「賃貸物件の立会い後に追加請求された…」
「費用は退去時に確定するんじゃないの?」
賃貸の退去時、予想よりも費用が安かったら嬉しいですよね。浮いたお金は、新居の初期費用などに充てられます。
しかし、立会い後の追加請求って意外に多いんです。当初は安く済んでいた退去費用が、いつの間にか高額になってしまうことも…。
そこで当記事では、退去立会い後に追加請求されるケースを解説します。追加請求がきた時の対処法もまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
- 退去費用の後日請求は一般的で、立ち会い後3日~1週間かかる
- 立会いの後日発覚した損傷があれば退去費用とは別で追加請求される
- お部屋を探したいならスモッカがおすすめ!
スモッカ |
・550万件以上の圧倒的な物件数 ・通知機能で物件を見逃さない ・最大5万円のお祝い金がもらえる |
DOOR賃貸 |
・約400万件の物件から探せる ・AIが学習してお部屋を提案 ・引越し見積もりが一括にできる |
CANARY |
・累計300万ダウンロードを突破 ・内見予約が簡単にできる ・新着機能で物件を見逃さない |
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
退去立会い後の請求は普通?
退去費用の後日請求は一般的
賃貸物件において、立会い後に退去費用を請求するのは一般的です。退去費用を確定させるには、立会い後3日~1週間かかるからです。
退去費用を計算するときは、国土交通省のガイドラインを参考にします。「設備を付けてから何年経ったか」「入居期間は何年か」などを考慮して、入居者の負担割合を決めます。
後日発覚した損傷があれば退去費用とは別で追加請求される
- ・見た目以上に損傷が激しい
- ・立会い時に傷や汚れを隠していた
- ・傷付けた箇所を自分で補修していた
- ・立会い業者の確認ミス
後日発覚した損傷があれば、大家さんは退去費用とは別で追加請求できます。見た目以上に損傷が激しかったり、入居者がわざと傷や汚れを隠していた場合などです。
入居者には、お部屋を借りた時の状態に戻す「原状回復義務」があります。入居者の故意・過失で損傷した箇所が新たに見つかったら、退去後でも追加請求は可能とされています。
退去立会い後に追加請求がきた人の体験談
- ・立会い時に壁の穴を隠した
- ・床のへこみをリペアキットで直した
- ・立会い業者の確認ミスだった
立会い時に壁の穴を隠した
居住期間:2年
居住エリア:東京都
【立会い後に壁の穴がバレた】
L字ピンを使ってポスターを飾っていたんですけど、フレームが重かったのか、ピンが傾き大きな穴が空いちゃったんです。立会いの時にバレないよう穴の前に立ち隠していました。でも結局立会い後にバレちゃって、追加請求の電話がきました。壁紙下の石膏ボードがぐちゃぐちゃになってたみたいです…。
退去立会い後に追加請求された人の口コミを調べてみました。「立会いの時は隠せたけど結局バレてしまった」という意見が目立ちました。
必要な範囲内で、画鋲やピンを指すのは問題ありません。壁の内部にある石膏ボードが破損していたら「入居者に落ち度がある」と判断されて、修繕費用を請求されます。
床のへこみをリペアキットで直した
居住期間:5年以上
居住エリア:埼玉県
【子どもが傷付けた床を補修した】
遊んでいる子どもがおもちゃを床に落としてしまい、床がへこんでしまいました。ホームセンターに売っているリペアキットで補修したので「請求はされないだろう」と思ってたんです。でも退去時に直した箇所がバレて追加請求されてしまいました。自分で直したときの費用や時間が無駄になって後悔してます。
口コミの中では、床のへこみを直したけどバレてしまったという声もありました。市販のリペアキットで補修しても、リフォーム業者が見れば1発で分かります。
特殊な床材を使っているお部屋ほど、補修費用は上がります。木材をそのまま使用したフローリングだと、10万円を超える追加請求がくる恐れもあります。
立会い業者の確認ミス
居住期間:1年未満
居住エリア:神奈川県
【担当者のチェックが適当だった】
転勤の辞令が出たので、半年ぐらいで退去しました。部屋自体もきれいだったので退去立会いの時も問題なく終わったんです。転勤して1週間後ぐらいの時に、ドアノブが壊れてるから費用を払ってと電話がありました。立会い時は問題ないと言われましたと伝えたら、もう請求書送ってるから払ってほしいとのこと…。謝罪はありましたが、正直納得いってません。
追加請求された人の中には、立会い業者の確認ミスが原因だった人もいました。入居期間が短いなどの背景があると、担当者のチェックが甘くなりやすいです。
すべての損傷が発覚するのは、内装工事が入ったタイミングが多いです。退去から2~3週間後に追加請求がくることもあります。
そもそも賃貸の退去費用とは
そもそも退去費用とは、主に「原状回復費用」と「室内クリーニング代」を合計したものです。以降では、退去費用の内訳について解説していきます。
①原状回復費用
- ・わざと付けた傷や汚れ(不注意も含む)
- ・引っ越し時にできた傷や汚れ
- ・メンテナンス不足で壊れた設備
- ・タバコのヤニによる黄ばみ
- ・結露を放置してできたカビやクロスの腐食
- ・冷蔵庫下のサビ跡
- ・キッチンの油汚れ
- ・キャスター付の椅子による傷やへこみ
- ・ビス穴、ネジ穴
- ・ペットによる傷や汚れ
- ・カギの紛失や変形
原状回復費用とは、入居中に付けた傷を直す際に発生する費用のことです。解説した通り、賃貸を借りた入居者は、原状回復義務を果たさなければけません。
国土交通省のガイドラインから、原状回復費用として請求されやすい項目をまとめました。わざと付けた傷や汚れは入居者で負担します。
都内の物件だと、賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書が契約書として交付されます。説明書でも入居者負担の内容を確認できます。
②ハウスクリーニング代
クリーニング代 | |
---|---|
ワンルーム、1K | 30,000~40,000円 |
1DK、1LDK | 30,000~50,000円 |
2DK、2LDK | 40,000~80,000円 |
3DK、3LDK | 50,000~90,000円 |
4DK、4LDK | 70,000~100,000円 |
ハウスクリーニング代とは、専門業者がお部屋全体を清掃する際の費用です。金額は、契約時に決められているケースがほとんどです。
費用の金額を表でまとめました。20㎡のワンルームだと3~4万円が目安です。ひどく汚れている個所があれば、特別清掃代として追加請求されます。
退去後に追加請求がきた時の対処法
- ・契約書の特約事項を確認する
- ・加入していた保険が適用されるか調べる
- ・管理会社や大家さんに交渉する
- ・消費者センターなどの相談窓口を活用する
- ・民事調停に申し込む
契約書の特約事項を確認する
退去立会い後に追加請求がきた時は、まず契約書の特約条項を確認してください。特約に記載があると、ガイドラインに沿っていなくても正式に請求ができるからです。
代表的な費用は「ハウスクリーニング代」です。本来は大家さん負担ですが、特約で入居者負担とする物件がほとんどです。
大家さんは家賃の一部を積み立てて、将来のクリーニング代に備えます。しかし、すぐ退去されると損をしてしまうので、クリーニング代を家賃に含めず入居者に負担させています。
加入していた保険が適用されるか調べる
契約書の確認が終わったら、加入していた家財保険が適用されるか確かめましょう。家財保険には「借家人賠償責任保険」が含まれているからです。
借家人賠償責任保険は、入居者の過失により物件に与えた損害を賠償するための保険です。火の不始末で壁を焦がしてしまった部分などに適用されます。
他には「修理費用補償」も利用できます。台風による飛び石で割れた窓ガラスの補修費用を補償してもらえます。
管理会社や大家さんに交渉する
家財保険の確認が終わったら、直接大家さんや物件の管理会社に交渉してください。問い合わせた後、すんなり値下げしてもらえるケースは多いです。
交渉する際「納得いかない」だけだと、値下げは難しいです。ガイドラインや契約書との矛盾点をはっきり伝えるのがコツです。
消費者センターなどの相談窓口を活用する
連絡先 | |
---|---|
国民生活センター | 電話番号:03-3446-1623 受付:平日10~12時/13~16時 |
消費者ホットライン | 電話番号:188 受付:日中(地域ごとに異なる) |
日本消費者協会 | 電話番号:03-5282-5319 受付:水・金10~12時/13~16時半 |
不動産適正取引推進機構 | 電話番号:0570-021-030 受付:平日10~16時 |
日本賃貸住宅管理協会 | WEBフォームまたはFAXか郵便 受付:平日10~17時 |
法テラス | 電話番号:0570-078374 受付:平日9~21時/土9~17時 |
交渉に応じてくれない場合は、消費者センターなどの窓口へ相談してみるのも手です。不動産トラブルの専門家が、解決に向けてのアドバイスをくれます。
WEBや電話から問い合わせができて、相談は無料です。窓口ごとに営業日が異なるので、相談前に確認しておきましょう。
民事調停に申し込む
どこに相談しても問題が解決しなかったら、民事調停に申し込む方法もあります。消費者センターとは違って、トラブル解決のために直接動いてくれます。
申し込み方法は簡単で、簡易裁判所にある用紙を記入するだけです。手数料は千円ほどなので利用しやすいです。
退去立会い後の追加請求に関するよくある質問
書類のサイン後に請求されることはある?
書類をサインした後に追加請求されることはあります。立会い時には発覚しなかった傷や汚れが見つかる可能性があるからです。
業者が見落とした分の追加請求ってアリ?
入居者に過失があれば追加請求されます。見落とし分を交渉材料に、値下げしてもらうのも手です。
退去後の追加請求はいつまでにくる?
退去から1ヶ月以内に請求がくることがほとんどです。
退去費用を不当請求された時の対処法は?
消費者センターに相談してください。第3者視点で不当請求かどうか判断してくれます。
退去立会いの時に何も言われなかったけどお金はかからない?
何も言われなくても、後日請求書が届く可能性はあります。「請求金額が0円」という書類にサインしていれば大丈夫です。
- 550万件以上の物件を掲載
- 上場企業が運営しているので安心
- 最大5万円がもらえるキャンペーン開催中
アプリで手軽に理想の住まいを探したいなら、スモッカを使うのがおすすめです。上場企業である「株式会社じげん」が運営しているアプリで、誰でも安心してお部屋探しできます。
「条件を指定してお部屋を探しやすい」「物件情報が毎日更新されて安心」など、ユーザーから好評の声が多いので、ぜひ利用してみましょう。
多くの物件から理想のお部屋を探せる
スモッカは、550万件以上の物件を掲載しているので、理想のお部屋が見つかります。絞り込み機能も豊富で、家賃・間取り・その他こだわり条件などを選んで整理できるので、煩わしさがありません。
また、良いお部屋を見つけたら、お気に入り機能で保存すれば後から一覧で確認できます。候補が複数あった際に、比較しやすいのがメリットです。
最大5万円キャッシュバックで引っ越し費用を補える
スモッカは現在、最大5万円がキャッシュバックされるキャンペーンを開催中です。部屋ごとに条件が指定されており、条件をクリアして申請すれば、誰でも最大5万円が手に入ります。
「引っ越しの初期費用を安くしたい」「どうせならお得に引っ越ししたい」という方は、この機会を逃さず、スモッカでお部屋探ししましょう。
最大5万円分のキャッシュバック実施中