
「動物が飼えるお部屋が見つからない…」
「ペット可物件の探し方を知りたい!」
好きな動物との生活を考えるとワクワクしますよね。犬や猫は毎日出迎えてくれるので、疲れた日でも癒やされます。
しかし、募集されているペット可物件は非常に少ないです。あったとしても、予算を大きく超える物件ばかりなんてことも…。
そこで当記事では、ペット可物件の上手な探し方や、探すうえでの注意点を解説します。入居後に気を付けるべき内容もまとめています。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
ペット可物件の探し方
ペット可物件の探し方は、一般的なお部屋探しと同様に物件検索サイトや街の不動産屋を使います。
近年はペット人気の高まりもあり、ペット可物件専門の不動産屋もオープンしています。
しかし、専門の不動産屋は限られた場所にしかないため利用が難しいのが現実です。
物件数が豊富な不動産屋に相談すると良い
そもそもペット可物件は数が非常に少なく、物件によって「猫はOKでも犬はダメ」「小型犬のみOK」など条件が細かく違います。
自分で探すのは非常に手間なので、ペット可物件に強くて物件数が多い不動産屋に頼った方が良いです。
ネット上の不動産屋「イエプラ」なら、来店不要でチャットやLINEから簡単にペット可物件が探せます。ペットの種類を伝えるだけで、管理会社に飼っても大丈夫か確認をしてくれます。
不動産業者だけが見られる物件情報サイトからお部屋を探すので、SUUMOやHOME’Sなどに掲載されていない未公開物件も出てきます。
ペット可物件を上手に探すコツと注意点
ペット可物件は、一般的な賃貸物件よりも探すのにコツが必要で注意すべき点が多いです。
以下で紹介する6つのポイントを意識して探すと良いお部屋が見つかりやすくなります。契約後のトラブルを避けるにも役立つので参考にしてください。
- ・「ペット可」以外の条件を緩和する
- ・飼育できるペットや頭数を確認しておく
- ・予算を多めに用意しておく
- ・ペット共生物件を選択肢に入れる
- ・契約内容は細かくチェックしておく
- ・Googleマップなどで周辺環境を確認しておく
「ペット可」以外の条件を緩和する
「ペット可」以外の条件はできる限り緩和したほうが良いです。ペット可物件は全賃貸物件の13%ほどと少なく、見つけにくいからです。
- ・築年数
- ・駅徒歩
- ・お部屋の階数
- ・オートロック
- ・ウォークインクローゼット
- ・デザイナーズマンション
築年数と駅徒歩を妥協するだけでも、ペット可物件が見つけやすくなります。
築古の物件でもリフォームによってキレイなお部屋は多いです。年数にこだわらず、実際に見てから判断するようにしましょう。
飼育できるペットや頭数を確認しておく
飼育できるペットは物件によって違います。「犬は飼っていいけど猫は飼えない」「爬虫類は飼えない」など、物件によって細かくルールが決められています。
入居申込前に不動産屋にお願いして、飼育できるペットを確認してもらうと確実です。
多頭飼いを考えている場合は、頭数も合わせて確認しておきましょう。
2匹までなら許可が下りるケースが多いですが、3匹以上は断られる可能性が高いです。鳴き声はもちろん、ペット同士の喧嘩などで騒音トラブルになりやすいからです。

ちなみに、ハムスターやウサギなど鳴かない小動物であっても、必ず飼育許可は必要です。
動物特有の臭いが壁や天井に染み付く、フンや餌などに虫が湧くなどトラブルに繋がる恐れがあるからです。無断で飼育した場合は契約違反になるので注意してください。
予算を多めに用意しておく
ペット可物件は、敷金礼金や家賃などが相場より高めに設定されています。退去時にお部屋の消臭や、壁紙・フローリングなどの貼り替えが入るからです。
そのため、予算を多めに用意しておいた方が良いお部屋が見つかりやすいです。

一般的な賃貸物件の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分と言われていますが、ペット可物件の場合は家賃6~7ヶ月分は見ておきましょう。
ペット共生物件を選択肢に入れる
ペット共生物件とは、ペットと暮らすことを前提として造られた物件です。
足洗い場やニオイを吸収する壁紙など、飼い主だけでなくペットも暮らしやすいように随所に工夫が施されています。
- ・ニオイを吸収する壁紙
- ・脱臭イオン発生器
- ・リードフック
- ・共同ドッグラン
- ・共有グルーミングルーム
- ・ペット専用の足洗い場
- ・居室内のペット専用スペース
- ・専用庭(1階のみ)
ペットと生活する前提の物件なので、多頭飼いの許可が下りやすいです。
入居時のルールが明確化されており、ペットに理解のある入居者ばかりなのでトラブルもほとんどありません。
アドバイザーによる育て方の相談会や入居者同士の交流会など、ペットを育てるのに適した環境が揃っています。

契約内容は細かくチェックしておく
契約する前に、契約書や重要事項説明書を細かくチェックしておきましょう。入居後や退去時のトラブルを防ぐためです。
以下で確認しておくべき項目を紹介します。
- ・飼育できるペットの種類
- ・飼育できる頭数
- ・ペットによる設備故障の修理費用の負担
- ・退去時のクリーニング代
- ・敷金償却の有無
- ・ペット飼育に関する違約金の有無
- ・物件内でのペットに関するルール
他にも気になることがあれば契約する前に遠慮なく聞いておきましょう。
口約束はトラブルの元になります。必ず書面に残して、飼い主と大家さん(管理会社)が把握できるようにしてもらいましょう。
Googleマップなどで周辺環境を確認しておく
お部屋を探す際は、Googleマップなどで周辺環境を確認しておきましょう。
特に犬は散歩が必要なので、公園やドッグランなど運動させられる施設があると良いです。
- ・ペット用品を購入できるお店
- ・動物病院
- ・動物の散歩可な公園や河川敷
- ・ペットサロンやペットホテル
- ・ドッグカフェ
ネット上だけではわからない情報もあるので、お部屋の内見時に周辺を15分ほど散歩してみましょう。
ペットが暮らしやすい物件の特徴
ペットが暮らしやすいい物件の特徴を7つ紹介します。これから物件を探す人は、快適に暮らすために参考にしてください。
- ・近くに動物病院がある
- ・騒音が少なく静かな場所にある
- ・1~2階の低層階
- ・クッションフロアが敷かれている
- ・日当たりと風通しが良い
- ・ゲージを置くスペースが十分にある
- ・公園などの近くにお散歩コースがある
近くに病院がある
万が一病気やケガをした時すぐに見てもらえるように、動物病院が近くにある物件がおすすめです。

騒音が少なく静かな場所にある
線路沿いや高速道路沿い、修理工場など大きな音が出る施設の近くは避けましょう。
ペットは人より音に敏感です。ストレスを減らすためにも、できるだけ静かな場所を選んだほうが良いです。
1~2階の低層階
ペットを飼うなら、1~2階の低層階がおすすめです。1階なら足音が原因のトラブルを心配する必要がないからです。
散歩にも出やすく、万が一ベランダから飛び出てしまってもケガしにくいです。

クッションフロアが敷かれている
硬いフローリングより、柔らかいクッションフロアが敷かれている物件がおすすめです。クッションフロアが敷かれていることで、犬や猫の足腰への負担を減らせます。

日当たりと風通しが良い
ペットの健康のためにも、日当たりと風通しが良い物件にしましょう。
犬や猫は日光浴をすることで体内時計の調節や皮膚病予防の効果が期待できます。
また、風通しの良さも大切です。風通しが悪く湿気の多いお部屋は細菌が増殖しやすくなり、かゆみや湿疹の原因になります。
ゲージを置くスペースが十分にある
ペットと暮らすには、ゲージやトイレを置くためのスペースが確保できる広さが必要です。あまりに狭いとペットだけでなく、飼い主も住みにくくなります。
目安として5㎏以下の小型犬の場合は、幅800~900㎜×奥行400~500×高さ600~700㎜のゲージを置くスペースが必要です。
猫を飼うならキャットタワーが設置できるように、天井が高めのお部屋が良いです。
6畳のお部屋だと狭く感じるので7畳以上か、2部屋以上ある間取りがおすすめです。
公園など近くにお散歩コースがある
犬を飼うなら、近くに遊べる公園や河川敷などお散歩コースがある物件がおすすめです。ペットの運動不足やストレス解消につながります。
他にもドッグランやドッグカフェなど、ペットと楽しめる施設があると生活が充実します。
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ペット可物件でも周りへの配慮は必要
ペット可物件であっても、全員がペットを飼っているわけではありません。他の住民への配慮は必ずするべきです。
以下で紹介する5つのことは最低限守るようにしましょう。
- ・共有部分でペットを自由にさせない
- ・しつけはしっかりしておく
- ・ペットのストレスをためないようにする
- ・防音グッズを使う
- ・フンはトイレに流さない
共有部分でペットを自由にさせない
廊下やエントランスなどの共有部分では、ペットを抱っこする、リードを短く持つ、カートやカゴに入れるなどの対策が必要です。
他の入居者やペットに飛び掛かるなどのトラブルを防ぐためです。
しつけはしっかりしておく
鳴き声やニオイによるトラブルを起こさないためにも、しつけは必ずおこなってください。

また、猫は夜行性なので夜に騒がないように、一緒に寝る生活リズムを作る必要があります。自分が寝る前に思い切り遊んであげて、一緒に布団に入るように癖付けてください。
ペットのストレスを溜めないようにする
ペットのストレスが溜まると、無駄吠えや粗相などのトラブルに発展します。
お散歩や遊ぶ時間を作って運動させる、おもちゃやおやつを与える、ゲージを清潔に保つなどのストレスが溜まらないようにしっかりお世話しましょう。
防音グッズを使う
走り回る音を軽減させたいなら、防音マットやクッションマットを床に敷くと良いです。フローリングに傷がつきにくいというメリットもあります。
音が漏れないように壁に貼る「吸音パネル」や、窓用の「防音シート」も併用すると効果が高まります。
フンはトイレに流さない
犬や猫などペットのフンはトイレに流してはいけません。水に溶けにくいためトイレが詰まる原因になります。
他の住民の迷惑になる可能性があるので、フンは適切な方法で処理しましょう。
自治体によって処理の仕方が違うので、役所やホームページなどで確認してみると良いです。
ペット相談可の物件は防音性に要注意
「ペット相談可」の物件は、空室を埋めることを最優先としている可能性が高く、防音性が低いお部屋に当たることが多いです。

- ・壁を拳でノックする
- ・お部屋の中央で手を叩いて反響を確かめる
- ・同行スタッフに共有部分を歩いてもらう
- ・窓を開けて周辺に音が出るものは無いか確かめる
とくに不動産屋の閑散期である6~8月は、ペット相談可の物件が増えるので要注意です。
犬や猫など鳴き声が響きやすいペットと暮らす人は、相談可の物件は避け、ペット可もしくはペット共存型の物件を探したほうが良いです。
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