「55平米は何畳？」
「一人暮らしには広すぎる？」
お部屋は広すぎると持て余しますし、狭いと家具や家電を置くのに苦労します。賃貸で借りるなら、自分に合った丁度いい広さで快適に暮らしたいですよね。
しかし55平米と言われても、実際に使える広さがイメージできず選ぶのが難しいという人がほとんどです。
そこで当記事では、55平米が何畳なのか、どんな間取りなのかを解説しています。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380～400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
55平米は約34畳
物件情報に55平米と書いてあるお部屋は、お風呂やトイレを含むお部屋全体の専有面積が約34畳です。
ただし、お風呂やトイレなど、居住スペース以外の空間が約13平米(約8畳)を占めている物件が多く、居室だけの広さは約26畳くらいになっている場合が多いです。
畳の大きさは「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」で、1畳当たり1.62平米と決められているので、55平米なら「55÷1.62=約34畳」になります。
間取りでいうと、1LDK・2DK・2LDKほどなので、2人で暮らすなら余裕のある広さです。しかし、子どもができると家具や荷物が増えるので、3人で暮らすにはちょっと狭いです。
ちなみに、畳そのものの大きさは地域によって違いますが、物件情報に記載されている畳数は例外なく、1畳辺り1.62平米で記載されています。
他の平米数の詳細まとめ
他の平米の詳細をまとめたので、気になる人は以下のリンクからご確認ください。
| 畳数 | 坪数 | |
|---|---|---|
| 20平米 | 約12畳 | 約6.05坪 |
| 25平米 | 約15畳 | 約7.56坪 |
| 30平米 | 約18畳 | 約9.08坪 |
| 35平米 | 約21畳 | 約10.59坪 |
| 40平米 | 約24畳 | 約12.1坪 |
| 50平米 | 約30畳 | 約15.13坪 |
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55平米に多い間取りは3DK
55平米のお部屋に最も多く見られる間取りは3DKです。3DKは「ダイニングキッチン＋お部屋が3つ」の間取りです。
下記の表は、不動産業者だけが使える専門の物件情報サイト「ATBB」を使って、55平米にどんな間取りの物件があるのかまとめたものです。
| 物件数(東京23区内) | |
|---|---|
| 1LDK | 25件 |
| 2K | 2件 |
| 2DK | 5件 |
| 2LDK | 23件 |
| 3K | 1件 |
| 3DK | 41件 |
| 3LDK | 3件 |
| 4K | 1件 |
※2019/06/06「ATBB」のデータより
55平米の物件は、お部屋の数が多いので、ファミリーに向いています。
1LDKもそれなりに件数がありますが、それぞれの部屋のスペースが広いため、一人暮らし向けというよりは同棲や新婚夫婦向けです。
ただし、55平米の広さだと、賃貸物件の数自体が少ないです。家賃、設備、駅までの距離など他の希望もすべて満たした物件を見つけるのは難しいので、部屋探しには時間がかかります。
55平米と広さが近いお部屋の比較
以下の画像は全て同じサイズの家具を配置しています。次の項目で、55平米と広さが近い、45平米と65平米で比較して解説します。
45平米は2人暮らしでも十分な広さ
45平米は1LDKや2DKの間取りが多く、2人暮らでも十分な広さがあります。一人暮らしなら、かなり余裕があるので、大きな家具を置いたり友人を複数呼ぶことができます
1LDKなら10畳ほどのリビングスペースと8畳ほどの居室があるので、ソファーやテレビ台など大きな家具を置いても圧迫感を感じません。
また、2DKのお部屋なら、約8畳のリビングスペースと約5畳の居室が2部屋あるので、それぞれ十分な広さの個人部屋を持つことができます。
荷物が多い人は、1部屋を寝室・1部屋を物置部屋にしても良いですね。
55平米はちょっと狭いけど3人でも暮らせる
55平米は45平米よりもかなり広く、2人暮らしでも余裕のある広さです。間取りでいうと、1LDK・2LDK・3LDKなどのお部屋が借りられます。
2LDKのお部屋なら、10畳ほどのリビングスペースと6畳ほどの居室が2部屋あるので、大きな家具を複数配置したり、趣味のスペースを作ることも可能な広さです。
55平米のお部屋なら、子どもができても3人で一緒に暮らせます。
ただ、子どもの荷物が増える分ちょっと狭く感じます。また、子どもが成長していくと、さらに家具や荷物が増えるので、狭く感じます。
65平米は55平米より広く家族向けの物件が多い
65平米は55平米よりも広いので、2LDKや3LDKなど家族向けの物件が多いです。
3LDKのお部屋なら、約10畳のリビングスペースと約6畳の居室が3部屋あるので、家族が増えても十分な広さです。
また、2LDKのお部屋なら約16畳の広々としたリビングスペースと、約7畳の居室が2部屋あるので、大きな家具や荷物が多くても十分収納できます。
55平米の部屋を実際に見てみよう
55平米のお部屋を実際に写真で見てみましょう。
不動産屋専用の物件情報サイト「ATBB」に掲載されている55平米のお部屋を紹介します。
「リージア天王洲」という1LDKのお部屋です。15畳ほどのリビングスペースがあり、とても広々としています。
テレビ台やソファーなど大きな家具を置いても、ゆとりのある広さです。
「アプリーレ大森山王」という2LDKのお部屋です。居室が2部屋あり、キッチンスペースも約14畳と広いので、子どものいる家庭にもオススメです。
対面キッチンになっているので、調理中でも子どもの様子も見れて安心できます。
55平米で2人暮らしなら1LDKがオススメ
55平米なら2LDKや3LDKなどのお部屋もありますが、部屋数が増える分狭くなってしまいます。
1LDKなら広々としたリビングスペースがあるので、大きな家具を置いても圧迫感がありません。レイアウトのしやすさもオススメポイントです。
55平米の広さがあると、リビングスペースが10畳以上あるお部屋がほとんどなので、ソファーとダイニングテーブルを置いてもゆとりがあります。
キッチンも広々としています。流し台やコンロが一人暮らし向けのお部屋よりも広いので料理しやすいです。
また、まな板を置くスペースがあるので、快適に料理できます。
55平米で3人暮らしなら2LDKがオススメ
小さな子どものいる家庭なら、2LDKのお部屋がオススメです。
1LDKだと子どもの荷物が増えたときの収納場所が少なく、3LDKだと部屋数は多くなりますが、その分狭くなってしまいます。
2LDKのお部屋なら、リビングスペースが約10畳くらいあって、居室が2部屋あるので荷物が増えても十分収納できます。
居室が引き戸だと、2人暮らしの時はドアを取って広々としたリビングスペースとして使えます。
子どもができた時にお部屋を区切り、子ども部屋や収納部屋として使えるので、子どもの成長に合わせてレイアウトできます。
ほとんどの物件は、居室ごとに収納が付いているので、子どもがいる家庭でも十分収納できます。
55平米のお部屋に向いている人
55平米のお部屋は、どういう人が向いているのかを紹介します。以下の項目に当てはまったら、55平米のお部屋に住むのを視野に入れてみてください。
・2人暮らしで少しスペースに余裕を出したい人
・小さい子どもが1人いる3人家族
・1LDK～2LDKでお部屋の選択の幅を広げて探したい人
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