シェアハウスは他の入居者とトラブルが発生することがあります。リビングやキッチンなどの共用部分が多いためです。
日本法規情報株式会社の調査結果によると、シェアハウスで発生するトラブルは、入居者同士のトラブルや物件のルール違反が多いことが分かります。
具体的には「キッチンを使った後に掃除してくれない」「長時間使っていてなかなか譲ってくれない」などで口論になるケースがあります。
この記事では、トラブルを未然に防ぐ方法も紹介するので、シェアハウスで快適に暮らしたい人は必見です。
シェアハウスで起こったトラブルの事例
シェアハウスで実際にトラブルにあった人の体験談を種類別に紹介します。
掃除やゴミに関するトラブル
運営会社によって異なりますが、シェアハウス内の掃除は基本的に入居者の当番制になっていることが多いです。
しかし、中には掃除をサボったり、キッチンやトイレなどの水回りを汚くしたまま放置する入居者がいます。
注意してもなかなか改善しない場合も多く、入居者内で喧嘩になったり、最悪ルール違反として退去させられることがあります。
解決策
当番を忘れた時や片づけなかった時のルールを決めておくと効果的です。
一度忘れたら来週も担当するなど、負担が大きくなるようにすることでルールを守る確率が上がります。
それでも改善しない時は、管理会社に相談しましょう。管理人が汚れ具合を定期的にチェックし、問題の入居者を特定して注意してくれる場合があります。
共用設備の利用に関するトラブル
お風呂やトイレ、キッチンなどの共用設備は多くの人が使用するため、好きな時間に好きなだけ入ることができません。
自由に使えないので、順番待ちが発生することも少なくありません。そのため、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。
解決策
キッチンやお風呂などの各設備に対して、使用時間を決めておきましょう。
「お風呂は30分まで」など、時間のかかるものは制限時間を設けておくとトラブルを防げます。
予約ボードなどを使って、キッチンなどを使う利用時間を予約しておく事も対策になります。
音に関するトラブル
シェアハウスは、通常の賃貸物件より壁が薄いことが多いため、隣のお部屋の音が聞こえやすくなってしまいます。
特にリビングや水回りの近くのお部屋は、音が聞こえやすいため、神経質な人はストレスが溜まります。
解決策
他人の音が気になって眠れない場合は、就寝時にヘッドホンや耳栓を使うのも効果的です。
音に気を付けているにも関わらず他の入居者から苦情を言われた場合は、遮音シートで壁を覆ってみましょう。貼るだけで音を遮ってくれるため、手間がかかりません。
また「夜0時以降は小さい声で話す」などのルールを決めておくのもおすすめです。
盗難に関するトラブル
シェアハウスでもたびたび報告されているのが、盗難トラブルです。
食材や小物類などから、現金やブランドものの靴や時計が盗まれたというケースもあります。
解決策
自分の私物は共用部に放置せず、自室で保管しましょう。また、監視カメラや鍵付きの金庫の設置を管理会社に要望することもできます。
シャンプーやリンスなどの容器に自分の物とはっきりわかるように印や名前をつけておくのも対策の1つです。
人間関係のトラブル
シェアハウスでは入居者間でコミュニケーションをとる場面が多いです。性格的に合わない人と一緒に暮らすとなれば、人によってはストレスに感じてしまいます。
また、入居者同士でカップルが成立するケースは多いですが、別れたり喧嘩してしまった場合は、とても面倒な雰囲気になり、他の入居者の迷惑になります。
解決策
人間関係のトラブルが発生したら、まず入居者同士で話し合いの場を設けましょう。
不満やストレスは、相手に話さなければ伝わりません。冷静に話せば相手も聞いてくれることが多いので、思い切って話してみましょう。
また、中には男女の出会いを求めてシェアハウスに住む人もいます。
トラブルに巻き込まれるのが不安な人は、男性専用や女性専用など、性別に限定したシェアハウスに住みましょう。
シェアハウスのトラブルを未然に防ぐ方法
シェアハウスで起こるトラブルを防止し、快適に暮らす方法を紹介します。
これからシェアハウスに住もうとしている人は是非参考にしてください。
・入居前にハウスルールを確認する
・入居者同士でコミュニケーションをとる
入居者がいる時間帯に内見しに行く
入居前は必ず内見し、土日など入居者がいそうな時間帯に行きましょう。
どんな人が住んでいるのか、どのように過ごしているのか見ることで、シェアハウス内の雰囲気を確認できます。
もし雰囲気が性格的に合わなそうだと感じたら、入居は避けましょう。
入居前にハウスルールを確認する
多くの管理会社は、入居前に物件内のハウスルールを教えてくれます。
一度目を通して、どのようなルールがあるのか、自分は守れるのかどうかを確認しましょう。
また、ルールが詳しく決められていないシェアハウスは注意が必要です。明確なルールがなければ、入居者同士のトラブルが頻発している可能性が高いです。
入居者同士でコミュニケーションをとる
無理のない程度で、入居者同士で適度にコミュニケーションを取っておけば、トラブルを未然に防げます。
LINEなどのツールを活用したり、定期的に入居者同士で会議を開くなどして、事前に自分の価値観を共有し合いましょう。
解決できない場合は管理会社に相談しよう
できる限りトラブルを避け、入居者同士で解決しようとしても、全てが穏便に解決できるわけではありません。
逆に入居者同士で喧嘩になり更に悪化してしまう場合もあります。
どうしても解決しそうにない場合は、以下の解決策を試しましょう。
物件の管理会社に相談する
まずはシェアハウスの管理会社に相談するのがおすすめです。
管理会社のスタッフはさまざまなトラブルの対応に慣れているため、解決策を提案してくれたり仲裁に入ってくれます。
管理会社に相談した結果、シェアメイトとの関係がよくなることも多いです。
また、音のトラブルに関しては、管理会社から匿名で問題の入居者に直接注意してくれる場合があります。
警察相談専用窓口に連絡する
警察相談専用電話の♯9110では、近隣トラブルの相談を受け付けています。
♯9110に電話すると、警察安全相談員が対応方法についてアドバイスをしてくれます。
場合によっては、他の行政機関を紹介してくれたり、トラブルが極めて悪質だと判断された場合には、警察から指導や警告を行ってくれます。
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