「楽器可賃貸はうるさいって本当？」
「防音性の高い物件の探し方は？」

吹奏楽の経験者やバンドマンをはじめ、近年では動画配信で楽器を弾く人が増えています。楽器可賃貸なら大家さん公認で、周りを気にせず演奏できます。

しかし、楽器可賃貸だからといって、必ずしも防音性が高い物件とは限りません。防音性が低い物件だと、周りの演奏音が「うるさい」と感じることも…。

そこで当記事では、楽器可賃貸の騒音具合について解説します。実際に暮らした人の体験談や、楽器可賃貸を探す際のポイントもまとめています。

楽器可の賃貸物件はうるさい？

防音性が低い物件ではうるさいと感じる

楽器可の賃貸物件のうち、防音性が低い物件だとうるさいと感じます。周辺住民による楽器の演奏音がよく聞こえるからです。

楽器可賃貸で騒音に悩まされたくないなら、防音性の高さは重要視すべきです。周りからのうるさい音を防げますし、自分の演奏音でクレームが入るのも回避できます。

防音性の高い物件は不動産屋に探してもらうのが早い

防音性の高い物件は、不動産屋に探してもらうのが早いです。プロ目線で探してもらえるので、騒音に悩まされるリスクを抑えられます。

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楽器可の賃貸に住んだ人の体験談

問題なく暮らせた人の口コミ

上記には、楽器可賃貸でも問題なく暮らせている人の体験談をまとめました。口コミでは「あまり音漏れは気にならない」「トラブルなく過ごせている」という意見が多かったです。

楽器可の賃貸物件であっても、演奏音を完全に防ぐのは難しいです。「自分も演奏するので気にしない」という人には向いています。

楽器可賃貸でうるさいと感じた人の口コミ

楽器可の賃貸に住んだ人の中には「うるさい」と感じた人たちもいました。「防音性が低い」「楽器の演奏時間が守られていない」といった内容です。

防音性の低い楽器可賃貸だと、周りの演奏音が「うるさい」と感じます。住民のマナーが悪いところでは、騒音トラブルに巻き込まれる恐れもあります。

楽器可賃貸でうるさいと感じない物件の探し方

SRC造かRC造の物件を選ぶ

建物構造	防音性	楽器の演奏音
SRC造	◎	建物構造の中で最も防音性が高い。室内はもちろん外の音や振動を軽減する
RC造	〇	振動を伴う音は響くが、気にならない程度。寝静まった夜中でない限り、騒音トラブルは起きにくい
軽量鉄骨造	△	足音やドアの開閉音・振動を伴う音は聞こえる。音量が多少軽減される程度で聞こえる

参考:日本建築学会編「建築物の遮音性能基準と設計指針」

楽器可賃貸の探す際には、SRC造かRC造の物件を選んでください。RC以上の建物構造のお部屋は、防音性が高いからです。

軽量鉄骨造の物件は、防音性が低いです。楽器の演奏音だけでなく、日常の生活音も聞こえるレベルです。うるさい思いをしたくない人は避けてください。

うるさいと感じにくい楽器可賃貸は2種類

楽器防音	楽器可物件の中でも防音性が高い。室内外の音をカットしてくれる。家賃が高め。
楽器遮音	物件の外からの騒音に強い。設備が完全防音でないため、演奏時間と楽器が制限される場合がある。

「楽器防音」物件は、防音性がかなり高い楽器可賃貸です。室内が防音加工されているからです。自分の演奏音や、周りの騒音をカットしてくれます。

「楽器遮音」物件は、遮音性が高い楽器可賃貸です。自分が発生させる音を、最小限までカットしてくれます。「楽器防音」物件よりは、周りの音が聞こえやすいです。

防音室や地下室付きの物件を探すのもアリ

物件内で楽器演奏したい人は、防音室や地下室付きの物件を探すのもアリです。防音性に特化した内装だからです。周りの騒音や、自分の演奏音をカットできます。

家賃の予算は高めに設定する

	家賃	間取り	楽器演奏
LA.東十条	77,000円	ワンルーム	不可
センテニアル 王子神谷	83,000円	ワンルーム	可能

楽器可賃貸を探す際は、家賃の予算は高めに設定してください。「楽器可」といった人気の高い物件は、高い家賃帯で募集されるからです。

2023年10月時点、東京23区内にある楽器可物件は27件です。全体数が111,256件なので、物件数が非常に少ないことが分かります。

楽器相談可の物件は避ける

楽器可	楽器演奏を前提にしている。RC造やSRC造の物件が多い。防音や遮音設備はついていない。
楽器相談可	大家さんが普通の賃貸で楽器演奏を許可している。演奏時間や演奏できる楽器が制限される。

楽器可賃貸を探す際、楽器相談可の物件は避けてください。建物が演奏を前提に作られていない恐れがあります。

楽器相談可の中には、空室対策で募集条件を緩めた物件も存在します。楽器可より騒音トラブルが起きやすいのでおすすめしません。

楽器可賃貸を探す際のポイント

持っていく楽器が演奏できるか確認する

楽器可賃貸を探すときは、持っていく楽器が演奏できるか確認します。物件によって、演奏できる楽器が決められているからです。

持っていける楽器の詳細は、募集図面に記載されていません。お部屋探しの段階でスタッフに伝えておきましょう。好きな楽器が演奏できるか確認してくれます。

楽器が演奏できる時間帯を調べる

楽器可賃貸を探す際は、楽器が演奏できる時間帯も調べてください。生活リズムに合わないと、演奏できる時間が減ってしまいます。

楽器可賃貸では、演奏時間の制限を設けるところがほとんどです。一般的には、平日は10～20時まで、土日祝は13～20時までのところが多いです。

内見して騒音具合を確かめる

	内見のチェックポイント
壁	壁の厚みは十分か
居室	周りからの楽器の演奏音は聞こえるか 窓が開いているときに騒音は聞こえるか
窓	窓は2重サッシになっているか

楽器可賃貸を探すときは、内見して騒音具合も確かめます。現地でしか音の響き具合は分からないからです。

内見する際は、周りからの演奏音は気になるか調べましょう。室内で壁を軽くノックしてみると、壁の分厚さが分かります。

物件や周辺環境に問題ないかも確かめる

楽器可賃貸を内見するときは、物件や周辺関係に問題ないかも確かめます。楽器可賃貸の中には、空室を埋めるために募集条件を緩めている場合があるからです。

空室が続く物件には、何かしら人気が集まらない理由があります。大通りや線路が近くてうるさい場所は、ストレスが溜まるので避けたほうがいいです。

楽器可の賃貸に関するよくある質問

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