「賃貸の退去立会いのサインは拒否できる?」
「高額請求された時の対処法は?」
賃貸物件から退去する際、できるだけトラブルは避けたいですよね。円満に引っ越せれば、新居での新生活を気持ち良くスタートできます。
しかし、退去立会い時は特にトラブルが起きやすいんです。修繕費用の請求書を見て「ぼったくりでは」「サインしたくない!」という人もいます。
そこで当記事では、退去立会いの際にサインは拒否できるかを解説しています。トラブルが起きた際の対処法もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
- 退去立会い時のサインは請求金額に納得できないなら拒否できる
- 立ち会い時に退去費用を確定させる業者はぼったくりの可能性がある
- 引っ越すなら仲介手数料基本0円のイエプラで予算を抑えるのがおすすめ!
- 物件探しはネット不動産屋の「イエプラ」
-
イエプラとは?
- 仲介手数料基本0円で検索で見つからないお部屋をご紹介
- おとり物件なし
- 東証スタンダード上場企業が運営
イエプラは、チャットやLINEでやり取りできるネット上の不動産屋です。来店不要なうえ不動産屋専用のデータベースから物件を紹介してくれます。
仲介手数料が基本無料で、お部屋によってはキャッシュバックもあるのでおすすめです。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
賃貸の退去立会い時のサインは拒否できる?
請求金額に納得できないなら拒否できる
賃貸物件の退去立会い時、請求金額に納得できないなら拒否して大丈夫です。サインは強制ではありません。
サインをすると「内容に納得した」という証明になります。ちょっとでも気になる項目があれば、立会いスタッフに質問した方が良いです。
立会い時に退去費用を確定させる業者はぼったくりの可能性がある
立会い時に退去費用を確定する不動産屋は、ぼったくりの可能性が高いです。本来、退去費用が決まるまで3日~1週間程度かかるからです。
費用の計算をする際、設備を新設してから何年経ったかなど確認します。「修繕費は◯万円」「入居者の負担割合は◯%」など、細かい計算に時間がかかります。
新築以外の物件だとすぐ計算できるものではありません。その場で費用を確定させる業者はかなり怪しいので注意です。
検索で見つからない
お部屋を探します
- 検索で見つからないお部屋探します
- 仲介手数料基本0円
- 上場企業が運営で安心
そもそも賃貸の退去立会いとは?
室内の傷や汚れを不動産屋と確認すること
賃貸の退去立会いとは、室内の傷や汚れを不動産屋と確認することを言います。大家さんや工事業者が同席するケースもあります。
立会いは、荷物を搬出した後に室内をチェックします。入居前の室内写真と現状と比べて、傷や汚れがないか、自然的にできたものなのかなどを判断します。
自分で付けた傷や汚れは入居者負担で直す
- ・わざと付けた傷や汚れ(不注意も含む)
- ・引っ越し時にできた傷や汚れ
- ・メンテナンス不足で壊れた設備
- ・タバコのヤニによる黄ばみ
- ・結露を放置してできたカビやクロスの腐食
- ・冷蔵庫下のサビ跡
- ・キッチンの油汚れ
- ・キャスター付の椅子による傷やへこみ
- ・ビス穴、ネジ穴
- ・ペットによる傷や汚れ
- ・カギの紛失や変形
自分が付けた傷や汚れは、入居者負担で直す必要があります。入居者には、室内を借りる前の状態に戻さなければならない「原状回復義務」があるからです。
「うっかり物を落として床をへこませた」「雨漏りを放置したせいでカビが生えた」といった内容は、入居者負担で直します。
都内の物件だと「賃貸住宅紛争防止条例」に基づく説明書が作成されて、負担する範囲がより明確に分かります。
クリーニング代なら事前に把握できる
クリーニング代 | |
---|---|
ワンルーム、1K | 30,000~40,000円 |
1DK、1LDK | 30,000~50,000円 |
2DK、2LDK | 40,000~80,000円 |
3DK、3LDK | 50,000~90,000円 |
4DK、4LDK | 70,000~100,000円 |
室内のクリーニング代であれば、退去立会い前にある程度把握できます。入居時に、あらかじめ金額を決めておくからです。
目安の金額を表でまとめました。20㎡のワンルーム・1Kだと、3~4万円が相場です。入居者負担で直す箇所があれば、追加で請求されます。
賃貸の退去立会いで起こったトラブル例
- ・その場でサインを強要された
- ・見覚えのない傷の修繕を請求された
- ・立会いがないお部屋で後日高額の請求が来た
- ・ガイドラインを守らないと言われた
その場でサインを強要された
引越トラブル1
退去の立会い時。
写真の柱の傷で7万円の請求。高すぎるから弁護士さんに相談するため「後日サインでいいですか?」と聞いたら「今すぐサインしろ!」と怒鳴られ、渋々サインしました。男性の不動産屋さんだったし本当に怖かった…こういうときどうするのが正解?7万円って妥当? pic.twitter.com/a6tmV21Qgg— 手束真知子グラドル文化祭 (@machi_pie) June 27, 2023
退去立会い終了。結論、めちゃボッタくってきた。明細持ち帰って判断しますとお伝えしたら「今日サインしてもらわないと私が困ります」「サインするまで家賃かかります」って言われた。こんな人が未だにいるので、皆さんご注意下さい。
— アラサー夫婦の沖縄移住セミリタイア生活 (@arasa_fufu) June 30, 2022
退去立会い時のトラブルで最も多いのは、その場でサインを強要されることです。実際の口コミでも、同様の意見が多く見られました。
当日中にサインをもらうため「拒否すると退去にならない」と脅す悪徳業者も存在します。
見覚えのない傷の修繕費用を請求された
アパート退去時に身に覚えのない傷
証拠がないなら借主負担と言われたので入居時にエイブルが写真撮ってますよと伝えたら本人が退職してて写真ありません
そんなんありえる??
これでも借主負担なの?#退去 #トラブル #エイブル— アキ (@glittertheblue1) June 30, 2023
退去立会いのトラブルの中には、覚えのない傷の修繕費用を請求された人もいました。
基本的には管理会社側で、入居前の室内写真を残しています。管理がずさんな業者だと、写真を撮っていなかったり紛失している恐れがあります。
立会いがないお部屋で後日高額請求が来た
退去立会いなくて、今日請求書きたら10万でびっくりです!!さらに18日までに支払えとかw
急に10万出せないです— つかってません (@happylovedi) May 12, 2018
退去立会いがなかった物件では、後日高額な請求書が送られてきたというトラブルも起きています。立会いをしないと、前からあった傷でも「入居者が付けた」と判断されてしまいます。
ガイドラインを守らないと言われた
以前、賃貸を退去するときに、理由もなく敷金を返してくれないので、「国交省のガイドラインで原則返還となってますよね?」と指摘したら「ガイドライン通り守らなくていいでしょ」と返されてア然とした… https://t.co/WLKRATFUAH
— ユプシロン・ヨホゲツ (@y_johgetsu) December 27, 2017
退去トラブルに関する口コミには「ガイドラインを守らないと言われた」というトラブルもありました。国土交通省の指標に従わない不動産屋は、悪徳業者である可能性が高いです。
ガイドラインを無視した請求内容であれば、専用窓口に相談したり、裁判で争うのも手です。トラブル時の相談先については、のちほど解説します。
トラブルを避けるなら退去費用が定額の物件を選ぶと良い
トラブルを避けるなら、退去費用が定額の物件を選ぶと良いです。お部屋をキレイに使っていた人なら、定額以上の請求が来ません。
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、退去費用が定額のお部屋を多数提案しています。退去トラブルが少ないと言われる管理会社のお部屋に絞ることも可能です。
チャットやLINEから「過去に退去費用でトラブルになった」「退去費用が安い物件はある?」と送ればOKです。来店不要なので、営業マンと話すのが苦手な人にも向いています。
予約も要らないので、スピーディにお部屋探しが可能です。安心して引っ越したいは、ぜひ利用してみてください!
賃貸物件で退去立会いする際の4つのポイント
- ・可能な限り退去立会いに行く
- ・請求書にその場でサインしない
- ・入居時の契約書類を持参する
- ・立会いの様子の音声や動画で撮る
可能な限り退去立会いに行く
退去トラブルを防ぎたいなら、可能な限り退去立会いに行ってください。入居者なしだと、立会いスタッフが勝手に退去費用を決めてしまいます。
前からあった傷や汚れに関しても、入居者負担として処理されます。「自分が原因ではない」と主張するためにも、スタッフと一緒に立会いをおこないましょう。
請求書にその場でサインしない
退去立会いでは、請求書にその場でサインしないようにしてください。後から法外な請求だと発覚しても、支払いを拒否することが難しいからです。
当日は明細を受け取るだけで大丈夫です。後日メールなどで同じ書類データを送ってもらえば、証拠も作れて相談する時間もできます。
入居時の契約書類を持参する
- ・賃貸借契約書
- ・重要事項説明書
- ・紛争防止条例に基づく説明書(都内の場合)
- ・室内チェック表
- ・入居時の写真(スマホの画像データでも可)
退去立会いの際は、入居時の契約書類を持参します。請求書の金額や内容が妥当なのか、その場で確かめられるからです。
入居者が負担する内容は、重要事項説明書の「特約事項」の欄に記載されています。記載がない損傷に関しては、大家さんに負担してもらえる可能性が高いです。
立会いの様子の音声や動画を残す
退去立会いの様子は、動画や音声で残した方が良いです。脅迫などの行為があった場合、証拠として使えるからです。
録音・録画する際は、マナーとして事前にスタッフへ伝えておきます。「言った言わないを防ぐため」という明確な理由があれば、許可が下りやすいです。
賃貸で退去トラブルに発展した時の対処法
- ・管理会社や大家さんに交渉する
- ・消費者センターなどの窓口に相談する
- ・民事調停に申し込む
大家さんや不動産屋に交渉する
退去トラブルに発展した時は、大家さんや不動産屋へ交渉してください。ガイドラインを基に交渉して、すんなりと値引きしてくれたケースは多いです。
交渉する際「高い」「値引きして」だけでは、成功しにくいです。ガイドラインと請求書を見比べて、矛盾点を指摘すると効果的です。
消費生活センターなどの窓口に相談する
連絡先 | |
---|---|
国民生活センター | 電話番号:03-3446-1623 受付:平日10~12時/13~16時 |
消費者ホットライン | 電話番号:188 受付:日中(地域ごとに異なる) |
日本消費者協会 | 電話番号:03-5282-5319 受付:水・金10~12時/13~16時半 |
不動産適正取引推進機構 | 電話番号:0570-021-030 受付:平日10~16時 |
日本賃貸住宅管理協会 | WEBフォームまたはFAXか郵便 受付:平日10~17時 |
法テラス | 電話番号:0570-078374 受付:平日9~21時/土9~17時 |
退去トラブルが起きてしまったら、消費者生活センターなどに連絡してみるのも手です。専門家が解決へのアドバイスを教えてくれます。
窓口では「退去費用で揉めている」「管理会社が話し合いに応じない」などと伝えてください。対応に慣れているスタッフなので、的確なアドバイスをもらえます。
民事調停に申し込む
問題が解決しない時は、民事調停を申し込む方法もあります。専門職員が間に入って、問題解決に向けてサポートしてくれます。
申し込み方法は、簡易裁判所にある用紙を記載するだけです。手数料は約千円だけなので気軽に利用しやすいです。
退去立会いに関するよくある質問
退去立会いはした方が良い?
必ずしてください。立会いをしないと、高額な退去費用を請求される恐れがあります。
退去立会い時は録音すべき?
できるだけした方が良いです。録音をしておくとトラブルになった際に、証拠として使えます。
退去立会いの時に何も言われなかったけど修繕費は支払わなくて良い?
請求書がなければ何も払わなくて良いです。中には、後で請求されるケースもあるので「以降は退去費用を請求しない」という書類を作ってもらうと安心です。
退去後に追加請求が来たら払うべき?
内容によります。どの修繕に関する費用なのか確かめて、入居者負担で直す内容であれば払ってください。
退去費用に納得できない場合はどこに相談したら良い?
消費者センターなどに相談してください。解決策を提案しても不動産屋が対応しない時は、民事訴訟するのも手です。
当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。