「狛江市は住みたくない街？」
「実際に住んだ人の評判はどう？」

狛江市は、多摩川沿いで自然豊かな治安の良い街です。東京23区に接しながら家賃も手ごろなので、新宿方面に勤務する人から注目されています。

しかし、ネット上では「急行が停まらない」「水害リスクがこわい」など、気になる言葉が目立ちます。人によっては住みたくないと感じます。

そこで当記事では、狛江市は住みたくないと言われる5つの理由を解説します。リアルな体験談も紹介するので、住むかどうか迷っている人はぜひ参考にしてください。

狛江市に住みたくないと言われる理由5選

急行が停まらない

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出典：小田急電鉄

狛江市の駅は小田急線の「狛江駅」「和泉多摩川駅」の2つですが、どちらも急行が停まりません。最短で新宿まで行くなら、乗り換えが発生するので不便です。

各停で新宿駅まで向かうと30分以上かかってしまいます。通勤時間を短くしたい人は「住みたくない」と感じやすいです。

小田急線の遅延が非常に多い

狛江市を通る小田急線は、非常に遅延の多い路線です。他の路線と直通運転をしていて、影響を受けやすいためです。人身事故が多いのも一因です。

2020年2月に国土交通省が発表した「東京圏の鉄道路線の遅延見える化」によると、小田急線は平日20日間で18.8日遅延しています。定刻通りのほうが珍しいレベルです。

市指定のゴミ袋が高い

狛江市が指定するゴミ袋の値段は、40Lサイズで1枚80円もします。週に2袋使う場合、毎月600円、年間で7,000円以上かかる計算です。

ちなみに東京23区はゴミ袋の指定がありません。100円ショップに45Lサイズで20枚入りのゴミ袋が売っていることを考えると、もったいないと感じる人が多いです。

若者向けの娯楽施設がない

狛江市に若者向けの娯楽施設は少ないです。狛江駅前に小さなショッピングモールはありますが、スーパーや電気店などが中心です。

休日に出かけるなら、ファッションビルのある「調布」や、映画館のある「新百合ヶ丘」まで出かける必要があります。狛江市は、都会的な生活を送りたい人には向きません。

水害リスクがある

狛江市洪水ハザードマップをもとに作成

南部を流れる多摩川の影響で、狛江市は水害リスクがある地域です。1974年9月には、台風の影響で多摩川が氾濫した結果、民家19棟が流失しています。

2019年10月にも、台風による浸水被害が起きています。自然災害を心配する人は、住みたくないと感じる可能性が高いです。

狛江市に住みたくない人の体験談

狛江市の悪い口コミ

弊社利用者へのアンケートの結果、狛江市に住みたくない理由として、交通アクセスへの不満を挙げる人が多かったです。通勤ストレスを避けたい人には向いていません。

また、東京都の街としては田舎過ぎるとの声もありました。小田急線沿いで都会的な街に住みたいなら、町田や下北沢周辺で探しましょう。

狛江市の良い口コミ

家賃の安さを重視する人からは、コスパが良いと高評価でした。狛江市全体がベッドタウンになっているので、プライベートを静かに過ごしたい人にもおすすめです。

狛江市の住み心地【治安・利便性・家賃相場】

住みやすさ
治安の良さ
アクセスの良さ
買い物しやすさ
外食しやすさ
家賃の安さ

狛江市はどんな街？

東京都狛江市は、多摩地域の東部に位置するベッドタウンです。世田谷区・調布市・川崎市に面していて、日本で2番目に面積の小さい市として知られています。

市の南部を多摩川が通るため、自然が豊かで落ち着いた雰囲気です。川沿いは公園・野球場・遊歩道がキレイに整えられていて、市民の憩いの場として人気です。

狛江市を通る小田急線を利用すれば、新宿駅へ1本です。鉄道駅は「狛江駅」「和泉多摩川駅」の2つです。

2024年春には狛江駅直結の商業施設がリニューアルされる予定で、利便性の向上が期待されています。

▶狛江駅の住みやすさ解説はこちら

▶和泉多摩川駅の住みやすさ解説はこちら

治安は良い

各犯罪の発生件数
粗暴犯	少ない　普通　多い
侵入窃盗	少ない　普通　多い
公然わいせつ	少ない　普通　多い
自転車盗	少ない　普通　多い

参考：警視庁「令和4年　区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」

狛江市の治安は良いです。2023年1月に強盗致死事件が発生してしまったものの、年間を通した凶悪犯・粗暴犯の件数は都内でも非常に少ないです。

ただ、自転車窃盗に限っては年間で100件以上とやや目立ちます。市が盗難防止用のワイヤー錠を無料配布しているほどなので、自転車を離れる際には施錠を徹底しましょう。

買い物環境は平均的

狛江市の買い物環境は平均的です。狛江駅・和泉多摩川駅の周辺にスーパーが複数件あるため、用途に応じて使い分けられます。

狛江駅前の「Odakyu OX」には、スーパー以外に電気店・100円ショップ・衣料品店などが入っています。1ヶ所で買い物を済ませたい人におすすめです。

バスや自転車を利用すれば、ホームセンターの「ユニディ」や、家具用品店の「ニトリ」などのお店も利用できます。日常的な買い物には困らない街と言えます。

交通アクセスは平均的

狛江市を通る路線は「小田急小田原線」のみです。神奈川県の小田原駅から東京都の新宿駅を結ぶ路線で、新宿へのアクセスに優れます。下北沢乗り換えで渋谷へも行きやすいです。

電車の駅が「狛江駅」「和泉多摩川駅」の2つしかない代わりに、バス網は発達しています。二子玉川・調布・武蔵境といった他路線の駅まで行けるバスが多いです。

主要駅までの所要時間と乗り換え回数

駅名	所要時間	乗換回数
新宿駅	約20分	1回
渋谷駅	約34分	1回
池袋駅	約33分	2回
東京駅	約41分	1回
品川駅	約47分	2回

狛江駅から新宿駅に向かう場合、成城学園前駅で急行に乗り換えれば約20分で行けます。乗り換えせずに各停で向かうなら約35分です。

そのほかの主要駅に行く際も、基本的に乗り換えが発生します。都心に出るまで40分以上かかるので、通勤時間を短くしたい人にとってはストレスです。

飲食店の数はやや少ない

ファミレス	4件
カフェ	54件
ファストフード	3件

駅から500m圏内

狛江市の飲食店は約300件です。面積の小ささを考慮しても、東京都内の市としては少なめです。ただし、狛江駅周辺であれば、チェーン店を含め一通り揃っています。

ファミリー向けの店は世田谷通り沿いに点在しています。小さな子どもがいるなら、車があったほうが外食しやすいです。

家賃相場はやや低い

間取り	家賃相場
1R	6.3万円
1K	6.7万円
1DK	8.2万円
1LDK	11.5万円
2DK	9.1万円
2LDK	16.0万円
3LDK	19.1万円

23区外なので、狛江市の家賃相場は低いです。ワンルームで約6.3万円、1Kで約6.7万円が目安です。隣接する世田谷区と比べると、2万円以上低く募集されています。

築年数を指定しなければ、家賃4万円台で狛江駅まで徒歩圏内のアパートも豊富です。「都内に住みたいけどお金が不安」と言う人にはおすすめの街です。

狛江市に住みたくないと思う理由まとめ

狛江市に住みたくないと感じる人と、住んでも後悔しにくい人の特徴を簡単にまとめました。

狛江市は「通勤ストレスを少なくしたい」という人には不向きです。小田急線の急行が停まらないうえ、毎日のように遅延するからです。

一方で「家賃をできるだけ抑えたい」という人は後悔しにくいです。治安が良く緑が多いので「都会の喧騒を離れて過ごしたい」という人にもおすすめです。

狛江市の周辺でおすすめの3駅

調布駅：お出かけスポットが豊富

住みやすさ
治安の良さ
アクセスの良さ
買い物しやすさ
外食しやすさ
家賃の安さ

調布駅は、都心で働くビジネスマンに人気のベッドタウンです。京王線の急行・特急などが停まるため、新宿まで約30分で行けます。

お出かけスポットの多さも魅力です。「深大寺」をはじめ、映画館が入る「トリエ京王調布」や、10階建てのショッピングモール「調布PARCO」などがあって飽きません。

利便性のわりに家賃相場は低めです。ワンルームで約6.3万円、1Kでも約7.2万円で募集されています。一人暮らしなら、5万円前後の物件も豊富な穴場です。

調布駅の物件を探す

▶調布駅の住みやすさ解説はこちら

新百合ヶ丘駅：買い物環境に優れる

住みやすさ
治安の良さ
アクセスの良さ
買い物しやすさ
外食しやすさ
家賃の安さ

新百合ヶ丘駅は、治安が良く買い物環境に優れたベッドタウンです。大型商業施設の「新百合ヶ丘オーパ」「新百合ヶ丘エミルロード」があるので、必要なものはなんでも揃います。

新宿から距離があるものの、交通アクセスも悪くないです。通勤急行や快速急行など、小田急線のすべての電車が停車するためです。

川崎市なので家賃相場も低く、ワンルームで約6.5万円、1Kでも約6.6万円です。注意点は坂の多さです。体力のない人は、内見時に駅から歩いて確かめましょう。

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登戸駅：新宿へ行きやすく家賃が安い

住みやすさ
治安の良さ
アクセスの良さ
買い物しやすさ
外食しやすさ
家賃の安さ

登戸駅は、交通アクセスに優れるわりに家賃相場が低めな穴場です。JR南武線・小田急小田原線が利用できるため、新宿や川崎まで乗り換えなしです。

家賃相場はワンルームで約5.8万円、1Kで約6.9万円です。川崎市全体で見ても低めなので、一人暮らしで生活費を抑えたい人向きです。

駅前には飲食店が密集していますが、徒歩5分ほど離れると落ち着いた住宅街が広がります。多摩川沿いは緑地や公園が多く、自然豊かな街に住みたい人にもおすすめです。

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狛江市以外で住みたくない街はどこ？

駅名	特徴
蒲田	風俗店や居酒屋が多く、大田区内で1番治安の悪い街。駅前にパチンコ屋や消費者金融が建ち並び景観も良くない。基本的には神奈川県側で探すべき。
赤羽	飲み屋街として有名で、駅東口の線路沿いに酔っ払いが集まる。帰宅時間が深夜になると、路上で絡まれることも多い。埼玉寄りで田舎のイメージも根強い。
池袋	23区内でも屈指の繁華街で、全国ニュースになるような事件が頻繁に起きる。昼夜問わず観光客でごった返すため、落ち着いて暮らしたい人には不向き。
竹ノ塚	ヤンキーの多い街として名前が挙がる。低所得者の割合が高く、空き巣や窃盗などの犯罪が心配。乗り入れが東武伊勢崎線のみと、交通アクセスも悪い。
六本木	六本木ヒルズに代表されるセレブな街で、家賃相場が非常に高い。夜は歓楽街としての顔も持つため、治安が心配で住みたくない人が多い。
新大久保	コリアンタウンと呼ばれるほど韓国人が多い街。近年ではより多国籍化して、文化の違いからトラブルを心配する声が多い。治安が非常に悪い歌舞伎町もすぐそば。
北千住	足立区の玄関口として人が集まるゆえに、騒音や治安の悪さが目立つ。駅周辺では万引きや自転車窃盗が頻発する。荒川と隅田川に挟まれて水害リスクも高い。
錦糸町	墨田区内で最も犯罪件数が多い。違法なキャッチが多く、警視庁のホームページで名指しで注意喚起されるほど。付いて行ってぼったくり被害に遭う人が急増している。
豊洲	街全体が埋立地で、地盤の弱さを指摘されている。海抜が低いことから、津波による水害リスクもある。江東区の中で家賃相場がトップクラスに高い。
渋谷	渋谷駅の周辺は、暴行や傷害事件が多く非常に治安が悪い。10月のハロウィンや大みそかは、全国ニュースになるほど若者が騒ぎまわる。

東京で住みたくないと言われる街は、基本的に繁華街で治安が悪いです。昼夜問わず多くの人が集まるため、傷害や盗難などの事件に巻き込まれるリスクが高いです。

買い物環境が良かったり、飲食店が多いなど住みやすい点もありますが、落ち着いた生活を求める人はやめたほうが良いです。

「治安」「交通アクセス」「家賃」など、人によって重視するポイントは異なります。あらかじめ条件に優先順位を付けておくと、後悔しないお部屋探しができます。

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