「実家から通えるのに一人暮らしってアリ?」
「30代で自立できてないと恥ずかしい?」
実家から職場まで通える人が、あえて一人暮らしを始めるケースは多いです。実際に弊社「家AGENT」では、自立のために30代で引っ越した女性もいます。
しかし、ネット上には「お金がもったいない」など、ネガティブな意見も見られます。一人暮らしする明確な理由がないと、親に反対されることも…。
そこで当記事では、実家から通える30代が一人暮らしを始めたきっかけや理由を紹介します。一人暮らしでかかる初期費用や生活費もまとめています。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 営業スタッフ
池袋にある仲介不動産屋「家AGENT」で勤務する営業スタッフ。女性視点のお部屋探しや、地域の住みやすさについてのアドバイスに定評があります。
実家から通えるのに30代で一人暮らしするのはアリ?
一人暮らしを始めたい理由があるならアリ
一人暮らしを始めたい明確な理由があれば、30代での引っ越しはアリです。「自立のため」「自分の時間を確保したい」などです。
明確な理由がないと、せっかく引っ越したのに家に戻ってしまう恐れがあります。「親の援助なしで生活する」という意志があれば、失敗しにくいです。
実際に30代で一人暮らしを始めた人は17%
- 調査概要
過去に弊社が実施したアンケートによると、30代で初めて一人暮らしを始めた人は17%でした。割合だけ見ると少ないですが、一定数の人が30代で引っ越しています。
家から出るタイミングを逃すと、引っ越しへの気持ちが揺らいでしまいます。「いつか一人暮らしをしてみたい」と考えているなら、物件の情報収集だけでも早めに始めてください。
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実家から通える30代が一人暮らしを始めた理由
- ・実家暮らしから自立するため
- ・自由な時間が欲しかった
- ・周りの人たちが引っ越しだした
- ・目標金額まで貯金できたから
実際に30代が一人暮らしを始めた理由を4つ解説します。アンケートで寄せられた体験談も合わせて紹介します。
実家暮らしから自立するため
30代前半
実家からの通勤時間:電車で40分
居住エリア:埼玉県
【もっと早く一人暮らしすればよかった】
30代になって、そろそろ一人暮らししなきゃなって思いました。親と話し合ってから、1ヶ月後には一人暮らししていました。料理のスキルやお金の管理ができるようになったので、今ではもう少し早く引っ越せば良かったなって感じています。
30代で一人暮らしを始めた理由として「実家暮らしから自立するため」という声が多かったです。年齢を考えて、一人暮らしを決意した人が目立ちました。
親に頼らない生活をしたい人なら、一人暮らしに向いています。料理やお金の管理などのスキルが身に付きます。
自由な時間が欲しかった
30代前半
実家からの通勤時間:電車で30分
居住エリア:東京都
【門限が嫌で一人暮らしをした】
30歳をこえても24時までに帰らないと怒られていました。もともと過干渉気味の親だったので一人暮らしをすると伝えたときは、猛反対を受けましたがしっかり説得できました。いろんな障害を乗り越えたからか、今では毎日が楽しくて仕方ないです。(笑)
一人暮らしを始めたきっかけには「自由な時間が欲しかった」という意見もありました。親からの干渉が嫌で、プライベートの時間を確保するためです。
過保護な親だと、一人暮らしを反対される恐れがあります。自分の意見を伝えるだけでは許可は下りにくいです。親の意見も聞いてから、妥協案を出してみてください。
周りの人たちが引っ越しだした
30代後半
実家からの通勤時間:電車で20分
居住エリア:東京都
【地元の友達と遊べなくなった】
ずっと一緒だった友達が結婚したり、転勤で地方に行ったりと30代になってから周囲の環境が激変しました。今まで休みの日に遊ぶ友人がいなくなったときに、一人暮らししようと決めました。一人暮らしを始めて同じ趣味の友達ができたりと毎日ハッピーに暮らせています。
一人暮らしの理由で「周りの人たちが引っ越しだした」と答える人もいました。30代になると、結婚や転職転勤などでライフスタイルが変化しやすいからです。
目標金額まで貯金できたから
30代前半
実家からの通勤時間:電車で20分
居住エリア:東京都
【200万円貯まったから引っ越した】
自分が設定した貯金額に届いたので一人暮らししました。20代のころ一人暮らししたいと親に相談したら、お金の心配をされ断念しました。それならと思い200万円貯めて親に伝えたところ承諾してもらえて無事一人暮らしできました。貯金があるおかげで余裕のある生活ができていて、20代のころに反対してくれた親に感謝しています。
一人暮らしを始めた人の中には「目標金額まで貯金できたから」という理由を挙げる人もいました。一人暮らしは、実家暮らしより出費が増えるからです。
貯金をしておくと、お部屋の契約時に必要な初期費用も賄えます。初期費用の詳細は、のちほど解説します。
実家から出て一人暮らしするなら不動産屋からアドバイスをもらう
実家から出て一人暮らしをするなら、不動産屋からアドバイスをもらうと良いです。スムーズに引っ越すコツや、親への説得方法を教えてくれます。
実家を出て一人暮らしを始めたい人は、当サイト運営の不動産屋「イエプラ」がおすすめです!チャットやLINEでやりとりできるので、話しにくいことでも気軽に相談できます。
「初めての一人暮らしで不安」「実家住みの30代でもお部屋を借りられる?」など、来店不要でアレコレ相談できます。
仕事終わりや移動中のスキマ時間でも利用可能です。実家から通えるけど一人暮らしを検討している人は、ぜひ利用してみてください!
30代で一人暮らしを始めるメリットは4つ
- ・親の干渉を減らせる
- ・お金の管理ができるようになる
- ・エリアによっては通勤時間を短縮できる
- ・家事が上手になる
親の干渉を減らせる
30代が一人暮らしを始めると、親からの干渉が減らせます。門限や家の使い方を決められていた人には、メリットに感じやすいです。
寝る時間やご飯を食べる時間も自分で決められます。好きな時間帯に、友人や恋人などを招いて遊ぶのもアリです。
お金の管理ができるようになる
実家から出て一人暮らしをすると、お金の管理ができるようになります。限られた予算内で生活費をやりくりする必要があるからです。
お金を上手く管理するには、事前に生活費の目安を把握しておくと良いです。一人暮らしでかかる生活費は、のちほど解説します。
エリアによっては通勤時間を短縮できる
職場まで実家通える人でも、エリアによっては通勤時間を短縮できます。乗り換え回数を減らしたり、混雑率の低い路線を選べば通勤時のストレスも解消します。
家事が上手になる
一人暮らしを始めると、家事が上手になります。今まで親に任せていた掃除や洗濯を、すべて自分でこなす必要があるからです。
結婚を意識している人や、花嫁修業したい女性にはメリットに感じます。最初は家事が苦手でも、1ヶ月ほど経てば慣れる人が多いです。
30代で一人暮らしをする注意点と解決法
- 金銭的負担が増える
- 防犯面が心配になる
- 孤独を感じてしまう
30代で一人暮らしするときの注意点を3つ解説します。解決法も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
①金銭的負担が増える
平均額 | |
---|---|
食費 | 38,410円 |
水道光熱費 | 10,731円 |
家具・日用品 | 5,687円 |
衣料品・履物 | 4,606円 |
保健医療 | 7,625円 |
交通費 | 2,950円 |
スマートフォン・ネット代 | 7,153円 |
娯楽費・交際費 | 30,057円 |
その他雑費 | 14,236円 |
合計 | 122,106円 |
実家から通える30代が一人暮らしをする際、金銭的な負担が増えることに注意です。総務省が公表する「家計調査 2021年 単身世帯」によると、家賃を除く一人暮らしの生活費は約12万円でした。
家賃8万円のお部屋なら、1ヶ月の生活費は約20万円です。予算内で上手くやりくりするには、平均額より家賃・食費・娯楽費などを抑える必要があります。
家賃と食費を全体の50%以内にすると良い
割合 | 手取り20万円の 目安金額 |
|
---|---|---|
家賃 | 30% | 60,000円 |
食費 | 15% | 30,000円 |
水道光熱費 | 4% | 8,000円 |
通信費 | 5% | 10,000円 |
飲み会代・交際費 | 8% | 16,000円 |
趣味娯楽費 | 10% | 20,000円 |
日用消耗品 | 5% | 10,000円 |
保険・医療費 | 3% | 6,000円 |
その他雑費 | 10% | 20,000円 |
貯金 | 10% | 20,000円 |
一人暮らしの理想的な支出割合を表にまとめました。家賃と食費の合計を50%以内に抑えると上手くいきます。
お部屋の家賃は「手取り3分の1まで」が目安です。手取り20万円の人なら、家賃6万円以内で探してみてください。
食費を抑えるコツは、できるだけ外食を控えて自炊することです。格安セールを狙ったり、まとめ買いで買い物回数を減らせば、さらに食費を節約できます。
②防犯面が心配になる
実家から出て一人暮らしを始めると、防犯面も不安になります。夜の訪問者などを、自分だけで対応しなければいけないからです。
特に女性は犯罪に巻き込まれやすいです。空き巣やストーカーなど被害にあわないように、防犯性が高いお部屋を選ぶべきです。
防犯性が高いお部屋の条件
- ・TVモニター付きインターホン
- ・オートロック
- ・防犯カメラ
- ・管理人がいる
一人暮らしの女性が選んだほうが良い条件をまとめました。主にオートロックや、管理人がいるなどの条件で物件を探すと安心です。
条件をこだわりすぎると、家賃が上がりやすいので注意です。譲れない条件は、5つまでに絞るとスムーズにお部屋が見つかります。
③孤独を感じやすい
一人暮らしをすると孤独を感じてしまうときが多いです。実家に住んでいる期間が長いほど、ホームシックになる可能性が高いからです。
新たな友達ができないと、より孤独を感じます。社会人になってから友達ができていないという人は、一人暮らしを後悔しやすいです。
寂しさは時間が解決してくれることが多い
寂しさは、時間経過で解決することが多いです。我慢できないときは、家族に電話したり友達と一緒に過ごすと解消されます。
一人暮らしに必要な初期費用
金額 | |
---|---|
賃貸の初期費用 | 家賃4.5~5ヶ月分 |
引っ越し費用 | 約50,000円 |
家具家電購入費 | 約100,000円 |
賃貸契約の初期費用は家賃の4.5~5ヶ月分
初期費用の目安 | |
---|---|
家賃5万円 | 225,000~250,000円 |
家賃6万円 | 270,000~300,000円 |
家賃7万円 | 315,000~350,000円 |
家賃8万円 | 360,000~400,000円 |
家賃9万円 | 405,000~450,000円 |
- 初期費用の項目ごとの相場と解説
一人暮らしの賃貸契約にかかる費用は「家賃の4.5~5ヶ月分」と言われています。家賃7万円だと、初期費用は32~35万円が目安です。
敷金・礼金・仲介手数料がすべて1ヶ月分だと、家賃の6ヶ月分以上かかるケースもあります。「礼金なし」「フリーレント付き」などに絞って探すと良いです。
初期費用は交渉次第で抑えられる
初期費用を交渉したいなら不動産屋に相談するのがおすすめです。初期費用がもともと安いお部屋や、交渉の成功率が高いお部屋を紹介してくれます。
当サイト運営の不動産屋「イエプラ」には、交渉経験が豊富な営業マンが多数在籍しています。予算に悩む人のお部屋探しをサポートしています。
やり取りはチャットやLINEから可能です。「礼金なしのお部屋はある?」「フリーレント付きの物件だけ探してほしい」など、来店不要で相談できます!
また、仲介手数料が基本無料で、お部屋によってはキャッシュバックもあります。お得に引っ越したい人は、ぜひ試してみてください。
引っ越し費用は約5万円が目安
移動距離や荷物の量にもよりますが、一人暮らしの引っ越し費用は約5万円です。引っ越し先が家から2キロ以内なら2万円ほどで収まります。
引っ越すときは、複数の引っ越し業者に見積もり取りましょう。他社の金額に合わせて値引きしてくれるケースがあります。
家具家電の購入費用は約10万円
金額 | |
---|---|
ベッド・布団などの寝具 | 約30,000円 |
冷蔵庫 | 約25,000円 |
電子レンジ | 約8,000円 |
洗濯機 | 約25,000円 |
カーテン | 約3,000円 |
トイレ用品 | 約1,000円 |
シャンプー・リンスなど | 約2,000円 |
タオル(バスタオル)複数 | 約3,000円 |
ゴミ箱・ゴミ袋 | 約500円 |
歯ブラシ・歯磨き粉 | 約500円 |
キッチン用品 | 約3,000円 |
合計 | 約101,000円 |
家具家電の購入には約10万円必要です。グレードにこだわると高く付くので、予算を考慮してどれを購入するかを決めます。
こだわりがあまりない人は、アウトレットショップやリサイクルショップを利用すると良いです。新品の半額ほどで必要な家電が揃います。
30代の一人暮らしに関するよくある質問
30代で実家暮らしは恥ずかしい?
毎月家にお金を入れていたり、介護などの事情があれば問題ありません。
どのくらいの年齢で実家から出るべき?
弊社のアンケートでは「30歳まで」と回答した人が45%で最も多かったです。
次に多かったのが「25歳まで」だったので、20代後半~30歳までに実家を出るべきと考える人が大半でした。
30代で一人暮らしする人の割合は?
全体の約17%です。数は少ないですが、30代で一人暮らしを始める人は一定数います。引っ越すタイミングは人によって異なるので、年齢は気にしなくて大丈夫です。
当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。