お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

住宅手当がない一人暮らしはきつい?家賃補助なしで生活できる?

住宅手当がないけど一人暮らしできる?のアイキャッチ

住宅手当がないと一人暮らしはきつい?
手当は平均でいくらもらえるの?

勤め先の会社に住宅手当があると、家賃負担額が減るので生活費にゆとりができます。特に家賃相場の高い地域では助かりますよね。

しかし、住宅手当を支給していない会社もあります。住宅手当がなくても一人暮らしできるのかと不安になる人も多いです…。

そこで当記事では、住宅手当がなくても一人暮らしできるのか、そもそも住宅手当とはなんなのかを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

監修 岩井 勇太
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士

日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。

住宅手当がないと一人暮らしはきつい?

住む物件や収入による

住宅手当がない一人暮らしがきついかどうかは、住む物件や毎月の収入によって違います。

「家賃が安い地域に住む」「物件の設備を妥協する」など、選び方を工夫すれば住宅手当がなくても十分可能です。

そもそも収入が多ければ、住宅手当がなくても問題なく一人暮らしできます。

実際に住宅手当なしで一人暮らしをしている人の声

新卒など若い人からは「貯金ができない」「金欠できつい」などの声が上がっていますが、かろうじて一人暮らしはできているようです。

住宅手当なしで一人暮らしをするなら、無駄使いをしない、節約などをしたほうが良いです。

一人暮らしに必要な生活費の目安

食費 38,410円
水道光熱費 11,382円
家具・日用品 5,687円
衣料品・履物 4,606円
保健医療 7,625円
交通費 2,950円
スマートフォン・ネット代 7,153円
娯楽費 17,106円
交際費 12,951円
その他の雑費 14,236円
合計 122,106円

総務省統計局の「家計調査 2021年次 1世帯当たり1ヶ月間の収入と支出 単身世帯」によると、家賃を除いた1ヶ月あたりの生活費の平均は約12.2万円です。

東京23区内でワンルームや1Kを借りる場合、7万円前後かかります。手取りで20万円ほどあれば、住宅手当がなくても問題なく一人暮らしできる可能性が高いです。

住宅手当なしなら家賃を抑えるべき

住宅手当なしで一人暮らしするなら家賃はできる限り抑えるべきです。家賃は1度決めると変更が難しいからです。引っ越すとしても多額の初期費用がかかり家計が圧迫されます。

家賃が安くて良い物件は、自分で探すより不動産屋に依頼したほうが見つかりやすいです。不動産屋しか使えないデータベースから、SUUMOやHOME’Sにはない未公開物件を紹介してくれるからです。

気軽に相談するならネット上の不動産屋「イエプラ」がおすすめです。チャットやLINEで希望を送るだけでスタッフがぴったりの物件を提案してくれます。

予算はもちろんのこと、職場に通いやすいエリアや治安についてもアドバイスしてくれます。深夜0時まで対応してくれるのでぜひ気軽に利用してみてください。

一人暮らしバナー

そもそも住宅手当とは?

住宅にかかる一部費用を企業が負担してくれる福利厚生

住宅手当とは従業員の住宅にかかる一部費用を、企業が負担してくれる福利厚生のことです。「家賃補助」と呼ぶこともありますが、ほぼ同じ意味として使われています。

住宅手当は労働基準法で定められているものではないので、企業によって支給条件や金額は違います。支給しない企業も珍しくありません。

住宅手当と社宅との違いとは?

住宅手当は住宅にかかる一部費用を、給料の一部として振り込まれるお金を指します。

一方、社宅とは企業が従業員に対して安価~無料で貸し出している住宅のことを指します。単身向けの場合は「単身寮」と呼ばれることもあります。

社宅は企業が指定した物件に住む必要があります。エリアや設備は選べません。同じ企業に勤めている人が多数住んでいるため、人によっては住みづらいと感じます。

住宅手当を支給している会社の割合

会社規模 支給割合
全体 47.2%
1,000人 61.7%
300~999人 60.9%
100~299人 54.1%
30~99人 47.2%

厚生労働省の「令和2年就労条件総合調査」によると、住宅手当を支給している会社の割合は47.2%です。

住宅手当の支給割合は減りつつある

住宅手当を支給している企業は減りつつあります。リモートワークを導入する企業が増えており、住宅手当ではなく「在宅勤務手当」として支給する動きが広まっています。

ちなみに、在宅勤務手当の相場は月額3千~5千円です。

住宅手当の平均金額

会社規模 平均支給額
全体平均 17,800円
1,000人以上 21,300円
300~999人 17,000円
100~299人 16,400円
30~99人 14,200円

住宅手当の相場は1.7万円

厚生労働省の「令和2年就労条件総合調査」によると、住宅手当の平均額は1.7万円です。会社の規模が大きいほど支給額も高いです。

課税対象となるため、住宅手当をもらうことで税金が高くなる可能性があります。

会社によって支給条件や金額が違う

住宅手当の支給条件は会社によって違います。もらいたい人はあらかじめ担当者に条件を確認しておきましょう。

以下で主な支給条件の一例を紹介します。

雇用形態

住宅手当の支給は「正社員として働いていること」が条件になっている企業が多く、アルバイトやパートタイマーとして働いている人には支給されないことがほとんどです。

世帯主かどうか

多くの企業では住んでいる住宅の「世帯主」であることが前提条件です。

ルームシェアの場合は、物件の契約者であることが証明できれば支給されることがあります。

賃貸かどうか

賃貸に住んでいる、住宅ローンを支払っている場合は支給される可能性が高いです。一方、持ち家や実家に住んでいる場合は支給しない企業が多いです。

会社から自宅までの距離

会社から自宅までの距離で、住宅手当の有無や金額が変わる企業が多いです。例えば「会社から半径◯km圏内」「会社から最寄駅までの◯駅以内」などです。

扶養家族の有無

妻や子どもなど、扶養している家族がいるかどうかで住宅手当の有無や金額が変わる企業があります。

アプリやLINEで気軽にお部屋探し!
イエプラのロゴ
イエプラ
▼メリットたくさん
・すべてチャットで完結(来店不要)
・スーモにない未公開物件も探せる
・0時まで営業で仕事終わりに使える
▶無料でお部屋を探してみる

住宅手当をもらうメリットとデメリット

毎月の家賃支払いがラクになる

収入が増えるので毎月の家賃の支払いがラクです。浮いた費用は貯金や趣味など、自由に使えるのでモチベーションが上がります。

企業側としても住宅手当を出すことで、従業員が辞めにくい、企業の印象がよくなって求人の応募が増えるなどのメリットがあります。

住む物件のランクが上げられる

家賃に余裕が出るため、住む物件のランクが上げられます。広い間取りやオートロック付きマンションなど、予算オーバーで諦めていた物件に住めるかもしれません。

税金が高くなる可能性がある

住宅手当は課税対象のため、税金が高くなる可能性高いです。

企業の都合でいきなり支給なしになる可能性も0ではありません。住宅手当なしの給料で払いきれない物件には住まないようにしましょう。

住むエリアが限定されやすい

「会社から半径◯km圏内」「会社から最寄駅までの◯駅以内」などの支給条件がある場合、住むエリアが限定されやすいです。

住みたいエリアや物件が決まっている人からすると、デメリットに感じます。

家賃や初期費用を抑えて一人暮らしを始める方法

毎月支払う家賃の抑え方

  • ・駅徒歩や築年数は緩和する
  • ・各駅停車の駅を狙う
  • ・アパートタイプの物件を選ぶ

駅徒歩や築年数は緩和する

駅徒歩や築年数は緩和しましょう。駅チカで新しい物件よりも、5千~8千円ほど家賃が安く設定されています。

築年数は年数で判断するのではなく、実際に内見して判断したほうが良いです。リフォームやリノベーションによって、キレイになっている物件もあるからです。

各駅停車の駅を狙う

家賃が安い物件を探すなら各駅停車しか停まらない駅がおすすめです。急行や快速が停まる駅と比べると電車の本数が少ないですが、その分家賃が安めに設定されています。

アパートタイプの物件を選ぶ

家賃を抑えたいなら、2~3階建てのアパートタイプの物件を選ぶと良いです。

アパートタイプは木造や軽量鉄骨造で建てられています。建設コストが低く、共有部分が少ないので管理費が安いです。

ただし、木造は防音性が低いです。壁の厚みや週兼環境などを内見で必ず確認しましょう。

マンションタイプはエレベーターやオートロックなど設備が充実しているので、家賃が高くなる傾向にあります。

賃貸契約にかかる初期費用の抑え方

  • ・敷金礼金なしの物件にする
  • ・仲介手数料が安い不動産屋を探す
  • ・なるべく月初を入居日にする
  • ・不動産屋の閑散期を狙う
  • ・フリーレント期間のある物件にする

敷金礼金なしの物件にする

敷金礼金ありの場合 敷金礼金なしの場合
敷金 70,000円 0円
礼金 70,000円 0円
前家賃 70,000円 70,000円
鍵交換費用 15,000円 15,000円
火災保険料 15,000円 15,000円
仲介手数料 77,000円 77,000円
保証会社利用料 70,000円 70,000円
合計 387,000円 247,000円

敷金礼金がかからない物件を選べば、家賃2~3ヶ月分の初期費用を抑えられます。不動産屋に伝えれば、敷金礼金なしに絞って探してくれるので相談してみてください。

岩井さんのアイコン 岩井
敷金とは、家賃の滞納や退去時の修繕費用に備えて大家さんに預けるお金のことです。入居前に払わない場合、退去時にまとめて請求されるので注意しましょう。礼金は大家さんにお礼として支払うもので、退去時の返金はありません。

仲介手数料が安い不動産屋を探す

仲介手数料の上限は「家賃1ヶ月+税」と決められていますが、無料~半額でお部屋を紹介してくれる不動産屋もあります。

大手不動産屋で言うと「エイブル」や「ミニミニ」が仲介手数料が安いと有名です。

ただし、仲介手数料が安いものは自社で管理している物件や、大家さんから広告料がもらえる物件などに限られていることがあります。

なるべく月初を入居日にする

不動産屋によっては入居日が月初であれば、前家賃を支払わずに済むことがあります。

支払い総額は変わりませんが、初期費用を少しでも抑えたい人は、なるべく月初に入居することをおすすめします。

ただし、初期費用で支払わなくても、入居月の月末には来月の家賃を請求されるので、あらかじめお金を用意しておく必要はあります。

不動産屋の閑散期を狙う

不動産屋の閑散期である6~8月にお部屋探しすると、初期費用の値引き交渉に応じてもらいやすいです。

大家さんは「空室が続くよりは安くしてでも入居してもらったほうが良い」と考えるため、引っ越す人が少ない閑散期は交渉が成功しやすいです。

フリーレント期間のある物件にする

フリーレントとは、入居後の一定期間の家賃が無料になることです。期間は2週間~1ヶ月程度になっていることが多いです。

あらかじめフリーレント付きで募集されているものもあれば、交渉次第でつけてくれることもあります。

おすすめ人気記事
お部屋探しの裏ワザのアイコン
スーモやホームズにない物件を探す裏ワザ!
記事を読む ▶

おとり物件が少ないサイト3選のサムネイル
不動産屋の悪質な広告「おとり物件」が少ないサイト3選!
記事を読む ▶

住宅手当についてよくある質問

住宅手当をもらうにはどうしたらいい?

会社の総務課や福利厚生担当課など、担当部署に確認しましょう。条件や必要な書類について説明されますので、指示に従って手続きを進めてください。

企業によって必要な書類は違いますが、賃貸の契約書や住民票の提出を求められることが多いです。

▲よくある質問に戻る

新卒でも住宅手当はもらえる?

新卒でも支給する企業がほとんどです。

しかし、条件は企業によって異なります。気になる人は入社前に確認しておくと良いです。

▲よくある質問に戻る

大手なら住宅手当はあるの?

大手だからといって必ず住宅手当があるわけではありません。

▲よくある質問に戻る

住宅手当なしってメリットある?

課税対象が増えないため、住民税や所得税が上がる心配がありません。

一律で支給されなければ、従業員間でもらえる人ともらえない人の中で不満が出ることもないです。

▲よくある質問に戻る

賃貸アパートとマンションどちらでももらえる?

どちらでももらえます。

賃貸か持ち家かで住宅手当の有無が変わることはあります。しかし、2階建てのアパートはもらえて、10階建てのマンションではもらえないということはほとんどありません。

▲よくある質問に戻る

わざわざ不動産屋に行ってお部屋を探そうとしていませんか?

お店に行かなくても「イエプラ」なら、アプリやLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!

SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件も紹介してくれますし、不動産業者だけが有料で見ることができる更新が早い物件情報サイトからお部屋を探して見つけてくれます!

遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人や、不動産屋の営業マンと対面することが苦手な人にもおすすめです。

イエプラのロゴイエプラ ▼こんな人におすすめ
・仕事が忙しくて不動産屋に行けない
・スーモに載っていない物件を見たい
・他サイトの物件が空室か確認したい
▶一人暮らし向けのお部屋を探す
イエプラ_インスタ画像_修正_01
\深夜0時までチャット対応中!/
イエプラでお部屋を探す
follow us in feedly
お役立ちまとめページ
  • 東京大阪周辺の住みやすさ大図鑑東京大阪周辺の住みやすさ大図鑑
  • お部屋探しの前に知るべき知識お部屋探しの前に知るべき知識
  • 家賃の上手な決め方家賃の上手な決め方
  • お部屋の間取りや広さについてお部屋の間取りや広さについて
  • 賃貸契約の初期費用について賃貸契約の初期費用について
  • 入居審査についての疑問解決入居審査についての疑問解決
  • 不動産屋を賢く利用する知恵不動産屋を賢く利用する知恵
  • 引っ越しに必要な費用について引っ越しに必要な費用について