「同棲の入居審査は厳しい?落ちる理由は?」
「彼女や婚約者でも賃貸契約できる?」
同棲するお部屋の審査に通れば、大好きな彼氏・彼女と二人暮らしできます。夢の新生活を考えるとワクワクしますよね!
しかし、業界内では「同棲の審査は厳しい」と言われています。対策なしで申し込んで「何度も落ちた」「全然通らない」というカップルも多いです。
そこで当記事では、同棲カップルが入居審査に通るコツを解説します。同棲審査が厳しい理由や落ちたときの対処法もまとめています。
- 同棲は別れるリスクがあるためやや厳しく審査される
- 同棲の引っ越しは「二人入居可」の物件を選ぶ必要がある
- 入居審査が心配なら、プロに気軽に相談できるネット不動産屋イエプラがおすすめ!
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 営業スタッフ
池袋にある仲介不動産屋「家AGENT」で勤務する営業スタッフ。女性視点できめ細やかな接客をしてくれます。同棲に関する悩みや地域の住みやすさについてのアドバイスに定評があります。
同棲の入居審査は厳しい?
大家さんの入居審査が厳しい
同棲のために審査を受けても、大家さんから入居を断られるケースが多いです。喧嘩別れによる家賃滞納や、短期間での退去を心配されるからです。
入居審査は、連帯保証人の代わりをする「保証会社」と、物件の所有者である大家さんの2段階でおこなわれます。保証会社の審査が通っても、大家さんがNGを出たら入居はできません。
同棲の審査に落ちる確率は約15%
※家AGENT調べ(2022年8月~9月)
弊社「家AGENT」を利用したカップル50組を調査したところ、同棲の審査に落ちる確率は約15%でした。
割合だけで見ると数字は低いですが、一定数のカップルが審査に落ちています。中には「入居審査が通らず同棲時期をずらした」というカップルもいました。
「二人入居可」の物件でない審査を受け付けてくれない
カップルで同棲するときは「二人入居可」の物件を探す必要があります。入居条件を満たすお部屋に申し込まないと、審査を受け付けてくれないからです。
二人入居可とは、2人で住むのを許可された物件のことです。カップルや新婚夫婦は、二人入居可の条件で探します。
初めての同棲なら、リビングが8畳以上ある「1LDK」がおすすめです。ほとんどの物件が二人入居可で募集されています。
二人入居可とルームシェア可の違い
二人入居可 | 夫婦など関係性が近い人たちで住む |
---|---|
ルームシェア可 | 友人同士など関係性が遠くても借りられる |
二人入居可は、夫婦など関係性が近い2人で住むお部屋です。ルームシェア可は、入居者の関係性が遠くても借りられます。友人同士や会社の同僚などでも大丈夫です。
同棲の入居審査で見られる項目とは
- 契約者の家賃の支払い能力
- 社会的信用(個人信用情報)
- 同居人との関係性
- 連帯保証人の有無
- 入居者の人柄
①契約者の家賃の支払い能力
審査通過に必要な収入目安 | ||
---|---|---|
家賃 | 税込年収 | 税込月収 |
5万円 | 約180万円 | 約15万円 |
6万円 | 約216万円 | 約18万円 |
7万円 | 約252万円 | 約21万円 |
8万円 | 約288万円 | 約24万円 |
9万円 | 約324万円 | 約27万円 |
10万円 | 約360万円 | 約30万円 |
- 家賃11~20万円の収入目安はこちら
同棲の審査では、契約者の家賃の支払い能力を見られます。年収が「家賃の36倍以上」なら、支払い能力を認められやすいです。
家賃10万円で審査するとき、年収は360万円以上あると有利です。基準より年収が大きく下回っていたり、家賃を払っていく手段がないと審査に落ちます。
②社会的信用(個人信用情報)
保証会社は契約者の「個人信用情報」を調べて、社会的信用をチェックします。クレジットカードの支払い事故があったり、家賃の滞納履歴が見つかると高確率で審査に落ちます。
③同居人との関係性
同棲審査で重要なのは、同居人との関係性(続柄)です。「婚約者」なら関係性が強いので、大家さんから信用してもらえます。
入籍予定がない恋人はただの「同居人」として申し込みます。婚約者よりは、良い印象を持ってもらえません。
④連帯保証人の有無
同棲の審査では、連帯保証人の有無が重要視されます。結婚していない2人だけでは、家賃滞納リスクへ備えられないからです。
保証会社と連帯保証人を併用するケースもあります。家賃滞納のリスクが大幅に下がって、審査に通りやすくなります。
同居人は連帯保証人になれない
- 1親等:両親など
- 2親等:祖父母・兄弟(姉妹)など
- 3親等:曽祖父母・叔父・叔母
同棲の審査では、同居人は連帯保証人になれません。大家さんの多くが「保証人は3親等まで」と決めているからです。
表には連帯保証人を頼める人の条件をまとめました。一般的には、両親や兄弟などの親族に依頼します。
⑤入居者の人柄
同棲の審査では入居者の人柄も見られます。大家さんは、トラブルを起こすようなカップルに物件を貸したくないからです。
言動や身なりが悪いと「入居トラブルを起こす可能性がある」と判断されて審査に落ちます。慎重な大家さんだと、直接面接をするケースもあるので覚えておきましょう。
同棲カップルが審査に落ちる3つの理由
- ・家賃滞納のリスクが大きい
- ・長く住んでくれる可能性が低い
- ・騒音トラブルや室内の使い方を心配される
家賃滞納のリスクが大きい
同棲カップルが審査に落ちやすい理由として、家賃滞納リスクが挙げられます。婚姻関係にないカップルだと「すぐ別れて家賃を払えなくなるのでは」と心配されるからです。
2人分の収入で家賃を決めてしまうと、破局したとき片方だけでは家賃が払えなくなります。同棲するお部屋の家賃の決め方は、のちほど解説します。
長く住んでくれる可能性が低い
カップルの審査が厳しいのは「長く住んでくれる可能性が低い」と判断されるためです。喧嘩による同棲解消を心配されています。
大家さんのほとんどが、ローンを組んで物件を購入しています。安定して返済していくため、大家さんはできるだけ長く住んでもらえる入居者を好みます。
騒音トラブルや室内の使い方を心配される
同棲の審査に落ちる理由として、入居中のトラブルを不安視されているケースもあります。若いカップルほど、騒音や室内の使い方を心配されやすいです。
大家さんは、カップルの言動や人柄を見て入居の可否を決めます。設備や募集内容に文句を言ったり、終始騒がしいカップルは審査に落ちやすいです。
同棲カップルが入居審査に通る4つのコツ【不動産屋解説】
- ・同居人が婚約者であることを伝える
- ・1人だけで払える家賃帯で探す
- ・お互い連帯保証人を立てて連名契約をする
- ・言動や身なりに気を付ける
同棲したいカップルが審査に通るコツを、仲介会社「家AGENT」のスタッフである藤本さんに解説してもらいました。初めての同棲で不安な人は、ぜひ参考にしてください。
同居人が婚約者であることを伝える
同棲の審査を受けるとき、同居人が婚約者であることを伝えてください。ただの恋人よりは関係性が高まって、審査に通りやすくなります。
申し込み段階では仮の予定でも大丈夫です。不動産屋のスタッフを味方に付けて、審査に通るよう上手く協力してもらいましょう。
1人だけで払える家賃帯で探す
家賃目安(手取り3分の1) | |
---|---|
手取り15万円 | 50,000円 |
手取り16万円 | 53,000円 |
手取り17万円 | 56,000円 |
手取り18万円 | 60,000円 |
手取り19万円 | 63,000円 |
手取り20万円 | 66,000円 |
- 手取り21~30万円の家賃目安はこちら
同棲するなら、1人分の収入だけで払える家賃帯で探します。2人分の給料で家賃を決めると、片方の収入が下がったときに滞納しやすいです。
家賃目安は「手取りの3分の1まで」です。実際に使えるお金で予算を立てれば、生活費に余裕が生まれやすいです。
お互い連帯保証人を立てて連名契約をする
同棲の審査を受けるとき「連名契約」で進める方法があります。連名契約とは、お互いが契約者になってお部屋を借りる方法です。
連名契約する際、それぞれ連帯保証人を立てるのが一般的です。彼氏・彼女ともに、安定した収入のある親族に連帯保証人を依頼します。
言動や身なりに気を付ける
内見~審査までは、自分の言動や身なりに気を付けます。紹介した通り、申込者の人柄も審査の判断材料だからです。
審査中は、本人確認の電話が入る可能性があります。高圧的な態度は避けて、丁寧な言葉遣いを心がけてください。
同棲の審査に落ちたときの4つの対処法
- ・保証会社を変えて再審査する
- ・契約者を彼女(彼氏)に変更する
- ・どちらかの親族に代理契約を頼んでみる
- ・諦めて別の物件を探す
保証会社を変えて再審査する
審査に落ちてしまっても、別の保証会社で再審査できるケースは多いです。審査で重視する項目は、保証会社によって異なるからです。
ほとんどの管理会社が、2~3社の保証会社と提携しています。さらに通りやすいところを紹介してもらいましょう。
契約者を彼女(彼氏)に変更する
契約者をパートナーに変更するやり方もあります。彼氏で審査落ちしたら、彼女で再チャレンジする流れです。
収入に対して家賃が妥当なら、彼女名義でも審査に通ります。正社員で1年以上働いている人だと有利です。
どちらかの親族に代理契約を頼んでみる
2人の名義で契約できないときは、どちらかの親族で代理契約するのが有効的です。代理契約とは、入居者以外で審査・契約する方法です。
依頼できる親族は、基本的に連帯保証人と同じく「3親等まで」です。従来通り入居審査がおこなわれるので、ある程度収入のある人にお願いしてみてください。
諦めて別の物件を探す
何をしても審査に通らないときは、諦めて別の物件を探すのも手です。お部屋ごとに保証会社と大家さんが変わるので、借りられるチャンスはまだ残っています。
不動産屋であれば、入居審査が甘い物件を調べられます。通りやすいところに絞って、お部屋を紹介してもらってください。
同棲や入居審査に関するよくある質問
どちらかの家で同棲するのはアリ?
お部屋の契約に違反しないならアリです。
片方が「二人入居可」の物件で暮らしているなら、手続きを済ませれば同棲OKです。「単身者限定」のお部屋で同棲すると、契約違反で強制退去させられるので絶対にやめてください。
同棲の審査は2人の年収を見られる?
契約者が1人なら、片方の年収しかチェックされません。お互いが契約者になる「連名契約」だと、2人分の年収を見られます。
フリーター同士だと同棲の審査は厳しい?
かなり厳しいです。
入居者だけで審査するなら、どちらかが正社員で働く必要があります。内定をもらうだけで大丈夫です。「内定通知書」を提出すれば審査自体は受け付けてくれます。
同棲の審査には保証人が必須?
必須ではありません。
契約者だけで借りられるなら、保証人は不要です。契約者のみでは審査が厳しい場合、連帯保証人を付けるケースはあります。
同棲の審査に必要なものは?
代表的なものを以下にまとめました。
- ・2人分の本人確認書類(顔写真付きの身分証)
- ・2人分の健康保険証
- ・契約者の収入証明書(源泉徴収票など)
2人の身分証と契約者の収入証明書です。同居人も収入証明書を求められるときがあるので、念のため2人とも準備しておくと良いです。
同棲するのにいくら必要?
約100万円はかかると言われています。
費用 | |
---|---|
賃貸契約の初期費用 | 家賃4.5~5ヶ月分 |
引っ越し料金 | 70,000~100,000円 |
家具家電の購入費用 | 100,000~300,000円 |
お部屋の初期費用や2人分の引っ越し料金、新居で使う家具家電の購入費用がかかります。物件やエリアにもよりますが、100万円用意できると安心です。
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