シェアハウスってどんなルールがあるの?細かい?という疑問を解決します!
よく見かけるシェアハウスのルール例を、リビング・キッチン・お風呂トイレ・自室・そのほかに分けて簡単に紹介します。
ルールを破るとどうなるか、入居前にルールを確認すべき理由や、トラブルにあったときの対処方法も紹介するので参考にしてください。
ルールはシェアハウスごと決められている
シェアハウスは、他人と共同生活をする場所なので、建物ごとにルールが決められています。
例えば、リビングの使用時間や、キッチンや冷蔵庫の使用ルール、私物の管理やゴミ出しに関して、細かく決められていることが多いです。
なぜルールを決めるかというと、共同生活において事前にトラブルを防ぐためです。
ルールがなければ、各自が好き勝手に使ってシェアハウスが汚くなったり、私物がなくなってトラブルに発展しやすくなります。
一般的にどんなルールがあるのか、解説します。あくまで一例なので、住む予定のシェアハウスのルールを事前に確認しておきましょう。
リビングに関するルール例
リビングに関するルール例は、主に共有部分の使い方についてです。
・私物を放置しない
・電気、エアコンなどをつけっぱなしにしない
・リビングでは寝ない
上記以外にも「夜中までお酒を飲んで騒がない」「窓を開けっぱなしでおしゃべりしない」「テレビの音量は〇〇まで」など、細かく決めているシェアハウスもあります。
23時以降は大きな音を出さない
寝る人の邪魔をしない、周辺の住民とトラブルにならないために、リビングの使用時間を設定していることが多いです。
シェアハウスによっては「22時まで」「0時まで」など、時間が違うので仕事の関係で帰宅が遅い人は、事前にハウスルールを確認しておきましょう。
まれに、シェアメイトと一緒に共犯でルールを破る人がいますが、高確率でクレームが入るので絶対にやめるべきです。
私物を放置しない
リビングは、入居者全員が使う場所です。私物を放置すると、ほかの入居者が使うときに邪魔になります。
ほとんどのシェアハウスは、リビングに私物を放置していると捨てられるので、大事なものは自室から出さないほうが良いです。
電気・エアコンなどをつけっぱなしにしない
電気・エアコン・テレビなどは、使ったら消すようにしてください。
基本的に光熱費は「共益費」として定額で支払いますが、あまりにも電気代が高くなった場合は追加費用を請求される恐れがあります。
リビングでは寝ない
リビングは自室ではないので、寝ないようにしましょう。ほかの入居者が不快に感じる可能性があります。
酔っぱらって夜遅く帰宅したとしても、なんとか自室まで行ってください。
キッチンに関するルール例
キッチンに関するルールは、基本的に使ったらすぐに片付けるです。主に、以下のように細かく決められていることが多いです。
・シンクにお皿をためない
・生ごみを放置しない
・冷蔵庫に入れる際は名前を書く
・共有の食器を私物化しない
・炊飯器を保温状態で放置しない
・使ったものは洗って片付ける
使用時はホワイトボードに名前を記載
どのシェアハウスも、キッチンが1~2つほどしかありません。コンロの数やスペースの広さも限られています。
そのため、使用時はホワイトボードに名前を書くなど、使用時のルールが決められています。
シンクにお皿をためない
使った調理器具や食器などは、シンクに食べずに洗って片付けてください。放置すると、汚れがとれにくくなったり、ほかの入居者が使えません。
生ごみを放置しない
生ごみも三角コーナーに放置するのではなく、水を切って決められたごみ箱に捨ててください。臭いや虫が出る原因となります。また、衛生的にも悪いです。
冷蔵庫に入れる際は名前を書く
冷蔵庫に食材を入れる際は、誰のモノかわかるように名前を書きましょう。
名前がないと、誰かが勝手に使うか、捨てられてしまいます。
シェアハウスによっては「ペットボトルは1人2本まで」「保存期限は入れてから2日以内」など、細かく決められていることがあります。
共有の食器を私物化しない
共有の食器を私物化してしまうと、使いたい人が使えません。頻繁に使う人は、100均などで自分用の食器を買っておきましょう。
また、使った食器は元の場所に戻すようにしてください。
炊飯器を保温状態で放置しない
炊飯器を保温状態で放置すると、次の人が使えません。
炊きすぎて余った場合は、お椀やタッパに入れて「食べてください」などのメモを残しておくと良いです。
使ったものは洗って片付ける
使ったものは洗って片付けるのは、基本ルールです。必ず徹底してください。
使ったものを放置すると、誰かが洗うハメになるのでトラブルの原因にもなります。
お風呂・トイレに関するルール例
お風呂・トイレに関するルールは、使用時間や使ったあとの片づけなどに関してが多いです。
・使うときは「使用中」の札にする
・長風呂厳禁(40分以内)
・アメニティを置きっぱなしにしない
・入浴後は清掃と換気必須
・トイレットペーパーを持ち出さない
・衛生用品はきちんと畳んでゴミ箱へ
・流したか確認する
とくにお風呂に関しては、ほかの入居者とのトラブルの原因になりやすいので、細かく決められていることがあります。
お風呂は6時~23時の間
お風呂の利用時間は、6時~23時・5時~0時など時間が決められている場合がほとんどです。
これは、ほかの入居者と騒音トラブルにならないようにするためのルールです。
とくに共有部分に近いお部屋のシェアメイトからクレームが出やすいので、利用時間は必ず守ってください。
使うときは「使用中」の札にする
使うときは「使用中」の札にするルールは、自分の為にも守ってください。
男性なら笑って終わりますが、女性が使用中に誤って入ってしまうと、大問題に発展する恐れがあります。
また、使用中は必ず鍵を閉めるのも忘れないでください。
長風呂厳禁(40分以内)
シェアハウスのお風呂は、入居者全員が利用するので長風呂は厳禁です。
基本的に1人40分~45分など、利用時間の制限がついていることがほとんどです。
とくに女性は、髪を洗うのに時間がかかることが多いので、入居前に確認しておきましょう。
アメニティを置きっぱなしにしない
シャンプーやリンスなどのアメニティは置きっぱなしにしないでください。
全員が置いてしまうと、お風呂場が手狭になります。また、高いアメニティを買っていた場合、勝手に使われる可能性があります。
入浴後は清掃と換気必須
入浴後は清掃と換気は、次に使う人が気持ちよく利用できるよう徹底してください。
とくに、抜け毛が残っていないかは確認してください。髪が長い人は、排水溝に詰まる恐れがあるので、ゴミ箱に捨てましょう。
換気は、カビの発生を防ぐためです。カビが生えた場合、清掃費や修理費などで追加費用が発生する可能性があります。
トイレットペーパーを持ち出さない
トイレットペーパーは無断で持ち出してはいけません。これは、入居者全員が共益費として支払っている備品です。
やむを得ない場合は仕方ありませんが、ティッシュ代わりに自室に持っていく行為は窃盗にあたります。
衛生用品はきちんと畳んでゴミ箱へ
衛生用品はきちんと畳んでゴミ箱へ捨ててください。自分が平気でも、ほかの人は不快に感じます。
また、きちんと捨てないと床などを汚したり、臭いが個室内にこもってしまいます。
流したか確認する
シェアハウスだけではなく、職場や公共の場所すべてでのマナーです。使った後は流れたかを確認し、洋式の場合はふたを閉めましょう。
男性は、使った後便座をきちんと戻すことを忘れないでください。
自室に関するルール例
自室に関するルールも、リビング同様に騒音に関することが多いです。
・23時以降音の出るものの使用禁止
・23時以降のテレビ、音楽などはイヤホン使用
・外出時は電気とエアコンを必ず切る
・貴重品は自己責任で管理
・ゴミを溜めない
・匂いが強いものの持ち込み禁止
壁を叩かない
隣の部屋の壁は叩いてはいけません。トラブルの元です。
どうしても物音がうるさいときは、運営会社に連絡して対応してもらってください。
23時以降音の出るものの使用禁止
23時以降は、寝ている人が多いので音の出るものが禁止になっていることが多いです。
テレビやゲーム、音楽を聴く場合はイヤホンを使って、音が響かないようにしてください。
外出時は電気とエアコンを必ず切る
リビング同様、使っていない電気やエアコンは必ず切りましょう。
電気代が跳ね上がると、入居者全員が追加費用を支払わなくてはいけない可能性があります。
貴重品は自己責任で管理
貴重品は自己責任で管理してください。とくに、お財布・通帳・印鑑は一目のつくところに置かないようにしましょう。
ドミトリーやセミプライベートなど、ほかの人と共同の自室の場合は、鍵付きのBOXや金庫を用意しておくと良いです。
ゴミを溜めない
ゴミは決められた曜日に出して、自室に貯めないようにしてください。
悪臭もそうですが、ゴキブリが出る原因となります。1匹出ただけでも、シェアハウス内がパニックになります。
匂いが強いものの持ち込み禁止
香水やアロマ、消臭剤などの匂いが強いものは持ち込み制限があることが多いです。
自分が好きな匂いであっても、人によっては不快になります。また、体質的にアレルギー反応を起こす人もいます。
そのほかの共通ルール例
そのほかの共通ルールは、ほかの入居者に迷惑をかけないことを念頭においておきましょう。
・玄関に靴を出しっぱなしにしない
・傘は持ち手に名前を書いて傘立てに入れる
・鍵の無断複製禁止
・異性の立ち入り禁止(女性・男性専用物件)
・友人、家族の宿泊禁止
・無断外泊禁止
・シェアハウス内での喫煙禁止
・シェアハウス内での商談、宗教勧誘禁止
・ペットの飼育厳禁
下駄箱における靴は1人3足まで
下駄箱における靴は1人3足までなど、入れていい靴の数が制限されています。
全員が数をオーバーすると、下駄箱に入りきらなくなるからです。靴が多い人は、自室で管理するしかありません。
傘は持ち手に名前を書いて傘立てに入れる
傘は手持ちに名前を書くか、わかりやすい柄の傘にするなどのルールがあります。
他人の物を取らないようにするためです。とくにビニール傘は、どれも似ているので名前はきちんと書いておきましょう。
鍵の無断複製禁止
シェアハウスの鍵は、無断複製厳禁です。万が一、外に出回ると犯罪に巻き込まれる可能性があるため、防衛として決められています。
紛失・破損した場合は、速やかに運営会社に連絡し、新しい鍵を貰ってください。
友人・家族などの立ち入り制限
シェアハウスにもよりますが、友人・家族・恋人などの立ち入りを一切禁止しているところがあります。
多少緩いところだと、立ち入りはできるが宿泊が禁止の場合があります。どうしても招待したいと考えている人は、事前に確認しておくと良いです。
無断外泊禁止
無断外泊禁止のルールを設けている場合があります。これは、トラブルに巻き込まれないためと、夜逃げ防止です。
シェアメイトもしくは運営会社に「〇日が外泊します」というだけで良いケースが多いので、連絡さえ怠らなければ特別気にする必要はありません。
ハウス内での喫煙・商談・宗教勧誘禁止
ハウス内での喫煙・商談・宗教勧誘は、どのシェアハウスも禁止されています。
とくに、商談・宗教勧誘はトラブルの原因となるので厳禁です。
喫煙に関しては、シェアハウスによっては外に喫煙所が設置されていることがありますが、建物内では禁止されていることが多いです。
ペットの飼育厳禁
ペット可物件以外は、小動物含めペットの育成はできません。ハムスターや金魚も禁止されています。
臭いなどでハウスクリーニング費用がかかることもそうですが、入居者の中に動物アレルギーの人がいたら命に係わるので、絶対にこっそり飼育しないようにしてください。
ハウスルールを破るとどうなる?
ハウスルールを破ると、段階を踏んで注意されたのち、最終的に強制退去になる可能性があります。
最初は、シェアハウス内全体への注意喚起や貼り紙のみで終わります。改善されなかった場合は、次に個別注意となります。
個別注意後に改善されない、ほか入居者からのクレームが多い場合は、強制退去となります。
強制退去後は、運営会社会社のブラックリストに載る可能性が高く、ほかのシェアハウスに入居できなくなります。
強制退去までは猶予期間がある
強制退去の連絡が来た場合、実際には退去するまでに猶予期間があります。契約内容によって期間はバラバラですが、約1~6ヶ月前に退去連絡が届きます。
シェアハウスであっても、入居する際は「賃貸借契約書」を締結させるので、詳しくは入居時にもらった契約書を確認してください。
契約書を紛失した場合は、運営会社に連絡すればコピーを貰えます。
ただし、ルール違反ではなく家賃の滞納で強制退去になった場合は、約1~2ヶ月ほどしか猶予期間がないので注意してください。
入居前にルールに目を通しておくべき
入居前に、シェアハウスのルールに目を通しておきましょう。
気になる物件があった場合は、担当スタッフに「ルール表みたいなものはありますか?」といえば準備してくれます。
シェアハウスによって独自のルールが作られていたりするので、自分に合いそうな場所を探す指標としてください。
決まったルールはない、入居者が各自で決めているといわれた場合は、先に入居している人の暗黙のルールが作られているのでトラブルに発展しやすいです。
できる限り、管理会社側でルールを作っている物件を探すと良いです。
そのほか入居前に確認すべきこと
ハウスルール以外に、入居前に確認すべきことは「入居者の質」と「物件がきちんと管理されているか」の2点です。どちらも、内見時に見き分けられます。
入居者の質は、内見でシェアハウスに訪れたときに、挨拶があるか、人当たりが良さそうな人物かなど確認してください。
平日の夜もしくは休日の昼間であれば、シェアハウス内に人が多く集まるので確認しやすいです。できれば2回内見すると尚良いです。
物件の管理については、リビング・キッチン・お風呂・洗面所などの共有部分や、ポストやゴミ捨て場を重点的に見ると良いです。
共有部分が綺麗なシェアハウスは、各自が綺麗に掃除しているか、定期的に管理人などが清掃している可能性が高いです。
シェアハウスのトラブル事例
シェアハウスのルールを破った・破られた場合のトラブル事例を一部紹介します。
特に、共有部分の使用時間に関するトラブルをよく聞きます。一人が破ってしまうと、ほかの入居者全員に迷惑がかかるのでやめましょう。
シェアハウス内でトラブルにあったときの対処方法
万が一、シェアハウスに入居した後でトラブルにあったときは、すぐに「運営会社に連絡」してください。
シェアハウスの管理人でも良いですが、できれば入居者メンバーと関りがない第三者のほうが平等に話を聞いてくれます。
基本的に入居者から運営会社に連絡が入ると、メールや共通SNSなどで注意喚起の連絡がされます。
改善されない場合は、シェアハウス内に張り紙、その後に個別指導が入ります。
それでも改善されない場合は、原因となる人物が強制退去と順を追って対処してくれます。
運営会社が動いてくれない時は警察に連絡する
運営会社が動いてくれない時は、警察相談専用電話「♯9110」に連絡すると良いです。
♯9110は、警察安全相談員が近隣トラブルの相談を受け付けている窓口です。的確なアドバイスをくれるか、見回りに来てくれます。
場合によっては、他の行政機関を紹介してくれたり、極めて悪質だと判断された際には警察から指導や警告をおこなってくれます。
もちろん、動かなかった運営会社にも指導が入るため、大事にしたくないという人には不向きです。最終手段と考えておきましょう。
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