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二人暮らしの平均食費はいくら?支出目安や節約方法を大公開!

同棲食費のイラスト

二人暮らしの1ヶ月の平均食費はいくら?
夫婦共働きの食費はどう節約すればいい?

同棲や新婚で二人暮らしをする人は、せっかくならパートナーに美味しい物を食べてほしいので食事にこだわりますよね。

しかし、何も考えずに食材を買うと食費が跳ね上がってしまいます。もっと食費を削れないのか?という文句を受けることも…。

当記事では、統計局の家計調査のデータを基に、二人暮らしの1ヶ月の平均食費を解説します。理想の食費割合や、管理方法、食費の節約方法もあります。ぜひ参考にしてください。

監修 岩井 勇太
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士

日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。

二人暮らしの平均食費はいくら?【統計データ】

二人暮らしの1ヶ月の平均食費は約6.7万円

穀類(米・パン・麺類) 5,371円
魚介類 5,980円
肉類 6,058円
乳卵類 3,529円
野菜・海藻類 8,522円
果物 3,316円
油脂・調味料 3,389円
菓子類 5,416円
調理食品 10,396円
飲料 4,459円
酒類 3,462円
外食 7,675円
平均食費 67,573円

総務省統計局の「家計調査 2022年次 世帯人数別(表3-1)」によると、二人暮らしの1ヶ月の平均食費は67,573円です。

食材費の内訳は全体の約49%

2022年度の二人暮らしの食費割合の円グラフ

米・肉・野菜などの食材費は約3.3万円で、全体の49%を占めます。このことから、統計データの二人暮らしのほとんどが、自炊をしていることがわかります。

次に多いのが調理食品の15%です。冷凍食品や出来合いのお惣菜などが含まれます。出来合いのお惣菜の購入頻度を減らし、さらに自炊を心がけると10%ほどにまで削れます。

外食費は11%と少ない

外食費の平均は月7.6千円と少なく、全体の11%です。2人揃って月1回の外食に行くか、平日のお昼の半分ほどがワンコインランチで外食している程度の金額です。

二人暮らしするなら、外食は避けてお家で一緒にご飯を食べるようにした方が良いです。自炊を心がけるだけでも、食費の節約になります。

食費は世帯収入によっても変動する

200万円未満 52,569円
200~250万円 58,698円
250~300万円 61,679円
300~350万円 66,504円
350~400万円 69,892円
400~450万円 73,157円
450~500万円 74,711円

出典:二人以上世帯 年間収入階級別(表2-3)

年収が350万未満の世帯は、統計の平均よりも食費が少ないことがわかります。とくに年収300万円以下は、月の食費を6万円以下に抑えないといけません。

1人あたり3万円以下なので、1日3食自炊をし、お菓子やお酒などを我慢する必要があります。

一人暮らしの食費と比較すると2.8万円高い

一人暮らし 39,069円
二人暮らし 67,573円

参照:家計調査2022年度 単身世帯の支出(表番号1)

一人暮らしの食費と比較すると2.8万円(1.7倍)高くなります。ほぼ大人1人分の食費がそのまま加算されると考えたほうが良いです。

過去5年間の二人暮らしの平均食費一覧

2021年度 66,327円
2020年度 66,543円
2019年度 66,525円
2018年度 65,452円
2017年度 64,730円
5年間の平均 65,915円

出典:各年度 家計調査 世帯人数別(表番号3-1)

過去5年間の平均食費を比較したところ、2千円ほどしか変動が無くほぼ横ばいです。二人暮らしの食費の目安は月6.5万円と認識しましょう。

2023年4月に約9千品目の食品が値上がりした

2022年上半期から徐々に食品が値上がりしており、2023年4月は価格高騰ラッシュです。国内195社の約9千品目で値上がりしています。

また、鳥インフルエンザで鶏肉や卵の出荷量が減ったため、従来の1.5~2倍ほどの値段がついています。前年度より食費を月3~5千円プラスで確保したほうが良いです。

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自炊派と外食派の食費シミュレーション

自炊派の二人暮らしは食費約5万円まで抑えられる

【1日分】 平日 休日
400円 500円
400円 700円
700円 900円
1日分の合計 1,500円 2,100円
平日20日分 休日10日分
合計 30,000円 21,000円
自炊派の食事例はこちら
自炊派の平日の食事例
  • 朝:トースト、バナナ、コーヒー
  • 昼:白米、昨晩の残り、揚げ物を追加した弁当
  • 晩:白米、サラダ、豆腐ハンバーグ、味噌汁、
自炊派の休日の食事例
  • 朝:ホットサンド、コーヒー
  • 昼:クリームパスタ、野菜スープ
  • 晩:白米、野菜炒め、味噌汁、から揚げ

※弊社「家AGENT」社員のリアルな食生活例

自炊の場合、2人分のご飯をまとめて作るので食費をかなり抑えられます。晩御飯分を多めに作り、次の日のお弁当に使いまわすなどで節約可能です。

コスパの良い食材を使う、かさ増しを意識する、数日分まとめて作るを徹底すれば、二人暮らしで食費4万円以下に抑えることもできます。

外食派の二人暮らしは月10万円を超える

【1日分】 平日 休日
600円 600円
1,000円 1,600円
1,600円 3,000円
1日分の合計 3,200円 5,200円
平日20日分 休日10日分
合計 64,000円 52,000円
外食派の食事例はこちら
外食派の平日の食事例
  • 朝:コンビニの総菜パン、コーヒー
  • 昼:ワンコインランチのお店
  • 晩:調理品お惣菜2~3品、インスタント味噌汁
外食派の休日の食事例
  • 朝:コンビニの総菜パン、コーヒー
  • 昼:ファミレスランチ(1品+セット)
  • 晩:Uber Eatsで出前(1人1品)

※弊社「家AGENT」社員のリアルな食生活例

夫婦共働きで自炊する暇がないなどで外食メインの生活をするなら、食費は月10~15万円かかります。ファミレスや格安チェーン店で外食したとしても10万円は必要です。

外食派で食費を削るのは難しいので、少しでも自炊をしたほうが良いです。共働きで忙しいなら、レンジで出来る簡単料理がおすすめです。

二人暮らしの理想の食費割合【弊社FP解説】

理想の食費は「世帯手取りの15~20%」

15%の目安 20%の目安
合計手取り20万円 約30,000円 約40,000円
合計手取り25万円 約37,500円 約50,000円
合計手取り30万円 約45,000円 約60,000円
合計手取り35万円 約52,500円 約70,000円
合計手取り40万円 約60,000円 約80,000円
合計手取り45万円 約67,500円 約90,000円
合計手取り50万円 約75,000円 約100,000円

二人暮らしの理想の食費は「世帯手取りの15~20%」です。この目安を超えると、食費で支出が圧迫されてお金が足りなくなります。

総務省公表の平均食費が約6.6万円なので、世帯手取り35~45万円の家庭が目安になることがわかります。

岩井さんのアイコン 岩井
手取りで考える理由は、額面だと年金や税金が差し引かれてしまうからです。必ず、実際に使えるお金である「手取り」で計算してください。

理想の生活費割合(世帯手取り40万円の例)

支出割合 支出金額
家賃 約30% 約120,000円
食費 約15% 約60,000円
水道光熱費 約5% 約20,000円
日用品購入費 約3% 約12,000円
スマホ・ネット代 約5% 約20,000円
娯楽・交際費 約15% 約60,000円
被服・美容費 約7% 約28,000円
医療・保健 約5% 約20,000円
その他雑費 約5% 約20,000円
予備費・貯金 約10% 約40,000円
合計 - 約400,000円

現状の支出と、上記の表を照らし合わせてみてください。お金がかかりすぎている部分があれば、見直したほうが良いです。

とくに、世帯手取りが40万円未満の人は無駄遣いを減らしましょう。収入が少ない世帯ほど、お金のやりくりが難しくなるからです。

岩井さんのアイコン 岩井
生活費の大半が、家賃と食費です。この2つで、生活費の50%以内に収まるようにすれば、無理なく暮らせます。残りの50~55%で、光熱費やスマホ代、娯楽費などを考えましょう。

家賃さえ抑えれば食費にお金をかけられる

食費を削りすぎると健康にかかわります。そのため、毎月の固定費である家賃を抑えたほうが手っ取り早いです。

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FPや世帯持ちのスタッフが多く、人それぞれのライフスタイルに合った的確なアドバイスがもらえます。

予算が決まっている人は「総家賃〇万円以内の1LDKがいい」と伝えるだけで、業者専用のデータペースから理想のお部屋を探してくれます!

実際の二人暮らしの食費はどんな感じ?

Twitter上で二人暮らしのリアルな食費を調べてみたところ、ほぼ平均通りの人が多かったです。中には月10万円の人や、頑張って月3万円に削っている人もいます。

無理に節約を意識しないのであれば、毎月の食費は6~6.5万円ほど確保しておいた方が良いです。節約を意識する人は、まずは2人で月5万円以下になるように工夫してみましょう。

二人暮らしにおすすめの節約方法【買い物編】

  1. 事前に買うものをメモしていく
  2. コスパの良い食材を購入する
  3. セールや特売品を狙う
  4. 週に1~2回まとめ買いする
  5. お水はスーパーで貰えるRO水にする
  6. アプリやクレカのポイントを貯める

1.事前に買うものをメモしていく

購入するものをメモしていけば、余計なモノを買わずに済みます。安いから、セールだからといって買い足すと、余計な出費が増えます。

安い食材を見てから購入するものを決めたいという人は、人参やじゃがいもなどいろんな料理に使いまわせるものを優先しましょう。

2.コスパの良い食材を購入する

肉類 ・豚コマ切れ肉/100gあたり約130円
・鶏むね肉/100gあたり約70円
魚類 ・鮭の切り身/1パック100~200円
・鯖の切り身/1パック約300円
・秋刀魚/1匹あたり100~200円
野菜・豆製品 ・キャベツ/1玉あたり約200円
・もやし/1袋10~20円
・じゃがいも/1袋約200円
・豆腐/1パック20~30円
・納豆/3パックセット50~150円
果物類 ・オレンジ/1袋約200円
・リンゴ/1玉約100円
・バナナ/1袋約100円
麺類 ・パスタ麺/1袋100~200円
・そうめん/1袋100~200円
飲料 ・天然水/1本70円
・麦茶パック/1袋約150円

コスパの良い食材を選ぶことは、食費の節約に置いての基本です。もともとの価格設定が低いので、大量に購入しても安上がりです。

なお、野菜を購入するときは丸ごとがおすすめです。カット野菜は人件費がかかるため、値段が高めに設定されています。

3.セールや特売品を狙う

セールや特売品は、通常よりもお得に買えます。スーパーによっては、曜日固定で特売をおこなうことが多いです。事前に調べておきましょう。

全国のスーパーの特売情報を検索できるアプリがあるので、スマホに入れておくと便利です。

複数のお店を使い分けるのも手

近くにスーパーが複数あるなら、使い分けるのも良いです。A店は冷凍食品、B店は調味料類など、特売の品を狙いに行くのもアリです。

4.週に1~2回まとめ買いする

3~4日分ほどの食材をまとめて買うようにしてください。単純にスーパーに行く回数を減らした分、余計なモノを買ってしまう頻度を減らせます。

岩井さんのアイコン 岩井
買い物はできるだけ1人で行くと良いです。2人そろって行くと、つい余計なものを買ってしまう確率が高くなります。

5.お水はスーパーで貰えるRO水にする

スーパーでイオン水やRO水などを貰える場合は、利用しましょう。初回の容器代のみで、その後は水が無料で手に入ります。

スーパーにもよりますが、容器は2リットル入りで300~500円ほどです。毎日2リットルのペットボトルの水を買った場合1ヶ月で約3千円なので、かなりの節約になります。

6.アプリやクレカのポイントを貯める

ポイントカードアプリや、クレジットカード利用でポイントを貯めましょう。貯めたポイントで精算すれば、その分の費用が丸々浮きます。

ただし、ポイントを貯めようとして無駄なものを買ってしまうと本末転倒です。買いすぎないように注意してください。

二人暮らしにおすすめの節約方法【調理編】

  1. かさ増しできる食材でご飯を作る
  2. リメイクしやすい料理を作っておく
  3. 複数の料理で1つの食材を使いまわす
  4. 一度にたくさん作っておく
  5. 余った食材はカットして冷凍

1.かさ増しできる食材でご飯を作る

キャベツ・白菜・大根・モヤシ・豆腐・春雨など、ボリュームが多くかさ増ししやすい食材でご飯を作ると良いです。

例えば、カレーや麻婆豆腐に千切りキャベツを入れてボリュームを出したり、野菜炒めにモヤシを入れるだけでも量が増えます。

2.リメイクしやすい料理を作っておく

リメイク例
  • ポトフ→カレー・シチュー・ミネストローネ
  • ハンバーグ→ミートボール・ドリア・メンチカツ
  • から揚げ→鶏肉の甘酢あん・油淋鶏・親子丼
  • 肉そぼろ→チャーハン・肉じゃが・大根のそぼろ煮
  • カレー→カレーうどん・カレードリア・コロッケ
  • シチュー→グラタン・カルボナーラ・キッシュ

リメイクしやすい料理を作っておけば、味変更やアレンジで違う品が出来上がります。食品ロスを減らせるうえ、同じ料理ではなくなるので飽きづらいです。

リメイク料理は、調理時間を短縮できるメリットもあります。共働きで、料理する時間が取りにくい夫婦におすすめの節約方法です。

3.複数の料理で1つの食材を使いまわす

キャベツの使いまわし例
  • ・コールスローサラダ
  • ・とんぺい焼き
  • ・ホイコーロー
  • ・ポトフ
  • ・ロールキャベツ
  • ・キャベツの豚肉巻き
タマネギの使いまわし例
  • ・オニオンサラダ
  • ・オニオンスープ
  • ・新タマネギの丸ごと煮
  • ・輪切りタマネギのチーズソテー
  • ・ハンバーグ
  • ・野菜炒め

安くて大量購入した食材をメインにして、色々使いまわせる献立を考えると良いです。食材を余らせることなく、使いきれます。

4.一度にたくさん作っておく

1度にたくさん作っておけば、翌日のお弁当に使いまわせます。それでも余るなら、冷凍しておけばよいです。

岩井さんのアイコン 岩井
2人分のみで作ろうとすると、量の調整が難しく食材が余りがちです。食品ロスを減らすためにも、多めに作るようにしましょう。

5.余った食材はカットして冷凍

どうしても使いきれない、切れ端などが余ってしまった場合は、一口サイズにカットして冷凍しておくと良いです。

冷凍する際は、ジップロックなどに複数の野菜を入れてミックスにしておきましょう。ポトフやクラムチャウダー、コールスローなどのちょっとした1品が作れます。

二人暮らしにおすすめの節約方法【外食編】

  1. コンビニの利用を減らす
  2. 見切り品を積極的に選ぶ
  3. 外食は格安チェーン店を利用する
  4. 夜ごはんはお店ではなく家で食べる
  5. クーポンを利用する

1.コンビニの利用を減らす

コンビニは、ほとんどの品が定価です。スーパーと比べると、かなり割高なので利用回数を減らしましょう。コンビニを利用しないだけでも、月の食費が3千円ほど抑えられます。

2.見切り品を積極的に選ぶ

賞味期限間近の見切り品は、値引きシールが貼られています。1食数十円~半額ほどですが、食費を減らせます。

岩井さんのアイコン 岩井
スーパーのお惣菜系も、夕方以降に半額シールが貼られます。近所のスーパーが何時から割引になるのか、把握しておくと良いです。

3.外食は格安チェーン店を利用する

飲食店でご飯を食べる人は、格安のチェーン店を利用してください。例えば、うどんで有名な「丸亀製麺」は釜揚げうどん(並)が340円と安いです。特盛でも620円で済みます。

毎日同じものを食べたくない場合は、職場近くで500円のワンコインランチのお店がないか調べると良いです。3~4店舗ほどでローテーションすると飽きづらいです。

4.夜ごはんはお店ではなく家で食べる

夜ごはんはお店で外食すると、1人1,500円以上するところが多いです。お酒やデザートを頼む場合は、さらに食費がかさみます。

お店で食べるのはコスパが良いランチのみにし、夜はお弁当やスーパーのお惣菜を買って家で食べましょう。

5.クーポンを利用する

外食するときは、割引クーポンが使えるお店を選ぶとさらに節約できます。

お店独自のアプリや「スマートニュース」や「ホットペッパーグルメ」などのクーポンアプリを使うのがおすすめです。

二人暮らしで上手くいく3つの食費管理方法

  • ・あらかじめ1ヶ月の食費予算を決める
  • ・週ごとの食費を封筒などで小分けにする
  • ・家計簿アプリを利用して見える化

あらかじめ1ヶ月の食費予算を決める

あらかじめ1ヶ月分の食費額を決めておき、財布を分けておきましょう。給料日、もしくは1日月初に専用のお財布に食費を避けてください。

使っていい金額が明確になることで、無駄遣いを防げます。

週ごとの食費を封筒などで小分けにする

さらに細かく食費を管理したい人は、1週間ごとに使って良いお金を分けましょう。封筒やジップロックに入れておけば、いくらでやりくりしなければいけないか明確になります。

なお、余ったおつりは月末ギリギリまで使わないようにしてください。余裕があるからと使ってしまうと、気が緩んでほかの週のお金に手を付けてしまうリスクがあります。

岩井さんのアイコン 岩井
月末や給料日前日を「ご褒美デー」とし、余った食費をまとめて使い切るのも良いです。使っていい日が決まっていれば、それ以外の日で無駄遣いを防げます。

家計簿アプリを利用して見える化

食費を管理したい、節約したいという人は「家計簿」が必須です。毎回記帳するのが面倒なので、レシートを撮るだけで管理できる家計簿アプリがおすすめです。

自動でレシートの数字を読み込んで記帳してくれます。携帯があればいつでも数字が見れるので、空き時間に支出の整理ができます。

食費だけでなく生活費全体も見直したほうが良い

金額
食費 67,573円
水道光熱費 22,037円
家具・家事用品代 10,840円
衣類・履物代 6,820円
保険・医療費 14,895円
交通・通信費 34,348円
教育費 413円
娯楽費 23,118円
その他の支出 55,981円
合計 236,024円

出典:家計調査 2022年次 世帯人数別(表3-1)

上記は、2022年度の二人暮らしの平均生活費です。統計データだと家賃は1.9万円で、持ち家や親族からの借家を含むため上記の表から抜いています。

毎月の支出を抑えるなら「家賃」「水道光熱費」「通信費」「娯楽費」「生命保険」の5項目の費用は見直したほうが良いです。

家賃はできるだけ安いお部屋を選ぶと良い

  • ・家賃相場が低いエリアを選ぶ
  • ・駅徒歩と築年数は妥協する
  • ・更新料や保険料が安い物件を選ぶ

家賃を節約する1番手っ取り早い方法は、相場が低いエリアを選ぶことです。家賃相場が低ければ、安いお部屋が見つかりやすくなります。

条件は、駅歩15分以内・築年数指定なしまで緩和ましょう。通常より10~15%ほど費用を抑えられます。

二人暮らし向けの間取り相場【3大都市】

地域 1K・1DK 1LDK~ 2LDK~
東京 約77,000円 約118,000円 約189,000円
名古屋 約41,000円 約63,000円 約75,000円
大阪 約53,000円 約71,000円 約93,000円

以下は、二人暮らし向けの家賃相場です。「公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会」が毎日更新している家賃相場(2023年4月5日時点)を参考にしています。

住む場所や間取りによって、家賃帯がかなり変動します。少しでも支出を抑えたい人は、都心部を避けたほうが良いです。

水道光熱費は日ごろの細かい節約が大事

  • ・エアコンの温度は一定にする
  • ・タップ式のコンセントで待機電力を抑える
  • ・お湯の温度は40度以内にする
  • ・節水シャワーヘッドを取り付ける
  • ・お風呂の追い炊きを頻繁に使わない

水道光熱費は、日々の細かな節約が重要です。エアコンの温度を「夏は26℃、冬は20℃」ほどに固定し、長期間つけっぱなしにするだけで年間1.5万円も節約できます。

家電は使ってなくても待機電力が消費されます。平日の昼間と寝ている間だけでも、タップ式のコンセントのオフを心がけましょう。

岩井さんのアイコン 岩井
地域電力会社を契約している世帯は、新電力会社に切り替えるのも良いです。電気をよく使うなら、基本料0円の会社がおすすめです。

ガス代はお部屋探しの段階で気を付けるべき

プロパンガス 都市ガス
1㎥あたりの料金 504円 314円
20㎥使用した場合 10,080円 6,280円
基本料金 1,574円 950円
月額合計 11,654円 7,230円

二人暮らしの平均ガス使用量を基に、プロパンガスと都市ガスの料金をまとめました。結果、半額近く費用が変わります。

都市ガスは、公共料金なので基本料が安く、急な値上がりがありません。プロパンガスは、各会社が自由に価格を設定できるので、市場によって高騰しやすいです。

通信費は契約中のプランを見直すべき

通信費は、現在契約中のプランを見直すだけでも、1台2千円ほど抑えられます。スマホとネット回線をセットにすると、1~2千円の割引が入るケースも多いです。

さらに抑えたい人は、格安SIMがおすすめです。1台で月3~4千円ほどです。

娯楽費は無駄遣いを徹底的に省く

  • ・お金をかけないデートプランを組む
  • ・お家で楽しめる休日プランを考える
  • ・記念日以外は高級店を予約しない
  • ・少しでも悩んだものは買わない

記念日以外は無駄遣いをせず、お家やお金をかけないデートを楽しみましょう。自宅で映画鑑賞をしたり、無料動物園やウインドーショッピングなどがおすすめです。

また、なにかを購入する際は、本当に欲しい物だけに絞ると良いです。少しでも迷うものは購入しないようにしてください。

生命保険はFPを挟んで見直すと良い

生命保険は、複数の会社の保険をまとめて取り扱うファイナンシャル・プランナーに相談すると無駄が明確になります。ほとんどの場合は、相談は無料です。

生命保険は、掛け金の安さではなく「返戻率」を見てください。返戻率が100%未満だと、元割れをするので損をします。

保険会社自体を変更するなら、都民共済や県民共済など、営利目的としていない掛け捨て金額が安いものがおすすめです。

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二人暮らしの食費に関するよくある質問

夫婦共働きの1ヶ月の食費はいくら?

夫婦共働きでも1ヶ月の平均食費は6.7万円です。

共働きと片働きで食費の差は基本的にはなく、自炊か外食かで支出が変わってくるからです。共働きでも自炊をメインにすれば、食費を抑えられます。

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二人暮らしで食費3万円は可能?

節約を徹底すれば二人暮らしでも食費3万円に収まります。

ただし、家計管理をする人はとても苦労をします。徹底的に無駄を省き、安さとボリュームを重視して献立を作らなくてはいけません。

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二人暮らしで食費2万円にできる?

現実的に考えて、二人暮らしで食費2万円はやめた方が良いです。

一人暮らしでも食費2万円以下に抑えることは厳しいです。健康的な生活を送れず、医療費などで出費が増えるリスクがあります。

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二人暮らしで食費10万円は高すぎる?

二人暮らしで食費10万円は高すぎます。外食か買い食いが多いので、支出の見直しをした方が良いです。

まずは食費8万円に抑えるところを目指しましょう。次は食費6.5万円を目標にし、統計データの平均に近づけられるようにしてください。

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同棲カップルの平均食費はいくら?

同棲カップルの平均食費は約5.8万円です。将来の貯金のために支出を抑えようとする人が多いので、統計データよりも低めです。

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家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。

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