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UR賃貸で一人暮らしできる?入居条件や家賃について徹底解説

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UR賃貸で一人暮らしできる?
入居条件はある?家賃はいくらくらい?

人気タレントを起用したテレビCMで話題のUR賃貸。初期費用が安い、更新料がかからないなどメリットが多く、入居を検討している人も多いのではないでしょうか。

しかし、UR賃貸は2DK以上のファミリー向け間取りがほとんどです。一人暮らしでも入居できるのか、家賃はいくらくらいなのか疑問に思いますよね…。

そこで当記事では、UR賃貸で一人暮らしするための条件や家賃について解説しています。どんな人におすすめなのかも紹介するので参考にしてください。

UR賃貸で一人暮らしはできる?

入居条件をクリアすればUR賃貸で一人暮らしは可能

UR賃貸で一人暮らしは可能です。一般的にUR賃貸はファミリーが暮らす物件というイメージがありますが、条件さえクリアすれば社会人でも学生でも入居できます。

全国に約70万戸と物件数が豊富で、中にはオシャレなタワーマンションタイプもあります。一人暮らし向けの間取りも取り扱っていますが、数は少なめです。

UR賃貸の一人暮らしの入居条件

UR賃貸は収入の条件が厳しい

家賃 基準月収額
単身者 6.25万円未満 家賃額の4倍以上
6.25万円~20万円未満 25万円以上(固定)
20万円以上 40万円以上(固定)

UR賃貸に入居するには「家賃の4倍以上の平均月収」が必要です。例えば家賃6万円の場合、月収24万円以上あれば入居できます。6.25万円以上のお部屋の場合、25万円以上必要です。

「平均月収額」とは、直近1年間の収入(年収)を12で割った金額のことです。月収で判断されるので、ボーナスや年金、勤務先からの手当てなども含まれます。

その他の入居条件

  • ・国内で居住するための住宅を必要としている
  • ・単身者または親族と同居する人
  • ・入居可能日から1ヶ月以内に入居できて円満な生活ができる人
  • ・暴力団員など反社会的勢力の関係者ではない

UR賃貸で一人暮らしするときに特に注意すべき条件は「入居可能日から1ヶ月以内に入居する」ことです。申し込みだけして簡単にキャンセルされるのを防ぐために設定されています。

早めに契約してしまい「期限内に引っ越しできない」ということがないように、申し込みのタイミングに注意しましょう。

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一人暮らしでUR賃貸を効率よく探す方法

UR賃貸は一人暮らし向けの物件が少なく、収入の条件が明確に決められています。希望に合う物件を自分で探すのは大変なので、不動産屋に相談するのがおすすめです。

当サイト運営の「イエプラ」なら、LINEなどで簡単にやり取りできます。UR都市機構斡旋制度に加盟しているので、UR賃貸はもちろんのこと普通の物件もまとめて提案可能です。

また、仲介手数料が基本無料で、お部屋によってはキャッシュバックもあります。お得に引っ越したい人は、ぜひ試してみてください。

UR賃貸で一人暮らしが向いている人は?

  • ・住む期間が決まっている学生や単身赴任
  • ・35歳以下
  • ・できる限り広い間取りに住みたい
  • ・初期費用を抑えたい
  • ・保証人がいない
  • ・更新料は払いたくない
  • ・高齢者

住む期間が決まっている学生や単身赴任

UR賃貸は卒業後は地元に帰る学生や、滞在期間が決まっている単身赴任の人おすすめです。「URライト」という制度を利用すれば通常よりも家賃が抑えられるからです。

URライトは3年間の定期借家契約で、契約更新ができません。その代わりに家賃が20%割引きされます。

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35歳以下

UR賃貸は35歳以下の人が契約する場合、3年間家賃が抑えられる「U35割」という制度があります。

定期借家契約で3年後の契約更新はできませんが、35歳以下であれば一人暮らしでも学生でも適用されます。

できる限り広い間取りに住みたい

2部屋以上ある広い間取りに住みたいなら、希望に合う物件が見つかりやすいです。UR賃貸がメインで取り扱っているのは、2DK以上のファミリー向けの間取りだからです。

リビングと寝室を分けるだけでなく、書斎や作業部屋を設ける、収納スペースとして使うなど広い間取りを生かしたレイアウトができます。

初期費用を抑えたい

UR賃貸は契約に必要な初期費用が安いです。入居時に必要な費用は敷金2ヶ月分、日割り家賃、日割り共益費だけだからです。

一般的な賃貸だと家賃4.5~5ヶ月分かかりますが、UR賃貸なら抑えられます。引っ越しはなにかと出費がかさむので、初期費用が抑えられるのは大きなメリットです。

保証人がいない

UR賃貸の契約に連帯保証人は必要ありません。親が高齢で保証人になれない、頼める親族がいない人に向いています。

保証人の手続きや収入の審査がないため、入居までのスピードが早くなるというメリットもあります。

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更新料は払いたくない

UR賃貸は自動更新で、2年ごとの手続きや更新料の支払いが必要ありません。

一般的な賃貸は2年ごとに家賃1~2ヶ月分の更新料がかかりますが、UR賃貸なら長く住み続けても損がないです。

高齢者

UR賃貸は高齢者や障がい者が安心して住める物件と制度を用意しています。

例えば「高齢者向け優良賃貸住宅」は所得が一定以下の場合、家賃負担の軽減措置が適用されます。床の段差がほどんどなく、手すりが設置されているため高齢者でも安心です。

一部のUR営業センターでは、高齢者専用の相談窓口(シニアアドバイザー設置窓口)もあります。不安な人は相談してみると良いでしょう。

UR賃貸の一人暮らしが向いていない人の特徴

  • ・家賃の安さを重視している
  • ・新築や築浅に住みたい
  • ・エレベーター付きのマンションに住みたい
  • ・ペットを飼いたい
  • ・駅チカ物件を探している
  • ・セキュリティにこだわりたい

家賃の安さを重視している

UR賃貸はゆとりのある造りで広いため、家賃がやや高めに設定されています。定期的にリフォームされていて、住み心地が良いのも理由の1つです。

家賃の安さを重視している人は、予算オーバーする可能性が高いため注意してください。

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新築や築浅に住みたい

UR賃貸は古い団地を再生し、貸し出している物件がほとんどです。リフォームによって内装はキレイですが、外観や設備に古さを感じます。

例えばクローゼットではなく押し入れが採用されている、畳敷きの和室があるなどです。新築や築浅のオシャレなマンションに住みたいという人には不向きです。

エレベーター付きのマンションに住みたい

UR賃貸は5階建ての団地タイプの物件が中心です。エレベーターが付いていない物件がほとんどで、階段の上り下りで体力を消耗します。

ペットを飼いたい

UR賃貸では、ペットの飼育は基本的に禁止されています。こっそり飼ってバレると、退去になるので絶対にやめましょう。

一部の物件はペット可で貸し出されていますが、部屋数が非常に少ないです。ペットを飼いたいなら、UR賃貸以外で探した方が早いです。

駅チカ物件を探している

団地は駅から離れた土地に建てられることが多いです。建物をまとまった土地に集合させるため、駅前の狭い土地では不十分だからです。

バスで移動が必要なケースも多いため、駅チカで探している人にはおすすめできません。

セキュリティにこだわりたい

UR賃貸にはオートロックや防犯カメラなど、セキュリティ設備が付いていない物件が多いです。誰でも自由に出入りできてしまうため、訪問販売や勧誘に悩まされる可能性があります。

特に女性の一人暮らしは防犯対策が必須です。安心して住める物件かどうか念入りにチェックしましょう。

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UR賃貸の一人暮らし向け物件の家賃はいくら?

関東の場合1Kでも10万円以上するケースが多い

一人暮らし向けUR賃貸の家賃例
エリア 間取り 広さ 家賃
(共益費)
東京都世田谷区 1K 45㎡ 103,500円
(2,500円)
東京都西東京市 1K 49㎡ 114,100円
(5,800円)
埼玉県坂井戸市 1K 32㎡ 34,800円
(2,440円)
埼玉県朝霞市 1K 48㎡ 113,000円
(4,300円)
神奈川県横浜市 1K 47㎡ 108,900円
(4,300円)
愛知県名古屋市 1K 37㎡ 81,300円
(2,800円)

関東で1KのUR賃貸を探してみると、家賃10万円以上のお部屋が多いです。専有面積が45㎡以上と一人暮らしにしてはかなり広いからです。

元々ファミリー向けだった間取りを、一人暮らし向けにリノベーションしているため1部屋が広くなっていると考えられます。

UR賃貸で一人暮らしするなら間取りにこだわらない方が良い

1Kやワンルームにこだわって探すと家賃が高くなりやすいです。物件数もかなり少ないため、希望に合うものを見つけるのは難しいです。

2DKや3Kなど昔ながらの間取りなら、5~6万円台の物件がたくさんあります。UR賃貸で一人暮らしするなら間取りにこだわらずに、家賃や設備を重視して探すことをおすすめします。

そもそもUR賃貸とは?

「UR都市機構(都市再生機構)」が運営している公共住宅

UR賃貸とは「UR都市機構(都市再生機構)」という独立行政法人が運営している公共住宅(団地)のことです。

UR都市機構は昭和30年に設立された「日本住宅公団」を前身としており、半世紀以上に渡って物件を建設・管理し続けています。

全国に約70万戸以上を管理しています。昔ながらの団地だけでなく、タワーマンションなど最新設備が整った物件もあります。

UR都市機構の企業情報

名称(愛称) 独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
本社所在地 神奈川県横浜市中区本町6-50-1 横浜アイランドタワー
設立 2004年7月1日
主務大臣 国土交通大臣
代表者 理事長 中島 正弘
職員数 3,196名(2023年4月現在)
URL https://www.ur-net.go.jp/

UR都市機構は、タレントの吉岡里帆さんと千葉雄大さんを起用したテレビCMを放映していることで知名度が高いです。

賃貸物件の管理だけでなく、市街地の再開発事業や都市開発の海外展開支援など幅広い事業に取り組んでいます。

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UR賃貸で一人暮らしするまでの流れ

  1. 物件を探す
  2. 入居申込する(仮申込)
  3. 内見に行く
  4. 書類を提出する
  5. 初期費用の支払いと契約
  6. 鍵を受け取って入居開始
  • STEP1

    物件を探す

    UR賃貸を探す方法
    • ・公式サイトから探す
    • ・最寄りのUR営業センターで探す
    • ・UR賃貸取扱店で探す

    UR賃貸に絞って探したい人は公式サイトから探すか、最寄りのUR営業センターで相談すると良いです。

    UR賃貸と一般的な賃貸を並行して探す場合は「UR賃貸取扱店」のステッカーがある、街の不動産屋で相談しましょう。

    ネット上なら当サイト運営の「イエプラ」がおすすめです。

  • STEP2

    入居申込する(仮申込)

    UR賃貸は内見するタイミングで仮申し込みが必要です。手間はかかりますが、仮申し込み時点のキャンセルは無料です。

  • STEP3

    内見に行く

    内見して設備や周辺環境に問題がないか確認します。物件の管理サービス事務所などで、鍵貸出票と内見用の鍵の引き換えが必要です。

    運転免許証などの本人確認書類が必要なため、忘れずに持って行きましょう。

  • STEP4

    書類を提出する

    URの店舗に必要書類を提出します。提出期間は申し込み(仮申込)の翌日から1週間以内です。

  • STEP5

    初期費用の支払いと契約

    初期費用を支払い、URの店舗で契約手続きをおこないます。

  • STEP6

    鍵を受け取って入居開始

    入居開始日以降に、物件の管理サービス事務所などで鍵を受け取ります。

一人暮らしに必要な初期費用

UR賃貸の初期費用 家賃約2~3ヶ月分
引っ越し費用 約5~7万円
家具・家電の購入費 約10~15万円

UR賃貸の初期費用

UR賃貸の入居時に必要な費用は敷金2ヶ月分、日割り家賃、日割り共益費です。すべて合わせても家賃3ヶ月分以下に抑えられます。

UR賃貸の火災保険は任意ですが、加入するのが一般的です。保険料はプランや保険会社によって違いますが、1.5万円前後が相場です。

引っ越し業社の利用料

一人暮らしの引っ越し業者の利用料は5~7万円ほどです。

利用料は荷物の量や移動距離、時期によって変わります。少しでも節約したい人は荷物を減らす、6~8月の閑散期に引っ越すなどで工夫しましょう。

家具・家電の購入費

生活に必要な家具・家電を揃えると15万円以上かかります。人によっては30万円以上必要になるので、多めに用意しておくと安心です。

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部屋探しならアエラスがおすすめ

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また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。

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分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!

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