「リロケーションとはどんな意味?」
「借りるときの注意点はある?」
せっかく引っ越すなら、安くて質の良い物件が良いですよね。リロケーションハウスなら、希望通りの物件が多く見つかります。
しかし、リロケーションハウスのデメリットも知っておくべきです。良い物件に引っ越しても、数年で出なければいけないことも…。
そこで当記事では、リロケーションハウスを借りるメリット・デメリットを解説します。向いている人の特徴もまとめたので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
リロケーションとは?
リロケーションとは、分譲マンションなどのお部屋を買った家主が、単身赴任などで一時的に留守にしている間、そのお部屋を賃貸するサービスのことです。
リロケーション賃貸の契約期間は、短くて半年~数年くらいが一般的です。
家主がお部屋に帰ってくるまでの契約期間中は、更新料なしで住み続けられます。ただ、契約期間満了で家主が帰って来たら、退居しないといけません。
お部屋を貸す家主は、留守にしている間に家賃収入が得られます。また、空き家にするより、借主が住むことによってお部屋の管理をしてもらえるメリットがあります。
リロケーション物件は定期借家契約
定期借家契約とは、物件の契約期間が満了を迎えたら、期間の更新をせずに借主との契約を終了できる制度のことです。
定期借家は基本的に再契約はできませんが、家主と借主で合意した場合のみ可能です。
2000年に定期借家の制度が導入されるまでは、リロケーション物件は一般的ではありませんでした。契約期間を過ぎても、借主を強制退居させることができなかったからです。
導入後は、借主は契約期間満了後に退去拒否ができなくなったため、家主側も貸しやすくなり、リロケーション物件は増加しました。
リロケーション物件は退去時にトラブルになりやすい
リロケーション物件は、入居している間についた傷や汚れを、入居者と家主のどちらが補修費用を負担するかで、退去時にトラブルになるケースが多いです。
リロケーション物件に住む場合、家主が帰って来るまでの入居期間でついた傷や汚れを補修する費用についてなど、家主と借主で契約をしっかり確認してしておくべきです。
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リロケーション物件を借りる3つのメリット
リロケーション物件を借りるときのメリットは以下です。
②相場より家賃が安い
③更新料がない
①グレードの高いお部屋に住める
リロケーション物件は、家主が購入した分譲マンションなどのお部屋がメインです。そのため、普通の賃貸物件より造りがしっかりしていて、物件の設備が優れていることが多いです。
例えば、防音性や耐震性が高かったり、オートロックや宅配ボックス、システムキッチンや浴室乾燥などの設備が充実していることが多いです。
②相場より家賃が安い
リロケーション物件は、家賃が相場よりも1~2割安くして募集していることが多いです。限定された期間で契約が終了してしまうので、家主が入居者を見つけるために設定金額を低くしていることが普通です。
③更新料がない
定期借家契約は、決められた契約期間しか住むことができないので、更新手続きがなく、更新料もかかりません。
リロケーション物件を借りる4つのデメリット
デメリットは以下です。借りるときにはしっかり確認をしておきましょう。
②基本的に途中解約ができない
④入居審査が厳しい
④家主の私物が置かれている場合がある
①契約の更新ができない
リロケーション物件は、定期借家契約なので更新はできません。つまり、借主がお部屋を気に入って入居期間の延長を希望しても、契約期間満了になれば退居しないといけません。
②基本的に途中解約ができない
原則、家主と借主ともに途中解約はできません。ただ、借主にやむを得ない理由がある場合は途中解約ができますが、違約金が発生することがあります。
途中解約の可否については、家主と借主で交わす契約内容によって異なります。ケースバイケースなので、契約内容は詳細なところまで家主としっかり確認しましょう。
④入居審査が厳しい
家主にとっては自分が購入して、また帰って来るお部屋を他人に貸すわけなので、入居審査は厳しめです。
例えば、お部屋を綺麗に扱うか、トラブルを起こさないか、禁煙、ペット不可などの条件があることが多いです。その分、普通の賃貸物件と比べて入居者の質は高いです。
④家主の私物が置かれている場合がある
リロケーション物件を借りたときに、家主が使っている家具や設備などが置かれている場合があります。基本的に借主も使用して良いですが、家主の所有物なので勝手に処分してはいけません。
リロケーション物件に向いている人の特徴
②事情により短期契約したい
③将来的に物件を買いたいと考えている
①グレードの高いお部屋に住んでみたい
リロケーション物件は、普通の賃貸物件と比べてお部屋のグレードが高いので、お金に余裕があって設備にこだわる人にはおすすめです。
②事情により短期契約したい
単身赴任先で住むお部屋は、グレードが高いほうが良い人や、新しい家を建築中で、家族全員が住める仮住まいを探している人に、リロケーション物件はおすすめです。
③将来的に物件を買いたいと考えている
マイホームの購入予定があるファミリーなどにも向いています。マイホームを購入する前に、リロケーション物件で住み心地を知ることができるからです。
マイホームは一生の買い物になるので、実際に住んでみてた経験を活かして慎重に選ぶことができます。
リロケーション物件を探すコツ
リロケーション物件は、お部屋情報に記載がなく「定期借家」としか書かれていないことが多いので、不動産屋に聞くのが1番早いです。
不動産屋は、お部屋選びに関してのプロなので、要望を聞いたうえでどこに住めば良いのかアドバイスしてくれます。
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さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。