「一軒家の賃貸物件はやめた方がいい?」
「近所付き合いはめんどくさい?」
一軒家はマンションよりも広くて、騒音トラブルを気にせず過ごせるメリットがあります。しかし、近所付き合いや庭の手入れなど、戸建て特有のめんどくさい一面も…。
そこで当記事では、一軒家の賃貸物件はやめた方がいいと言われる理由を解説します。戸建て賃貸を探すときのポイントもまとめたので、ぜひ参考にしてください。
当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、ライフスタイルに合ったお部屋探しをサポートしています。仲介手数料は基本無料なので、ぜひ利用してみてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
一軒家・戸建て賃貸はやめた方がいいと言われる理由10選
- ・近所付き合いがめんどくさいと感じる
- ・自治会や町内会への加入がほぼ強制
- ・ゴミ出しルールが厳しい
- ・場所によってはゴミ捨て場まで遠い
- ・物件内の手入れが大変
- ・虫が出やすい
- ・防犯性が低い
- ・訪問販売やアポなし営業に狙われやすい
- ・階段の上り下りが危ない
- ・長期間住めない可能性がある
近所付き合いがめんどくさいと感じる
一軒家の賃貸物件に住むと、近所付き合いがめんどくさいと感じます。マンションよりも、近隣住民とのコミュニケーションが増えるからです。
ご近所さんとの距離感はケースバイケースですが、いい関係性を保つために顔を合わせたら挨拶する程度の付き合いが必要です。
自治会や町内会への加入がほぼ強制
- ・回覧板を回す
- ・地域のお祭りへの寄付
- ・防犯パトロール
- ・ゴミ捨て場の清掃 など
一軒家に住む際、ほぼ強制的に自治会や町内会へ加入させられます。ご近所さんに回覧板を回したり、地域振興へ寄付を求められます。
エリアによっては、1週間~1ヶ月単位でゴミ捨て場の掃除当番が回ってきます。集合住宅だと大家さんか管理会社がやってくれるので、めんどくさいと感じます。
自治会への加入は原則任意です。募集図面や賃貸契約書に「町内会費:月◯円」と記載されている場合は、半ば強制的に加入しなければいけません。
ゴミ出しルールが厳しい
一軒家の賃貸が住宅街にあるとき、ゴミ出しルールが厳しめです。「生ゴミは当日朝に出す」「朝◯時までにゴミを出しておく」といった内容です。
戸建てが集まる住宅街では、分別にこだわる住民が一定数います。分別ルールを守らないと、ゴミ袋を漁られて玄関前に置かれることもあるので注意です。
場所によってはゴミ捨て場まで遠い
一軒家の立地によっては、ゴミ捨て場までの距離が遠いと感じます。24時間ゴミ出しOKのマンションや、建物前にゴミ捨て場があるアパートよりも面倒です。
戸建て賃貸の場合、ゴミ捨て場はある程度ブロックごとに決められています。必ずしも物件の近くにあるとは限らないので、事前に場所を確認すべきです。
物件内の手入れが大変
一軒家の賃貸は、物件内の手入れやメンテナンスが大変です。庭があれば定期的に草取りをして、景観を保つ必要があります。
また、一軒家はマンションと比べて掃除する範囲が広いです。こまめに掃除しておかないと、退去時に高額な費用を請求される恐れがあります。
虫が出やすい
庭や生け垣がある一軒家の賃貸では、虫が出やすい点に注意です。草木が近くにあると、夏場に蚊やゴキブリが発生します。
特に1階は地続きになっていることから、アリやムカデなどの害虫が侵入してくることもあります。
防犯性が低い
マンションと比べて、一軒家の賃貸は防犯性が低いです。オートロックなどの防犯設備がないからです。集合住宅よりも空き巣被害に遭う危険があります。
入居後にホームセキュリティへ加入したり、防犯カメラを取り付けるのは問題ありません。ただし、全て入居者負担になるため家賃以外のコストがかかります。
訪問販売やアポなし営業に狙われやすい
一軒家の賃貸では、訪問販売やアポなし営業が来やすいです。フェンスなどがない戸建てだと、玄関前まで直接行けるからです。
セールスマンは、在宅率の高い土日を狙います。1日に何件も対応すると疲れますし、せっかくの休日が台無しです。
階段の上り下りが危ない
一軒家では毎日階段を上り下りします。小さな子どもや妊婦、お年寄りにとっては、転落の恐れがあって危険です。
バルコニーが2~3階にある戸建てでは、重い洗濯物を運ぶのも大変です。「上り下りが面倒」「水回り導線を重視する」という人は、やめた方がいいです。
長期間住めない可能性がある
定期借家契約の割合 | |
---|---|
集合住宅 | 8.4% |
戸建て賃貸 | 27.0% |
※2024年4月時点の情報(ATBB調べ)
一軒家の賃貸物件では、長期間住めない可能性が高いです。多くが「定期借家契約」で募集されているからです。
定期借家契約とは、原則更新がなく期間満了で退去する契約内容を指します。東京23区内の戸建て賃貸を調べたところ、定期借家の割合は約27%で、約3件に1件という割合でした。
一軒家の賃貸に定期借家契約が多いのは、大家さんが近い将来戻って来るからです。出張などで一時的に離れる際に貸し出すケースが多いです。
契約期間は平均3~5年間で、基本的に再契約はできません。小学生・中学生の子どもがいる家庭など、簡単には引っ越せない人はやめた方がいいです。
一軒家の賃貸はやめた方がいいのか悩んだら住まいのプロに相談する
一軒家の賃貸に住むか迷ったら、住まいのプロである不動産屋に相談してみてください。ライフスタイルを考慮して、最適な物件を提案してくれます。
当サイト運営のイエプラには、一軒家の賃貸の取り扱い経験が豊富なスタッフが多数在籍しています。一軒家ならではのメリット・デメリットにも詳しいです。
LINEやチャットなどでやり取りするので、来店不要でなんでも相談できます。23時まで営業しているので、時間を気にする必要はありません。ぜひ気軽に利用してみてください!
一軒家・戸建て賃貸のデメリットは他にもある
- ・物件数が少ない
- ・築年数の古い物件が目立つ
- ・駅から遠い場所にある
- ・初期費用が高額
- ・原状回復費用が高くなりやすい
- ・災害時の影響が大きい
物件数が少ない
物件数 | 割合 | |
---|---|---|
全体数 | 82,465件 | - |
集合住宅 | 80,886件 | 約98.0% |
戸建て賃貸 | 1,579件 | 約1.9% |
全体数:テラスハウス等も含む(2024年4月 ATBB調べ)
マンションやアパートと比べると、一軒家は物件数がかなり少ないです。東京23区内で調べたところ、戸建て賃貸は約1.5千件で全体の約1.9%しかありませんでした。
一軒家の物件数が少ないのは、大家さんが家賃収入を十分に得られないからです。集合住宅なら複数世帯から家賃を得られますが、一軒家では1世帯分しか収益が出ません。
駅距離や設備などの希望条件が加わると、物件数はさらに減ります。一軒家の賃貸を借りたい人は、条件をこだわらず柔軟に探さなければいけません。
築年数の古い物件が目立つ
戸建て賃貸の物件数 | |
---|---|
新築 | 280件 |
築1~10年 | 445件 |
築11~20年 | 108件 |
築21~30年 | 129件 |
築31年以上 | 564件 |
※2024年4月時点の情報(ATBB調べ)
一軒家の賃貸では築年数の古い物件が目立ちます。東京23区内では、築31年を超える物件が多く募集されています。見た目や耐久性を気にする人には向いていません。
駅から遠い場所にある
一般的に、戸建ては駅から離れた場所に建てられます。駅に近いほど土地の値段が上がるためです。
予算に収まりやすいのは、駅徒歩10~15分の一軒家です。家賃を抑えたい人だと、バス便も視野に入れて探してください。
災害時の影響が大きい
2階以上のマンションと比較すると、一軒家は台風・大雨・津波などの災害リスクが高いです。水はけが悪い土地では、床上浸水する恐れがあります。
初期費用が高額
一般的なマンションやアパートと比べると、一軒家の賃貸物件は初期費用が高額になります。敷金・礼金が2ヶ月以上の物件がほとんどだからです。
敷金は、退去費用に備えて預けておくお金です。一軒家では子どもやペットによる傷・汚れが発生しやすいため、通常より高い敷金を設定しています。
礼金は大家さんへの謝礼金で、入居者にとって払うメリットはありません。しかし、戸建て賃貸の貴重さから、大家さんは「高くても借り手が付く」と考えます。
原状回復費用が高くなりやすい
一軒家の賃貸物件では、原状回復費用(退去費用)が高くなりやすいです。先ほど解説した通り、子どもやペットによる損傷が起きやすいからです。
損傷が激しかった場合、退去費用が預けた敷金を超えるケースもあります。退去トラブルに発展しやすいのもデメリットと言えます。
トラブルを避けるなら退去費用が定額の物件を選ぶといい
トラブルを避けるなら、退去費用が定額の物件を選ぶといいです。お部屋をキレイに使っていた人なら、定額以上の請求が来ません。
当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、退去費用が定額のお部屋を多数提案しています。退去トラブルが少ないと言われる管理会社のお部屋に絞ることも可能です。
LINEから「退去費用が心配」「退去費用が安い物件はある?」と送ればOKです。来店不要なので、営業マンと話すのが苦手な人にも向いています。
一軒家・戸建て賃貸のメリットは6つ
- ・広い空間で快適に過ごせる
- ・庭で子どもを遊ばせられる
- ・ペット相談可物件が多い
- ・騒音トラブルが起きにくい
- ・駐車場が付いている
- ・周辺環境がいい
広い空間で快適に過ごせる
一軒家はマンションやアパートと比べると広々としています。大きな家具を置いても、圧迫感がなく非常に快適です。
また、部屋数が多いのも魅力です。子ども部屋・書斎・収納スペースなど、使い方を自由自在に決められます。
庭で子どもを遊ばせられる
一軒家はわざわざ公園に出かけなくても、庭で子どもやペットを遊ばせられます。夏はビニールプールを置いて楽しむのもおすすめです。
他には、ガーデニング・家庭菜園・DIYなど、集合住宅は難しいことも気軽にできます。
ペット相談可物件が多い
ペット相談可の割合 | |
---|---|
集合住宅 | 17.0% |
戸建て賃貸 | 52.7% |
2024年4月時点(ATBB調べ)
一軒家の賃貸は「ペット相談可」で募集される傾向にあります。鳴き声や走り回る音による騒音トラブルが起きにくいからです。
東京23区内で募集されている戸建て賃貸を検索したところ、半数以上の物件がペット相談可でした。
集合住宅だと「小型犬か猫1匹まで」など制限が厳しめです。一軒家なら、多頭飼育や大型犬の飼育が認められる可能性があります。
注意点として、無断で飼育するのは契約違反になるのでやめましょう。入居後に飼うときは、迎え入れる前に管理会社へ連絡してください。
騒音トラブルが起きにくい
一軒家の賃貸に住めば、騒音トラブルの心配がほとんどありません。隣の建物との距離が保たれているからです。
マンションやアパートでは、足音や生活音などが響かないように配慮することが多いです。家族しか住んでいない戸建てであれば、集合住宅ほど配慮せずに済みます。
駐車場が付いている
一軒家は、敷地内に駐車場を設けていることがほとんどです。わざわざ月極駐車場を探す必要がなく、料金も一切かかりません。場所によっては、月1~2万円節約できます。
周辺環境がいい
一軒家は駅から離れたエリアや、交通量の少ない住宅街に建てられていることが多いです。周辺環境がいいので、静かに暮らしたい人にはうってつけです。
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お部屋を探します
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一軒家の賃貸はやめた方がいい人は?
近所付き合いやメンテナンスが面倒な人はやめた方がいい
- ・近所付き合いが苦手
- ・自治会に入りたくない
- ・時間を気にせずゴミ出ししたい
- ・防犯性の高さを重視する
- ・費用を抑えて引っ越したい
- ・新築や築浅物件に住みたい
- ・一人で住む
一軒家の賃貸はやめた方がいいのは、近所付き合いやこまめな掃除が苦手な人です。精神的・肉体的な疲れが溜まりやすくて、引っ越しを後悔する恐れがあります。
戸建て賃貸は、築年数が古いわりに家賃が高めです。できるだけ家賃を抑えたい人にも向いていません。
家族でのびのび暮らしたいなら一軒家の賃貸でも後悔しにくい
- ・子育て中で足音や泣き声で迷惑をかけたくない
- ・落ち着いた環境で暮らしたい
- ・庭で家庭菜園やガーデニングを楽しみたい
- ・玄関から駐車場まで近いほうがいい
- ・生活時間が不規則になりがち
- ・ペットを飼っている、飼う予定がある
- ・戸建て購入を検討している
一軒家は、集合住宅と違って騒音トラブルがほとんど起きません。小さい子どもがいるファミリーや、ペットの鳴き声が気になるという人におすすめです。
家族で生活時間が違う場合でも、建物自体が広いのでお互いを邪魔することなく暮らせます。
住まいの悩みは不動産屋のアドバイスを参考にするといい
「一軒家の賃貸で後悔しないか心配」という人は、住まいのプロである不動産屋からアドバイスをもらいましょう。世帯や予算を考慮して、最適な物件を提案してくれます。
当サイト運営のイエプラには、賃貸経験の長いベテランスタッフが多数在籍しています。来店不要でLINEから相談できます。
仲介手数料は基本0円なので、引っ越し費用を抑えたい人にもおすすめです。家賃によっては、初期費用を10万円以上浮くケースもあるので、ぜひ利用してみてください!
一軒家の賃貸物件を探すときのポイント
- ・長く住むなら普通借家契約の物件を選ぶ
- ・物件の管理体制をヒアリングする
- ・現地のハザードマップを見ておく
長く住むなら普通借家契約の物件を選ぶ
引っ越し先で長く暮らす予定であれば、普通借家契約の一軒家を選びましょう。基本的に更新可能で、ルールを守っていればずっと暮らしていけます。
物件の管理体制をヒアリングする
一軒家の賃貸を検討する人は、物件の管理体制をヒアリングしておくといいです。マンションやアパートより、規模の大きいトラブルが起きやすいからです。
日常トラブルの問い合わせ先が管理会社なら、スピーディーな対応が期待できます。会社の評判を見れば、入居時の判断材料にもなります。
大家さん個人で直接管理している場合、連絡が付きにくい傾向にあります。緊急時の対応が遅くなりやすいので注意です。
現地のハザードマップを見ておく
一軒家の賃貸物件を探すなら、現地のハザードマップを見ておきましょう。紹介した通り、マンションより災害リスクが高いためです。
ハザードマップは、物件がある自治体のホームページで確認できます。エリアが定まっていない人は、国土交通省のハザードマップを活用してください。
検索で見つからない
お部屋を探します
- 検索で見つからないお部屋探します
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一軒家のように使えるメゾネットもアリ
メゾネットタイプの賃貸物件とは
メゾネットとは1住戸の中に階段があり、2層以上に分かれている集合住宅を指します。上階と下階に分かれているので、戸建て感覚で住めると人気です。
連棟式のものは「テラスハウス」や「タウンハウス」と呼ばれることがあります。木造または軽量鉄骨造で建てられた物件が多く、2階建であることがほとんどです。
一軒家の賃貸より費用が安くて借りやすい
一軒家の賃貸と比べると、家賃や初期費用が安くて借りやすいです。募集件数も一軒家より豊富で、希望に合う物件が見つかる可能性が高いです。
新築や築浅も多いので、キレイな物件に住みたいと思う人は検討してみてください。
当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。