「賃貸の審査後でもキャンセルできる?」
「ブラックリストに載るって本当?」
賃貸では、審査が通ってからキャンセルしてもブラックリストに載りません。個人信用情報に悪い履歴が残ることもないです。
しかし、賃貸業者の中には独自の「ブラックリスト」を作成している場合があります。審査後に自分勝手なキャンセルをすると、今後のお部屋探しに影響が出る恐れも…。
そこで当記事では、審査後のキャンセルでブラックリスト入りを避ける方法を解説します。キャンセル可能なタイミングについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
- 賃貸の審査後でも契約を結ぶ前ならキャンセルできる
- キャンセルを言うのが遅いとトラブルに発展する可能性がある
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
賃貸の審査後にキャンセルするとブラックリストに載る?
審査が通ってからキャンセルしてもブラックリストには載らない
賃貸の審査後にキャンセルしても、ブラックリストには載りません。ブラックリストに登録されるのは、入居中に家賃を滞納したり契約違反を起こしたときだからです。
審査通過後のキャンセルだけで、ネガティブな履歴が残ることはありません。別の物件で申し込みたい人は、担当の不動産屋にキャンセルの旨を伝えてください。
そもそもブラックリストとは
- ・クレカや家賃の滞納が2ヶ月以上続いた
- ・3ヶ月連続で返済日に間に合わなかった
- ・債務整理、自己破産した など
ブラックリストとは、個人信用情報にある支払い事故の履歴を指します。クレジットカードや家賃の滞納が2ヶ月以上続くと、ブラックリストに登録されます。
基本的に「滞納」「自己破産」といった状況でなければ、ブラックリストにはなりません。審査後のキャンセルも同様です。
契約の意志を伝えていたら管理会社の「ブラックリスト」に登録される
審査時に契約の意志を伝えていたにも関わらずキャンセルした場合、管理会社の「ブラックリスト」に登録されます。「信用できない顧客」と判断されるためです。
具体的には「交渉が通ったら必ず契約する」といった意思表示をしていたときです。設備を追加する約束で話を進めていたら、準備にかかった手間や費用が無駄になってしまいます。
自己都合な理由でキャンセルされると、大家さんは同じ人の申し込みを二度と受け付けなくなります。いわゆる「NG顧客リスト」として記録されるので注意です。
賃貸の審査後キャンセルできるのはいつまで?
キャンセルできるのは契約前まで
賃貸物件をキャンセルできるのは、契約の成立前までです。一般的に、契約書への署名捺印で「契約成立」と扱う業者が多いです。
事前に契約内容の重要な部分を説明されるので、納得できなかったらキャンセルしても問題ありません。違約金といったペナルティーもないです。
契約成立後は一切キャンセルできない
契約成立後は一切キャンセルができません。契約内容を十分に理解して、署名捺印をしたあとだからです。
万が一キャンセルする際は「解約」扱いで処理されます。初期費用はほとんど戻ってきませんし、違約金が発生する恐れもあります。大金を無駄にするので、可能な限り避けてください。
契約成立のタイミングは大家さんごとに異なる
契約成立のタイミングは、大家さんによって異なります。申し込みの時点で、契約成立になるケースがあるので注意です。
民法上では「貸します」「借ります」の合意だけで、契約が成立すると決められています。「諾成契約(だくせいけいやく)」と呼ばれるやり方です。
民法上のルールを重視する大家さんだと、申し込み後のキャンセルを受け付けないことがあるので注意です。
審査後のキャンセルで業者のブラックリスト入りを避ける方法
キャンセル理由を明確に伝える
賃貸の審査後に物件を断る際、キャンセル理由は明確に伝えてください。曖昧な回答では、審査の手続きをした管理会社に納得してもらえないからです。
原則、自己都合なキャンセル理由は避けるべきです。「別の物件が気になったから」といった自分勝手なキャンセルは、担当する不動産屋からも嫌われます。
トラブルに発展しにくいキャンセル理由
- ・転勤先が変わった
- ・家族の反対で引っ越しをやめた
- ・介護で実家に帰ることになった
- ・管理会社の対応に不信感を持った
- ・同時審査で2番手になった
上記には、トラブルに発展しにくいキャンセル理由をまとめました。基本的に、顧客に過失や責任がないようなキャンセル理由です。
「転勤先が変わった」「家族に反対された」という事情なら、管理会社に納得してもらえます。2番手で優先的に契約できなくなった際も、問題なくキャンセルできます。
早い段階で不動産屋に連絡する
審査後にキャンセルするなら、早い段階で不動産屋に連絡してください。連絡が早いほど、相手に迷惑を掛けにくいからです。
キャンセル連絡は電話でおこなうのがベストです。要件をすぐ伝えられて、契約準備を早めにストップしてもらえます。メールは確認までに時間がかかるのでやめましょう。
賃貸の審査後にキャンセルする人のよくある質問
賃貸の審査後だとキャンセルできない?
賃貸の審査通過後でも断ることはできます。一般的に、契約書に署名捺印するまではキャンセルできます。
賃貸審査が通ってからキャンセルする際の理由はどう伝えれば良い?
明確に伝えてください。ハッキリした理由ほど、相手に納得してもらえます。
申し込み後のキャンセル率はどれくらい?
弊社「家AGENT」のデータだと約10.4%です。約10人に1人が審査後にキャンセルをしています。
審査後のキャンセルはメールで良い?
すぐ連絡が取れる電話が好ましいです。メールは確認までに時間がかかるので、あまりおすすめしません。
審査後に申し込みをキャンセルしても初期費用は戻ってくる?
契約前なら戻ってきます。申込金を払っていた場合も同様です。
契約後だと、敷金以外の費用は戻ってきません。キャンセルではなく、解約扱いになるからです。
キャンセルして別業者で同じ物件を申し込むのはアリ?
ナシです。同じ内容の申込書を見た大家さんは「本当に住む気があるのか」と不審に思って、入居を断ります。
賃貸物件で申し込みのキャンセルを繰り返すとどうなる?
どの物件にも入居できなくなる恐れがあります。
不動産業界は横の繋がりが非常に強いです。様々な会社でキャンセルを繰り返すと、評判が広まってお部屋探しに影響が出ます。
賃貸の審査が通ってからキャンセルすると違約金は発生する?
発生しません。契約を結ぶ前だからです。
「設備を付けてくれたら契約する」と交渉していた人は要注意です。契約前であっても、設置費用を請求される恐れがあります。
賃貸で申し込みをキャンセルできないと言われたときの対処法は?
キャンセル理由が自己都合ではないときは、専門窓口へ相談してください。
「申し込みをキャンセルさせてもらえない」と伝えれば、法律に基づいたアドバイスがもらえます。
大家さんからキャンセルを言われることはある?
あります。大家さんの親族で物件を借りたい人がいた場合、身内を優先させることがあります。
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また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
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