「5月入居の物件探しはいつから始める?」
「賃貸物件が少ない時期って本当?」
5月はGWを狙って引っ越しする人が多いんです。長期休暇で引っ越しを済ませれば、休み明けにバタバタする心配がありません。
しかし、5月入居の物件探しをする際はいくつか注意点があります。あらかじめ知っておかないと、入居希望日に引っ越しが間に合わなくなる恐れも…。
そこで当記事では、5月に引っ越したい人向けに、物件探しのタイミングや注意点を解説します。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
5月入居の物件探しはいつから始めるべき?
4月上旬から探し始めると良い
5月中に引っ越したい人は、4月上旬から物件探しを始めてください。一般的に、お部屋探しには約1ヶ月かかるためです。
1ヶ月あれば、引っ越しまでのスケジュールに余裕が生まれます。条件に近いお部屋がないか入念に調べられますし、複数の不動産屋で比較・検討できます。
具体的な入居までのスケジュール
5月1日に入居する場合のスケジュールをまとめました。4月上旬には、賃貸サイトや不動産屋で物件を探します。気になるお部屋があれば、積極的に内見へいきましょう。
4月中旬には、入居するお部屋を決めて申し込みを済ませてください。申し込み手続きが終わり次第、入居審査へ移ります。審査期間は5日程度です。
審査に通過した後は、契約開始日(入居日)を打ち合わせます。初期費用が確定するので、期日までにお金を振り込みんでください。賃貸契約も同時期におこないます。
契約書類に不備がなければ、入居日の前日からお部屋の鍵をもらえます。実際に引っ越し作業を始めるのは当日以降からです。
お部屋探しの期間は最低でも2週間確保する
お部屋探しの期間は、最低でも2週間は確保すべきです。比較的早く引っ越せる「即入居可」の物件でさえ、入居まで約2週間かかります。
入居審査~契約締結までは、保証会社や管理会社のスケジュールが優先されます。自分都合で急かせないので、スケジュールには余裕を持たせてください。
5月入居に向けて物件探しするメリットは3つ
- ・実際に内見できるお部屋が増える
- ・繁忙期より丁寧な接客をしてもらえる
- ・費用交渉が成功しやすい
5月入居に向けて4月上旬から探し始めるメリットは多いです。代表的なメリットを3つ紹介します。
実際に内見できるお部屋が増える
4月上旬に入ると、実際に室内を内見できるお部屋が増えます。3月末で引っ越す学生や新社会人が多いからです。「退去待ち」で見れない状況を避けられます。
退去からしばらく経つと、室内クリーニングが実施されます。キレイな状態の室内を見たいなら、4月の第2週目以降がおすすめです。
繁忙期より丁寧な接客をしてもらえる
4月上旬では、スタッフから丁寧な接客をしてもらえます。引っ越しシーズンである繁忙期が過ぎたタイミングだからです。
1~3月は年内で最も不動産屋が忙しくなる時期です。1人当たりの接客時間を短くして、多くのお客さんを案内します。スタッフの接客に不満を持つ人は多いです。
繁忙期が落ち着いた4月なら、スタッフに余裕が生まれます。より丁寧な接客をしてもらえるので、満足したお部屋探しが可能です。
費用交渉が成功しやすい
繁忙期が終わった時期は、費用交渉が成功しやすいメリットもあります。繁忙期で埋まらなかったお部屋は、しばらく空室が続くからです。
早く家賃収入がほしい大家さんだと、普段なら断るような交渉でも応じてくれる可能性があります。安く引っ越したい人にはおすすめの時期です。
値引き交渉を成功させるコツ
- ・予算の上限を明確に伝えておく
- ・申し込む前に交渉をする
- ・値引きしてほしい額を明確にする
- ・交渉条件をできるだけ多く示す
- ・契約する意思を見せる
- ・高圧的な態度を取らない
引っ越しの予算が少ない人は、あらかじめ上限金額を伝えておくと良いです。予算内の物件を提案してくれますし、オーバーした時は値下げ等で調整してくれます。
値引き交渉が最も成功しやすいタイミングは「入居申込をする前」です。申し込む前に、大まかな費用の概算を教えてもらえます。
交渉する際は契約する意思をハッキリ示しましょう。入居する意思が見られないと「冷やかし程度で言っている」と断られてしまいます。
5月入居に向けて物件探しをする際の注意点
GWに入るとほぼ全ての手続きが中断する
- ・お部屋探しの相談
- ・内見
- ・入居審査
- ・入居日の打ち合わせ
- ・契約手続き
- ・鍵の受け渡し
GW中は、入居までのほぼ全ての手続きがストップします。お部屋を提案する不動産屋(仲介会社)や物件を取り扱う管理会社、入居審査をおこなう保証会社が長期休暇に入るためです。
各関係者によってGW休みの期間は異なります。4月末から5月の第1週目までの約10日間は、入居手続きがスムーズに進みません。
5月入居で引っ越すなら、事前に各関係者のGW休みを確認してください。今の家の退去が重なると、しばらく住む家がなくなってしまいます。
繁忙期より物件数が減る
物件数 | |
---|---|
2023年1月 | 423,201件 |
2023年2月 | 391,526件 |
2023年3月 | 423,201件 |
2023年4月 | 378,927件 |
出典:不動産流通推進センター「指定流通機構の活用状況について」
4月は繁忙期より物件数が減ります。引っ越しシーズンの1~3月で、多くの物件が成約されるからです。
不動産流通推進センターの統計によると、2023年3月末時点のマンションの数は423,201件でした。4月は378,927件で、物件数は約10%減っています。
物件数が限られると、納得の行くお部屋に出会えない恐れがあります。多少条件を緩めながら探せば、お部屋の選択肢を増やせます。
お部屋の選択肢を増やすにはエリアを広げると良い
お部屋の選択肢を増やすには、探すエリアを広げると良いです。範囲が広いほど、多くの物件がヒットしやすくなるからです。
希望エリアの最寄り駅で探していた人は、上下線の2~3駅までチェックしてみましょう。準急や各駅停車しか停まらない駅は、家賃相場が低くておすすめです。
当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。