最終更新:2022年7月25日

「3人家族の平均生活費っていくら?」
「毎月の支出ってどうやって節約するの?」
子どもが生まれると、より一層、家族の絆が深まります。3人家族で過ごす日々がどんな感じになるのか、考えるだけでもワクワクします。
しかし、急に子どもが増えることになってどれくらいお金が必要かわからない、旦那さんに支出を抑えろと言われたなど、ストレスになることも多いです。
そこで当記事では、3人家族の1ヶ月の生活費について、家計調査を基に徹底解説します!弊社FPが教える理想の支出割合や、節約方法もあります。ぜひ参考にしてください。
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士
日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。
3人家族の1ヶ月の平均生活費【統計データ】
3人家族の生活費の平均は約265,761円(家賃を除く)
金額 | |
---|---|
食費 | 約77,578円 |
水道光熱費 | 約22,503円 |
家具・家事用品代 | 約11,974円 |
衣類・履物代 | 約8,800円 |
保険・医療費 | 約14,635円 |
交通・通信費 | 約41,110円 |
教育費 | 約11,403円 |
娯楽費 | 約24,346円 |
その他の支出 | 約53,413円 |
合計 | 約265,761円 |
※統計データのため合計にズレあり
2021年度に総務省統計局が公表した「家計調査 世帯人員・世帯主の年齢階級別(表4)」によると、3人家族の家賃を除く生活費の全国平均は約26.6万円です。
家賃の平均は1.9万円でした。持ち家や親族からの借家、シェアハウスなどを含むため除いています。
また、統計数字はあくまでも全国統計の平均です。住む場所やお部屋の間取りなどの条件や、毎日の食費など、生活スタイルによって必要な生活費は変わります。

食費は約77,578円
大人1人で約3万円、中学生未満の子どもで約1.5万円ほどと考えておくと良いです。
食費の約50%は、肉・魚・野菜などの食材費です。外食費は約1万円と安いです。
このことから、ほとんどの家庭が自炊をしていることがわかります。外食は月1~2回ほどに抑えておきましょう。
水道光熱費は約22,503円
電気代 | 約10,655円 |
---|---|
ガス代 | 約4,930円 |
上下水道料 | 約5,749円 |
灯油・太陽光などその他 | 約1,169円 |
11月~2月頃の冬は、電気とガス代が跳ね上がりやすいです。冷えた水や空気を温めるため、普段より多くの時間と熱量がかかるからです。
夏もエアコンをよく使いますが、空気を冷やす際の消費電力が少ないので、冬ほど高くなりません。
家具・家事用品代は約11,974円
室内インテリアや寝具、掃除用品や家事代行サービスを利用した際のお金が含まれます。
冬に毛布やこたつ布団を購入したり、家具家電を買い替えた月は費用が高くなりやすいです。

衣類・履物代は約8,800円
衣類・履物代は、1度購入すれば買い替えの頻度が減るので支出が少なめです。
大人より、子どもの衣類代として確保しておきましょう。とくに子どもが小学校低学年以下の場合は、衣類を汚しやすいので購入頻度が増えます。
保険・医療費は約14,635円
保険・医療費代の半分は、病院の診察代となります。赤ちゃんの場合は定期検診が、乳幼児~小学校低学年の場合は怪我や病気が多くなりがちなので、2万円ほど見ておくと安心できます。
交通・通信費は約41,110円
交通が約2.7万円、通信費が約1.4万円です。交通費は、車の維持費2.3万円が入っています。車を所持していない家庭は、月2万円ほどまで抑えられます。
通信費は、大人のスマホ2台分の金額です。子どもが大きくなり、スマホを持つようになると、支出が増えます。
教育費は約11,403円
授業料・教材費・追加教室費用などで、月1.1万円必要です。統計の教育費には、保育園や小学校の学費が含まれていません。
塾に通わせる人は、プラス1.5万円ほどかかると考えておいた方が良いです。
娯楽費は約24,346円
娯楽費は、3人分で約2.4万円です。子どもと出かけるためのお金と認識しましょう。

その他の支出は約53,413円
その他の支出は、諸雑費・お小遣い・交際費・実家への仕送りなどが含まれます。
娯楽費同様、使い道が細かく決まっているわけではないので、子ども第一優先でいくら確保すべきか考えると良いです。
過去5年間の1ヶ月の平均生活費(家賃を除く)
2020年度 | 266,689円 |
---|---|
2019年度 | 284,380円 |
2018年度 | 273,742円 |
2017年度 | 269,316円 |
2016年度 | 268,881円 |
5年間の平均 | 272,602円 |
過去5年間の3人家族の生活費をまとめたところ、家賃を除く生活費が月27.2万円あれば平均的な暮らしが送れることがわかります。
これに毎月の家賃や住宅ローンが加算されます。費用を削りすぎると、思うように生活できずにストレスが溜まりやすくなるので注意してください。
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家賃を含むと毎月440,761円は必要
地域 | 2LDK~ | 3LDK~ | 4LDK~ |
---|---|---|---|
東京23区 | 約17.5万円 | 約24.8万円 | 約29.9万円 |
大阪24区 | 約9.6万円 | 約13.8万円 | 約14.5万円 |
名古屋16区 | 約7.7万円 | 約9.8万円 | 約9.8万円 |
出典:全国宅地建物取引業協会連合会(2022年7月5日更新)の平均数字
東京で3人家族が暮らす前提だと、家賃を含む毎月の生活費は約44万円必要です。これは2021年度の平均生活費と、東京23区の2LDK~の平均家賃を単純に足した数字です。
住むエリアや物件によって、家賃は変動するので「世帯収入の3分の1を目安」にすると計算しやすいです。
名古屋や大阪など、首都圏以外のエリアに住む場合の生活費は、月35万円ほどかかると考えておきましょう。
3人家族の理想的な支出割合【弊社FP解説】
家賃と食費で50%以内に抑えると良い
支出割合 | 支出金額 | |
---|---|---|
家賃 | 約30% | 約120,000円 |
食費 | 約15% | 約60,000円 |
水道光熱費 | 約5% | 約20,000円 |
衣類・日用品購入費 | 約5% | 約20,000円 |
スマホ・ネット代 | 約5% | 約20,000円 |
教育費 | 約10% | 約40,000円 |
娯楽・交際費 | 約15% | 約60,000円 |
医療保険代 | 約3% | 約12,000円 |
その他雑費 | 約2% | 約8,000円 |
合計 | - | 約360,000円 |
貯金・予備費 | 約10% | 約40,000円 |
家賃と食費の合計で50%を超えないように調整しましょう。オーバーしてしまうと、他の支出でのやりくりが厳しくなります。
合計手取りが40万円もない、貯金額をさらに増やしたいという人は、家賃を収入の25%以内に抑えると良いです。
家賃を5%抑えるだけで、毎月2万円も費用が浮きます。浮いた分を食費や子どもの塾代に回しても良いですし、将来のための貯金に回しても良いです。

生活費にゆとりが欲しいなら毎月の家賃を抑えよう
食費や養育費などを増やしたいなら、まずは家賃が安い物件を探しましょう。毎月の家賃を抑えれば、その分生活費にゆとりができます。
しかし、相場より安い物件には注意です。耐震性や防音性が低い可能性があり、プロの不動産屋に相談した方が安全です。
ネット不動産屋「イエプラ」なら、やりとりは全てチャットです。子育てで忙しくても、深夜0時までなら不動産スタッフと一緒にお部屋を探せます。
不動産業者専用の物件情報サイトからお部屋を探してくれるので、SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件も紹介してくれます!
実際の3人家族の生活費はどんな感じ?
みんな月の生活費いくらくらいなの?
うちは3人家族で月27万くらい(家賃別)— みや @ 息子11m (@25WbK4Y4stbvbrP) November 30, 2021
三人家族ですが家賃と光熱費込みで月の生活費を20万円に抑えたいのだが中々実現できない。まだ削ることができる生活費があるのだろうか。精査しなければ。。。
— Keita@ソフトウェアエンジニア (@w_keita_1023) May 24, 2021
毎月の生活予算は127,000円。
3人家族(子供もうすぐ2歳)だけど、この出費は多いですかね?みなさんどうですか?????ちなみに家賃は社宅なので給与天引きです。(7月から住宅ローン10万…)#家計簿#生活費#節約#固定費 pic.twitter.com/tuZXjGtiet
— DERA@少額米国株投資サラリーマン???????? (@43Deradera) March 11, 2021
3人家族来年度支払うお金最低約800万(家賃12万食費7万光熱通信費6万保険5万保育料⒎5万)x12+年金20万所得税130万国保91万住民税88万事業税35万。協力金1300万-800万-コロナ融資借金200万=残300万-今年1月~7月の生活費と今年度各種税金100万-今年分店の固定費20万x7=リアル残60万(月仕入れ費平均30万)
— ちゃんちゃちゃん (@YCE6nbFoj4PWWSQ) July 22, 2021
我が家は3人家族(夫婦+0歳児) で住居費を除いた月々の生活費18万くらいなんですが多いですか?どうですか?どうなんですか?
— 労働半力マン (@co_codra) May 24, 2022
実際の3人家族の生活費はどんな感じかTwitterで調べてみたところ、全国平均よりも抑えている人が多かったです。
中には、3人家族で月の生活費が20万円前後の人もいました。住む場所や節約方法によっては、かなり費用を抑えられるようです。
全国平均より生活費が高い世帯は、共働きで外食が多い、家賃が高めな印象です。
世帯手取り別の生活費シミュレーション
- ・世帯手取り20万円
- ・世帯手取り25万円
- ・世帯手取り30万円
- ・世帯手取り40万円
世帯手取り20万円
家賃 | 約70,000円 |
---|---|
食費 | 約48,000円 |
水道光熱費 | 約14,000円 |
スマホ・ネット代 | 約13,000円 |
衣類・日用品 | 約15,000円 |
交際費・娯楽費 | 約30,000円 |
子どもの養育費・小遣い | 約10,000円 |
合計 | 約200,000円 |
- ・東京都八王子市在住
- ・家賃7万円の2DKのお部屋
- ・22歳正社員の夫(月の手取り20万円)
- ・22歳専業主婦の妻
- ・生後6ヶ月の長女
世帯手取り20万円の場合、毎月の支出は丁度20万円でギリギリの生活です。貯金は基本出来ないと考えてください。
東京23区外の家賃相場が低いエリアで、1980年代に流行った古めの間取りである2DKのお部屋を選ぶことで、家賃7万円に抑えられます。
食費も、子どもの離乳食含めて1日3食自炊すれば、3人で月5万円ほどまで節約可能です。
1日に使って良いお金を決めておき必要以上の金額を持ち歩かない、家計簿をつけて無駄な支出を抑えるなど節約を徹底したほうが良いです。

世帯手取り25万円
家賃 | 約82,000円 |
---|---|
食費 | 約60,000円 |
水道光熱費 | 約15,000円 |
スマホ・ネット代 | 約12,000円 |
衣類・日用品 | 約18,000円 |
交際費・娯楽費 | 約25,000円 |
子どもの養育費・小遣い | 約13,000円 |
生命保険料 | 約13,000円 |
合計 | 約237,000円 |
- ・東京都練馬区在住
- ・家賃8.2万円の2DKのお部屋
- ・27歳契約社員の夫(月の手取り25万円)
- ・24歳専業主婦の妻
- ・2歳の長男
世帯手取り25万円の場合、毎月の支出は約23.7万円です。節約を意識すれば、毎月2万円ほどは貯金できます。
2DKであれば、築年数がやや古いので23区内でも家賃8.2万円ほどのお部屋を探せます。駅徒歩20分以内、築年数指定なしの条件まで緩和できれば、さらに安いお部屋が出てきます。
食費6万円であれば、朝晩は自炊、旦那さんのお昼は500円以内の外食が可能です。
世帯手取り25万円以上あるなら、スマホを格安SIMに変更するなど調整次第で、生命保険の加入が可能です。

世帯手取り30万円
家賃 | 約96,000円 |
---|---|
食費 | 約70,000円 |
水道光熱費 | 約20,000円 |
スマホ・ネット代 | 約18,000円 |
衣類・日用品 | 約20,000円 |
交際費・娯楽費 | 約30,000円 |
自動車維持費 | 約15,000円 |
子どもの養育費・小遣い | 約15,000円 |
生命保険料 | 約15,000円 |
合計 | 約299,000円 |
- ・東京都葛飾区在住
- ・家賃9.6万円の2LDKのお部屋
- ・29歳正社員の夫(月の手取り26万円)
- ・24歳パートの妻(手取り7万円)
- ・1歳の長男
世帯手取り30万円の場合の支出は約29.9万円です。ゆとりが出てくるので、家賃や食費に多少お金をかけられます。
葛飾区や練馬区など、家賃相場が低いエリアであれば2LDKでも家賃10万円以下のお部屋に住めます。
食費7万円であれば、平均よりやや安いくらいです。基本自炊で費用を抑えれば、3人揃って月1~2回ほど外食を楽しめます。
また、世帯手取りが30万円になれば、燃費が良く維持費が安い車を1台所持できます。車のローンを組んだ場合は、月2万円ほど支出が増えるので、食費や固定費を見直しましょう。
車を所持しない世帯は、浮いたお金をそのまま子ども用の貯金に回してください。夫婦の貯金とは別に、子ども専用の通帳を作っておくと貯めやすいです。

世帯手取り40万円
家賃 | 約123,000円 |
---|---|
食費 | 約55,000円 |
水道光熱費 | 約22,000円 |
スマホ・ネット代 | 約20,000円 |
衣類・日用品 | 約30,000円 |
交際費・娯楽費 | 約40,000円 |
子どもの養育費・小遣い | 約30,000円 |
生命保険料 | 約30,000円 |
合計 | 約350,000円 |
貯金 | 約50,000円 |
- ・東京都江戸川区在住
- ・家賃12.3万円の3LDKのお部屋
- ・31歳正社員の夫(月の手取り25万円)
- ・27歳パートの妻(手取り15万円)
- ・3歳の長女
世帯手取り40万円なら、毎月5万円は貯金できます。月の支出は約35万円が目安です。
世帯手取りが40万円もあれば、平均的な3人暮らしが可能です。
家賃さえ世帯手取りの3分の1以内に収めれば、子どもの成長を見越して3LDKの広めのお部屋で暮らすのもありです。
ただし、食費は6万円以下に、光熱費は2.5万円以下に抑えるなど、費用を調整しないと貯金が難しいです。
給料から直接天引きになる「財形貯蓄」や、口座から自動で貯金される「自動積立」を利用して、先に貯金分のお金を避けておいた方が良いです。

3人家族におすすめな生活費節約方法
食費の節約方法7選
- ・食材をこだわり過ぎない
- ・コスパの良い食材をメインで使う
- ・1つの食材で複数の料理を作る
- ・1度にまとめて料理する
- ・お徳用や業務用を購入する
- ・ポイントカードやクーポンを活用する
- ・買い物に行く頻度を減らす
食費は、自炊をすればかなり抑えられます。以下の節約方法をすべて実践できれば、3人家族でも月の食費を6万円以下に抑えられます。
国産や無農薬など、食に対するこだわりは緩和してください。牛ロース100gあたりの値段を比べると、国産は約980円に対し、輸入牛は約398円と半額近く変わります。
また、お徳用や業務用を購入したり、キャベツやモヤシ、タマネギやエノキなどコスパがよくボリュームが出る食材メインで献立を考えると良いです。
キャベツなら、コールスローやロールキャベツ、お好み焼きやスープなど使いまわしできます。1度に大量に作って冷凍することで、食材の無駄を失くせます。
水道光熱費の節約方法4選
- ・都市ガスのお部屋を選ぶ
- ・エアコンの温度を一定にする
- ・お湯の温度を一定にする
- ・電力会社を変更する
都市ガスのお部屋であれば、公共料金で1㎥あたりの料金が約314円と安いです。プロパンガス(LPガス)は、企業が自由に金額設定できるので高めです。安い所でも1㎥500円ほどです。
エアコンやお湯の温度を一定にするだけも節約できます。エアコンなら夏は26度・冬は20度に、お湯の温度は37~40度の間で固定すると良いです。
1度変更するだけで13%も消費電力が変わります。また、3時間ほどの短い時間で切るのではなく、長時間稼働させましょう。電源をオンオフにした時が、1番消費電力が大きくなります。

スマホ・ネット代の節約方法2選
- ・現在契約中のプランを見直す
- ・格安SIMに変更する
使ってない分の通話料やパケット代があるなら、ワンランク下のプランを選びましょう。自動更新プランは、最新プランと比較してお得なほうに変更したほうが良いです。
さらに支出を削りたい人は、大手キャリアから格安SIMに変えてください。1台につき4千円ほど節約できます。
娯楽費の節約方法2選
- ・お金のかからない場所に遊びに行く
- ・悩んだものは買わない
子どもを連れて遊びに行く場合は、公園や無料動物園にしたり、入場料のみでほかの費用が不要な場所を選ぶと良いです。

そのほか3人家族におすすめな節約
- ・国や自治体の助成制度を活用する
- ・クレジットカードで支払ってポイントを貯める
- ・日用消耗品もブランドにこだわり過ぎない
- ・衣類は質を優先させて長く着まわす
- ・化粧品をプチプラに変更する
- ・薬類はジェネリック品に変更する
- ・家計簿をつけて無駄な支出を抑える
国や自治体の子育て支援制度は活用すべきです。とくに「児童手当」「子ども医療費助成」「育児休業給付金」は最低でも受けましょう。
クレジットカードで払うことで、ポイントを貯められます。貯めたポイントは買い物で利用できるので、まるっと費用が浮きます。
また、3人家族であれば家計簿はつけるべきです。無駄な支出がわかりやすくなります。面倒な人は、レシートを写真で収めるだけで管理できるアプリを活用しましょう。
家賃を抑えれば生活費に余裕が出やすい
家賃は世帯手取りの3分の1以下にする
目安 | |
---|---|
世帯手取り25万円 | 約83,000円 |
世帯手取り30万円 | 約100,000円 |
世帯手取り35万円 | 約116,000円 |
世帯手取り40万円 | 約133,000円 |
世帯手取り45万円 | 約150,000円 |
世帯手取り50万円 | 約166,000円 |
世帯手取り55万円 | 約183,000円 |
世帯手取り60万円 | 約200,000円 |
3人家族の家賃目安は「世帯手取りの3分の1」です。合計収入で考えると、年金や住民税、所得税などが差し引かれるので、子どものための貯金がしづらくなります。
家賃は、管理費・共益費込みの「総家賃」で考えてください。管理費・共益費も、毎月家賃と一緒に引き落とされます。

東京23区の家賃相場一覧
1LDK・2K・2DK | 2LDK・3K・3DK | 3LDK・4K・4DK | |
---|---|---|---|
葛飾区 | 7.12万円 | 9.36万円 | 11.59万円 |
足立区 | 7.24万円 | 10.57万円 | 11.21万円 |
江戸川区 | 7.91万円 | 11.01万円 | 13.91万円 |
板橋区 | 8.46万円 | 11.14万円 | 12.28万円 |
荒川区 | 8.90万円 | 12.60万円 | 17.07万円 |
練馬区 | 9.11万円 | 11.00万円 | 12.82万円 |
江東区 | 9.36万円 | 14.28万円 | 18.23万円 |
北区 | 9.52万円 | 13.17万円 | 17.26万円 |
墨田区 | 10.07万円 | 12.28万円 | 22.83万円 |
杉並区 | 10.41万円 | 14.82万円 | 18.54万円 |
そのほかの区の相場はこちら
1LDK・2K・2DK | 2LDK・3K・3DK | 3LDK・4K・4DK | |
---|---|---|---|
大田区 | 10.45万円 | 13.32万円 | 17.63万円 |
中野区 | 11.62万円 | 15.38万円 | 17.60万円 |
豊島区 | 11.66万円 | 17.27万円 | 20.39万円 |
世田谷区 | 11.68万円 | 15.68万円 | 20.65万円 |
台東区 | 11.82万円 | 16.72万円 | 19.69万円 |
品川区 | 12.90万円 | 18.25万円 | 28.36万円 |
文京区 | 13.63万円 | 19.45万円 | 28.96万円 |
目黒区 | 14.26万円 | 23.03万円 | 46.56万円 |
新宿区 | 14.83万円 | 21.72万円 | 27.32万円 |
中央区 | 17.33万円 | 24.81万円 | 33.22万円 |
渋谷区 | 17.63万円 | 31.53万円 | 32.39万円 |
千代田区 | 18.96万円 | 25.80万円 | 93.17万円 |
港区 | 22.99万円 | 44.28万円 | 72.39万円 |
「公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会」が毎日更新している家賃相場:東京都(2022年7月6日更新)を参考に、1LDK~2DKの平均家賃相場が安い順にまとめました。
世帯収入が少ない家庭は、葛飾区や足立区、江戸川区や板橋区など相場が低いエリアでお部屋を探したほうが良いです。

間取りは「3DK」か「2LDK」がおすすめ
3DKは費用を抑えたいファミリー向け
DKの間取りは1980年代に主流でした。築年数が古い・畳のお部屋が多いなどで人気がない分、家賃が安めに設定されています。
探し方次第では、東京23区でも家賃10万円を切るお部屋が出てくるほどです。
2LDKは築年数や設備重視のファミリー向け
LDKは、1990年以降から現在にかけて主流です。築年数が浅い、最新設備が導入されているので、綺麗なお部屋に住みたい人むけです。
ただし、家賃がやや高めに設定されています。「駅徒歩15分以上、築年数指定なし」など、できる限り条件を緩和してお部屋の選択肢を増やしましょう。
子どもが生まれる際に必要になる費用
子どもが生まれる際に約75万~90万円必要
目安 | |
---|---|
妊婦健診費用(14回) | 約7~14万円 |
分娩・入院費用 | 約50.6万円 |
マタニティ・ベビー用品代 | 約10~15万円 |
出産祝いのお返し | 約5~10万円 |
子どもが生まれる際に必要になる費用は、約75万~90万円です。上記は、最低限必要になる費用目安をまとめたものです。
未熟児や帝王切開など、自然分娩以外の場合はさらに費用がかさみます。

出産費用だけで約505,759円必要
金額 | |
---|---|
入院料(6日間) | 約112,726円 |
室料差額 | 約16,580円 |
分娩料 | 約254,180円 |
新生児管理保育料 | 約50,621円 |
検査・薬剤料 | 約13,124円 |
処置・手当料 | 約14,563円 |
産科医療補償制度 | 約15,881 |
その他 | 約28,085円 |
妊婦合計負担額 | 約505,759円 |
国民健康保険中央会は公表する「出産費用の全国平均値(平成28年度)」によると、正常分娩分による出産費用は約50.6万円です。
健康保険の給付制度である「出産育児一時金」で一律42万円(補償制度の対象外は40.4万円)戻ってきます。
ただし、出産後に申請してから受け取るお金なので、1度立て替える必要があります。
2人から3人家族になった時の支出の差
2人家族 | 3人家族 | |
---|---|---|
食費 | 66,300円 | 77,500円 |
水道光熱費 | 19,100円 | 22,500円 |
家具・家事用品代 | 11,000円 | 11,900円 |
衣類・履物代 | 6,500円 | 8,800円 |
保険・医療費 | 14,900円 | 14,600円 |
交通・通信費 | 34,500円 | 41,100円 |
教育費 | 500円 | 11,400円 |
娯楽費 | 21,400円 | 24,300円 |
その他の支出 | 54,000円 | 53,400円 |
合計 | 約228,600円 | 約265,700円 |
※100円未満切り捨てで掲載しています
2021年度に総務省統計局が公表した「家計調査 世帯人員・世帯主の年齢階級別(表4)」を基に、2人家族と3人家族の家賃を除く生活費を比べてみたところ、月4万円ほど差が出ました。
主な違いは、食費・水道光熱費・衣類代・教育費です。ミルクや離乳食が増える、赤ちゃんは体温調整できないのでエアコンの稼働が増えるなどの理由です。
2人だと娯楽費が高めですが、子どもが生まれると娯楽費を抑えて教育費を確保する傾向にあります。そのため、大幅な違いはありません。

子どものために月40,000円は貯金すべき
学費が高額になるので貯金が無いとキツい
公立 | 私立 | |
---|---|---|
幼稚園 | 22万3,647円 | 52万7,916円 |
小学校 | 32万1,281円 | 159万8,691円 |
中学校 | 48万8,397円 | 140万6,433円 |
子どもの将来のために月4万円は貯金すべきです。1年で48万円、5年で240万円ほど貯蓄できます。
子どもが0歳の時から貯金したと仮定すると、小学校入学するまでに公立の小学校6年分の学費は何とか貯まります。
ただし、保育園や幼稚園の費用は別途用意が必要なので、月4万円の貯金は最低ラインです。できる限り多く貯蓄しておきましょう。
貯金するなら「自動積立」がおすすめ
子どものための貯金なら「自動積立」がおすすめです。貯金専用の口座を作っておけば、毎月決まった日に自動的に貯金してくれます。
直接口座から引かれるので、お金が足りない時に貯金分を使ってしまうリスクが減ります。
それでもお金を使ってしまいそうで怖い、少しでも上乗せが欲しいという人は「定期預金」を利用しましょう。一定期間引き落とせないないので、確実に貯金できます。

生命保険はお金に余裕があるなら加入しておくと良い
収入に余裕がある・保険料をきちんと確保できるという人は、将来のためにも任意の生命保険に加入しておくと良いです。
子ども向けの「医療保険」「学資保険」の加入がおすすめです。医療保険は、病気やケガの際に、医療費の一部として保険金が返ってきます。学資保険は、入学・卒業の節目や、契約満期の際にお金を受け取れます。

「わざわざ不動産屋に行くのが面倒…」
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そんな人はチャット不動産屋「イエプラ」がピッタリです。アプリやLINEでサクッとお部屋を探せます。
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