「実家暮らしは何歳まで?」
「いつまでに家を出るべき?」
実家暮らしは何かと便利ですよね!家族が身近にいると心強いですし、一人暮らしの人より貯金しやすいです。
しかし、いつまでも実家に住むと「自立していない」とマイナスイメージを持たれてしまうことも…。当記事では、実家暮らしが許されるのが何歳までなのか解説します。
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- 20代後半~30歳までには出るべき
- 調査したところ30歳まで・25歳までに実家を出るべきと回答した人が過半数
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
実家暮らしは何歳まで許される?
- 調査実施日:2022年7月
- 調査媒体:クラウドソーシング
- 対象:20~30代の150名(有効回答143名)
- ・実家暮らしは何歳まで許される?理由は?
- ・現在は一人暮らし中?何歳に家を出た?
- ・一人暮らしを始めたきっかけは何?
- ・実家暮らしを続ける理由は?
2022年7月、当サイト「イエプラコラム」で「実家暮らしの人は何歳まで許されるか?」というアンケート調査を実施しました。
20代後半~30歳までには出るべき
実家暮らしが何歳まで許されるか調査したところ、20代後半~30歳までと回答した人が多いです。30歳までと回答した人が45%、25歳までが22%と合わせて過半数を超えました。
30歳を過ぎても実家暮らしだと、マイナスな印象を持たれる可能性が高いです。「ちゃんと働いているのか」「家事やお金の管理ができなさそう」といった印象です。
しかし、親の介護をしているなどのやむを得ない理由があれば、実家暮らしでも問題ないと考える人が多いです。
実家暮らしのボーダーラインについての声
大半の人が「新卒すぐはお金がない」「ある程度余裕が出てからで良い」と考えていることがわかります。
しかし、30歳オーバーだと「自立していない」とマイナス面で見られることが多いです。世間体を気にするなら、早めに一人暮らししたほうが良いです。
事情があれば実家暮らしのままでも良い
- ・実家の跡継ぎや介護
- ・マイホームを検討している
- ・実家が職場まで近い
上記のような事情があれば、実家暮らしのままでも問題ありません。弊社のアンケートから、実家暮らしに関するポジティブな意見を紹介します。
後継ぎや介護が理由なら問題ない
アンケート結果の中には、実家を継ぐ・介護などの事情があれば、実家暮らしのままでも良いという声がありました。
実家にいる理由が明確であれば、世間的なマイナスイメージも少ないです。自立して家を支えていると判断されます。
マイホーム購入を検討している
実家暮らししている理由が、マイホーム購入のためという人もいます。一人暮らしにかかる家賃が節約できれば、購入資金が早く貯まりやすいです。
国土交通省公表の「住宅経済関連データ(令和5年度)」によると、は30代でマイホームを購入する人が目立ちました。ローンを組んでも、定年までに完済の計画を立てるのに向いています。
マイホーム購入を検討している人なら、実家暮らしのままでも良いです。
実家が職場から近い
実家が職場に近ければ、無理に一人暮らしする必要はありません。通勤ストレスがかからないうえ、出費を抑えられるからです。
実家から勤務先まで1時間未満なら、遠いと感じにくいです。将来的に自立を考えている人でも、引っ越しの予算を貯めてから実家を出ましょう。
実家を出て一人暮らしを始めた人のきっかけ
- ・就職や転職
- ・大学や専門学校への進学
- ・親に一人暮らしを促された
上記には当サイトのアンケート回答で多かった「実家を出て一人暮らしを始めたきっかけ」をまとめました。以下で体験談と合わせて紹介します。
就職・転職で実家を出た人の体験談
実家を出たきっかけとしては、就職や転職が多いです。実家から勤務先まで通えなくなったことで、自然と一人暮らしを始めています。
また、実家から通える社会人でも、自立するために一人暮らしを始めた人もいました。早めに親元を離れたい人にはベストなタイミングと言えます。
進学で実家を出た人の体験談
進学をきっかけで実家を出ている人も多かったです。一人暮らしすれば、実家から遠く離れた学校にも通えるからです。
ただし、学生のうちは金銭面で自立していないので、親の助けは欠かせません。物件を契約するときは、親の同意書も必要になります。
親に言われて実家を出た人の体験談
親から実家を出て行くように促されたことで、一人暮らしを始めた人もいました。回答内容を見ると、20代後半に差し掛かったタイミングで話を切り出されています。
もともと実家を出る予定の人なら、親に言われたタイミングで早めに引っ越しましょう。いつまでも実家暮らしを続けていると、親との関係が悪化する恐れがあります。
一人暮らしを始めるメリットは5つ
- ・親に干渉されないので自由に生活できる
- ・友人や恋人を家に呼びやすい
- ・家事能力が身につく
- ・お金の管理ができるようになる
- ・会社の近くに住めば通勤が楽になる
親に干渉されないので自由に生活できる
一人暮らしのメリットは自由度の高さです。一人暮らしは自分の生活スタイルに対して、誰からも干渉されません。
好きな時間に好きなことをしても、誰からも文句を言われません。家族との生活リズムが違う人は一人暮らしに向いています。
友人や恋人を家に呼びやすい
一人暮らしなら、家族に気を遣わずに気軽に友人や恋人を呼べます。家族の目が気にならないので楽しい時間を過ごせます。
実家暮らしでは何かと制限がかかります。人を招くとき親に許可をとったり、遊べる時間が限られる人もいます。
家事能力が身につく
一人暮らしは自然と家事能力が身につきます。今まで親にやってもらっていた家事を、すべて1人で片付けないといけません。
毎日の家事が習慣化すると生活能力が上がって、将来家庭を持ったときに役立ちます。
お金の管理ができるようになる
家賃や水道光熱費、食費の支払いが毎月あるので、お金を管理する力が身につきます。
基本的に自分だけの収入で生活していくので、節約スキルも養われます。一人暮らしの生活費や節約術は次の記事でも解説しています。
会社の近くに住めば通勤時間を削れる
実家から通勤するより、会社の近くに住んだほうが通勤時間が短くなります。通勤時間が短くなった分、睡眠時間を長く確保できます。
勤め先から家賃補助が出るなら積極的に利用したほうが良いです。家賃が高すぎない物件を選べば、時間もお金も有効に使えます。
一人暮らしする際の3つの注意点
- ・金銭的な負担が大きい
- ・不健康になりやすい
- ・女性なら防犯面が心配
金銭的な負担が大きい
一人暮らしで増える費用 | |
---|---|
家賃 | 約60,000円 |
食費 | 約42,000円 |
水道光熱費 | 約13,000円 |
身の回りの日用品代 | 約6,000円 |
交通費や通信費 | 約21,500円 |
保健医療 | 約7,500円 |
その他の雑費 | 約30,500円 |
合計 | 約180,500円 |
一人暮らしは、金銭的な負担を感じやすいです。一人暮らしを始めれば、実家暮らしより月の出費が約18万円増えます。
エリアにもよりますが、単身者向け物件の家賃は6万円ほどです。総務省統計局のデータによれば、一人暮らしの月平均の食費は約4万円で、水道光熱費は約1.5万円です。
実家暮らしでもかかっていた娯楽費を合わせると、1ヶ月の生活費は20万円を超えます。自由に使えるお金は実家暮らしよりも少なくなるため、使いすぎには気をつけましょう。
不健康になりやすい
家族がいない環境だと不健康になりやすいです。頻繁に夜更かししたり外食が増えたりするからです。
病気にかかると常に看病してくれる人がいません。通院費などを考えると、健康に過ごせるように生活したほうが良いです。
女性なら防犯面が心配
女性の一人暮らしは防犯面に気をつけるべきです。仕事以外の時間は一人になるので、防犯性の高い物件に住むのがおすすめです。
TVモニターつきインターホンやオートロックつきの物件は女性に人気です。2階以上のお部屋に住むだけで防犯性は上がります。
初めてのお部屋探しで意識すること
- ・間取りはワンルームか1Kで探す
- ・駅徒歩10~15分以内まで緩和する
- ・築年数は指定しない
- ・エアコンは必須
- ・設備は室内洗濯機置場がおすすめ
- ・都市ガスのお部屋を選ぶ
- ・女性はバストイレ別やオートロック付きだと快適
一人暮らしなら、ワンルームか1Kの間取りで十分です。違いは、キッチンと居室の間にドアなどの仕切りがあるかです。お部屋の広さはほとんど同じです。
ガスは「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」の2種類あります。都市ガスは公共料金なので基本料が安いです。プロパンガスの半額ほどで済みます。
女性の一人暮らしであれば、バストイレ別やオートロック付きだと快適に過ごせます。ただし、家賃の安さを重視するなら妥協しても良いです。
一人暮らしに必要な費用も把握しておく
費用の目安 | |
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賃貸物件の初期費用 | 家賃4.5~5ヶ月分 |
引っ越し業者の費用 | 50,000~70,000円 |
家具家電の購入費用 | 約100,000円 |
2ヶ月分の生活費 | 約280,000円 |
賃貸の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分が相場
目安金額 | |
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敷金 | 家賃1ヶ月分 |
礼金 | 家賃1ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分+税 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 |
保証会社利用料 | 総賃料の50~100% |
火災保険料 | 約15,000円 |
鍵交換費用 | 約16,500円 |
初期費用の項目ごとの解説はこちら
敷金 | 退去時にお部屋を入居前の状態に戻すための費用です。退去費用で使わなかった分は返金されます。 |
---|---|
礼金 | 入居する物件の大家さんに渡すお礼金です。礼金がないお部屋もあります。 |
仲介手数料 | 不動産屋や仲介会社に、大家さんとの橋渡しの手間賃や謝礼として支払うお金です。「家賃1ヶ月分+消費税」が上限です。 |
前家賃 | 家賃発生月の翌月の家賃のことです。1日など月初に入居する場合は、従来通りの家賃引き落としのため前家賃はありません。 |
日割り家賃 | 月の途中にお部屋を借りた場合の、残り日数分の家賃です。入居日を月末にすればするほど日割り家賃を安くできます。 |
保証会社利用料 | 連帯保証人の代わりになる会社を利用する費用です。連帯保証人のみで契約できるお部屋の場合、不要です。 |
火災保険料 | 火事や落雷で燃えた建物や家具を補償してくれる保険の費用です。保険は大家さんや不動産屋が指定しているので選べません。 |
鍵交換費用 | 前の入居者が使用していた鍵から、自分が使用する鍵に交換する費用です。新築の場合は不要です。 |
賃貸物件を契約するのにかかる初期費用は家賃4.5~5ヶ月分が相場とされています。家賃6万円のお部屋だと、27~30万円が目安です。
物件によっては、家賃の5ヶ月分を超えるような初期費用がかかる場合があります。例えば、新築や駅近といった好条件のお部屋です。
初期費用をできるだけ抑えるなら、敷金礼金なしの物件を選びましょう。敷金と礼金は、家賃を基に計算される項目だからです。
引っ越し費用は約5~7万円
引っ越す距離 | 荷物が少ない人 | 荷物が多い人 |
---|---|---|
~15km未満 | 平均30,887円 | 平均39,697円 |
~50km未満 | 平均35,920円 | 平均43,484円 |
~200km未満 | 平均45,627円 | 平均53,923円 |
~500km未満 | 平均51,357円 | 平均68,626円 |
500km~ | 平均56,030円 | 平均76,734円 |
引っ越し費用は5~7万円かかります。引っ越し距離が短い人や、荷物の少ない人は、費用を安く抑えやすいです。
引っ越し業者を選ぶ際は、相見積もりを出してもらってから決めましょう。業者によって、人件費やオプションなどで合計費用が異なるからです。
家具家電の購入費用は約10万円
金額 | |
---|---|
ベッド | 約20,000円 |
テーブル | 約7,000円 |
冷蔵庫 | 約20,000円 |
洗濯機 | 約25,000円 |
電子レンジ | 約8,000円 |
テレビ | 約20,000円 |
合計 | 約100,000円 |
家具家電の購入費用は約10万円必要です。最低でもベッド・冷蔵庫・電子レンジの3点は用意しましょう。
家具家電は実家から持ち込めば安く抑えられます。新しく購入するなら、引っ越し先で購入すると荷物の量を減らせます。
予備費として2ヶ月分の生活費も用意しておく
食費 | 42,049円 |
---|---|
水道光熱費 | 13,045円 |
家具・家事用品 | 5,760円 |
被服及び履物 | 4,447円 |
保健医療 | 7,367円 |
交通・通信 | 21,654円 |
教養娯楽費 | 18,794円 |
その他の支出 | 30,704円 |
消費支出合計 | 143,820円 |
※統計データのため合計数字に誤差あり
総務省統計局公表の「家計調査2023年度(表番号1)」によると、家賃を除いた一人暮らしの生活費は、月に約14万円です。
予備費として、2ヶ月分の生活費である28万円ほど用意しておくと安心です。大学への入学や新社会人、転職をきっかけとした一人暮らしの場合は、初月の収入がないからです。
実家暮らしの人によくある質問
社会人なのに実家暮らしってありえない?
実家に住む明確な理由があれば、全く問題ありません。具体的には、実家が職場まで近い、両親の介護があるなどです。
実家暮らしはメリットしかない?
デメリットもあります。両親が家事をしてくれるので、生活力が身に付きにくいです。
実家暮らしの何が悪い?
「自立していない」と周囲に思われる傾向があります。世間体が気になるなら、早めに実家を出たほうが良いです。
実家暮らしの男性ってやばい?
女性からやばいと思われる可能性は高いです。親離れできていないと判断されて、恋愛対象から外れるリスクがあります。
実家暮らしの女性に多い特徴は?
実家暮らしの女性によくある特徴をまとめました。
- ・金銭的に余裕がない
- ・精神的に幼い
- ・支出のコントロールが苦手
- ・家事能力が低い
実家暮らしの女性は、一人暮らしする女性に比べて金銭的に余裕のない人が多いです。家族に家事をやってもらっているので、精神的にも幼い傾向があります。
シングルマザーはいつまで実家暮らしして良い?
金銭面や育児面で安定するまでがおすすめです。実家に住めば家賃を節約できるほか、忙しいタイミングに子どもの面倒を見てもらえます。
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- 早朝から深夜まで相談可能
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