「1LDKで子育てはできる?狭くない?」
「赤ちゃんと1LDKで快適に暮らすコツは?」
同棲時代から住み続けた1LDKで、新婚生活や出産後の子育てを継続する人は意外と多いです。住み慣れた家なので、環境の変化がないことが最大のメリットです。
しかし、1LDKは3人暮らしするには狭い間取りです。赤ちゃんであれば工夫次第で何とかなりますが、子どもが成長すると厳しいと感じやすいです。
そこで当記事では、1LDKで子育てするメリット・デメリットを実際の経験談とともに解説します!リビングのレイアウトや、1LDKでの子育てのコツもあるので参考にしてください。
- 子どもが1人なら子育てできる!
- リビングが広ければ就学前まで快適に暮らせる
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池袋にある仲介不動産屋「家AGENT」で勤務する営業スタッフ。女性視点できめ細やかな接客をしてくれます。同棲に関する悩みや地域の住みやすさについてのアドバイスに定評があります。
1LDKで子育てはできるの?
子どもが1人なら1LDKで子育て可能
子どもが1人であれば、1LDKでも子育てが可能です。居室を完全に3人の寝室にしてしまい、日中はリビングで生活するスタイルになります。
実際に弊社「家Agent」で契約した人の中にも、1LDKで3人暮らしをしている人がいます。家賃相場が高い首都圏では、1LDKでの子育ては普通のことと言えます。
子どもが小学生以上になると手狭に感じる
1LDKはスペースが限られます。子どもが小学生以上になり、学習机や教材などが増えるとかなり手狭に感じます。
子どもの中には「1人部屋が欲しい」「3人で寝たくない」と言い出す子もいます。赤ちゃん~幼児であれば、1LDKでも快適に暮らせます。
そもそも1LDKとはどんな間取り?
1LDKは、1部屋+リビングが8畳以上の広さの間取りです。新婚や同棲カップル、収入に余裕のある一人暮らしに人気があります。
1LDKで子育てするなら、専有面積は42㎡以上がおすすめです。居室が7~10畳、リビングスペースが10~12畳が目安です。
1LDKで子育てするならリビングは12畳以上が良い
1LDKで子育てするならリビングは12畳以上が良いです。リビングに子ども用のスペースを2~3畳ほど確保できます。
ベビーベッドを配置したり、ベビーサークルとクッションマットを設置して専用の遊び場にするなど、スペースに余裕があります。
1LDKで子育てする4つのメリット
- ・家事しながらでも子どもを見守りやすい
- ・家賃を抑えて貯蓄に回せる
- ・掃除がラクで家事の負担が減らせる
- ・旦那さんが子育てに関わりやすい
家事しながらでも子どもを見守りやすい
1LDKは家事をしながらでも子どもが見守りやすいです。LDK部分にキッズスペースが確保できるからです。
対面型キッチンのLDKであれば、料理や洗い物をしながらでも子どもの姿を確認できるので安心です。
家賃を抑えて貯蓄に回せる
1LDKはファミリーが住める間取りの中では最もコンパクトなため家賃が安いです。家賃を抑えた分、マイホームや子どものための貯金に回せます。
2LDKや2DKなど、お部屋の数が増えれば家賃は高くなります。子どもが就学するまでは多少狭い間取りでも生活できるので、どのような生活を送りたいか夫婦で相談しておきましょう。
掃除がラクで家事の負担が減らせる
1LDKは他のファミリー向けの間取りと比べて部屋数が少なく、掃除する範囲が狭いです。時間がかからないので家事の負担が減らせます。
特にハイハイし始めた頃の赤ちゃんは、予測不能な動きが多く目が離せません。広すぎる間取りだと掃除や移動に時間がかかり、子育ての家事の両立が難しいです。
旦那さんが子育てに関わりやすい
1LDKは居室(寝室)とリビングの2部屋しかありません。自然と家族がリビングに集うので、旦那さんも必然的に子どもと触れ合う時間が多くなります。
2部屋以上あるお部屋ではコミュニケーションがとりにくく、家事や育児に消極的になってしまう可能性があります。
1LDKで子育てする4つのデメリット
- ・収納スペースが少ない
- ・子どもの成長につれて手狭になる
- ・個別のお部屋が持てない
- ・夜泣きされると逃げ場がない
収納スペースが少ない
1LDKは収納スペースが少ない間取りが多く、毎日の片付けやものを増やさないなどの工夫が必要です。しかし、裏を返せば常に整理整頓されたキレイなお部屋が保てます。
子どもに「使ったものは片付ける」という習慣を身につけられる環境でもあるので、出しっぱなしにできないことをポジティブに考えてみるのもアリです。
子どもの成長につれて手狭になる
子どもが成長するにつれて行動範囲や収納の仕方が変わり、手狭に感じます。歩き回るようになると、ケガ防止のベビーゲートやベビーサークルで場所を取られます。
小学校に入学する年齢になると、ランドセル置き場や勉強のスペースが必要になります。洋服や小物も増えるため、収納を工夫しなければなりません。
個別のお部屋が持てない
家族の誰かが風邪やインフルエンザにかかったときに隔離が難しいです。
1LDKの居室は1つだけです。病人を居室に寝かせておいた場合、他の人はリビングで寝なければならず不自由な思いをします。
赤ちゃんは免疫力が弱く、感染病には注意が必要です。1LDKで子育てする場合は、緊急時のリスクも頭に入れておきましょう。
夜泣きされると逃げ場がない
1LDKは寝室が1つしかないので、夜泣きに耐えられない旦那さんはリビングで寝ることになります。
生後4ヶ月くらいまでは夜も2~3時間おきに泣いて起きます。その度に起きてしまうと、寝不足で体調を崩す可能性があります。
ママばかりが負担にならないように、寝る前のお世話や寝かしつけを夫婦で分業してみるのも良い方法です。
子育てしやすい1LDKのレイアウト例
- ・ベビーサークルを使ったレイアウト
- ・子どもに触らせたくない家電を囲むレイアウト
- ・マットだけで周りにものを置かないレイアウト
- ・リビングに作業スペースを作るレイアウト
ベビーサークルを使ったレイアウト
リビングの中央にベビーサークルを置いて、子ども用のスペースを作るレイアウトです。
ベビー布団が置いてある側面には、寝返りを打ってもぶつからないようにクッションを置いて安全面にも配慮しています。下には柔らかいマットを敷くことで防音性が高まります。
子どもに触らせたくない家電を囲むレイアウト
狭くてベビーサークルが置けない場合は、テレビやパソコンなど子どもが触ると危ないもののまわりを囲むのがおすすめです。
囲んでいない部分の家具は角がない丸いものにしたり、クッションカバーで保護するなどの対策が必要です。
マットだけで周りにものを置かないレイアウト
ベビーサークルを使わずに、クッション性のあるマットを敷いただけのレイアウトです。周りにできるだけものを置かずに、子どもが動ける空間を広く確保しています。
子どものおもちゃやリビングで使うものは、子どもの目に入らないように「見せない収納」をすることがコツです。
リビングに作業スペースを作るレイアウト
背の高い家具やパーテーションで仕切ると、半個室のような自由に使えるスペースを作れます。仕切りの隙間にベビーゲートを設置すれば、子どもが入ってきません。
1LDKでの子育てに向いている人の特徴
荷物が少なく出費を抑えたい人向け
- ・できるだけ家賃を抑えたい
- ・荷物が少ない
- ・子どもが小さい
- ・子どもの人数が1人
- ・立地の良さと家賃の安さを優先する
- ・休日も家族とずっと一緒にいたい
- ・全員一緒のベッドでも平気
- ・子どものためにたくさん貯金したい
- ・将来的にマイホームの予定がある
できるだけ家賃を抑えたい人や、荷物が少なく狭いお部屋でも大丈夫であれば、1LDKでの子育てに向いています。
1LDKは一人暮らしでも手が出せる家賃帯です。子どもやマイホーム購入のために、貯金をたくさんしたい人にもおすすめです。
1LDKでの子育てに向いていない人の特徴
- ・プライベート空間が欲しい
- ・ベッドは別々にしたい
- ・荷物が多い
- ・子ども部屋を確保しておきたい
- ・テレワークする
- ・収入に余裕がある
プライベート空間、1人1台のベッド、たくさんの収納スペースが欲しいという人は、1LDKに向いていません。2LDKなど居室が多い間取りのほうが良いです。
また、テレワークが多い人も1LDKは不向きです。子どもとの距離が近いので仕事に集中できない、電話会議中に子どもの声が入るなど不都合が多いです。
1LDKで快適に子育てする7つのコツ
- ・引っ越したらご近所に挨拶しておく
- ・騒音対策を徹底する
- ・キッズスペースを作る
- ・ケガや誤飲防止の対策をしておく
- ・家具は高さのないもので揃える
- ・ベビーベッド脇に収納を作る
- ・ベビー用品はレンタルを視野に入れる
引っ越したらご近所に挨拶しておく
赤ちゃんや小さい子どもがいる場合、引っ越したら近隣に挨拶しておきましょう。挨拶しておくことで、多少騒音が発生しても「子どもがいるから仕方ない」と大目に見てもらえます。
挨拶するときは日持ちするお菓子や洗剤などの粗品を持っていくと好印象です。挨拶に伺う時間は、10時~18時がおすすめです。
騒音対策を徹底する
子どもが小さいうちは走り回ったり、泣いたりします。騒音トラブルを防ぐためにも、床に防音マットを敷く、防音・遮音カーテンを取り付けるなど対策を徹底しましょう。
防音マットは下階に音が響きにくくなるだけでなく、転んでもケガをしにくくなる効果が期待できます。
キッズスペースを作る
子どもが安心して過ごせるスペースを作りましょう。子どもだけでなく親も子育てしやすい環境になります。
キッズスペースをベビーサークルで囲っておくと、動き回る時期の赤ちゃんが危ない場所に行ってしまうのを防げます。
防水のジョイントマットを敷いておけば、おねしょしても水拭きですぐに掃除できます。汚れた部分だけ取り替えられるので衛生的です。
ケガや誤飲防止の対策をしておく
キッズスペースの近くは、ゴミ箱や電気コードなど赤ちゃんの目線にあるものは置かないようにしましょう。
コンセントがむき出しの場合は、コンセントカバーをしてケガをしないように注意が必要です。100円均一で販売しているので手軽に購入できます。
タンスやテーブルなどの角にはクッションカバーを取り付けたり、引き出しなどにはロックをかけておくとさらに安心です。
家具は高さのないもので揃える
高さが低い家具で揃えると視界が遮ぎるエリアが減り、子どもの様子を見守りやすいです。
1LDKはアイテム数を絞っていてもやや狭さを感じます。家具の高さが低いものでシンプルに統一すると、開放感が出るのでおすすめです。
ベビーベッド脇に収納を作る
ベビーベッド脇にウォールポケットをかけて収納すると場所をとりません。おむつやおしりふきを入れておけば使いたいときにサッと取り出せて便利です。
ネット通販や赤ちゃん用品店で売っているので、収納場所に困っている人は探してみてください。
ベビー用品はレンタルを視野に入れる
使う時期が限られているベビー用品は、買わずにレンタルを視野に入れましょう。
1LDKは収納場所が限られており、お部屋が狭くなりがちです。レンタルなら使わなくなったら返却できるので、収納や処分に困ることがありません。
買うより費用を抑えられるケースもあります。利用する業者やレンタルするものにもよりますが、6ヶ月間ベビーカーを借りた場合の料金は1.5~2万円ほどです。
対応エリアは一都三県のみいつまで1LDKで子育てするか相談しておくべき
子どもの成長の節目に合わせると良い
1LDKで子育てするなら、いつまでか相談しておきましょう。期間は子どもの成長の節目に合わせましょう。
「子どもが5歳になったら」「小学校に入るタイミングで」「小4に上がる時」など、1LDKで生活する具体的なイメージをしつつ明確にさせてください。
とくに10歳前後の思春期は、親と一緒は嫌だなど言い出すことが多いです。自立心を育てるチャンスでもあるので、広めのお部屋に引っ越すと良いです。
引っ越し費用の貯金を期限にする人もいる
目標に掲げた貯金額に到達したら、広めのお部屋に引っ越すという人も多いです。具体的な目標金額は、夫婦で話し合って明確にしておきましょう。
貯金に関しては、子どもの学費分もあるので無理のない金額にしてください。
目安としては、2LDKで100万円、3LDKで150万円です。これは首都圏の「家賃相場」と「引っ越し費用」を基に計算した金額です。
賃貸物件の更新を考慮して決めるのもアリ
一般的な賃貸物件の更新は「2年ごと」です。そのため、入居から4年後・6年後・8年後など、2の倍数で期間を決めるのもアリです。
更新料の相場は、家賃1ヶ月分です。更新時期を過ぎるとお金がもったいないので、上手く退去できるようにしましょう。
対応エリアは一都三県のみ1LDKで子育てする際のよくある質問
1LDKで子育ては迷惑がられる?
実際は迷惑がる人もいます。
赤ちゃんの夜泣きや、子どもの足音、両親が子どもを叱る時などの声が大きく、うるさいと感じるからです。壁と床の防音対策を必ずしておきましょう。
赤ちゃんが生まれても住み続けられる?
ファミリー向けの物件であれば、新婚時に住んでいた1LDKに住み続けられます。
まれに「1~2人入居限定」「子ども不可」など指定されていることがあるので、生まれることが分かった時点で管理会社に確認しておいてください。
1LDKだと赤ちゃんの寝る場所はどこ?
基本的にはリビングが良いです。
家事をしている間も赤ちゃんの姿を確認できるからです。夜は寝室につれて行きたいという人は、赤ちゃん用の簡易ベッドを別で用意するのもアリです。
子ども2人で1LDKは厳しい?
赤ちゃん(乳幼児)2人であれば1LDKでも大丈夫です。
走り回るような年齢になったら、広いお部屋に引っ越したほうが生活しやすいです。1LDKだと遊ぶスペースがない、荷物が収まりきらないなど手狭です。
1LDKで子育て中に在宅勤務はできる?
できますが、夫婦の協力が必要です。
電話やテレビ会議の時は、赤ちゃんを連れて寝室に行くなど仕事の邪魔にならないようにしなければいけません。
リビングが広いなら、パーティションで個室空間を作って子どもが入ってこないようにすると良いです。
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- 未公開物件も紹介してもらえる
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他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
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