「年収200万円の家賃目安はいくら?」
「月収や手取り額はどのくらい?」
家賃を適正内に収められれば、毎月の生活費が確保しやすいです。娯楽費や貯金にお金を回すこともできます。
しかし、住み心地を求めたり、立地を優先すると家賃が高いお部屋ばかりです…。固定費が高く、生活費が足りなくなります。
そこで当記事では、年収200万円の人の適正家賃を解説します!生活実態についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
年収200万円の家賃は4.4万円が目安
そもそも年収200万円の月の手取りは約13.4万円
年収200万円の月の控除額と手取り額の例 | |
---|---|
厚生年金保険料 | 15,555円 |
健康保険料 | 8,338円 |
雇用保険料 | 833円 |
所得税(源泉徴収税額) | 2,258円 |
住民税 | 5,358円 |
月の手取り額 | 134,323円 |
年収200万円の人の月の手取りは「約13.4万円」です。
年収とは給料の年間の総支給額のことです。社会保険料や住民税などの税金が差し引かれて、手元に残ったお金が「手取り」です。
一人暮らしで年収200万円の人は、約161万円が手元に残ります。月の手取りは12ヶ月で割った約13.4万円です。
家族構成や地域、年齢などによって控除額は違います。適正な家賃を考える際は、必ず「手取り」を目安にしてください。
- 年収別の月の手取り目安
一人暮らしの家賃は手取りの3分の1に収めるべき
一人暮らしの家賃の目安は「手取りの3分の1」です。年収200万円の人は月の手取りが約13.4万円のため、家賃は4.4万円以内に抑えたほうが良いです。
家賃は管理費(共益費)を含めて計算してください。人気の物件は管理費が高く、予算をオーバーしてしまうことがあります。
実際には手取りの4分の1以内がおすすめ
生活費に余裕を持たせたり、貯金に回したいなら家賃を手取りの4分の1以内に抑えるのがおすすめです。年収200万円なら家賃3.3万円が目安です。
月の貯金が2万円以上見込めるので、冠婚葬祭や病気などの急な出費にも対応できます。
家賃の安いお部屋の探し方
毎月の固定費である家賃を抑えれば、無理に節約しなくても生活に余裕が持てます。
ただし、家賃の安すぎる物件は欠陥があったり、騒音トラブルの危険性があります。不動屋を利用して、お部屋の状態を細かく確認するべきです。
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、来店不要でLINEやチャットで気軽に相談できます。「近くに安いスーパーはある?」といったお部屋に直接関係ないことでも聞けちゃいます。
忙しくてお店に行けない人は、通勤通学などのスキマ時間にぜひ使ってみてください。
年収200万円の入居審査は家賃5.5万円以下が基準
家賃の36倍以上の年収
賃貸の入居審査に通る基準は「年収が家賃の36倍以上」あることです。年収200万円の人の場合、家賃5.5万円以下であれば支払い能力があると認めてもらえます。
注意点として、家賃が基準内であってもギリギリ過ぎると落ちる可能性が高いです。お部屋探しの際は、手取りに対する家賃で検討したほうが安全です。
入居審査に必要なもの
- ・身分証明書(免許証、保険証、パスポートなど)
- ・収入証明書(源泉徴収票、給与明細3ヶ月分)
- ・印鑑(シャチハタ不可)
- ・通帳のコピー など
入居審査に必要なものをまとめました。身分証明書と印鑑は必ず求められるので、あらかじめ用意しておくとスムーズです。
そのほかの提出書類は、候補のお部屋が決まった段階で不動産屋に確認しておけば問題ありません。
もし連帯保証人を立てるなら、勤務先の情報や年収を求められるので事前に聞いておくと良いです。
入居審査に通りやすくなるコツ
- ・見た目や言動に気を付ける
- ・かかってくる電話に出る
入居審査とは「お部屋を貸してもいいかを総合的に判断する」ことです。
不動産屋に対してひどい態度で接していると、大家さんの審査に響きます。不動産屋は人柄や見た目をレポートにまとめて大家さんに提出するためです。
また、審査中の本人確認の電話には必ず出てください。遅くても翌日には折り返したほうが良いです。
本人確認が遅くなると「音信不通」として審査に落ちます。審査中は知らない番号でも出るようにすると確実です。
年収200万円のお部屋はワンルームが多い
東京23区内で借りられるお部屋
- ・足立区、江戸川区、葛飾区、世田谷区、中野区、杉並区、練馬区、板橋区 など
- ・木造
- ・アパート
- ・ワンルーム
- ・築30年以上
- ・専有面積15㎡
- ・3点ユニットバス
- ・都市ガス
東京23区内で、家賃4.4万円で借りられるお部屋に多い特徴をまとめました。足立区や葛飾区、板橋区などの家賃相場の低いエリアなら、少ない物件数ですが見つかりました。
ワンルームで専有面積が15㎡ほどの物件が多いので、荷物の多い人は収納場所に苦労します。
注意点として、バストイレ別やオートロックなど人気の設備は基本的に付いていないです。お部屋の条件にこだわると、お部屋がほとんど見つかりません。
23区外で借りられるお部屋
- ・八王子市、立川市、国分寺市、町田市、府中市、日野市、小金井市 など
- ・木造、鉄骨造
- ・アパート、マンション
- ・ワンルーム、1K
- ・築30年以上
- ・専有面積20㎡
- ・3点ユニットバス
- ・都市ガス
23区外なら家賃4.4万円以下の物件が多く見つかります。八王子市や町田市といった都心から離れたエリアなら特に選択肢が多いです。
ワンルームだけでなく1Kのお部屋も豊富です。築年数は30年以上の物件が中心なので、設備の劣化が無いか内見でよく確かめると良いです。
- 千葉・埼玉・神奈川・大阪・名古屋で借りられるお部屋
年収200万円で一人暮らしする際の理想の生活費シミュレーション
家賃と食費で支出の55%以内に収めるべき
内訳 | 支出割合 | 支出金額 |
---|---|---|
家賃 | 約30% | 約44,000円 |
食費 | 約25% | 約33,000円 |
水道光熱費 | 約10% | 約10,000円 |
通信費 | 約10% | 約12,000円 |
趣味・娯楽費 | 約10% | 約10,000円 |
日用品・消耗品代 | 約5% | 約5,000円 |
交通費 | 約5% | 約5,000円 |
その他雑費・貯金 | 約10% | 約15,000円 |
合計 | 約134,000円 |
年収200万円と想定して、FPの岩井さんに一人暮らしの理想の生活費内訳をシミュレーションしてもらいました。
家賃と食費で、手取りの「55%以内」に収まるように調整すると良いです。残りの45%で、日用品代・娯楽費などをやりくりしましょう。
実際は理想の出費よりもかさんでしまう可能性が高いです。できるだけ目安の割合よりも上回らないように意識して生活して下さい。
月の平均支出は家賃を除いて約11.5万円
食費 | 33,775円 |
---|---|
水道光熱費 | 10,859円 |
家具・家事用品 | 3,960円 |
被服及び履物 | 2,711円 |
保健医療 | 6,885円 |
交通・通信 | 13,258円 |
教養娯楽費 | 11,295円 |
その他の支出 | 18,082円 |
消費支出合計 | 115,200円 |
総務省統計局公表の「家計調査 2021年 (表番号1)」によると、年収100~200万円の一人暮らしの平均的な1ヶ月の生活費は家賃を除いて「約11.5万円」です。
年収200万円(家賃4.4万円)の人が月に11.5万円消費すると赤字になってしまいます。
自炊で食費を抑えたり、格安SIMに切り替えたりして無理のない範囲で節約を心がける必要があります。
家賃6万円だとやりくりが難しい
内訳 | 支出金額 |
---|---|
家賃 | 約60,000円 |
食費 | 約27,000円 |
水道光熱費 | 約10,000円 |
通信費 | 約12,000円 |
趣味・娯楽費 | 約10,000円 |
日用品・消耗品代 | 約5,000円 |
交通費 | 約5,000円 |
その他雑費・貯金 | 約5,000円 |
合計 | 約134,000円 |
年収200万円の一人暮らしで家賃6万円のお部屋に住むと、食費を切り詰めても貯金ができません。病気や家具・家電の故障など、ちょっとしたトラブルがあっただけで赤字です。
また、年収に対して家賃が高いため入居審査に落ちる可能性も高いです。貯金に余裕があるか、年収が上がる見込みがない限りおすすめしません。
家賃3.3万円なら貯金の余裕ができる
内訳 | 支出金額 |
---|---|
家賃 | 約33,000円 |
食費 | 約33,000円 |
水道光熱費 | 約10,000円 |
通信費 | 約12,000円 |
趣味・娯楽費 | 約10,000円 |
日用品・消耗品代 | 約5,000円 |
交通費 | 約5,000円 |
その他雑費・貯金 | 約26,000円 |
合計 | 約134,000円 |
年収200万円で家賃を3.3万円に収めた人の生活費例です。家賃を手取りの4分の1に抑えているので、娯楽費や貯金に回せるお金が多いです。
自炊が面倒なら、週に1~2回なら外食しても家計を圧迫しません。
年収200万円で一人暮らしするまでに必要な費用
家賃4.4万円なら40万円は用意しておくべき
目安 | |
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賃貸契約の初期費用 | 19.8~22.5万円 |
引っ越し費用 | 5~10万円 |
家具家電の購入費用 | 10~15万円 |
年収200万円で一人暮らしを始める際に必要な初期費用をまとめました。家賃4.4万円のお部屋なら、最低でも40万円は用意するべきです。
お部屋の賃貸契約の初期費用は「家賃4.5~5ヶ月分」です。家賃が4.4万円の場合、初期費用で19.8~22.5万円必要です。敷金・礼金や仲介手数料として支払います。
距離や時期によって変動しますが、一人暮らしの引っ越し費用は5万円ほど見ておくと良いです。家具家電はリサイクルショップでそろえると、表の料金より安く収まります。
新社会人なら1~2ヶ月分の生活費も必要
就職や転職を機に一人暮らしを始める人は、1~2ヶ月分の生活費も用意しましょう。入社した月は給料が振り込まれないためです。
入社タイミングや会社によっては初任給の振込が2ヶ月先というケースもあります。事前に勤務先に確認したほうが良いです。
一括見積もりサイトで
引っ越し業者は、複数の業者から見積もりをもらえる「相見積もり」だと、比較して1番安いところを選べます。
業者同士がお客を獲得するために価格競争をするので、正規の値段よりもかなり値下げしてもらいます。
「A社は〇円だったので、同じくらいの金額でやってもらえないか」など、金額の交渉もしやすくなります。
「引越し侍」は一括見積もりサイトの中でも提携業者数が多いのでおすすめです。2022年12月現在で約340社と提携しています。
家賃を抑えられるお部屋の探し方
家賃相場の低いエリアを探す
ワンルーム | 1K | |
---|---|---|
葛飾区 | 6.21万円 | 6.95万円 |
江戸川区 | 6.49万円 | 6.93万円 |
足立区 | 6.34万円 | 7.01万円 |
練馬区 | 6.60万円 | 7.21万円 |
板橋区 | 6.79万円 | 7.52万円 |
家賃の安いお部屋を見つけるなら、家賃相場の低いエリアで探しましょう。東京23区内だと「葛飾区」「江戸川区」「足立区」などのエリアは家賃相場が低くおすすめです。
家賃を下げると引っ越し費用も下げられるのでおすすめです。敷金・礼金・仲介手数料は家賃を基準に決まるためです。
各駅停車の駅を狙う
各駅停車の駅は、乗車時間が長いなどの理由で人気が少なく家賃相場が低いです。快速・通勤快速・特急が停まる駅より5千円お得に住めるのでおすすめです。
大きな駅と比べると買い物環境や飲食店の数は劣りますが、通勤時間や都心へのアクセスは大差がありません。
繁忙期を避けてお部屋探しをする
引っ越し時期を調整できる人は、繁忙期である1~3月を避けるのも手です。
繁忙期にお部屋が埋まらなかった物件は、家賃を値下げしたり敷金・礼金の交渉に応じてくれるケースがあります。
引っ越したい人が少ない時期のため、不動産屋も親身になってくれる可能性が高いです。
初期費用は値引き交渉できる
入居時に支払う初期費用は値引き交渉ができます。礼金や仲介手数料は、値下げに応じてもらいやすいです。
実際に不動産屋で値引き交渉するときは、お願いベースで相談してみましょう。不動産屋も人間なので「値下げして当然」という態度で交渉すると断られやすいです。
年収ごとの家賃目安一覧
年収 | 家賃目安 |
---|---|
200万円 | 44,000円 |
250万円 | 54,000円 |
300万円 | 64,000円 |
350万円 | 75,000円 |
400万円 | 85,000円 |
450万円 | 94,000円 |
500万円 | 105,000円 |
550万円 | 115,000円 |
600万円 | 122,000円 |
700万円 | 139,000円 |
800万円 | 156,000円 |
900万円 | 175,000円 |
年収額ごとの家賃目安を、一覧でまとめました。青い文字の金額を押すと、それぞれの詳しい解説をご覧いただけます。
月の手取り3分の1以内であれば、生活費に余裕が出るうえ、審査基準の家賃の36倍の年収をクリアできます。
あくまでも目安なので、自分のライフスタイルに合わせましょう。
年収200万円の家賃や一人暮らしに関する質問
女性の一人暮らしで重視するべきポイントは何?
予算内であれば、防犯面ではできるだけ妥協しないほうが良いです。
- ・2階以上
- ・室内洗濯機置き場
- ・オートロック
- ・防犯カメラ
- ・モニター付きインターホン
- ・防犯性の高いディンプルキー
- ・玄関ドアのダブルロック
- ・防犯ガラスやシャッター
- ・ホームセキュリティ付き
- ・管理人常駐
- ・女性専用マンション
「2階以上」「室内洗濯機置き場」は、家賃を抑えつつ探せる条件なのでおすすめです。
家賃4.4万円以内に収めるなら、オートロックや防犯カメラ付きのお部屋は見つからない可能性が高いです。
年収200万円で家賃7万円は無理?
家賃が手取りの2分の1以上あると生活できません。
年収に対して家賃が高すぎるので、入居審査に落ちる可能性も非常に高いです。
年収200万円の年間の手取りはいくら?
約161万円です。
年収200万円の控除額と年間の手取り額の例 | |
---|---|
厚生年金保険料 | 186,660円 |
健康保険料 | 100,062円 |
雇用保険料 | 9,999円 |
所得税(源泉徴収税額) | 27,000円 |
住民税 | 64,000円 |
年間の手取り額 | 1,612,277円 |
一人暮らしで、社会人2年目以降の人の手取り額目安です。保険料の支払い額や世帯構成によって、税金の支払い額は大きく変わるので参考程度に考えてください。
年収200万円で貯金はできる?
家賃を抑えて節約を意識すればできます。
固定費の家賃を抑えるだけでも貯金しやすいです。基本的に毎日自炊を心がけて無駄遣いを控えれば、月に1~2万円貯金できます。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!