「東向きのマンションの日当たりはどう？」
「選ぶときのポイントはある？」
お部屋選びの条件として日当たりの良さを重視する人は多いです。
しかし、東向きのマンションの日当たりはどうなのか、メリット・デメリットはあるのか気になりますよね…。
そこで当記事では、東向きのマンションの日当たり具合や向いている人の特徴を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
東向きのマンション物件は午前中の日当たりが良い
東向きのマンション物件は、ほかの方角のお部屋と比べて午前中の日当たりが最も良いです。
朝早くに起きる必要がある、日中はあまりお部屋にいないなど、朝型の生活の人におすすめです。朝日を浴びられるので、自然と生活リズムが整います。
朝はまぶしいほど太陽の光が入りますが、正午前後には日差しが弱まります。手元が見えないほど暗くはなりませんが、なにか作業をするには明かりが必要です。
東向きのマンションなら南に面した角部屋がおすすめ
東向きのマンションで特にオススメなのは、南側に面している角部屋です。窓の位置によっては、午前中だけでなく昼以降にも日が差し込みます。
たとえ窓が東にしか向いていなかったとしても、バルコニーには南からの陽光があたる場合が多く、洗濯物を乾かせる時間が伸びます。
同じ理由で、南東向きのお部屋もおすすめです。
東向きのマンション物件のメリット
東向きのマンション物件には、主に3つのメリットがあります。
・午前中は全方角の中で一番日当たりが良い
・夏は他の方角より涼しく過ごせる
・ガーデニングに適している
以下で、それぞれ詳しく解説していきます。
午前中は全方角の中で一番日当たりが良い
東から昇った日光が差し込むので、午前中の日当たりは他の方角よりも良いです。7～8時には眩しいほど明るくなるので、窓際で寝ていれば自然と目が覚めます。
朝日によって室内が温められるので、冬の朝でもお部屋が寒くなりづらいです。
夏は他の方角より涼しく過ごせる
東向きのマンション物件は、南向きや西向きのお部屋に比べて、夏でも涼しく過ごしやすいです。気温が最も上がる時間帯に太陽が差し込まないからです。
また、室外機が日影に入っていることが多いので、冷房の効き目も良くなります。クーラーを効率よく使えれば、電気代の節約にもなります。
ガーデニングに適している
東向きのお部屋は朝日がきちんと当たるので、ガーデニングに向いています。
昼間のきつい直射日光を避けられること、湿度が上がりにくいことなども、植物を育てるのに合っています。
東向きのマンション物件のデメリット
東向きのマンション物件には、主に4つのデメリットがあります。
・朝早くに洗濯物を干すのが面倒
・休みの日に二度寝しづらい
・暗くなる時間が早い
・夜中は寒い
以下で、それぞれの内容と、対処方法をご紹介します。参考にしてください。
朝早くに洗濯物を干すのが面倒
東向きのマンション物件は11時ごろから日が入りづらくなるので、朝の早い時間帯に洗濯物を干して、乾かす必要があります。
一人暮らしなどで朝早くに時間が取れない人は、夜のうちに干しておくか、浴室乾燥機やコインランドリーを利用すると良いでしょう。
休みの日に二度寝しづらい
朝の日当たりが最も良いメリットがある反面、休みの日でも朝日が眩しくて目が覚めてしまう場合があります。遮光カーテンは必ず買うようにしましょう。
遮光カーテンを使っても眩しい場合は、遮光シートを窓に貼る方法もあります。1,000～2,000円で購入でき、朝の強い日差しを遮ってくれます。
ただ、あまり日光を遮ってしまうとお部屋が暖まりにくくなります。遮光グッズは使わずに、寝る場所を窓際から離すという方法もあります。
暗くなる時間が早い
お部屋のある階数や周囲の建物の状況などによっても変わりますが、東向きのマンション物件は室内が暗くなるのが他の方角よりも早いです。
朝方以外は日が差さないので、昼頃は薄暗くなり、夕方にはかなり暗くなってしまいます。必然的に照明を使う時間が長くなるので、電気代が高くなります。
照明をLEDのシーリングライトなどに取り換えれば、少ない電気代でお部屋を明るくできます。
季節によっては夜に部屋が寒くなる
季節によっては、東向きのマンション物件は夜に部屋が寒くなります。昼過ぎから日が当たらなくなってしまうので、室温を保てないからです。
遮熱・保温カーテンを使うという方法もありますが、あまり効果はありません。部屋着を調整したり、あまりに寒い場合は早めに暖房器具を使うようにしましょう。
東向きのマンション物件に向いている人の特徴
東向きのマンション物件に向いている人の特徴をまとめてみました。東向きのお部屋に住もうと考えている人は、自分が当てはまるか確認してください。
・朝早くに起きる必要がある
・ガーデニングが好き
・夏の暑さが苦手
・日中はあまりお部屋にいない
・洗濯物は外に干すより乾燥機で乾かしたい
上記に当てはまる人は東向きのマンション物件は住み心地が良いですが、ひとつも当てはまらない人は後悔してしまうかもしれません。
マンションの方角別の日当たり比較
東西南北すべてのお部屋の特徴を下記にまとめてみました。お部屋探しの参考にしてください。
ちなみに単純に日照時間だけで見ると、東向きと西向きはほとんど変わりません。
| 南向き | ・どの方角よりも日当たりが良い ・洗濯物が乾きやすい ・夏場は冷房費が高くなりやすい ・家具や本が日焼けしやすい |
|---|---|
| 東向き | ・午前中の日当たりが良い ・夏場でも涼しく過ごせる ・夜は暗く、冷え込みやすい ・午後から干した洗濯物は乾きづらい |
| 西向き | ・夕方でも日光がお部屋に入る ・夕方から夜にかけてお部屋が暖かい ・朝方は日が入らず、お部屋が暗くて寒い ・夕方は東日がキツくてまぶしい |
| 北向き | ・どの方角よりも夏場は涼しい ・家具や本が日焼けしづらい ・日当たりが悪く、冷え込みやすい ・午後から干した洗濯物は乾きづらい |
ライフスタイルによって、住み心地の良いお部屋の向きは変わります。
東向き以外のお部屋についての解説は、別の記事でまとめています。上記の表の青い文字を押すと、それぞれの詳しい解説ページに移動しますので、参考にしてください。
また、一般的には日当たりが良い方角ほど家賃が高いです。南向きのお部屋が最も家賃が高く、東向き、西向き、北向きの順で相場が安くなっていきます。
東向きのマンション物件は、1日中日当たりが良い南向きよりも1,000円～4,000円ほど家賃が安いことがあります。
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