「おとり物件がむかつく！」
「もし騙された時はどうしたらいい？」

お部屋探し中に家賃が手頃でおしゃれな物件が見つかったら、すぐにでも申し込みたくなるものです。

しかし、せっかく問い合わせたのに「さっき別の人が契約した」などと言われて他の物件を紹介されるとむかつきますよね…。

そこで当記事では騙された人の体験談や、うざいおとり物件を避けてお部屋を探す方法を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

おとり物件に騙された時のむかつく体験談

家賃を安くして魅力的に見せている

ある物件情報サイトに築浅で駅にも近く、設備も充実しているのに周辺の相場より家賃がかなり安い物件が掲載されていました。

すぐに広告を掲載している不動産屋に内見したいと電話をしたら「一度店舗に来てほしい」と言われました。

内見したい物件が決まっているのにどうしてだろうと思いつつ、不動産屋に行くと「別の人に契約されちゃいました。」と言われ他の物件を紹介されました。

ムカついたのでその日は諦めて帰りましたが、1週間以上その物件はサイトに掲載されたままでした…。まんまとおとり物件に引っかかってしまいましたね。

物件の詳細を公開していない

ネットの広告に間取りや家賃が希望通りの物件がありました。しかし、お部屋の住所や設備情報などが書かれていなかったので、不動産屋にメールで問い合わせました。

不動産屋からの返信は「◯日に来店できますか？」の一言で、知りたい内容ではありませんでした。

後日、不動産屋に行くと「募集が終わっちゃいました！」と言われ、他の物件を探そうと提案されました。

あえて物件の詳細を公開せず、問い合わせてきたお客さんに別の物件を紹介する悪質な不動産屋もあるようですね。とてもむかつきました。

大手の賃貸サイトにもおとり物件が掲載されていた

初めての引っ越しで部屋探しの手順がわからず、とりあえず聞き覚えのあるSUUMOやHOME’Sなどの大手物件情報サイトを利用してみました。

内見したい物件で待ち合わせるのかと思っていましたが、どの不動産屋からも「来店してください」と言われました。

当時は「不動産って現地集合ではなく店舗集合なんだ」と深く考えていませんでしたが、多くの不動産屋で別の物件を提案されていました。

今になって考えたら大手物件情報サイトでも悪い不動産屋がおとり物件を掲載しているんですね…。若者を騙すなんてムカつく…。

おとり物件はどれくらい掲載されている？

賃貸サイトの約8.7％がおとり物件と言われている

2022年9月に首都圏不動産公正取引協議が発表した「インターネット賃貸広告の一斉調査報告(第11回)」よると、調査対象378物件のうち33件がおとり物件でした。

割合にすると全体の8.7％ですが、誰でも騙されてしまう可能性があるので注意してください。

約36.4％の事業者がおとり物件を取り扱っていた

同調査の違反事業者数によると、33社のうち12社(36.4％)がおとり物件を取り扱っていました。店舗別で見ると48店舗のうち12店舗(25％)です。

年々おとり物件の取り締まりは厳しくなっていますが、なかなか減らないのが現実です。

おとり物件を扱う悪質な不動産屋のむかつく言い訳

上記はおとり物件を扱う悪質な不動産屋が実際に言ったむかつく言い訳です。

本当にタッチの差で別の人が契約してしまって紹介できなくなったということもあり得ます。特に繁忙期は物件の動きが激しいため起こりがちです。

ただし、極端に安い物件など怪しいなと感じる部分があったら警戒しておきましょう。

おとり物件を避けてお部屋を探す方法

おとり物件が少ないサイトを使うと効率的

SUUMOやHOME’Sなど掲載数が多い大手物件情報サイトも良いですが、おとり物件を避けるなら上記のサイトも併用すると良いです。

例えば「ウチコミ！」は大家さんが直接入居者を募集しているサイトです。あいだに不動産屋が入らないため、おとり物件はありません。

「不動産広場」は元付業者と呼ばれる、大家さんと直接やり取りしている不動産屋のみが物件を掲載しています。

預かっている物件をおとり物件として使うと大家さんにすぐバレてしまうため、おとり物件の心配が少ないです。

取り扱い物件数が多いのは「イエプラ」

ネット上の不動産屋「イエプラ」は、リアルタイムで情報更新がされる不動産業者専用のデータベース「ATBB」からお部屋を紹介するのでおとり物件は一切ありません。

LINEで他のサイトで気になった物件URLを送れば、おとり物件かどうかを無料で調査可能です。

内見は現地集合で、前日にも必ず空室確認を徹底しています。万が一埋まってしまった場合も無駄足にならないので安心です。

おとり物件に騙されたくない、不動産屋にむかついた経験がある人こそぜひ利用してみてください！

おとり物件の特徴

家賃や初期費用が相場より大幅に安い

周辺の同じような物件の相場と比べて、家賃が安すぎる場合は要注意です。

おとり物件の目的は「好条件の物件でお客さんを来店させること」なので、家賃を安めに設定して興味を持つように仕向けていることがあります。

事故物件や訳あり物件の可能性もあるので、極端に家賃が安いお部屋は避けましょう。

住所や物件名などの情報があいまい

「東京都豊島区池袋」のように住所が途中までしか記載されていない、物件名がわからないものはおとり物件の可能性が高いです。

詳しい住所や物件名を記載してしまうとお客さんが建物を見に行ってしまい、おとり物件であることがバレてしまうからです。

内見で現地集合の待ち合わせを断られる

内見を申し込んだ時に「一度店舗に来てください」としつこく言われる場合は、おとり物件の可能性が高いです。

来店させて他の物件を紹介することを前提に話をしているので、現地で直接集合されるとおとり物件がバレてしまうからです。

内見希望の物件に現入居者がいる場合は「〇日頃退去予定なので、その後なら内見可能です」のように教えてもらえます。

情報登録日から時間が経っている

新築や駅近など好条件にもかかわらず、長期間掲載されている物件は高確率でおとり物件です。好条件の物件ほどすぐに入居者が決まるからです。

定期借家になっている

定期借家とは、契約の更新がなく定められた期間で終了する賃貸契約のことです。契約期間が終わると、住み続けたい事情があったとしても原則は出て行かないといけません。

おとり物件では好条件の物件を契約期間の短い定期借家として入居者を募集し、来店時に「1年で出ていかないといけない」などのデメリットを説明します。

その後、本当に契約してほしい他の物件を紹介してくるという流れです。問い合わせ前に入居条件をしっかり確認しておきましょう。

物件情報に「仲介先物」と記載されている

貸主	大家さん本人
代理	大家さんと関わりが深い代理人
仲介元付	情報の掲載を大家さんから直接任されている人
仲介先物	情報の掲載を仲介元付から任されている人。 大家さんと直接は関わっていない。

「仲介先物」と記載されている物件は、大家さんとのつながりが薄く悪用してもバレにくいので、おとり物件に使われることがあります。

「仲介先物」とは、物件情報を出している人と物件の大家さんの関係を示す用語のことで、他に「貸主」「代理」「仲介元付」があります。

おとり物件を通報するには？

ウェブから簡単に通報できる

おとり物件を見つけたら、掲載されている問い合わせフォームから通報しましょう。

SUUMOの場合は「成約済み情報の問い合わせフォーム」、ホームズで掲載されているおとり物件は「掲載110番」から通報できます。

通報には物件番号やURL、不動産業者名、問い合わせ日などの情報が必要です。

個人情報はバレないので安心

おとり物件を通報しても、不動産業者に個人情報が漏れることはありません。

SUUMOやHOME’S、消費者庁の通報窓口には、不動産業者に個人情報が開示されない旨が明記されています。嫌がらせなどの心配はないので、安心して通報してください。

東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。

アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。

また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。

他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる

アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。

また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。

初期費用の分割払いに対応している

アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。

分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください！

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