「SRC造の賃貸の防音性はどう?」
「SRC造はうるさいの?」
マンションに多いSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)は、頑丈な造りで防音性に定評があるので検討する人が多いです。
しかし、SRC造の物件でも「うるさい」という声は一定数あります。住んでも後悔しないか気になる人もいるのではないでしょうか。
そこで当記事では、SRC造の物件の特徴や、RC造との防音性の違いについて解説します。防音性が高い物件の見分け方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- SRC造は防音性が高くて生活音がほとんど聞こえない
- 騒音トラブルを避けるなら、築年数が2000年以降の物件を選ぶと良い
- 防音性が高いお部屋を探すなら、ネット不動産屋のイエプラがおすすめ!
- 物件探しはネット不動産屋の「イエプラ」
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
SRC造とは?
鉄骨鉄筋コンクリートを素材に使っている建物
SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)は、鉄骨と鉄筋コンクリートを組み合わせて造られた建物を指します。
鉄骨の骨組みの周りに鉄筋を組んで、コンクリートで固める施工をしています。柱や梁などに使用されています。
S造(鉄骨造)とRC造(鉄筋コンクリート造)の特徴を兼ね備えているため、強度が高く耐久性に優れています。ビルやタワーマンションなどの高層物件に用いられることが多いです。
法定耐用年数が47年で耐久性が高い
耐用年数 | |
---|---|
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) 鉄筋コンクリート造(RC造) |
47年 |
重量鉄骨造(S造) | 34年 |
軽量鉄骨造(S造) | 19~27年 |
木造(W造) | 22年 |
法定耐用年数とは建物を使用できる期間をの目安です。定期的なメンテナンスをすれば、耐用年数が過ぎても住み続けることが可能です。
SRC造の耐用年数は「47年」と建物構造のなかで最も長いです。木造が22年なので、耐久性が高い建物と言えます。
SRC造の建物なら、築年数が古い賃貸物件でも安心して生活できます。
SRC造とRC造の違い
SRC造とRC造の主な違いは、使っている建材と建てる時の工法です。
RC造は、鉄筋の骨組みにコンクリートを流し込んで柱や梁を造っています。SRC造は、鉄筋の骨組みに鉄骨を加えることで強度を補強しています。
SRC造はS造(鉄骨造)とRC造(鉄筋コンクリート造)の特徴を兼ね備えているので、硬いのに粘り強くしなやかな性質をしています。
防音性が高い物件は不動産屋に探してもらうと良い
防音性が高い物件は不動産屋に探してもらうと良いです。建物構造はもちろん、他のお部屋との間取りを比較したり、管理会社にほか住民についてなど確認してくれます。
当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、来店不要でLINEから気軽に相談できます。「新居では防音性を重視したい」などと伝えるだけでOKです。
お店に行く時間がなかなか作れない人や、移動中などのスキマ時間を活用して効率よくお部屋探しをしたい人にもおすすめです。
さらに、仲介手数料は基本無料です。家賃によっては、10万円以上も初期費用が安くなります。費用を抑えて引っ越したい人にも向いています。
SRC造は最も防音性が高い建物構造
遮音等級 | 建物構造 | 音の聞こえ方 |
---|---|---|
L-35 | - | 日常生活で気になるような音は、ほとんど聞こえてこない |
L-40 | SRC造 | 防音性が高く外からの音も軽減されている |
L-45 | - | 子どもの泣き声や走り回る音は少し聞こえる |
L-50 | RC造 | 子どもの泣き声や走り回る音は聞こえる |
L-55 | - | 洗濯機や掃除機は少し聞こえるが気にならない |
L-60 | 重量鉄骨造 | 足音やドアの開閉音や振動を伴う音が聞こえる |
L-65 | 軽量鉄骨造 | 多少音量が軽減されるが生活音は、ほぼ聞こえる |
L-70 | - | L-75よりマシなレベルで大差はあまりない |
L-75 | 木造 | 隣室のテレビや電話の音など、生活音がかなり聞こえる |
出典:日本建築学会編「建築物の遮音性能基準と設計指針」技報堂出版
SRC造なら生活音はほとんど聞こえない
SRC造の防音性は、ほかの建物構造と比べて非常に高いです。上下左右のお部屋からの生活音やテレビの音、話し声はほとんど気になりません。
子どもの泣き声や走り回る音、重たいものを落とした「ドスン」という落下音なども聞こえにくいです。
一方、RC造の防音性はSRC造に比べてやや低いです。子どもの泣き声や走り回る音などは、聞こえてしまう可能性が高いです。
生活音に敏感な人や、小さな子どもがいる家庭は、SRC造の物件を選ぶ傾向があります。
SRC造に住む人のリアルな声
SRC造の家は最高だな、まじで無音やわ。ちと高いけどもう戻れない!
— 上からマリポーサ (@kojikojidansyak) July 24, 2021
SRC造(鉄骨鉄筋コン)は最高やで
夜中に洗濯機ぶん回しても苦情が来ないし、そもそも隣の部屋からでさえ何の音も響かない— みんとあ (@M1nto_A) March 18, 2021
構造はとても大切ですね。
自分は今、SRC造です。更に窓を3重窓(普通の窓+2重構造窓)にし外の煩さも気にならず、万が一うちの犬が吠えても近所迷惑になりにくい。RCまたはSRCは静かで良いですよね。
— KK@アノKKのせいで近頃微妙な気分w (@Kodomo_Kirai) May 11, 2018
今の家は SRC造 + 6F だけど、都心で大きな道路沿いだからそれなりに騒がしい。
前の家は 木造 + 2F だったけど、郊外で隣接する道路が一車線だったから割と静かだった。
静かさを求めるなら、建物の構造も大事だけど、立地のほうが重要。— Ryo Utsunomiya (@ryo511) September 26, 2013
X(旧Twitter)上ではSRC造の防音性に満足している人の声が多くありました。
ただし、立地や周囲の環境には注意したほうが良いです。近くに工場などの大きな音が出る施設がある場合、窓から騒音が聞こえる可能性もあるので内見時に確認しましょう。
SRC造にもうるさい物件はある
築年数が古い物件は要注意
SRC造でも、すべての物件で防音性が高いわけではありません。築年数が古い物件は、壁が薄かったり隙間があったりしてうるさい可能性が高いです。
築年数が古い場合、お部屋同士を隔てる壁にコンクリートが使われていない物件があります。壁が薄く十分な防音性がないので、生活音が聞こえやすいです。
居室同士が隣り合う物件は音が響く
隣のお部屋と居室が隣り合わせになっている物件は、お互いの生活音が響きやすいです。同じフロアのほかの間取り図を不動産屋に見せてもらいましょう。
お部屋の間に収納や水まわりになっている場合は、防音性が高いです。生活スペースが隣り合っていないので音が伝わりにくいです。
騒音トラブルがあった物件は避けるベき
過去に騒音トラブルがあった物件は、防音性が低いか住民の質が悪い可能性があります。不動産屋を通して管理会社に確認してみましょう。
相談したいけど来店するのが面倒、直接お願いするのは苦手という人は、LINEででやりとりできる不動産屋に聞いてみましょう。
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、チャットやLINEから不動産スタッフに相談できます。AIではなくスタッフとやり取りするので、細かい相談もすぐに管理会社に聞いてくれます!
さらに、仲介手数料が基本0円です。初期費用を抑えて引っ越ししたい人にもおすすめです!
防音性に優れたSRC造の5つの選び方
- ・2000年以降に建てられたSRC造を選ぶ
- ・角部屋か最上階のお部屋を選ぶ
- ・隣のお部屋の間取りを確認する
- ・周辺環境が静かなエリアで探す
2000年以降に建てられたSRC造を選ぶ
できる限り騒音に悩まされたくないなら、2000年以降に建てられたSRC造がおすすめです。スラブ厚(床の厚さ)が十分にあると判断できるからです。
2004年に住宅金融支援機構がおこなった調査では、1998年に建てられたマンションの60%以上が、スラブ厚が200mm以上という結果でした。
一般的にスラブ厚が200mm以上あれば防音性が高いと言われています。2000年以降に建てられたSRC造であれば、静かに暮らせる可能性が高いです。
角部屋か最上階のお部屋を選ぶ
角部屋か最上階のお部屋なら、騒音に悩まされるリスクを大幅に下げられます。周囲に面しているお部屋の数を減らせるからです。
特に最上階のお部屋は上階からの生活音を防げます。過去に足音や掃除機の音で悩まされた人におすすめです。
隣のお部屋の間取りを確認する
不動産屋にフロア全体の平面図を見せてもらって、隣のお部屋の間取りを確認しましょう。収納や浴室を隔てて居室同士が隣り合っているなら、騒音が気になりにくいです。
お部屋を区切る壁の厚さは、不動産屋でも分からないことが多いです。管理会社に確認してもらうよう不動産屋に頼んでみてください。
周辺環境が静かなエリアで探す
- ・線路
- ・大通り
- ・工場や倉庫
- ・学校や幼稚園などの教育施設
- ・スーパーなどの商業施設
- ・グラウンドや公園
騒音を防ぐうえで、物件の周辺環境は重要です。線路や大通りから離れたエリアであれば、電車やトラックの音でストレスが溜まらないからです。
一人暮らしなら、教育施設や公園が近い物件を避けたほうが良いです。休日に子どもの声で起こされにくいです。
防音性が高い賃貸マンションの見分け方
- ・壁の厚さ
- ・窓が複層ガラスになっているか
- ・窓枠やドアに隙間が無いか
- ・近隣の建物の窓と近くないか
- ・騒音に関する貼り紙がないか
- ・時間帯を変えて2回内見する
壁の厚さ
- ・壁をノックする
- ・壁に耳を当ててみる
- ・お部屋の中心で手を叩く
- ・同行スタッフに共有部分を歩いてもらう
正確な壁の厚みはわかりませんが、ある程度の防音性は調べられます。
壁をノックしてゴツゴツと重い音がした場合は厚みがあります、また、壁に耳を当てて隣の音が聞こえないか確認すると良いです。
お部屋の中心で手を叩いて、反響した音で防音性を判断する方法もあります。音が反響する場合は防音性が高いです。
窓が複層ガラスになっているか
複層ガラスとは、2枚以上のガラスを組み合わせてできたものです。ガラスの間に空気層ができるので外部からの音を軽減できます。
また、防音性だけでなく断熱性や結露のしにくさなどの効果も期待できます。
複層ガラスは、スマートフォンなどのフラッシュ機能を使えば見分けられます。ガラスにライトの反射が2つ確認できれば複層ガラスです。
窓枠やドアに隙間がないか
窓枠やドアに隙間がないか、建て付けが悪くなっていないかを確認してください。密閉状態でないとお部屋の音が外に漏れやすいです。
築年数が古い物件は経年劣化で隙間ができている可能性があります。細かなところまでよく確認したほうが良いです。
近隣の建物の窓と近くないか
窓やベランダをから近隣の建物の窓と近くないかを確かめてください。
窓は防音性が最も低い部分です。近い距離にあると、お互いの生活音が筒抜けになります。
騒音に関する貼り紙がないか
エントランスの掲示物に、騒音に関する貼り紙がないかを確認しましょう。貼り紙がある場合、騒音トラブルに悩まされている住人がいるという証拠になります。
貼り紙が確認できない場合は、直接不動産屋に聞いてみると良いです。過去にトラブルがあれば詳細を教えてくれます。
時間帯を変えて2回内見する
お部屋探しの時間に余裕がある人は、同じ物件を2回内見したほうが良いです。平日と休日、昼と夜で、周辺の生活音が異なります。
たとえば、繁華街の近くは日中は静かでも夜はうるさい場合があります。
1度しか内見に行けない人は「自分が1番家にいる時間が長い時間帯」に行くと良いです。
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SRC造の賃貸物件に関するよくある質問
SRC造の意味は?
鉄骨鉄筋コンクリート造のことです。
SRCは(Steel Reinforced Concrete)の略で、鉄筋コンクリート造(RC造)に鉄骨の骨組みを加えた建築構造です。
RC造よりも強度が高く耐久性がある建物を造れます。
SRC造のお部屋が向いている人の特徴は?
収入に余裕があり、音に敏感な人が向いています。
- ・生活音に敏感な人
- ・小さな子どもがいる家庭
- ・収入に余裕がある人
- ・災害時の安全性にこだわる人
SRCは防音性が高いので、生活音が気になる、騒音トラブルに巻き込まれたくない人におすすめです。
ほかの建物構造の物件よりも家賃が高い傾向にあります。SRC造にこだわりがない人はほかの構造の物件も探してみましょう。
SRC造の賃貸アパートはある?
基本的にありません。
SRC造が用いられるのは、強度や耐久性が求められるマンションタイプの物件です。
アパートタイプの賃貸物件は木造や鉄骨造がほどんどです。
SRC造の物件は話し声や足音は聞こえる?
ほとんど聞こえません。
SRC造は建物構造のなかでもトップクラスの防音性を誇ります。モノを落とした時の音や子どもが走り回る音も聞こえにくいです。
しかし、築年数が古い物件は、生活音が響くことがあります。お部屋を仕切る壁や床の厚みが十分でないので、内見で確認しましょう。
SRC造のお部屋は光熱費が高い?
光熱費は安く抑えられます。
SRC造のお部屋は気密性が高いので、エアコンや暖房器具の効きが良く光熱費を安く抑えられます。
ただし、湿気が溜まりやすいので定期的な換気が必要です。
楽器OKのお部屋はSRC造の物件に多い?
SRC造やRC造の物件に多いです。
RC造やSRC造はもともと音が響きにくい構造なので「楽器相談可」とする大家さんが多いです。お部屋に防音対策が施されてることがあります。
防音設備が整っている物件であれば問題ありませんが、一般的な賃貸物件は壁を叩いて音の響き方を確認してみましょう。
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さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
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