「一人暮らしで引っ越し補助金はもらえる?」
「使える助成・支援制度が知りたい!」
一人暮らしの引っ越しで、補助金や助成金がもらえるなら嬉しいですよね。引っ越し費用が少しでも浮けば、新生活を楽に始められます。
しかし、転居や引っ越しの支援制度は、自分から申請しないと補助金をもらえません。条件を知らないと、受け取れるはずの支援金や給付金を見逃してしまうことも…。
そこで当記事では、一人暮らしが引っ越しで受け取れる可能性のある補助金・助成金をまとめました。支援制度の充実した自治体も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 東京23区から地方に引っ越す人なら最大60万円受け取れる
- 自治体によっては家賃補助が受けれる
- 引っ越しの初期費用を抑えるなら仲介手数料が基本無料のイエプラを利用するのがおすすめ
・関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
・オリコン顧客満足度1位の接客サービス
・エリアや沿線を絞らなくても紹介してもらえる
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
引っ越しで一人暮らしがもらえる補助金は4つ
- 移住支援金
- 民間賃貸住宅への家賃補助
- 住居確保給付金
- 立ち退きによる住み替えの家賃補助制度
①移住支援金
移住支援金制度とは、東京23区に在住または通勤する人が、地方に移住する際に補助金をもらえる制度です。一人暮らしは条件を満たすと、最大60万円を受け取れます。
実施期間や受け取る条件は、自治体ごとに異なります。あらかじめ、公式サイトなどで確認しておきましょう。
地方移住に関する支援制度や、街の魅力を紹介した記事は、こちらからご覧いただけます。
②民間賃貸住宅への家賃補助
民間賃貸住宅に入居する人に向けて、家賃補助をおこなう制度です。実施している自治体は、家賃相場が高かったり、人口減少が続いている地域が多いです。
一人暮らしが受け取る条件としては、「高齢者である」「障害者手帳を交付されている」「収入が基準額以下である」などを満たす必要があります。
自治体によっては「新卒」や「結婚を希望する女性」などを対象に補助金が出ています。気になる人は、引っ越し予定の自治体公式サイトをチェックしてみてください。
③住居確保給付金
住居確保給付金制度とは、住居を失う恐れがある人の家賃を、国が代わりに支払う制度です。個人の責任や都合が理由でも、離職・廃業後2年以内なら大丈夫です。
支給額は住んでいるエリアによって異なります。東京23区で一人暮らしなら、最大5.37万円が支給されます。原則3ヶ月、最大で9ヶ月の家賃を支払ってもらえます。
給付を受ける条件
- ・離職、廃業後2年以内
- ・もしくは離職、廃業と同等まで収入が減少
- ・直近の世帯収入が基準額以下
- ・世帯貯金が100万円を超えていない
- ・求職活動を熱心におこなう
給付をを受けるためには、求職活動が必須です。ハローワークの求職申込や面接をおこなうか、自分で次の就職先を探します。
自力で一人暮らしができるほどの収入や貯金がある人は対象外です。あくまでも、生活が苦しくなった人に家賃を補助する制度です。
④立ち退きによる住み替えの家賃補助制度
民間賃貸住宅の取り壊しなどで、立ち退きを求められた際の助成制度です。上昇分の家賃や、引っ越しにかかった費用を支給してくれます。
一人暮らしで受け取るには、年齢や収入などの条件をクリアする必要があります。現在の住居で立ち退きを要求されている人は、お住まいの自治体に問い合わせてみてください。
引っ越しする一人暮らしに補助金を出す自治体例
- ・大阪府松原市「新社会人 新入学生応援事業」
- ・栃木県宇都宮市「若年夫婦、子育て世帯及び新卒採用者等家賃補助金」
- ・福井県坂井市「全国型移住支援金」
自治体によっては、定住者の確保に向けて独自の補助金や助成金を出しています。一人暮らしの引っ越しでも、比較的受け取りやすいところを3つ紹介します。
大阪府松原市「新社会人・新入学生応援事業」
大阪府松原市の「新社会人・新入学生応援事業」は、市外から松原市に転入してきた新社会人・新入学生を対象とした補助制度です。
補助額は、社会人男性で年18万円、女性で21万円です。新入学生は12万円が支給されます。令和5年3月1日から先着順で受け付けます。
一人暮らしで補助金を受け取る条件
- ・企業に勤める又は自分で事業をおこなう
- ・令和5年3月1日~9月末日に転入する
- ・学校を卒業して3年以内
- ・大学、大学院、短期大学、専門学校などに通う
- ・令和5年3月1日~9月末日に転入してきた学生、又は転入した後1年以内に学生になった
- ・令和5年4月1日時点で30歳未満
- ・市内の民間賃貸住宅に住んでいる
- ・暴力団関係者でない
上記の条件を全てクリアすれば、先着順で補助金を受け取れます。令和5年3月1日~9月末日の間に松原市外から転入してきた新社会人・新入学生なら、基本的に条件を満たします。
栃木県宇都宮市「若年夫婦、子育て世帯及び新卒採用者等家賃補助金」
栃木県宇都宮市の「若年夫婦、子育て世帯及び新卒採用者等家賃補助金」は、市内の特定エリアの民間賃貸住宅に転入・転居した人へ補助金が出る制度です。
一人暮らしの場合、新卒採用者や結婚を希望する女性が対象者です。補助額は、市外からの転入なら最大12万円、市内からの転居なら最大6万円です。
補助金がもらえるエリアは、「宇都宮まちかど情報マップ」で確認できます。市内の主要駅近くであれば、基本的に当てはまります。
一人暮らしで補助金を受け取る条件
- ・学校を卒業後3年以内の社会人、又は卒業見込みで市内の企業に勤める
- ・年度末時点で29歳以下
- ・市内での結婚を希望している
- ・とちぎ結婚支援センターなどに登録して結婚活動をおこなっている
- ・年間の所得金額が516万円以下
- ・市内の特定エリアで民間賃貸住宅を借りる
- ・民間賃貸住宅の契約者が自分名義
- ・市内に居住用の建物を所有していない
- ・自治会に加入している
- ・税金の滞納をしていない
上記の条件を全てクリアすれば、補助金を受け取れます。学校を卒業してから3年以内の社会人や、結婚を希望する女性なら、基本的に補助金を受け取れます。
福井県坂井市「全国型移住支援金」
福井県坂井市の「全国型移住支援金」は、東京以外からの転入でも補助金がもらえる制度です。条件を満たせば、一人暮らしは最大で30万円受け取れます。
また、引っ越し業者に払った費用のうち、一人暮らしは10万円を上限にキャッシュバックされます。
福井県では県と市町が連携して、すべての自治体で「全国型の移住支援」があります。地方移住を検討している人には狙い目の県です。
一人暮らしで補助金を受け取る条件
- ・18歳以上50歳未満
- ・転入前の住所が3年以上連続で福井県外にある
- ・3年以上坂井市に住む意思がある
- ・転入後1年以内、県内で農林水産業についているなら5年以内である
- ・暴力団関係者でない
- ・申請時に坂井市税を完納している
- ・正規雇用されている
- ・正規雇用である
- ・福井県内で農林水産業についている
- ・テレワークをしている
- ・自ら起業している
年齢や移住に関する条件は全て満たす必要があります。仕事に関する条件は、いずれか1つに該当していれば申請できます。
一人暮らしが補助金以外で引っ越し費用を抑えるポイント
- ・敷金礼金なしの物件を探す
- ・仲介手数料が安い不動産屋で探す
- ・フリーレント付き物件で家賃を抑える
- ・不動産屋の閑散期に引っ越す
- ・入居日を月初に調整する
- ・引っ越し業者の単身パックを利用する
- ・初期費用をクレジットカード払いする
敷金礼金なしの物件を探す
敷金礼金なしの物件を選べば、家賃2ヶ月分の初期費用を抑えられます。一般的に初期費用は家賃の4.5~5ヶ月分と言われているので、半額近く安いです。
敷金とは退去時の原状回復費用の預り金で、礼金は大家さんに対するお礼の費用です。家賃のように必ず支払わないといけない費用ではありません。
仲介手数料が安い不動産屋で探す
初期費用を抑えるには、仲介手数料が安い不動産屋を選んでください。通常家賃1ヶ月分かかりますが、無料や半額をセールスポイントにする会社も存在します。
ネット上に公開されている物件の8割は、どこの不動産屋でも紹介可能です。引っ越し費用を抑えたいなら、仲介手数料の安さに注目してみてください。
フリーレント付き物件で家賃を抑える
物件情報に「フリーレント」と記載があるものは、通常の契約よりお得です。0.5~2ヶ月分の家賃が無料になるためです。
フリーレントがない物件でも、交渉次第で付けてくれる場合があります。「付けてくれれば契約する」など、前向きな姿勢を見せると効果的です。
不動産屋の閑散期に引っ越す
初期費用を抑えるために、あえて閑散期を狙うのもアリです。繁忙期で埋まらなかった物件を成約させるため、礼金などの入居条件を緩めてくれる可能性が高いです。
不動産屋の閑散期は、6~8月と11~12月の2回です。初期費用だけでなく、引っ越し業者の料金も安くなるのでおすすめです。
入居日を月初に調整する
初期費用は、入居日を月初にすると抑えられます。日割り家賃を払わなくて済むからです。
月の途中で入居すると、日割り家賃+翌月家賃が必要です。入居日を月初に設定すれば、当月分の家賃だけで済みます。
引っ越し業者の単身パックを利用する
引っ越し業者を抑えるなら、単身パックの定額プランを利用しましょう。積み込める荷物量が限られる代わりに、料金が5万円以下に設定されています。
一人暮らしの引っ越しが増える12月~4月ころに、新生活応援プランなどで限定受付している業者もあります。
初期費用をクレジットカード払いする
賃貸の初期費用が払えない時は、クレジットカードによる分割払いを検討してください。カード会社によっては、最大24回まで分割で支払えます。
クレジットカード払いができるかどうかは、不動産屋に聞いてください。決済のシステムによっては、使えないカード会社があるので注意したほうが良いです。
引っ越しの補助金に関するよくある質問
補助金と助成金の違いは?
もらえる難易度が違います。申請条件を満たしていた場合、助成金は必ず受け取れますが、補助金は審査で落ちるケースがあります。
基本的に、補助金には受け取れる人数や予算に上限があるためです。自治体によっては、期間内でも受付を締めきったり、抽選でもらえる人を決定します。
転居助成金とはなに?
市区町村の中で引っ越しする世帯への助成制度です。自治体によってもらえる条件が違うので、公式サイトを確認しましょう。
東京都で転居助成金はもらえる?
自治体によってはもらえます。東京23区なら、北区・新宿区・千代田区などに助成制度があります。詳しくは、以下の記事で解説しています。
一人暮らしの引っ越しは補助金をもらいにくい?
もらいにくいです。自治体のおこなう引っ越し支援制度は、子育て世帯を対象にしたものが多いからです。
一人暮らしの女性を対象にした助成金・補助金はある?
一部の自治体では女性を対象に補助金を出しています。例えば宇都宮市では、結婚を希望する女性に家賃補助があります。
企業独自で引っ越しの補助金を出すことはある?
就業規則で定められていれば出ます。とくに会社都合で引っ越す際は、初期費用や引っ越し業者代を補助してくれるケースが多いです。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!