「内見は一件だけでもいい?」
「内見当日に一日で決めるのはあり?」
賃貸物件を探すとき、ほとんどの人が内見しますよね。音やニオイなど写真ではわからない部分を確かめられるので、失敗しづらいんです。
しかし、休日を内見で埋めるのは嫌ですよね。遠方に住んでいる人だと、内見のためだけに何度も足を運ぶのは面倒です。
当記事では、内見は一件だけでも良いのか、まとめて一日で決めるのはありなのかという疑問を解決します。持ち物や物件を比較する際のポイントもあります。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
内見は一件だけでも良い?
内見は一件だけでも良い
賃貸の内見は、一件だけでも良いです。気に入った物件を内見することが大切なので、無理にたくさん見る必要はありません。
一件で気に入ればそのまま申し込めば良いです。気に入らなければまた類似の条件のお部屋を探しましょう。
平均は一日二~三件
弊社「家AGENT」では、一日二~三件ほどまとめて内見する人が多いです。「休日に何度も内見に行くのが面倒」「まとめて終わらせたい」などの理由があるからです。
内見希望日を不動産屋に伝え、その日にまとめて予約できるお部屋を探すのも手です。
多くても一日五件以内が望ましい
一日で内見する件数は、多くても五件以内が望ましいです。一件あたりの内見時間が30~60分として、移動時間を考えると半日ほどかかるからです。
また、たくさん内見するだけ目移りしてしまうので、なかなか物件が決まらなくなります。できる限り数を絞ったほうが良いです。
内見は現地集合だと時間短縮できる
内見時は「現地集合」の不動産屋がおすすめです。お店に良く手間がないうえ、一件目に向かう時間の短縮ができます。
当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」では、全物件が現地集合・現地解散です。内見前日に状況確認をしているので、万が一埋まった場合でも無駄足になりません。
内見後に気に入る物件が無ければ、そのまますぐに内見出来る物件を探してくれる可能性もあります。ぜひ一度試してみてください。
内見当日に一日で決めるのはあり?
内見当日に一日で決める人はいる
内見したその日に物件を決めて、申し込みまで進む人はいます。弊社「家AGENT」では、全体の約50~60%の人が内見後にそのまま申し込みまで進んでいます。
賃貸物件は早い者勝ちです。申し込みが早い人から審査に進むので、内見後にすぐに動いた方が有利になります。
少しでも迷うなら一度持ち帰るのもアリ
内見当日に決めきれない人は、一度持ち帰るのもアリです。「もう少し迷いたいので返事を待ってほしい」と伝えるだけで良いです。
帰宅後に、内見した物件たちの条件を整理して、自分の理想に近いお部屋を選びましょう。
申し込みは原則一件まで
入居申込は原則一件までです。審査通過後はそのまま契約に進むからです。契約に必要な書類などを用意する手間があるので、複数申し込むと印象が悪くなり審査に落ちます。
不動産屋から、複数の申し込みを勧められても断りましょう。保証会社のほうで複数申し込んだことが発覚すると、全ての審査で落ちます。以降も審査が不利になるリスクがあります。
内見当日に一日で物件を決める際の流れ
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STEP1
内見前に不動産屋と待ち合わせをする
内見当日は、不動産屋のスタッフと待ち合わせをします。物件に行く前に、再度条件の確認などのヒアリングが入るからです。
できれば、待ち合わせは物件の最寄り駅にしましょう。駅から物件までの実際の道のりを歩いてみて、街の雰囲気を確かめたほうが良いです。
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STEP2
1件目の内見
1件目の内見では、不動産屋に相談しながら隅々まで確認しましょう。事前に確認リストを作っておくとラクです。
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STEP3
2件目以降の内見
2件目以降の内見は、1件目と同じところを確認して下さい。物件を決める際の比較ポイントになります。
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STEP4
内見したお部屋の条件精査
内見後は、各お部屋の条件を精査してください。良い点悪い点を分け、メリットが大きい物件を選ぶと良いです。
自分で決めきれない時は、不動産屋のスタッフに迷っている部分を相談しましょう。住まいのプロなので、的確なアドバイスをくれます。
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STEP5
気になる物件で入居申込をする
気になる物件があった場合は、不動産屋に申し込みたいと伝えてください。近くのカフェなどに入り、申込書の記載をおこないます。
本人確認証・健康保険証・収入証明の3点があれば、当日に申し込み手続きができます。申し込み後は審査結果を待つのみです。
内見当日の持ち物
内見時の持ち物は6つ
- ・スマートフォン
- ・簡易充電器
- ・メジャー
- ・お部屋の間取り図面
- ・ビー玉などの転がるもの
- ・スリッパと予備の靴下
内見時の持ち物は全部で6つです。そのうち、図面とスリッパは不動産屋が準備してくれるケースが多いです。念のため事前に確認しておきましょう。
ビー玉やリップクリームなどの転がるものは、床の傾きを調べるために必要です。わずかな傾きでも、平衡感覚を失ってこけたり、寝ているときに頭に血が上るなどのリスクがあります。
申し込みに必要な書類も持って行くと良い
- ・本人確認証(顔写真付き)
- ・健康保険証
- ・収入証明(3ヶ月分)
入居申込時は、上記3点があれば良いです。あとは不動産屋が持っている申込書に、必要情報を書き込むだけです。空白があると審査が不利になるので、できる限り埋めてください。
内見時に最低限確認すべき箇所
- ・壁の厚みや防音性
- ・居室の広さ
- ・収納スペースの広さ
- ・洗濯機置き場の広さ
- ・コンセントの数と位置
- ・スマホの電波が入るか
- ・お部屋の防犯性
- ・日当たりの良さ
- ・共有部分の管理が行われているか
内見時は上記9点は最低限確認しておいた方が良いです。スペースの広さが不十分だと、家具家電が搬入できなかったり、荷物を仕舞い切れません。
盲点なのがスマホの電波状況です。立ってれば3本アンテナが立つが座ると圏外、居室は電波が入るがキッチンや玄関は途切れるお部屋もあります。隅々まで確かめましょう。
内見後に物件を比較する際のポイント
- ・家賃や初期費用の金額
- ・希望条件にマッチしているか
- ・室内設備が十分にそろっているか
- ・お部屋の広さや間取りはどうか
- ・通勤通学はしやすいか
- ・周辺環境は良いか
内見後に物件を比較する際は、上記の6ポイントを確認してください。家賃や初期費用が多少高くても、住み心地優先なら「設備や立地が良い物件」を選ぶと良いです。
とにかく費用優先であれば「初期費用の合計」「1年間のトータル総家賃」を比較して安い物件を選びましょう。
内見に関するよくある質問
内見一件目で決めるのはあり?
内見一件目で決めるのはありです。予算や希望条件などがマッチしていれば、一件目で申し込んで良いです。
内見は全部で何日ほどかかる?
人に寄ります。最短で1日、長い人だと1ヶ月ほどかかります。
長くなる理由は「理想の物件に出会えない」「ライバルに取られた」「優柔不断で選びきれない」など様々です。
付き添いなしの内見ってあるの?
付き添いなしの「セルフ内見」は、不動産屋によってあるサービスです。
1人でゆっくり内見できますが、取り扱い物件が少ない・他とブッキングしやすい・気になる部分をすぐに質問できないなどデメリットが多いです。
内見だけでも怒られない?
内見だけでも怒られません。迷って持ち帰る人や断る人も多いので、不動産屋は慣れています。
内見に行く暇がないときはどうすればいい?
テレビ電話で内見する「オンライン内見」に対応している不動産屋を利用してください。
オンライン内見は、VRやARと違って実際の物件を確認します。現地に不動産屋のスタッフが言って、テレビ電話で中継してくれます。
内見せずに物件を決めても大丈夫?
リスクを承知のうえでなら、内見せずに物件を決めても良いです。
「原則キャンセルできない」「イメージと実物に相違がある」「設備の劣化を確認できない」などのリスクがあります。
当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。