同棲解消したい！スムーズに引っ越す手順や相手への伝え方を解説

記事の監修：阿部ネット不動産「イエプラ」所属

同棲に関する知識

最終更新：2023年2月1日

「同棲解消したい！手順はどうなる？」
「円満に別れられる相手への伝え方は？」

同棲解消するときは、トラブルなく引っ越したいものです。スムーズに別れられれば、お互い気持ちよく再出発できます。

しかし、同棲期間が長いほど精神的に苦労します。別れ話を切り出すタイミングを掴めず、なかなか別れられないケースも…。

そこで当記事では、スムーズに同棲解消するための手順を解説します。最適なタイミングや上手な伝え方もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

監修藤本　千里
不動産屋「家AGENT」
池袋店営業スタッフ

池袋にある仲介不動産屋「家AGENT」で勤務する営業スタッフ。女性視点できめ細やかな接客をしてくれます。同棲に関する悩みや地域の住みやすさについてのアドバイスに定評があります。

スムーズに同棲を解消する5つの手順

同棲の解消で失敗しないための手順を紹介します。円満に同棲の解消ができるように、紹介する内容を踏まえて実践してみてください。以下に、同棲解消の手順をまとめました。

①引っ越しの資金を貯める
②相手に意志を伝える
③新しいお部屋を探す
④引っ越すまでの生活費はどうするか決める
⑤お互いの荷物や家具家電について決める

①引っ越しの資金を貯める

相手に同棲を解消したい意志を伝える前に、まずは資金を貯めましょう。新しいお部屋の契約にかかる初期費用、引っ越し費用、家具家電の購入費など、新しく生活を始めるための資金を貯めなければなりません。

お部屋の家賃や引っ越し先までの移動距離、現在使っている家具家電をどちらが持つのかによって費用の目安は変わってきます。検討している家賃の最低半年分くらい貯めておくと、引っ越しした後の生活が苦しくありません。

以下に、新しく生活を始めるためにかかる費用の目安を、家賃ごとにまとめてみました。費用は、お部屋の契約にかかる初期費用、引っ越し費用、家具家電の購入費の合計です。

住む部屋の家賃	かかる初期費用
5万円	約52万円～53万円
6万円	約56万円～57万円
7万円	約61万円～62万円
8万円	約65万円～66万円
9万円	約70万円～71万円
10万円	約74万円～75万円
12万円	約83万円～84万円
15万円	約97万円～98万円

一人暮らしを始めるための費用の詳しい解説はこちら

②相手に意志を伝える

新しい生活を始めるための資金を貯めたら、別れて同棲を解消したいことを相手に伝えましょう。お互いに別れたい気持ちがある場合は、話し合いがテンポよく進みます。ただ、自分だけが同棲を解消したいと思っている場合は、感情的にならず落ち着いて話し合う必要があります。

家よりもレストランやカフェなどで話し合ったほうが、周りに人がいるので感情的になりにくいです。個室や壁が隔ててある席を選ぶと、あまり人の目が気になりません。

③新しいお部屋を探す

スマホで部屋を探す女性のイラスト
相手に気持ちを伝えて、同棲の解消に納得してもらえたら、自分が生活していく新しいお部屋を探しましょう。ただ、別れ話しをしてから一緒の空間で生活するのは、一定期間だとしてもツラいと感じる人が多いと思います。

お部屋を探してる間、一時的に住ませてくれる場所を探しましょう。実家が近い場合は親に説明して、新しいお部屋が見つかるまで住ませてほしいと頼みましょう。実家が遠ければ友人に頼んでみましょう。住む期間をあらかじめ提示しておくと、了承を得やすいです。

お金に余裕がある場合は、マンスリーマンションやウィークリーマンションなどを利用するのもアリです。

新しいお部屋を探す際は、相手とばったり会ってしまうような場所は避けましょう。同棲していた場所の近くやデートで行った場所などは避けるべきです。憧れの街に住んで、新しい生活のために気持ちを切り替えるのがおすすめです。

④引っ越すまでの生活費はどうするか決める

同棲解消が決まって引っ越しするまでの間、家賃や水道光熱費の支払いをどうするのか決めましょう。しっかり話し合っておかないと、引っ越し直前に無駄なトラブルが発生する可能性があります。

また、退去時にかかるお部屋の修繕費や、返還される敷金はどうするのかについても決めておく必要があります。

⑤荷物や家具家電について話し合う

二人で購入した荷物や家具家電は処分するのか、どちらかが引き取るのかを話し合って決めましょう。家具家電の処分にはお金がかかるので、どちらかの新居に持っていくのをおすすめします。個人で持ち寄った物は、お互い自分で引き取りましょう。

検索で見つからないお部屋を探せる不動産屋

「イエプラ」は
検索で見つからない
お部屋を探します

イエプラの特徴

検索で見つからないお部屋探します
仲介手数料基本0円
上場企業が運営で安心

イエプラの公式サイトはこちら

同棲解消は体調が優れているタイミングで

悩むカップル２
同棲を解消して引っ越すには意外と体力を使いますし、今までの生活環境からガラリと変わることになるので、できるだけ体調が優れているタイミングで解消するべきです。

体調を崩しているタイミングで解消してしまうと、心身ともに大きな負担をかけてしまい、さらに深刻な状態になってしまう恐れがあります。

また、大がかりな引っ越しをせず実家に帰る場合を除いて、できれば春か秋のどちらかに解消したほうが良いです。不動産屋に行ったり引っ越しに立ち会ったりなど、外出する機会が非常に多くなるため、暑い時期、寒い時期はかなり体力を消耗します。

ちなみに、同棲相手に解消したいと伝えるのは、相手の休日の前日がおすすめです。相手が冷静に気持ちを整理しやすいためです。

後腐れなく解消するための伝え方テクニック

悩むカップル
解消を伝える際に意識すると良いことは、以下の2つです。

①言葉を選んで思っていることを話す
②同棲に未練が無いことを強調する

①言葉を選んで思っていることを話す

「関係に飽きてしまった」と思っているなら「1人になりたい」といったように、思っていることをそのまま伝えるのではなく、できるだけ相手を傷つけない言い方で伝えましょう。

どんな原因で同棲を解消したいと思ったとしても「悪いのは相手ではなく自分だ」という態度で話すべきです。責めるような話し方をしてしまうと、相手が逆上して、トラブルに発展してしまう可能性があります。

②同棲に未練が無いことを強調する

相手が同棲を解消したがっていないなら「もしかしたらまだ解消せずに済むかもしれない」と思って、しつこく解消を止めるかもしれません。

解消を伝える際は、絶対に同棲を続ける気が無いことを強調して伝えましょう。相手のツラそうな顔を見るとかわいそうになって決意が揺らぐことがあるかもしれませんが、情に流されるベきではありません。

おすすめ人気記事

スーモやホームズにない物件を探す裏ワザ！

記事を読む ▶

不動産屋の悪質な広告「おとり物件」が少ないサイト3選！

記事を読む ▶

みんなはどんな理由で同棲解消してる？

同棲を解消したカップルはどんな理由で解消したのか、実際の体験談で紹介します。

①マンネリ化してしまったから
②生活リズムが違いすぎたから
③相手との将来が見えなくなったから
④お金にルーズでトラブルになったから
⑤家事の負担が偏りすぎたから
⑥1人になれずリラックスできないから
⑦食の好みが違いすぎたから
⑧相手が結婚を真剣に考えてくれないから

①マンネリ化してしまったから

一緒にいたい相手なのかわからなくなった

同棲を始めた頃は、いつでも一緒にいられることがうれしい気持ちしかありませんでした。ただ、毎日会えることで、一緒にいることが当たり前になって、新しい刺激がなくなってしまいました。お互いなんとかしようと行動することもなかったので、本当に一緒にいたい相手なのかわからなくなり、約1年で同棲を解消しました。

生活が作業のように感じた

毎日同じことの繰り返しになってしまい、同棲の解消を切り出す直前は生活が作業のように感じていました。新しい刺激がないとマンネリ化すると友人から聞いていましたが、相手の顔を見るのが嫌になるとは思ってませんでした。

②生活リズムが違いすぎたから

同棲している意味がわからなくなった

お互いの生活リズムが違うことは、最初からわかっていましたが、少しでも一緒にいられる時間を作れるように同棲を始めました。ただ、お互い忙しいこともあって、なかなか時間を合わせることができませんでした。同棲している意味がわからなくなり、私からやめようと切り出しました。

2人の時間を作らなくなった

同棲する前は、少し厳しくても時間を作って会っていました。同棲すればもっと一緒にいられると思っていたけど、逆に無理して時間を作らなくなってしまいました。仕事の関係でまったく時間が合わない日が増えて、同棲している感じがしませんでした。半年しか続きませんでしたね。

③相手との将来が見えなくなったから

無言のカップルのイラスト

相手の気持ちが分からなくなった

この人とずっと一緒にいるのだろうと思っていたので同棲を始めました。ただ、生活していく中で、彼が思っている将来に私がいるのか不安に感じてしまいました。3年間同棲を続けて、結婚を感じさせるような素振りもなく、こっちからアクションを起こしても、反応がいまいちでした。だらだら同棲が続くのは嫌だったので、気持ちを伝えて同棲解消しました。

嫌な部分が気になって将来を想像できなかった

一緒に暮らし始めて、今までは気付くことがなかった相手の嫌な部分がたくさんありました。見ているだけでストレスを感じ、将来一緒にいる想像ができなくなりました。なるべく円満に終わらせたかったので、相手の嫌なところは指摘せずに話しました。

④お金にルーズでトラブルになったから

貸したお金を返す気がないと感じた

家賃や光熱費などは折半で、自分の趣味とかに使うお金はお互いで分けていました。ただ、彼は少しお金の使い方が荒く、何回かお金を貸すことがありました。最初は返すと約束した日より少し遅れたけど返してくれました。でも、最後に貸したお金はいつまで経っても返ってくる気配はなく、催促すると不機嫌になりました。ここまでだらしない人だとは思ってなかったので、同棲を解消して連絡も一切とっていません。お金は諦めました。

お金の管理ができない人だった

生活費を完全折半で同棲していました。ただ、彼がギャンブルにハマってしまい、生活費の分まで使ってしまうようになりました。私が家賃など全部負担するようになり、このままでは損しかしないと思って同棲をやめたいと話しました。