
「高卒で一人暮らしはできる?」
「生活費はいくらかかるの?」
親元から離れて早く一人暮らしをしたいという人は大勢います。親に干渉されない、自分の好きなことを好きな時間にやれるなどメリットがあるからです。
しかし、そもそも高卒で一人暮らしは可能なのか…。お金の問題はどうやって解決すれば良いのかなど、不安に思うことが沢山あります。
そこで当記事では、高卒で一人暮らしについて徹底解説します!高卒で一人暮らしが大変な理由や、初期費用・生活費目安、費用の抑え方も紹介しています。
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士
日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。
高卒で一人暮らしは大変
高卒で一人暮らしは大変です。金銭面や慣れない仕事の後に家事を一人でこなす必要があるからです。
以下に4つの理由解説します。
- ・未成年が一人暮らしをする際は親の同意が必要
- ・高卒の給料は安い
- ・家具や家電にお金がかかる
- ・家事を一人でこなさないといけない
未成年が一人暮らしをする際は親の同意が必要
2022年3月現在は20歳以下が未成年とされているため、一人暮らしを始める際は親の同意が必要になります。
2022年4月からは、18歳以下が未成年に引き下げられるため、賃貸契約は可能になります。ただ、審査に通る可能性は低いので一人暮らしは難しいです。
給料が安い
高卒の給料は大卒よりも安いので、一人暮らしの場合、給料のほとんどが生活費に消えてしまいます。
地域によって異なりますが、高卒の初任給は16万円が平均です。
家具・家電を一式買わなければいけない
高卒で一人暮らしをはじめる場合、実家から引っ越すことになるので家具・家電を一式揃える必要があります。
必要な家具・家電を新品で買い揃えると、約13.5万円くらいかかります。
ベッド類(寝具一式) | 約20,000円 |
---|---|
テーブル/イス | 約10,000円 |
カーテン | 約5,000円 |
冷蔵庫 | 約25,000円 |
洗濯機 | 約25,000円 |
テレビ | 約25,000円 |
掃除機 | 約10,000円 |
電子レンジ | 約10,000円 |
炊飯器 | 約5,000円 |
家事を一人でこなさないといけない
一人暮らしをすると、家事を一人でやらないといけないです。
料理や洗濯、掃除などを働きながらやるので最初はかなり負担がかかります。
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高卒で一人暮らしを始めた人の体験談
実際に高卒で一人暮らしを始めた人の体験談を紹介します。


金銭面が特に厳しいようです。給料が安定しないまま一人暮らしを始めると、急な出費にも対応しにくくなります。
一人暮らしするまでに必要なお金
一人暮らしを始めるには、家賃の4.5~5ヶ月分かかると言われています。ほかにも、引っ越し費用や家具家電の購入費もあります。
お部屋を借りる初期費用 | 家賃約4.5~5ヶ月分 |
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引っ越し費用 | 約7~9万円 |
家具家電、日用品の購入費 | 約10~15万円 |
家賃5万円のお部屋に引っ越す際は、最低でもトータルで50万円は必要です。
荷物を限界まで削って引っ越し業者費用を抑えるか、引っ越し単身パックのような定額プランがある業者を選びましょう。
また、家具家電や日用品は、まとめて買うよりも必要な物から順番に揃えていくと良いです。
家賃は手取りの4分の1に収めておく
一般的な「手取りの3分の1 」だと生活費が圧迫されて苦しくなるので、家賃は「手取りの4分の1」に抑えたほうが良いです。
以下の表で手取りの4分の1の家賃をまとめました。参考にしてください。
手取り14万円 | 35,000円 |
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手取り15万円 | 37,500円 |
手取り16万円 | 40,000円 |
手取り17万円 | 42,500円 |
手取り18万円 | 45,000円 |
手取り19万円 | 47,500円 |
手取りが16万円の場合、家賃5.3万円のお部屋に住むと、毎月1.5万円しか手元に残りません。ただ、家賃を4万円に抑えた場合は3万円ほど残ります。
初期費用を抑えるコツ
賃貸契約の初期費用を抑えるコツを6つ紹介します。以下を参考にしてください。
- ・閑散期に引越しする
- ・ゼロゼロ物件を選ぶ
- ・連帯保証人を立てる
- ・フリーレントの物件を選ぶ
- ・月末に入居する
- ・仲介手数料が安い不動産屋で契約する
閑散期に引越しする
4月~7月は不動産業界の閑散期なので、家賃や初期費用の交渉がしやすいです。
入居希望者が少ないので、不動産屋も大家さんも、初期費用を安くしてでも入居してもらいたいと考えるからです。
ゼロゼロ物件を選ぶ
敷金も礼金も相場が家賃の1ヶ月分なので、敷金や礼金が0円の物件なら初期費用を家賃の1~2ヶ月分抑えられます。
ただし、敷金が0円の場合は解約時に退去費用を支払う必要があるので注意しましょう。
礼金が0円の物件には特にデメリットが無く、敷金のように退去時に払う必要はありません。
連帯保証人を立てる
保証会社を使わず、連帯保証人を立てるだけで入居できる物件なら、保証会社の利用料分を節約することができます。
ただし、保証会社利用が必要な物件は年々増加していると言われていて、だんだん保証会社不要の物件は少なくなってきています。
フリーレントの物件を選ぶ
家賃が1~2ヶ月分無料のフリーレントという物件があり、フリーレント物件を選べば日割り家賃がいりません。
家賃2ヶ月分が無料の場合、前家賃もいらなくなります。
フリーレント物件の場合は、月の初めに入居した方が丸1ヶ月分無料になるのでお得です。
月末に入居する
日割り家賃は入居日から月末までの計算となるので、月初めに入居するよりも月末に入居した方が日割り家賃が安く済みます。
例えば、30日間のうち29日に入居したとしたら29・30日の2日分の日割り家賃で済みます。
仲介手数料が安い不動産屋で契約する
仲介手数料の相場は家賃の1ヶ月分ですが、中には家賃の0.5ヶ月分~無料になる不動産屋があります。
以下の不動産屋は、仲介手数料が安いです。
mini mini(ミニミニ) | 家賃半月分+税 |
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いい部屋ネット | 無料~家賃半月分+税 |
エイブル | 家賃半月分+税 |
初期費用を抑えたいなら不動産屋に相談すべき
初期費用を抑えたいなら、チャット不動産屋に相談すると良いです。
お部屋探しアプリの「イエプラ」は、来店不要でチャットやLINEですぐに相談可能です。
物件の希望条件を送るだけで、不動産業者専用の情報サイトからピッタリのお部屋を探してくれます。
深夜0時まで営業しているうえ、年末年始以外の定休日がないので、いつでもどこでもお部屋を探せます!
毎月の生活費は最低でも14万円は必要
総務省統計局の「家計調査 家計支出編 2020年度」をもとに、最低でも生活費は、1ヶ月で約14万円必要になります。
以下の生活費例を参考にしてください。
家賃 | 約45,000円 |
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食費 | 約30,000円 |
水道光熱費 | 約8,000円 |
娯楽費・交際費 | 約30,000円 |
スマホ・ネット代 | 約8,000円 |
衣類・日用消耗品代 | 約8,000円 |
交通費・医療費 | 約10,000円 |
合計 | 約139,000円 |
食費は、1日3食コスパの良い食材で自炊をすると月2.7~2.5万円ほどまで抑えれます。
高卒の平均手取りが16万円なので、約2万円貯金ができます。ただ、自炊がめんどくさいなどで外食の回数が多くなると、貯金に回すお金が無くなってしまうので気を付けましょう。
生活費を抑えるコツ
高卒で一人暮らしを始める人向けに。生活費を抑えるコツを紹介します。以下を参考にしてください。
- ・なるべく自炊をする
- ・1週間ごとに使える金額を決める
- ・使わない電源コンセントは抜く
- ・料金の安いガス会社を選ぶ
- ・電気代の安い電気会社を選ぶ
- ・スマホのプランを見直す
- ・契約しているアンペア数を変更する
なるべく自炊をする
食費を節約するなら、自炊して外食やコンビニを避けるべきです。
仮に自炊せずに生活した場合、平均的に1ヶ月の食費は約4万~5万円かかってしまい、生活費をかなり圧迫します。
自炊せずに食費を毎月2万円ほどに抑えようとすると、1日300~400円くらいしか使えないので、毎日カップラーメンなどのインスタント食品を食べることになります。
メニューによりますが、3食とも自炊すれば1日400円くらいに抑えられます。
1週間ごとに使える金額を決める
1週間ごとに使って良い金額を決めて、決めた金額内でやりくりすると良いです。
使って良い上限を決めておけば、無駄遣いを抑えやすいです。
まず、1ヶ月の収入から家賃、生活費を除いて手元に残る金額を計算します。
残った金額をさらに1週間で割って、使える金額を決めます。
例えば、手元に残る金額が2万円なら、1週間に使える額は約5,000円になります。
家賃や生活費を除いた金額の中から、交際費や衣服代などを出せば、無駄使いを抑えて生活できます。
使わない電化製品のコンセントを抜く
電化製品は使用していなくても、コンセントを指してあるだけで「待機電力」がかかってしまいます。
待機電力は、毎月の電気代で考えると数100円程度ですが、年間で考えると約1,000円~2,000円ほどかかっています。
置いてある電化製品の数によって、待機電力がいくらかかっているかはバラバラですが、大抵の人の家にあるエアコン、パソコンなどは特に待機電力が大きいと言われています。
料金が安いガスの種類を選ぶ
ガスはプロパンガスと都市ガスの2種類ありますが、都市ガスのほうが料金が安いです。プロパンガスは、都市ガスの約1.5倍くらい費用が高いです。
以下の表は、プロパンガスと都市ガスの1ヶ月の料金を比較したものです。
都市ガス | プロパンガス | |
---|---|---|
1㎥あたりの料金 | 314円 | 504円 |
5㎥使用した場合 | 1,570円 | 2,520円 |
基本料金 | 750円 | 1,574円 |
月額合計 | 2,320円 | 4,094円 |
以下の青い文字をタップすると、プロパンガスと都市ガスの違いについて詳しく記載されている記事をご覧いただけます。
電気代の安い電力会社を選ぶ
電力会社を選べば、ライフスタイルを変えなくても電気代を節約できます。
2016年4月1日から始まった電力自由化により、消費者が自由に電気代の安い会社が選べるようになりました。
一人暮らしの電力使用量では、月千円ほど節約になり年間1万円以上お得になります。
しかし電力会社によって、料金プランが異なるため、比較やシミュレーションが必要になり、電力会社選びはやや面倒です。
電力会社比較ナビでは、電話で相談するだけで自分の生活に合った一番お得な会社を紹介してくれます。
以下のサイトから申し込むと最大1万円のキャッシュバック特典を受け取れます。開通工事も必要ないので、簡単に切り替えられます。
スマホ代などの固定費を下げる
スマホ代などの固定費を見直して、下げられる費用があれば下げましょう。
特にスマホの利用料金は、不要なプランに加入していて無駄な費用を支払っている場合があります。不要なものを解約するだけで、毎月数千円の節約になることがあります。
また、あまりスマホを多用しない人は、格安SIMカードに切り替えると良いです。月額の使用料が2,000円代まで下がることもあります。
ただし、格安SIMカードでは電話やメールが使えない場合があるので注意しましょう。
契約しているアンペア数を下げる
契約しているアンペア数を変更すれば、毎月の電気代を抑えられます。アンペア数とは一度に使える電気の量のことで、数値が大きいほど、一度にたくさんの家電を使えます。
一人暮らし向けの物件だと20Aか30Aに設定されていることがほとんどです。
30Aから20Aに変更すれば、年間で約3,372円の節約につながります。また、20から15に変更すれば、年間で約2,800円節約できます。
それぞれのアンペアに設定されている基本料金は、30Aが約842円、20Aが約561円、15Aが約421円です。
現在の契約アンペア数は、ブレーカーのスイッチ部分に記載されているので、一度確認してみてください。
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