「ペット禁止でも飼える動物はいる?」
「猫やハムスターなら飼っても良いの?」
かわいい姿で癒してくれるペットは、私たちの良きパートナーです。動物好きの人なら、賃貸物件でもペットを飼ってみたいですよね!
しかし、ペット禁止の物件で無断で飼うと、隣人トラブルに発展したり違約金を求められることがあります。大家さんに言われて、ペットをなくなく手放してしまった人もいます。
そこで、当記事ではペット禁止でも動物が飼えるか解説しています。賃貸マンションでも飼いやすいおすすめのペットも紹介しているのでぜひ参考にしてください。
- 賃貸物件では大家さんの許可がないと原則はどのペットも飼えない
- 黙ってペットを飼育するとトラブルに発展する可能性がある
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
ペット禁止でも飼える動物はいる?
基本的にどんなペットでも飼育不可
ペットが禁止されている物件なら、基本的に飼える動物はありません。ペット不可の賃貸マンション・アパートの契約書には「ペットの飼育は不可」と明確に書いてあります。
ペットの飼育には、におい・傷による物件価値の下落や近隣住民とのトラブルなど様々なリスクがあります。そのため、管理会社や大家は基本的にペットの飼育を認めません。
ハムスターでも飼うことは難しい
一見飼いやすいハムスターやウサギといった小動物も、ペット不可物件では飼えません。ハムスターは深夜になると回し車の音で騒音トラブルになる可能性があります。
ウサギは柱をかじったり、おしっこでフローリングを汚すリスクが想定されます。
魚類や爬虫類なども飼育不可
鳴き声をあげない観賞魚であっても、水槽からの水漏れでトラブルになるケースがあるので飼育はできません。
爬虫類は飼育に生餌を使うので、管理会社の心証が良くないです。脱走も多く、ニュースでたびたび報道されることがあるほどです。
交渉次第で飼えることもある
個々のお部屋が禁止でも、マンションの管理規約が「ペット可」の場合は交渉次第で飼えることがあります。大家さんや管理会社がペットに寛容な可能性があるからです。
1つの物件で分譲と賃貸が混在する、間取りが極端に違うなどの理由から一律でペット禁止にしないケースがあります。
ただし、飼育許可が下りた場合でも「敷金1ヶ月分を追加で支払う」「ケージで飼えるものに限定する」など条件が付くことがほとんどです。
無断でペットを飼うのは絶対にやめるべき
- ・ペットを手放すよう求められる
- ・退去費用が高額になる
- ・違約金を請求される
- ・最悪の場合裁判に発展することがある
ペットを手放すよう求められる
まずはすぐにペットを手放すように言われます。お部屋に継続して住むのであれば、知人に引き取ってもらったり里親を見つける必要があります。
期限は2週間~1ヶ月間が一般的です。期限内にペットを手放さなかった場合は退去しなければいけません。
退去費用が高額になる
ペットの無断飼育がばれると退去費用が高額になる可能性が高いです。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常使用によるダメージは修繕費用として請求されないことになっています。
しかし、ペット飼育による物件へのダメージは請求対象です。加えて入居者側に非があるので、高額の請求になることが多いです。
例えば「10年間住んでて最後の1年間だけペットを飼った」人が、無断飼育がばれて10年間分の修繕費用を請求されたケースがあります。
違約金を請求される
- ・無断でペットの飼育をしていた場合、敷金1ヶ月、礼金1ヶ月の合計2ヶ月分を発覚時から3日以内に家賃と同一の口座に入金するものとする。
マンション・アパートの賃貸契約書に、ペットの無断飼育に関する違約金が書かれていた場合は支払い義務があります。
ペナルティとして設定されているので、飼育の許可を得ていた場合と比べて支払い総額が高くなりがちです。
最悪の場合裁判に発展することがある
無断飼育がばれた後もペットを手放さずに退去を拒否し続けた場合は、大家さんや管理会社から「信頼関係の破壊」を理由に裁判を起こされる危険性があります。
入居者側が契約違反をしているので、負ける可能性が非常に高いです。裁判に発展する前に対処しましょう。
ペット禁止の賃貸マンションが多い理由
- ・ご近所トラブルを防止するため
- ・空室リスクを避けるため
- ・物件価値が下がるため
ご近所トラブルを防止するため
- ・鳴き声や足音による騒音
- ・ペットの独特なにおい
- ・脱走して周りに危害を加える
- ・共用スペースでの排泄物の放置
- ・抜け毛が多い
- ・多頭飼いでしつけが不十分
鳴き声や足音による騒音
ペットに関するトラブルの中では、鳴き声や歩行音などの騒音問題が最も多いです。とくに犬の無駄吠えはクレームからご近所トラブルへ発展しやすいです。
猫が歩行時に出す爪の音や走り回る音は、下の階の住民にとっては大きなストレスです。
ペットの独特なにおい
ペットを飼わない人からすると、動物特有のにおいは不快に思うことが多いです。一緒に暮らす飼い主はにおいが気にならないので、認識の違いからもめやすいです。
脱走して周りに危害を加える
人に危害を加える可能性のあるペットの脱走は、近隣住民に対して大きな恐怖を与えます。過去にはドーベルマンや全長3.5mのヘビが脱走したことで大きな騒動になりました。
共用スペースでの排泄物の放置
マナーの悪い飼い主のなかには、エレベーターや廊下、駐車場などの共用部に排泄物を放置する人がいます。居住者全員に迷惑をかける行為なので、後々大きな問題になりやすいです。
一時的に排泄物をベランダに放置して、悪臭で隣人トラブルになることもあります。
抜け毛が多い
ペットの抜け毛はトラブルの元です。廊下やエレベーターなどの共用スペースに毛が落ちていたり、他人のペットの抜け毛がベランダの洗濯物につくことで、不快に思う人が多いです。
抜け毛は動物アレルギーの人にとっては天敵なので、ペットを飼う人は注意が必要です。
多頭飼いでしつけが不十分
ペットの多頭飼いは、トラブルになるケースが非常に多いです。飼育に手が回らずに悪臭や騒音などの問題が起きやすいです。
空室リスクを避けるため
ペットを飼わない人からすると、動物のいるマンションには住みたくないと思うのが一般的です。ペット不可マンションのほうに入居者が集まるので空室率が高まります。
動物アレルギーを持った人は、ペット可のマンションを避けるため入居者の幅も狭まります。
また、ペットを飼えるマンション・アパートは初期費用が気になる人からも敬遠されがちです。敷金や礼金が相場より高い傾向があるためです。
物件価値が下がるため
ペットを飼うとお部屋に意図しないキズやにおいが残りやすいです。高い修繕費用をかけても直しきれない場合は物件価値が下がってしまいます。
大家さんは、できるだけ長く賃貸物件をきれいな状態にしたいと考えています。そのため、初めからマンション・アパートをペット不可にすることが多いです。
ペットを飼いたいならペット可(相談可)のマンションに住むべき
ペット可とペット相談可の違い
ペット可マンションとは大家さんがペットの飼育を認めている物件のことです。防音性が高い、他の住民もペットを飼っていて理解が得られるなどメリットが多いです。
ペット相談可の物件は、事前に大家さんや管理会社と相談して許可が出ればペットを飼えます。ハムスターやウサギなどの小動物は許可が出る可能性が高いです。
ペット相談可物件の注意点としては、ペット可物件に比べて住民トラブルになりやすいことです。ペットを飼っている住人が少ないことや、壁が薄い物件が多いことが理由です。
ペット可マンションであっても飼育ルールが定められている
- ・飼育できる動物は1頭まで
- ・エレベーター、廊下等では必ず動物を抱きかかえるかケージに入れて運ぶ
- ・毎年1回以上は健康診断を受けさせる
- ・犬は飼育可能だが猫は禁止
- ・バルコニーでブラッシングをしない
ペット可物件と言っても、実際の飼育には細かいルールが設けられていることが多いです。飼えるペットの種類や頭数はマンション・アパートごとにバラバラです。
事前にどんなペットが飼えるのか不動産屋に確認すると確実です。また、ペット可だからと言って申請せずに飼い始めるのはNGです。
ペットが飼いやすい賃貸マンションの特徴
- ・近くに動物病院が複数ある
- ・騒音が少なく静かな場所にある
- ・1~2階の低層階
- ・防音性が高い
- ・日当たりと風通しが良い
- ・共用スペースがきれい
- ・築年数が古い
近くに動物病院があるかは必ず確認しましょう。休診日で困ることが無くなるので2件以上あるとベストです。
ペットが万が一脱走した場合に備えて、低階層に住んでおくと安心です。ベランダから落下してペットが亡くなる事故は意外と多いです。
築年数が古い物件は、すでにペットのキズやにおいが付いています。退去時の修繕費が高くなりにくいのでおすすめです。
ペット可物件を探す5つのコツ
- 「ペット可」以外の条件を緩くする
- 探すエリアを広げる
- 不動産業界の閑散期に探してみる
- 予算を多めに用意する
- 飼育できる種類や頭数を申し込み前に確認する
①「ペット可」以外の条件を緩くする
東京都23区 | |
---|---|
全体物件数 | 142,289件 |
ペット可(相談可)物件数 | 19,756件 |
ペット可(相談可)物件の割合 | 約14% |
業者専門サイトのATBBでペット可(相談可も含む)物件を調査したところ、東京23区では全体の約14%に留まりました。
ペット不可のマンション・アパートのほうが圧倒的に多いので、ペット可物件で希望条件に合ったものを見つけるのはハードルが高いです。
「築年数」「駅徒歩」の条件を緩和するのがペット可物件を探すためのコツの1つです。
- 物件数の調査方法
②探すエリアを広げる
目黒区 | 港区 | |
---|---|---|
全体物件数 | 5,843件 | 5,047件 |
ペット可(相談可)物件数 | 589件 | 1,070件 |
ペット可(相談可)物件の割合 | 約10% | 約21% |
ペット可のマンション・アパートは、エリアによって割合が大きく違います。例えば、港区は目黒区に比べて2倍ペット可物件が見つかりやすいエリアです。
自分が探しているエリアの外に素敵な物件があるかもしれません。探す範囲を広げてみるのがペット可物件を見つけるポイントです。
③不動産業界の閑散期に探してみる
6~8月、11月~12月は引っ越しをする人が少ない閑散期です。不動産屋も手が空いているため、親身になってペット可物件を探してくれやすいです。
ただし、空室対策でペット相談可物件が増える時期でもあります。防音性が低いものが多いので、犬や猫などの鳴き声が大きなペットと暮らしたい人は注意しましょう。
④予算を多めに用意する
ペット可物件の家賃や敷金礼金は、周辺の同じ条件のものと比べて高く設定されています。家賃2~3ヶ月分余分に用意しておくと希望の物件が見つかりやすいです。
とくに敷金は、退去時の修繕費が高額になるので割高です。普通の賃貸物件は家賃1ヶ月分が相場ですが、ペット可物件の場合は倍以上に設定されているケースが多いです。
⑤飼育できる種類や頭数を申し込み前に確認する
ペット可物件であっても飼える種類や数には差があります。「猫は不可」「大型犬は1匹まで」など細かなルールがあります。
申し込みの前に不動産屋に頼んで、飼える種類を確認してもらうのがポイントです。
賃貸マンションでおすすめのペットは何?
- ・鳴き声が静か
- ・ケージで飼育できる
- ・体臭が少ない
鳴き声が静か
- ・ハムスター
- ・フェレット
- ・ハリネズミ
- ・うさぎ
- ・リス
賃貸マンション・アパートでペットを飼うには鳴き声が静かかどうかが重要です。鳴き声による騒音はトラブルになることが多いためです。
フェレットやハリネズミは鳴き声が小さく、ペットを飼ってることすら隣室の住民に気付かれないことも多いほどおとなしいです。
ただし、ペット不可物件でこっそり飼うことはやめましょう。
ケージで飼育できる
- ・うさぎ
- ・モルモット
- ・セキセイインコ
- ・ヘビ、トカゲ
- ・金魚、熱帯魚
賃貸物件でペットを飼うなら、ケージで飼育できる動物もおすすめです。壁やフローリングを傷つけないので、退去時の修繕費用を抑えられます。
トカゲや金魚は、ペット禁止の物件でも許可が下りることがあるほどお部屋へのダメージが少ないです。
体臭が少ない
- ・猫
- ・ハムスター
- ・チンチラ
- ・デグー
体臭の少ない猫やハムスターもおすすめです。ただし、肉食動物の猫はうんちが臭く、ハムスターはおしっこにアンモニア臭があります。放置せずにこまめな掃除が必須です。
ペット禁止物件に関するよくある質問
ペット禁止で飼育している人がいるけどバレないんじゃないの?
高確率でバレます。
鳴き声やゴミの内容、付着した毛など様々な理由からバレる可能性が高いです。こっそり飼うのはストレスがたまるので、ペット可物件に引っ越したほうが良いです。
分譲マンションなら防音性が高いからバレないって聞いたけど本当?
分譲マンションでもバレます。
防音性が高くても、窓が開いていれば関係なく聞こえます。分譲マンションは住民同士のつながりが強く、少しでも怪しいところがあるとすぐにうわさが広まります。
ペットが脱走してバレたってニュースを見たけど実際どうなるの?
高い修繕費を求められた上で退去になる可能性が高いです。
ペットが脱走して騒ぎになると、大家さんや管理会社から「信頼関係の破壊」があったとして退去を言い渡される可能性が高いです。
加えて高額な修繕費や違約金の請求もあり得ます。
一時的にペットを預かるのはだめ?
ペットを室内に入れる行為自体が禁止されています。
鳴き声やアレルギーでトラブルになる可能性があるのでやめたほうが良いです。
賃貸契約書にペット可も不可も書かれてない場合は飼ってもいい?
基本的に飼えません。
賃貸契約書に「ペット可」と書かれていない限りはペット不可として扱うことが通例となっているためです。
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