「年収900万円の家賃目安はいくら？」
「月収や手取り額はどのくらい？」

家賃を適正内に収められれば、毎月の生活費が確保しやすいです。娯楽費や貯金にお金を回すこともできます。

しかし、住み心地を求めたり、立地を優先すると家賃が高いお部屋ばかりです…。固定費が高く、生活費が足りなくなります。

そこで当記事では、年収900万円の人の適正家賃を解説します！生活実態についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

年収900万円なら家賃は17.5万円くらいにすべき

家賃は、年収ではなく月々の手取り額の3分の1を越えない金額にするべきです。

年収900万円の場合、月々の手取り額は約52.6万円なので、3分の1すると約17.5万円になります。

年収は保険料や年金、税金などを支払う前の総支給額で、保険料などを支払って実際に振り込まれるお金を「手取り」と呼びます。

バブル時代で景気が良かった頃、家賃の目安は手取りではなく年収を12ヶ月で割った金額の3分の1で、年収900万円なら家賃が25万円くらいでも余裕をもって生活できていました。

一人暮らしの場合は、家賃が25万円くらいのお部屋に住んでも生活費が圧迫されることはありませんが、バブル時代ほどゆとりがある生活は送れません。

家族暮らしの場合は、25万円のお部屋に住むと生活費が圧迫されて、窮屈な生活になってしまいます。

賃貸の審査に落ちない家賃目安

賃貸の審査では、家賃が年収の36分の1以下でないと審査に落ちてしまう可能性が高くなります。収入に対して家賃が高すぎると、家賃を毎月支払う能力が無いと判断されてしまうためです。

900万円前後の年収ごとに、審査に落ちない家賃の目安を一覧にまとめたので、お部屋を探す際の参考にしてみてください。

年収	家賃目安
800万円	~222,000円
850万円	~236,000円
900万円	~250,000円
950万円	~264,000円
1,000万円以上	~278,000円

▶入居審査についての解説はこちら

年収900万円の人はどんな生活になる？

年収900万円で適正家賃のお部屋に一人暮らしした場合、毎月5～10万円を貯金しながらでもぜいたくな生活を送れます。

生活費に余裕があるので、節約したり自炊したりしなくても20万円近く貯金できますし、高級車に乗ったり豪華なインテリアをそろえたりできます。

夫婦二人暮らしの場合は、趣味や娯楽に2人で月7万円くらいは使えます。

贅沢しなければ、どちらかが専業主婦(専業主夫)でも余裕のある生活ができます。

子どもがいる場合は、生活費以外にも学費や習い事にお金がかかるので、一人暮らしのようにぜいたくな生活はできません。

年収900万での一般的な貯金額は？

一般的に、手取りの約10％～20%を貯金している人が多いと言われていて、年収900万円での手取り額は631万円くらいなので、1年で63.1～126.2万円くらいになります。

1ヶ月辺り5.2万円～10.5万円くらいですが、あまりぜいたくせずに貯金に回せば毎月10万円以上貯金することも可能です。

家賃17.5万円ならどんな間取りに住める？

東京23区内で家賃17.5万円だとどんなお部屋に住めるのか、一人暮らしの場合と家族で暮らしている場合に分けて調べてみました。

一人暮らしの場合

家賃17.5万円で一人暮らし向けのお部屋を借りるなら、千代田区や港区の中でも高級なエリアと言われる、六本木や赤坂・白金台のオシャレな高層マンションに住めます。

家賃が17万円前後の1Kは、居室が10畳以上あったり、浴室乾燥機・オートロック・宅配ボックス・独立洗面台など便利な設備が揃っています。

築年数が少し古い、駅徒歩が10分以上かかるなど妥協できれば、家賃17万円で港区の1LDKや2LDKにも住めます。

家賃相場の低い足立区なら、一人暮らし向けの物件で住めない物件はほとんどないでしょう。

家族がいる場合

駅から15分以上離れている物件なら、世田谷区などの都心部で2LDKや3LDKなどの間取りのお部屋に住めます。

千代田区や港区といった家賃相場の高いエリアになると、築年数の古い2Kや2DKにしか住めません。

築浅の2LDKや3LDKだと、30万円以上の家賃が必要になります。家賃相場の低い、足立区なら築浅の2LDKや3LDKに住めます。

23区の家賃相場はこちら

家賃17.5万円の引越し費用目安は111万円

引越しにかかる費用の目安は、部屋を借りる初期費用が家賃の約4～5ヶ月分、引っ越し費用が約7～9万円、家具家電・日用品の購入が約10～15万円です。

家賃17.5万円の場合、引越し費用目安は111万円くらいになります。

初期費用を抑えるなら、敷金や礼金が0円のお部屋を探したり、仲介手数料が安い不動産屋でお部屋を探すべきです。

敷金・礼金・仲介手数料はそれぞれ家賃1ヶ月分が相場なので、3つとも0円のお部屋なら家賃の3ヶ月分くらい抑えられます。

引っ越し費用を抑えたいなら、業者に頼まず、親や友人と協力したり、2～4月の引越しシーズンを避けて引っ越すと良いです。

年収ごとの家賃目安一覧

年収額ごとの家賃を表でまとめました。青い文字の金額を押すと、それぞれの詳しい解説をご覧いただけます。

年収	家賃目安
300万	64,000円
350万	75,000円
400万	84,000円
450万	94,000円
500万	105,000円
550万	115,000円
600万	122,000円
700万	139,000円
800万	156,000円
900万	175,000円

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