最終更新:2022年3月30日

家賃7万円のお部屋に住むなら手取りはいくら必要?という疑問を解決します。
月収目安や、手取りいくらだとギリギリ家賃7万円のお部屋に住めるのか、手取りに対する家賃目安も紹介します。
また、手取り額別の生活費例や東京23区内ならどんなお部屋があるのか、家賃や生活費を抑える方法などを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容は、ファイナンシャル・プランナーの岩井さんに監修していただきました。
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士
日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。
家賃7万円に住むなら手取り21万円は必要
家賃7万円のお部屋に住むなら、手取り21万円以上あると良いです。手取り金額は保険料や年金、税金などが引かれるので月収の目安は24.5万円ほどです。
手取り21万円なら家賃を差し引いても14万円ほど残るので、無理に節約せずとも一人暮らしができます。
手取り21万円以下でも家賃7万円のお部屋に住めますが、節約しないと冠婚葬祭や病気などの急な出費に対応できません。
家賃目安は手取りの3分の1にすべき
家賃目安は「手取りの3分の1」にすべきです。月収で考えると、保険料や年金、税金などが引かれるため生活費が足りなくなります。
以下で、手取りに対する家賃目安をまとめてあるので参考にしてください。
手取り17万円 | 約57,000円 |
---|---|
手取り18万円 | 約60,000円 |
手取り19万円 | 約63,000円 |
手取り20万円 | 約67,000円 |
手取り21万円 | 約70,000円 |
手取り22万円 | 約73,000円 |
手取り23万円 | 約77,000円 |
手取り24万円 | 約80,000円 |
家賃が手取りの3分の1以内に収まっていれば普通に生活できますが、実際にはさらに家賃を抑えている人もいます。
余裕のある生活を送るには手取り4分の1を目安にお部屋を探すと良いです。貯金や娯楽にお金を回せます。

生活にゆとりを持たせるなら家賃を抑えるべき
生活費を多めに確保して、余裕のある暮らしを送りたいなら家賃を抑えるべきです。ただし、極端に家賃が安い物件は欠陥があったり、隣人トラブルが起きやすい可能性があります。
家賃が安くて質の良いお部屋を探すなら、ネット上の不動産屋「イエプラ」がおすすめです。
業者専用のデータベースを使って、未公開物件を紹介してくれるので、物件の選択肢が多く理想のお部屋を見つけやすいです。
深夜0時までチャットやLINEでプロのスタッフに相談可能なので、寝る前のちょっとした時間やスキマ時間を使ってお部屋探しができます。
家賃7万円の手取り別生活費例
手取りごとに家賃7万円のお部屋に住むとどんな生活になるのかを、手取り16万円・19万円・22万円の生活費例をもとに紹介します。
手取り16万円は限界まで節約しないと無理
手取り16万円で家賃7万円のお部屋に住むなら、限界まで節約しないと無理です。
家賃 | 70,000円 |
---|---|
食費 | 27,000円 |
水道光熱費 | 8,000円 |
交際費・娯楽費 | 30,000円 |
通信費 | 8,000円 |
日用品・消耗品代 | 7,000円 |
交通費 | 7,000円 |
貯金・予備費 | 3,000円 |
合計 | 160,000円 |
月の食費が2.7万円以下に収めるためには、もやしやキャベツなどコスパの良い食材で、節約レシピをフル活用しないといけません。
また、エアコンは温度を一定にするかなるべく利用しない、お風呂は短時間のシャワーで済ませる、使わない家電のコンセントを抜くなど節約を徹底する必要があります。
手取り16万円の人は毎月の固定費である家賃を抑えたほうが、ストレスが少ないです。
手取り19万円は予定外の出費があるとキツい
手取り19万円は、冠婚葬祭や医療費、会社の飲み代など急な出費があると生活費がギリギリになります。
家賃 | 70,000円 |
---|---|
食費 | 35,000円 |
水道光熱費 | 8,000円 |
交際費・娯楽費 | 35,000円 |
通信費 | 10,000円 |
日用品・消耗品代 | 8,000円 |
交通費 | 10,000円 |
貯金・予備費 | 14,000円 |
合計 | 190,000円 |
食費・娯楽費ともに3.5万円しか確保できないので、無駄遣いは厳禁です。
コンビニのホットスナックや、友人との外食、衣類などの衝動買いをしてしまうと、あっという間にお金が足りません。
また、手取り19万円は基本的に貯金できないと考えたほうが良いです。
手取り22万円は無理に節約しなくても良い
手取り22万円もあれば、無理に節約せずとも一人暮らしが可能です。
家賃 | 70,000円 |
---|---|
食費 | 40,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 |
交際費・娯楽費 | 40,000円 |
通信費 | 10,000円 |
日用品・消耗品代 | 10,000円 |
交通費 | 10,000円 |
貯金・予備費 | 30,000円 |
合計 | 220,000円 |
食費が4万円ほど確保できるので、お金がかかる外食もできます。もう1万円を食費にまわして自炊と外食を半々にしても良いです。
水道光熱費や通信費なども1万円は確保できるので、無理な節約をしなくても生活できます。
都内で家賃7万円だとどんな物件がある?
東京23区内で家賃7万円のお部屋を探したところ4万件ほど見つかりました。間取りはワンルーム・1Kの物件が多いです。
ただ、都心部である千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・渋谷区は、築年数が古いアパートが多く設備の古さや、防犯性の低さが懸念されます。
マンションタイプや築年数浅めのお部屋、専有面積が大きい物件を探したいのであれば、練馬区や江戸川区などやや都心から離れた場所がおすすめです。

ちなみに、家賃7万円のお部屋には、手取り約29万円の30代男性が多く住んでいる傾向にあります。学生や20代社会人の方は、家賃5~6万円のお部屋に住んでいることが多いです。
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家賃が安いお部屋の探し方
家賃が安いお部屋の探し方を以下にまとめました。ポイントごとに解説するので、ぜひ参考にしてください。
- ・家賃相場が低いエリアを狙う
- ・譲れない条件以外は柔軟に決める
- ・繁忙期を避けて引っ越す
- ・各駅停車の駅を狙う
- ・戸数の少ない物件にする
家賃相場が低いエリアを狙う
家賃相場が低いエリアに条件を絞れば、安い物件の中から自分に合った条件や設備のお部屋を探しやすいです。
東京23区を例にすると家賃相場が低い区は「江戸川区」「葛飾区」「足立区」「練馬区」「板橋区」の5つです。各区の一人暮らし向けの間取りの家賃相場は以下の通りです。
一人暮らし向けの家賃相場 | |
---|---|
葛飾区 | 約6.4万円 |
江戸川区 | 約6.5万円 |
足立区 | 約6.5万円 |
練馬区 | 約6.8万円 |
板橋区 | 約6.9万円 |
※ワンルーム・1K・1DKの相場 2022年3月調査
家賃が安ければ敷金礼金も安くなります。引っ越しにお金をかけたくない人は相場の低いエリアに絞りましょう。

譲れない条件以外は柔軟に決める
お部屋に求める条件は少なければ少ないほど、家賃が抑えられます。
「駅から◯分以内」「風呂・トイレ別」などの条件が重なる物件は人気があり、家賃が高くてもすぐに空室が埋まります。
自転車を持っている人は、駅徒歩20分の物件を一度検討してみてください。家賃が安く設備が充実した物件に出会えます。

繁忙期を避けて引っ越す
新生活に向けて引っ越す人の多い1~3月、人事異動のシーズンの9~10月は不動産屋の繁忙期です。この時期は値下げやフリーレントの交渉がほとんど成功しません。
繁忙期が空けた6~8月、11月上旬は閑散期です。繁忙期に借り手が見つからなかったお部屋が安く出回ることがあります。
初期費用と引っ越し費用の変化を一覧にまとめました。引っ越し時期の参考にしてください。
賃貸物件の初期費用 | 引っ越し費用 | |
---|---|---|
1月 | 高い | 普通 |
2月 | 高い | 普通 |
3月 | 高い | 高い |
4月 | 普通 | 高い |
5月 | 安い | 普通 |
6月 | 安い | 安い |
7月 | 安い | 普通 |
8月 | 安い | 普通 |
9月 | 普通 | 普通 |
10月 | 普通 | 高い |
11月 | 普通 | 安い |
12月 | 普通 | 普通 |
上記の一覧で分かるように、賃貸物件の費用と引っ越し業者費用が1番安くなる時期は「6月」です。
閑散期には敷金礼金がかからない「ゼロゼロ物件」が増えます。引っ越しのタイミングが合う人はぜひ探してみてください。
各駅停車の駅を狙う
各停列車しか停まらない駅は人気がないので、そのぶん家賃相場が低いことが多いです。
とくに「特急」や「快速」が停まる駅のいくつか隣の駅を狙うと、安い物件が見つかりやすいです。
戸数の少ない物件にする
戸数の多い物件は、維持費がかかる防犯設備があることが多く、家賃や管理費が高めに設定されやすいです。
それに比べ、戸数が少ない中低層マンションやアパートは最低限の設備しかない場合が多く、家賃相場も安めです。
なかでも木造アパートは特に家賃が安いです。防犯性や防音性が低く、家賃を下げないと入居者が集まらないからです。
簡単にできる生活費の節約術6選
毎月の生活費を抑えるために、簡単にできて効果が大きい節約方法を6つ紹介します。すぐに実践できるものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
- ・エアコンの温度を一定にして電気代を抑える
- ・コスパの良い食材で自炊をする
- ・電力やガスは料金が安い会社に切り替える
- ・都市ガスのお部屋を選ぶ
- ・光回線サービスを見直す
- ・格安SIMのスマホに変更する
エアコンの温度を一定にして電気代を抑える
エアコンの温度を夏は26度、冬は20度に固定すれば、毎月約1,200円も電気代を節約できます。
エアコンの温度は1度変更するだけで、13%も消費電力が増えます。
どうしても温度を変更したい場合は、長時間同じ温度設定すると良いです。
コスパの良い食材で自炊をする
コスパの良い食材で自炊をすれば、1食300円ほどに収められます。使い勝手が良く安く購入できる食材の一部をまとめました。
豆腐:1パック50~70円
パスタ麺:1袋150~200円
納豆:3パックセット50~150円
鶏胸肉:100g70円
ひき肉:100g60円
キャベツ:1玉150円
じゃがいも:1個25~35円
人参:1個35~45円
たまご:1パック100~200円
カレーやシチュー、お好み焼き、ハンバーグ、ポトフなどは上記の食材メインで作れます。
生活費を抑えられるだけでなく、生活力も身につきます。一人暮らしを機にぜひ挑戦してみてください。
電力やガスは料金が安い会社に切り替える
電気やガスなどの光熱費は、供給会社を切り替えるだけで安くできます。
一人暮らしの電力使用量では、月1,000円ほど節約になり年間10,000円以上お得になることがあります。
電力会社比較ナビでは、電話で相談するだけで自分の生活に合った一番お得な会社を紹介してくれます。
以下のサイトから申し込むと最大1万円のキャッシュバック特典を受け取れます。開通工事も必要ないので、簡単に切り替えられます。
都市ガスのお部屋を選ぶ
プロパンガスではなく、都市ガスのお部屋を選びましょう。都市ガスは公共料金なので、金額が一定なうえ急な値上がりがありません。
以下の表は、都市ガスとプロパンガスの料金の違いをまとめたものです。一人暮らしの人が平均的に使用する1ヶ月のガスの量(5㎥)で計算しました。
都市ガス | プロパンガス | |
---|---|---|
1㎥あたりの料金 | 314円 | 504円 |
5㎥使用した場合 | 1,570円 | 2,520円 |
基本料金 | 750円 | 1,574円 |
月額合計 | 2,320円 | 4,094円 |
プロパンガスに比べて、都市ガスの方が1ヶ月あたり約2千円近く節約できます。年間ではガス代だけでも約2万円ほどの差が生まれます。
ガス会社は入居後に変更できない賃貸が多いので、お部屋探しや内見の時点で必ず確認してください。
光回線サービスを見直す
ネット代を節約するために、スマホのキャリアなど自分に合わせた光回線に変更しましょう。
スマホのキャリアに合った光回線を選ぶとセット割が適用され、スマホ1台につき毎月最大1000円も割引されます。
光回線の多くは2年契約なので24ヶ月で24000円もお得になります。
お得に使えるおすすめの光回線については、私たちの運営している別のサイトで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
SIMやプランの契約を変更する
大手の携帯会社だと毎月の利用料金は6千円以上かかりますが、格安SIMであれば3千円前後まで固定費を下げられます。
キャリアにこだわりがある人でも、契約中のプランを見直して電話代や通信料を安いものにすれば1~2千円は節約できます。
一人暮らしするまでに必要な費用目安
一人暮らしするまでに必要な費用目安は以下の通りです。家賃4万円なら最低33万円、家賃7万円なら最低46.5万円は必要です。
賃貸の初期費用 | 家賃4.5ヶ月~5ヶ月分 |
---|---|
引っ越し費用 | 約5~7万円 |
家具家電購入費 | 約10~15万円 |
賃貸の初期費用は、敷金・礼金や仲介手数料など、お部屋を借りる際に必要なお金で、一般的に家賃の4.5ヶ月~5ヶ月分と言われています。
引っ越し費用は、引っ越し業者の利用料や自分で引っ越した際のレンタカー代です。
家具家電購入費は、新居に設置する家具や家電を新しく購入した際の費用です。
一括見積もりサイトで料金が安い業者を選ぶ
引っ越し費用は、1社のみに絞るよりも、複数の業者から見積もりをもらって比較したほうが費用を抑えられます。
その理由は、引っ越し費用には定価がないこととオプションが追加されているからです。
業者によっては料金が倍以上も変わるので、一括見積もりサイトを利用してたくさん見積もりを集めましょう。
特に「引越し侍」は一括見積もりサイトのなかでも、提携業者数が多いのでおすすめです。2022年3月現在で約338社と提携しています。
家電は新生活キャンペーンでお得に買う
新年度に向けて一人暮らしする人は、電気屋が1月~3月あたりに「新生活応援セット」などの名目で売り出しているものを買いましょう。
洗濯機・冷蔵庫・電子レンジの3点セットや、炊飯器・掃除機もついた5点セットなどで売り出しています。
安いものだと3点で4万円、5点セットで5万円ほどです。また、電気屋によっては組み換え自由なセットを用意していることもあります。
また、電気屋によっては新居までの送料が無料になるキャンペーンをしているところもあります。送料無料であれば、購入店から新居まで直発送してもらいましょう。
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