「半同棲でかかるお金を相手が払わない…」
「生活費を請求する際の切り出し方は?」
彼女・彼氏の家で半同棲を始めるカップルは多いです。定期的にお泊りするのは、実際に同棲しているようで楽しいですよね。
しかし、半同棲ではお金に関するトラブルが起きやすいんです。片方が生活費を払わない場合、金銭トラブルで破局する恐れも…。
そこで当記事では、半同棲のお金をパートナーに請求する方法を解説します。相手が生活費を払わないときの切り出し方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 営業スタッフ
池袋にある仲介不動産屋「家AGENT」で勤務する営業スタッフ。女性視点できめ細やかな接客をしてくれます。同棲に関する悩みや地域の住みやすさについてのアドバイスに定評があります。
半同棲にかかるお金は相手に請求しても良い?
請求しても問題ない
半同棲にかかるお金は、相手に請求しても問題ありません。二人分の支出を一人だけでまかなうには限界があります。
自分の家で半同棲している人なら、お金に関する話を早めに切り出したほうが良いです。金銭トラブルで喧嘩になって、破局する恐れがあります。
相手が生活費を払わないなら増えた支出を明確に説明する
1ヶ月の生活費シミュレーション | ||
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支出項目 | 一人暮らし | 半同棲 |
家賃 | 70,000円 | 70,000円 |
食費 | 39,069円 | 58,604円 |
水道光熱費 | 13,098円 | 19,647円 |
家具・家事用品 | 5,487円 | 5,487円 |
被服及び履物 | 5,047円 | 5,047円 |
保健医療 | 7,384円 | 7,384円 |
交通・通信 | 19,303円 | 19,303円 |
教養娯楽費 | 17,993円 | 13,000円 |
その他の支出 | 31,071円 | 46,607円 |
支出合計 | 208,453円 | 245,078円 |
※総務省統計局「家計調査2022年度(単身世帯)」を参照にシミュレーション
相手が半同棲でかかる生活費を払わないなら、増えた支出を明確に説明しましょう。ただ「お金を払って」と言うより効果的だからです。
総務省統計局の「家計調査2022年度(単身世帯)」を参考に、半同棲したときの生活費をシミュレーションしました。月の半分お泊りすると、家主の負担は約3.6万円増えます。
家賃が高い東京23区内では、一人分だけの生活費をまかなうので精一杯です。半同棲で増えた分の支出を相手に請求しないと、自分だけ赤字になってしまいます。
半同棲カップルはどのようにお金をやりくりしている?【生活実態】
- ・家賃の半分を彼氏に払ってもらうKさん
- ・泊まる日の食費は彼氏に払ってもらうSさん
- ・水道光熱費をカップルで折半し合うWさん
自宅で半同棲する3人に、お金のやりくりについてインタビューしてみました。生活費を負担してもらう切り出し方も教えてもらったので、ぜひ参考にしてください。
家賃の半分を彼氏に払ってもらうKさん
Kさん(20代後半)
半同棲歴:8ヶ月
月の手取り額:20万円
【お金がカツカツであることを相談した】
家賃6.5万円の1Kで一人暮らししていて、彼氏ができてからは週の半分はうちで過ごしています。二人の時間が増えたのは良かったんですが、一人暮らしのときより生活費がカツカツで…。勇気を振り絞ってお金の相談をしたら「今までごめんね。家賃の半分オレが払うよ!」と言ってくれて、今ではだいぶ負担は軽くなりました。
半同棲中のKさんは、家賃の半分を彼氏に払ってもらっています。自分の家で生活させる代わりに、家賃を負担してもらうのは合理的です。
毎月の固定費が減るのは、一人暮らしにとって嬉しいポイントです。高いお部屋に住んでいる人ほど、負担額を軽減できます。
泊まる日の食費は彼氏に払ってもらうSさん
Sさん(20代前半)
半同棲歴:4ヶ月
月の手取り額:19万円
【泊まるときのルールを事前に決めた】
彼がうちに泊まる頻度が増えたときに「お泊りルール」を提案しました。全部自分持ちだと、生活できなくなっちゃうので。自炊するときの食費と、どこかで外食するときのお金は彼負担にしています。食費や外食費を気にしなくて済むので、お泊りのときはいつもより良いご飯を食べれています。
半同棲中のSさんは、お泊りする日の食費を彼氏に払ってもらっています。デート時の外食代も彼負担にしたことで、安定して生活費を払えています。
生活費のうち、食費と外食代(交際費)は約20%を占めます。家賃に次いでウエイトが大きい出費です。一部でも相手に負担してもらえば、生活費に余裕が生まれます。
水道光熱費をカップルで折半し合うWさん
Wさん(20代前半)
半同棲歴:7ヶ月
月の手取り額:20万円
【料金表を見せて納得してもらった】
うちで半同棲を始めてから、水道光熱費が高くなりました。当時は冬場で、特にガス代の出費が痛かったのを覚えています。直近数ヶ月分の料金表を彼女に見せて「水道光熱費を半分負担してくれないか」と切り出してみたんです。彼女は「こんなに高かったんだね」と、光熱費の折半を納得してくれました。毎月数千円とは言え、負担してもらえるのは助かります。
半同棲中のWさんは、カップルで水道光熱費を折半していました。家で過ごす人数が増えるほど、電気代やガス代に大きく影響します。
水道光熱費の負担について切り出すときは、毎月の料金表を見せると良いです。半同棲のタイミングで料金が上がっているのを説明すれば、納得してもらいやすいです。
半同棲のデメリットはお金で揉めやすいこと
- ・金銭トラブルで揉めやすい
- ・生活費に対する価値観で冷めやすい
- ・家賃が無駄になる
金銭トラブルで揉めやすい
半同棲する最大のデメリットは、金銭トラブルで揉めやすいことです。半同棲の状態だと、生活費の負担方法が曖昧だからです。
特に出費が増えた家主は「なんでお金を払わないの?」と不満が溜まります。話を切り出すタイミングを逃すと、喧嘩が増えて破局してしまいます。
生活費に対する価値観で冷めやすい
半同棲は、生活費に対する価値観で冷めやすいデメリットもあります。お金に対する考え方は、人によって様々だからです。
家主が「一部のお金を払うべき」と思う一方で、相手は「払わなくても良い」と考えている可能性があります。認識のズレが大きいほど、家主はストレスを溜めてしまいます。
家賃が無駄になる
お互い一人暮らしだと、相手の家に泊まりに行くほど家賃を無駄にします。自分の家で過ごす時間が減るためです。
半同棲でかかるお金を負担し始めると、泊まる側の生活費はさらに圧迫されます。お金に余裕がないカップルなら、同棲したほうがトータルの生活費を抑えられます。
半同棲のメリットは交際費を抑えられることのみ
半同棲のメリットは、交際費を抑えられることのみです。おうちデートの頻度が増えて、外出時に使うお金が減るからです。二人の仲が深まるきっかけにも繋がります。
交際費とは、人と会うときにかかるお金のことです。外食代や映画料金などが当てはまります。家で一緒に過ごせば、交際費はほとんどかかりません。
そもそも半同棲とは
週の半分以上を一緒に生活している状態のこと
半同棲とは、カップルが週の半分以上を一緒に生活している状態のことです。相手の家に、歯ブラシや着替えといった生活に必要なものを置くのが一般的です。
「半同棲」の明確な定義はありません。相手の家に荷物を置いて、いつでも泊まれる状態も半同棲と捉えられます。
半同棲と同棲の違い
半同棲は、お互いに生活拠点を持っているのが特徴です。どちらも一人暮らしだったり、片方が実家暮らしといった状況です。お泊りの延長なので、基本的に親の許可は不要です。
同棲は、未婚のカップルが1つの家で暮らすことです。同棲が決まったら、お互いの親へ挨拶に行って承諾をもらうケースが多いです。
半同棲を続けるならお金の管理方法を決めておく
半同棲を続けるカップルは、早い段階でお金の管理方法を決めてください。生活費の負担について曖昧にすると、金銭トラブルに発展するからです。
家主からの上手い切り出し方は、どれだけ支出が増えたか明確に示すことです。食費ならスーパーのレシートを、水道光熱費なら料金表を相手に見せましょう。
実際の管理方法は、紹介した体験談を参考にすると良いです。「家賃の半分を負担してもらう」「水道光熱費を折半する」といった方法がおすすめです。
半同棲中のお金に関するよくある質問
半同棲でかかる生活費は平均いくら?
家賃7万円のお部屋で半同棲すると、1ヶ月の生活費は約24.5万円です。月の半分を相手の家で生活した場合で算出しました。
半同棲で増える支出は、食費や水道光熱費などです。家主の負担は、トータルで約3.6万円増えます。
半同棲カップルの食費平均は?
約5.8万円です。先ほどと同様、月の半分を相手の家で生活した場合でシミュレーションしています。
「家計調査2022年度(単身世帯)」によると、一人暮らしの食費平均は約3.9万円です。半同棲すると、食費が約2万円上がります。
半同棲の生活費を相談するときの切り出し方は?
生活費が増えて困っている現状を伝えてください。「お金を払うべき」というスタンスで主張すると喧嘩に繋がります。
半同棲で彼氏がお金を出さないときの対処法は?
増えた支出を明確に説明してください。スーパーのレシートや、水道光熱費の料金表を用意できると好ましいです。
半同棲が上手くいくお金の管理方法は?
増えた家主の生活費を負担する方法が良いです。二人で話し合って「家賃を半分払ってもらう」「光熱費は折半」などのルールを決めましょう。
同棲は貯金なしでも始められる?
現実的ではありません。お互いの両親からお金を借りられるなら可能です。誰も頼れない状況であれば「本当に今同棲すべきなのか」を考えたほうが良いです。
同棲するにはいくら貯金があれば良い?
100~150万円あると好ましいです。
賃貸契約の初期費用は、家賃の4.5~5ヶ月分が目安です。家賃10万円だと45~50万円かかります。他には、引っ越し費用と家具家電の購入費用で30~40万円必要です。
スムーズに新生活を始めるには、入居後の生活費も用意すべきです。最低でも1ヶ月分の生活費は確保しておきましょう。
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