「賃貸物件がゴキブリだらけになる原因は？」
「お部屋で出た時の対処方法はある？」

お部屋探しをする中で、ゴキブリが出ない賃貸を条件にする人は多いです。入居したあとも、悩まされたくないトラブルの1つでもあります。

しかし、ゴキブリだらけになる賃貸の特徴を知らないと、急にゴキブリが大量発生して、お部屋でくつろげなくなることも…。

そこで当記事では、賃貸がゴキブリだらけになる原因について解説します。ゴキブリが出た時の対処法や、大量発生した時にするべきこともまとめました。

賃貸物件がゴキブリだらけになる原因

隣のお部屋がゴミだらけ

隣のお部屋がゴミであふれて汚いと、ゴキブリは出やすいです。外からニオイを嗅ぎつけたゴキブリが侵入するからです。

隣の様子は内見だけではなかなか気づきにくいため、入居したあと異変に気づくことが多いです。ご近所付き合いや近隣トラブルのリスクもあるので、管理会社を通じて解決が必要です。

共用部分が手入れされていない

賃貸の共用部分が汚いと、ゴキブリが寄ってきやすいです。溜まったゴミがゴキブリを引き寄せて、お部屋に入りやすくなるからです。

共用の備品やお部屋までの階段や廊下が汚いと、水回りに限らずゴミが溜まりやすいです。廊下やゴミ捨て場が散らかっていると、ゴキブリが好む環境ができてしまいます。

築年数が11年以上

【築年数別】1年間にゴキブリが出た回数
築1～5年	1.43回
築6～10年	1.87回
築11～20年	3.23回
築21年以上	4.98回

出典：株式会社オウチーノ調べ　住居内の「虫トラブル」実態調査

築年数が11年以上を過ぎている賃貸は比較的ゴキブリが出やすいです。築年数が古くなると、新築よりお部屋の隙間が増えて侵入されやすくなるからです。

築年数が上がるほど、ゴキブリが既に住み着いている可能性は高いです。築11年以上になると、出た回数が一気に増えることが統計からも分かります。

周囲が自然に囲まれている

周りに公園や雑木林が多く集まっている賃貸は、どれだけ綺麗な外観でもゴキブリを寄せ付けてしまいます。

ゴキブリは本来、落ち葉の下や木の幹に生息している虫です。そのため、自然に囲まれた立地の賃貸は避けた方が良いです。

構造が木造

木造の賃貸は、ゴキブリが出やすい傾向があります。高温多湿な木造の性質は、ゴキブリが好きな環境だからです。雨が降った時は、湿度が上がってお部屋がジメジメしやすいです。

物件に使われる材木は、水分を含むと膨張して、乾くと縮みます。築年数が古いと、柱や壁の間の隙間が空きやすくなるため、外から侵入されやすくなります。

1階にコンビニや飲食店がある

1階にコンビニや飲食店がある賃貸はゴキブリが出てきやすいです。生ゴミや食べ残しが多く出て、ゴキブリのエサになりやすいからです。

ゴキブリは視力が弱い代わりに、嗅覚が鋭いです。エサのニオイを嗅ぎ分けて、店先やバックヤードから侵入します。飛ぶ種類のゴキブリは、2階以上の住居に入り込む場合もあります。

賃貸にゴキブリが出た時の対処法

専用グッズを使って対処する

お部屋にゴキブリが出た時の対処法として、専用グッズを使った駆除が挙げられます。殺虫成分を使ってゴキブリを退治できるからです。

殺虫剤は主にスプレー型や置き型、煙が出るタイプなどがあります。水蒸気や霧を出すタイプならお部屋が汚れず、火災報知器が反応しないので、アパートやマンションで使えます。

お部屋の中を清潔に保つ

お部屋の中を清潔に保ち続ければ、ゴキブリに侵入されづらいです。食べ物や生ゴミのニオイがしなければ、ゴキブリが寄りづらくなるからです。

食卓用テーブルがあると、食べこぼしやゴミが出やすいのでこまめに掃除しておくと良いです。お部屋で普段過ごす居室もホコリを溜めないようにしましょう。

水回りに水気を残さない

水回りに水気を残さなければ、ゴキブリは寄りづらいです。ゴキブリは水分を探してお部屋中を移動するからです。

料理で台所を使ったあとに水分を含んだ生ゴミを放置したままだと、ゴキブリが寄りやすいです。排水口や三角コーナーに残った生ゴミは水気の拭き取りとあわせて捨てた方が良いです。

窓や玄関を開けたままにしない

	成虫の大きさ
チャバネゴキブリ	10～15mm
クロゴキブリ	25～30mm
ヤマトゴキブリ	20～25mm
ワモンゴキブリ	30～35mm

出典：公益社団法人 東京都ペストコントロール協会

窓や玄関を開けたらすぐに閉めると、ゴキブリの侵入経路になる可能性が減ります。種類によりますが、成虫の大きさは10～35㎜ほどのため、わずかな隙間でも侵入するからです。

夜は特に照明の付いた窓や玄関にゴキブリなどが集まりやすいです。換気の際は、網戸を閉めたままにしておいた方が良いです。

内装や設備の隙間を補強する

侵入されやすい隙間	補強の一例
窓や玄関	虫よけテープ
換気扇や換気口	専用のフィルターやカバー
エアコンの排水ホースや排水溝	ストッキング
水回り	補強用のパテ

お部屋と外部の隙間を埋めておけば、ゴキブリは侵入しづらくなります。換気扇や換気口などには1㎝に満たない隙間が空いていて、ゴキブリの侵入経路になる恐れがあるからです。

換気扇や換気口の隙間には専用のカバーやフィルターが効果的です。プロペラ付きの換気扇は常に回しておくと、隙間から侵入されづらくなります。

賃貸物件がゴキブリだらけになった時にすること

ゴキブリが出る原因を探す

お部屋でゴキブリが出たら、原因から探し始めましょう。主なチェック項目に上記が挙げられます。お部屋を清潔にして、侵入経路になりそうな隙間をふさぐことがポイントです。

物件によっては、近隣からゴキブリが集まってくる場合があります。お部屋の中で心当たりが無くても、ベランダや共用部分を通る時に近隣をチェックした方が良いです。

管理会社に相談する

ゴキブリの様な害虫のトラブルは管理会社に相談してみるのも手です。ゴキブリは繁殖能力が高いので、物件全体がゴキブリのすみかになる恐れがあるからです。

近隣がゴキブリ被害の原因と思われる際に、直接クレームを言ってしまうとトラブルの元になりかねません。管理会社に相談して対策してもらうのを待つ方が良いです。

専門業者に依頼する

専門業者にゴキブリの駆除や対策を依頼すると、自分で対策する手間が省けます。ゴキブリの習性や特徴を知り尽くしているので、効率的に対策してもらえます。

業者に依頼する前に、管理会社から事前に許可を貰った方が良いです。業者が専用の機械を使う時に、騒音トラブルなどのリスクがあるからです。

賃貸のゴキブリ問題に関するよくある質問

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