「家賃16万円だと手取りの目安はいくら？」
「年収はどれくらい必要なの？」

家賃16万円のお部屋は一人暮らしなら都心の高級マンションに住めます。相場が低いエリアならカップルやファミリー向けの物件も借りられるでしょう。

しかし、家賃16万円のお部屋は自分の手取りを考えると見合っているのかわからないという人が多いです。

そこで当記事では、家賃16万円のお部屋が借りられる手取りや年収の目安を解説します。世帯別の生活費シミュレーションも紹介するので参考にしてください。

家賃16万円の物件を借りるのに必要な手取り目安は？

家賃16万円なら手取り48万円が目安

家賃16万円の物件に住むなら、手取りは48万円(月収65万円)が目安です。これは「手取りの3分の1」で家賃目安を計算した結果です。

手取りの3分の1を超えると生活費が圧迫され、無理な節約を強いられる可能性があります。

また、収入に対して家賃が高すぎると「滞納される危険性が高い」と判断され入居審査に落ちてしまいます。

手取りとは実際に受け取れる金額のこと

月収65万円の控除額と手取り額の例
厚生年金保険料	594,475円
健康保険料	32,500円
雇用保険料	3,900円
所得税（源泉徴収税額）	38,830円
住民税	36,162円
控除額合計	170,867円
月の手取り額	479,133円

※東京都内の一人暮らしの正規雇用会社員の例

手取りとは月収から保険料や税金が差し引かれた、実際に受け取れる金額(銀行口座に振り込まれる金額)を指します。手取り48万円の場合、月収65万円から約17万円が控除されます。

住宅手当や家賃補助が出るなら手取り48万円以下でも住める

弊社利用者アンケートでは「住宅手当」や「家賃補助」の名目で、会社が家賃の一部を負担してくれるという人がいました。

その場合は出費が少なくて済むため、手取り48万円以下でも家賃16万円の物件に問題なく住めるようです。

しかし、住宅手当は労働基準法で定められているものではありません。廃止されたり、減額されたりするケースもあります。

万が一の事態に備えて、住宅手当がなくなっても無理なく払えるかどうかをよく考えておきましょう。

年収で考えると780万円が目安

手取り48万円(月収65万円)の場合、年収は780万円が目安です。

年収は1月1日～12月31日までの総支給額のことで、基本給＋各種手当＋ボーナスなどが含まれます。保険料や税金が引かれる前の金額なので手取りとは違います。

手取りに対して家賃が高いと後悔する人が多い

手取りに対して家賃が高いと後悔する人が多いです。固定費で圧迫され、生活費が足りない・遊びに使うお金が少なくなるからです。

入居審査にも通りにくくなるので、不安な人は手取り4分の1を目安にしましょう。

当サイトが運営している「イエプラ」ならファイナンシャルプランナーが在籍しておりライフスタイルを考慮した物件の提案ができます。

来店不要でLINEからいつでも相談可能です。23時まで営業しているので忙しくて不動産屋に行く暇がない人も使ってみてください！

家賃16万円の物件に必要な初期費用は約84万円

項目	費用の相場
敷金	160,000～320,000円
礼金	160,000～320,000円
仲介手数料	176,000円
前家賃(翌月家賃)	160,000円
日割り家賃 (15日に入居した場合)	80,000円
火災保険料	8,000～15,000円
保証会社利用料	80,000～160,000円
鍵交換費用	16,500～22,000円
その他オプションサービス	物件によって変動
合計	840,500円～

家賃16万円の場合、賃貸契約にかかる金額は約84万円です。入居日やオプションサービスの有無によって変動するため、余裕を持って85万円以上用意しておくと安心できます。

一般的な初期費用の相場は家賃4.5～5ヶ月分と言われていますがあくまで目安です。家賃5ヶ月分以上かかることは珍しくありません。

賃貸契約の初期費用を抑える方法

敷金または礼金なしの物件を選べば家賃1～2ヶ月分の費用が抑えられます。不動産屋に相談すれば紹介してもらえるので、気になる人は担当者に聞いてみましょう。

6～8月の不動産閑散期は家賃が値下げされていたり、独自のキャンペーンがおこなわれたりします。うまく活用してみてください。

家賃が安ければ自然と抑えられる

家賃が安い物件を選べば初期費用が自然と抑えられます。賃貸契約の初期費用は、家賃を基準にして計算されている項目が多いからです。

似たような物件でも、駅徒歩5分と15分では1万円近く家賃に差が出ます。絶対に譲れない条件は2～3つにしておいて、可能な限り緩和してみましょう。

その他に引っ越しに必要な費用

賃貸契約以外には、引っ越し業者の利用料と家具・家電の購入費用が必要です。

引っ越しは荷物の量や移動距離などで料金が変わりますが、一人暮らしなら4～5万円、同棲なら8万円ほどかかります。

家具・家電と日用品の購入費用は一人暮らしの場合、最低10万円は見ておくとよいです。

家賃16万円ならどんな物件に住める？

一人暮らしは高級賃貸マンションに住める

家賃/管理費	145,000円/15,000円
間取り/専有面積	1DK/28.21㎡
最寄り駅/駅徒歩	小伝馬町駅/約2分
その他の条件	2階以上/バス・トイレ別/浴室乾燥機/室内洗濯機置き場/独立洗面台/エアコン/都市ガス/オートロック/ダブルロックドア/モニター付きインターホン/宅配ボックス/防犯カメラ

引用：業者専用データベース「ATBB」より転載可物件

家賃16万円あれば、見た目にも機能にもこだわった都心の高級マンションが借りられます。こちらは中央区の小伝馬町駅から徒歩2分の好立地です。

浴室乾燥機やグリル付きシステムキッチンなど、便利な設備が整っています。シューズボックスやクローゼットなどの収納も豊富で暮らしやすいお部屋です。

家賃が安いエリアなら2DK以上のファミリー向けも可能

家賃/管理費	150,000円/10,000円
間取り/専有面積	3LDK/67.53㎡
最寄り駅/駅徒歩	赤羽岩淵駅/約7分
その他の条件	2階以上/バス・トイレ別/室内洗濯機置き場/独立洗面台/エアコン/オートロック/モニター付きインターホン/宅配ボックス/防犯カメラ/エレベーター

引用：業者専用データベース「ATBB」より転載可物件

家賃が安いエリアなら、2DK以上のファミリー向けの間取りも借りられます。

築年数が経過している物件の募集も多いですが、リフォームによってキレイになっています。家賃を抑えて広いお部屋に住みたい人は、築年数にこだわらずに探してみましょう。

家賃16万円で物件を借りるのにおすすめのエリアはどこ？

	1R～1DK	1LDK～2DK	2LDK～3DK
千代田区	124,100円	225,100円	320,900円
中央区	113,900円	208,600円	280,700円
港区	129,800円	257,500円	354,700円
新宿区	108,200円	195,100円	290,800円
文京区	102,000円	178,200円	240,600円
台東区	107,800円	159,900円	222,400円
墨田区	94,400円	150,800円	216,200円
江東区	101,100円	153,400円	231,100円
品川区	99,400円	177,400円	240,100円
目黒区	108,400円	185,300円	314,300円
大田区	84,800円	140,800円	213,000円
世田谷区	92,100円	152,800円	241,400円
渋谷区	120,000円	226,700円	363,600円
中野区	89,400円	148,200円	207,400円
杉並区	84,300円	146,000円	220,300円
豊島区	96,000円	151,700円	263,700円
北区	83,200円	141,100円	204,100円
荒川区	82,900円	147,600円	209,700円
板橋区	77,800円	120,600円	183,100円
練馬区	75,000円	118,400円	150,000円
足立区	70,600円	110,700円	162,600円
葛飾区	69,300円	114,600円	205,500円
江戸川区	70,000円	117,600円	162,100円

※2023年10月時点の家賃相場

東京都23区それぞれの平均家賃を間取りごとにまとめました。

一人暮らしで家賃16万円の予算があれば、どこのエリアでも希望に合うお部屋が見つかりやすいです。通勤時間や治安の良さなど、重視したいポイントに合わせて選びましょう。

同棲カップルやファミリーの場合、江東区や世田谷区がおすすめです。1LDK～2DKの相場が15～16万円で、物件数も豊富です。

家賃16万円で希望に合う物件を探すコツ

希望条件をまとめて優先順位を付けておく

駅徒歩や設備などの希望条件はあらかじめまとめておき、優先順位を付けておきましょう。取捨選択しやすくなり、スムーズなお部屋探しに繋がります。

不動産屋に条件を伝えておけば、希望に合う物件が見つかったタイミングで連絡をくれるので活用するのも手です。

エリアを広げて探す

家賃16万円で同棲やファミリー向けのお部屋を探す場合「◯駅から徒歩10分以内」のようにエリアを絞り込みすぎると希望に合うものが見つかりにくいです。

「◯◯線沿い」「勤務先まで30分以内で行けるエリア」のように範囲を広げて探しましょう。

内見や申し込みはスピーディーにおこなう

気になる物件があったら内見や申し込みはスピーディーにおこないましょう。賃貸契約は早いもの勝ちのため、申し込んだ順で入居審査に進むからです。

1番最初に申し込みした人が審査に通ると、それ以降の申し込みは無効になります。1～3月の繁忙期は迷っている間に他の人に取られてしまったというケースが後を絶ちません。

不動産屋に探してもらう

希望に合う物件を見つけるには、自分で探すより不動産屋に探してもらった方がよいです。

不動産屋は業者専用のデータベースから探すので、SUUMOやHOME’Sには載っていない未公開物件が紹介できます。

当サイト運営の「イエプラ」ならLINEや電話でで希望条件を伝えればOKです。他のサイトで見つけた物件もまとめて提案できるので、不動産屋をはしごする必要もありません。

自分では気に入る物件が見つからなかったという人はぜひ利用してみてください。

家賃16万円での生活費シミュレーション【世帯別】

家賃16万円で一人暮らし

家賃	160,000円
食費(外食費含む)	60,000円
光熱費	6,000円
水道代	4,000円
交際費	20,000円
娯楽費	30,000円
スマホ代	10,000円
インターネット代	6,000円
日用品代	10,000円
合計	306,000円

家賃16万円で一人暮らしする場合、毎月30万円ほどで生活できます。家賃目安通りの手取り48万円をもらっているなら、節約しなくても問題ありません。

忙しくて自炊できない人は外食費を増やす、趣味がある人は娯楽費を増やすなど柔軟な調整が可能です。

家賃16万円で二人暮らし

家賃	160,000円
食費(外食費含む)	80,000円
光熱費	10,000円
水道代	6,000円
交際費	30,000円
娯楽費	30,000円
スマホ代	20,000円
インターネット代	6,000円
日用品代	10,000円
合計	352,000円

家賃16万円で二人暮らしする場合、毎月35万円ほどで生活できます。家賃目安通りの手取り48万円をもらっているなら、毎月13万円前後は残るため将来に向けた貯金も可能です。

週6日以上自炊しているカップルや夫婦の場合、食費を3～4万円に抑えられます。貯金額を増やしたい人は自炊を徹底しましょう。

家賃16万円で子どもがいる三人暮らし

家賃	160,000円
食費(外食費含む)	100,000円
光熱費	14,000円
水道代	6,000円
教育費	50,000円
交際費	30,000円
娯楽費	30,000円
スマホ代	20,000円
インターネット代	6,000円
日用品代	30,000円
合計	446,000円

子どもがいる3人家族で家賃16万円で生活する場合、44～45万円の生活費が必要です。

ただし、子ども年齢によっては教育費や食費が大幅に上がります。その場合は家賃16万円以下のお部屋を選ぶ、娯楽費を削るなどで調整しましょう。

当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます！

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。