれるので、日時を打ち合わせて内見へ向かいます。現地へ行けない人はオンライン内見を活用してみてください。
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STEP2
申し込みを済ませて入居審査を受ける
気に入った物件が見つかったら、申込書と必要書類をあわせて申し込みます。必要書類は主に3点で、顔写真付きの身分証・健康保険証・収入証明書です。
書類に不備がなければ入居審査に移行します。保証会社や大家さんによる審査で、終了までは3~5日です。
審査が終わり次第、賃料発生日(入居日)を設定します。後日、確定した金額の初期費用を支払います。
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STEP3
賃貸借契約を結ぶ
初期費用の入金が済んだら、来店して賃貸借契約を結びます。住民票や認印などの持ち物が必要なので、事前に不動産屋に確認してください。
当日は宅地建物取引士から重要事項説明を受けます。契約内容に確認したら、各書類への署名捺印をしていきます。
急ぎの人や遠方から引っ越す人なら、オンラインで説明(IT重説)を受けられます。書類は郵送されますが、急ぎなら先に雛形データを送ってもらいましょう。
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STEP4
今の家の退去届を出す
賃貸契約を結び終わったあとに、今の家の退去届(解約通知書)を提出します。入居当時の契約書類に入っているか、管理会社から取り寄せます。
新居が決まっていないときに提出するのはおすすめしません。トラブルが起きてお部屋探しが難航すると、退去日を向かえて住む家がなくなります。
新居の家賃がかぶる「二重家賃」は発生しやすいです。家がなくなるリスクを考えると、家賃は多少被らせたほうが安心です。
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STEP5
引っ越し業者を決めて荷造りする
引っ越し日に向けて利用する業者を選びます。会社によって料金が異なるので、2~3社で相見積もりを取ると良いです。
業者が決まったら、荷物を詰めるダンボールが届くので荷造りを始めましょう。
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STEP6
各ライフラインの手続きをする
同時進行で各ライフラインの手続きを進めます。今の家の停止連絡と新居の開通連絡です。引っ越し先が同じ市・区なら、1回の電話で済むことが多いです。
ガスの開通は業者の立ち会いが必要です。何度も往復しないように、引っ越し当日などに設定してください。
STEP7鍵をもらって引っ越しする
家賃発生日(契約開始日)を超えれば、不動産屋から新居の鍵がもらえて引っ越し可能です。遠方へ引っ越すときは、事前に役所で転出届を出しておきましょう。
物件の管理会社によっては、前日から受け取れます。ただし、物件内に荷物を運べるのは家賃発生日になってからです。
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STEP8
住所変更を済ませる
引っ越し作業が終わったら、最寄りの役所へ行って転入届を提出します。入居から14日以内に済ませなければいけないので注意です。
2023年4月現在、自治体によってはマイナンバーカードを活用したオンライン申請が可能です。わざわざ役所に行く手間が省けます。
役所以外だと、郵便局で転送届も出しておくと良いです。旧住所宛の荷物でも新居に届くようになります。
2年契約の賃貸を更新するときの流れ
- 更新のお知らせに関する書類が届く
- 更新料などを払う
- 火災保険と保証会社の更新を済ませる
- 更新書類を返送する
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STEP1
更新のお知らせに関する書類が届く
契約期間満了の2~3ヶ月前に「更新のお知らせ」「更新案内書」といった書類が届きます。返送期限があるので、早めに中身を確認してください。
契約内容が変わっている可能性もあるので、当時の契約書と変わりがないかチェックします。不明点は管理会社へ問い合わせましょう。
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STEP2
更新料やその他費用を支払う
書類の中には、更新料などの請求書が同封されています。入金期限が設定されているので、期限内までに指定口座へ支払います。
-
STEP3
火災保険と保証会社の更新を済ませる
更新のお知らせと一緒に、火災保険と保証会社の更新手続きに関する書類も同封されています。
火災保険は名義人である本人しか手続きできません。保証会社であれば、管理会社によっては代わりに手続きしてくれるケースが多いです。
-
STEP4
更新書類を返送する
更新料の支払いと保険などの手続きが済んだら、更新書類を返送します。最新の顔写真付き身分証を求められたときは、コピーを同封してください。
引っ越しや更新のタイミングに関するQ&A
一人暮らしだと何年で引っ越すのが普通?
学生ならキャンパス移動や就職のタイミングが多いです。
彼氏・彼女との同棲を考えているのであれば、入居年数を気にせず引っ越す人が多いです。
賃貸物件に2年契約が多いのはなぜ?
「普通借家契約」で募集される物件が多いからです。
普通借家契約は契約期間を1年未満で募集できません。毎年更新の手続きをするよりは、2年契約にしてある程度余裕を持たせています。
2年で引っ越しするのはもったいない?
今の家に満足している人だともったいないです。
引っ越しには、賃貸契約の初期費用などで大金がかかります。特に不満がないなら、住み続けたほうが良いです。
賃貸の2年契約を更新しないとき退去日はいつになる?
解約届を出してから1~2ヶ月後です。
ほとんどの物件で「解約予告期間」を定めています。「予告期間1ヶ月」と記載されていたら、退去日は連絡を入れた日から1ヶ月後です。
更新できないことがあるって本当?
本当です。大家さんの正当事由があると更新はできません。
- ・建物の老朽化で建て壊しが必要なとき
- ・滞納が続いて大家さんの信頼を失ったとき
- ・生活ルールを守らずトラブルを起こしたとき
建物の建て壊しなど仕方のない理由があれば、大家さんは更新を拒否できます。入居者自身に問題があって「もうこの人には貸せない」と判断されたときも同様です。
更新後すぐ引っ越すと違約金がかかる?
かかりません。
更新後の退去は、通常の解約手続きを踏んで引っ越します。家賃や火災保険の日割り分や退去費用を精算します。
賃貸は更新しないが引っ越しが間に合わないときの対処法は?
管理会社に相談してみてください。
通常は正規の更新料を支払ったあと、解約手続きを進めるのが一般的です。管理会社や大家さんへ相談しておけば、更新料の減額や返金対応をしてもらえる可能性があります。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!