「賃貸の消毒とは何してる?」
「ゴキブリにも効果があるの?」
賃貸の初期費用で「消毒料」や「室内消毒抗菌代」という費用を見かけたことがある人は多いです。
しかし、実際の消毒って何してるのかわからない、本当に必要なの?と疑問に思いますよね…。
そこで当記事では、賃貸の消毒について詳しく解説しています。いらないときの断り方も紹介するのでぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
賃貸の消毒とは何してる?
害虫駆除をおこなっている
賃貸の消毒とは、ゴキブリやダニなどの害虫、ネズミなどの害獣を駆除するためにおこなわれるものです。予防効果も期待できるため、入居後に虫を見かける確率を減らせます。
作業内容としては、噴霧機を使って虫の侵入口や発生源に薬剤(消毒液)を散布し、物件に住みついた害虫を駆除します。薬剤は人体や動物には安全なものが使用されます。
消毒料金は1~1.5万円が一般的
消毒料金は不動産屋や物件によって異なりますが、1~1.5万円が一般的です。
中には6ヶ月~1年間の保証が付くケースもあります。万が一、入居後にゴキブリを見かけた場合に無償で再施工や害虫防止の相談に無料で応じてくれます。
保証が付くかどうかは不動産屋にあらかじめ確認しておくと安心です。
消毒とクリーニングの違い
目的 | |
---|---|
消毒 | 害虫駆除/害虫予防/殺菌/抗菌 |
クリーニング | エアコンクリーニング/水回り・窓ガラス周辺の清掃/床のワックスがけなど |
消毒料は別に、初期費用として「クリーニング料」が請求されることがあります。消毒は害虫駆除、クリーニングは室内や設備の清掃が目的のため費用の使い道が違います。
クリーニング料は間取りや専有面積によって異なりますが、一人暮らし向けのワンルーム・1Kなら3~4万円が相場です。
賃貸の消毒は必須なの?
入居条件にあれば基本的に必須です。契約書の条件面に書いてあるので確認してみましょう。オプション扱いなら交渉次第ではずせます。
消毒料が必要ない物件を探すなら、不動産屋に相談するのがおすすめです。当サイト運営の「イエプラ」なら、チャットやLINEで気軽に相談できます。
文章でのやり取りが基本なので、対面では遠慮しがちなことも言いやすいです。忙しくて不動産屋に行く暇がない人も使ってみてください!
賃貸の消毒がいらないときの断り方
- ・消毒が任意かどうか確認する
- ・ストレートに不要と伝える
- ・国土交通省のガイドラインをもとに交渉
- ・アレルギーや肌が弱いと伝える
消毒が任意かどうか確認する
まずは消毒が任意なのか、入居条件になっているのか不動産屋に確認してみましょう。任意であれば交渉ではずせる可能性が高いです。
ただし、繁忙期で入居希望者が多い場合は断られることもあります。交渉せずとも契約してくれる顧客が優先されやすいからです。
ストレートに不要と伝える
「消毒は不要なのではずしてもらえませんか?」とストレートに伝えるのもありです。任意であれば、はずしてくれる不動産屋がほとんどです。
国土交通省のガイドラインをもとに交渉
消毒は日常の清掃と異なり、賃借人の管理の範囲を超えているので、賃貸人負担とすることが妥当と考えられる。
引用:国土交通省 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、消毒は貸主負担が妥当と記載されているため断る理由に使えます。
しかし、ガイドラインは「法律」ではないので法的な強制力はありません。入居条件に組み込まれている場合、消毒しないと契約できないケースがほとんどです。
アレルギーや肌が弱いと伝える
「化学物質でアレルギーがある」「肌が弱い」と伝えるのも断り方としては有効です。
ただし、賃貸の消毒で使う薬剤は「人が生活する」いうことを前提に作られています。人体や動物、植物にも安全なケースがほとんどであることは覚えておきましょう。
賃貸の消毒を断るタイミング
申し込み前がベスト
消毒を断るなら申し込み前がベストです。申し込み後だと「内容に納得している」と判断されるため、トラブルになりやすいです。
申し込みの段階で揉めてしまうと、管理会社や大家さんからの印象が悪くなり、審査に影響が出る可能性があります。
断るときは言い方に注意するべき
断るときは丁寧な言葉遣いにしましょう。高圧的な態度ではなく「はずしてもらえませんか?」のようにお願いベースで言うと角が立ちません。
また、言った・言わないのトラブルを防止するために口頭だけでなく、メールや書面でやり取りを残しておくと安心です。
消毒料以外を交渉するのもおすすめ
消毒料がはずせなくても、その他の費用なら交渉できるかもしれません。消毒料にこだわりすぎないほうが良いです。
例えば一定期間の家賃が無料になる「フリーレント」を付けてもらう、入居日を調整して日割り家賃をなくすなどです。
場合によっては消毒料をなくすよりもお得になります。まずは予算を不動産屋に伝えて、安くなるように協力してもらいましょう。
賃貸の消毒に関するよくある質問
賃貸の消毒の臭いはどうしたらいい?
入居直後はこまめな換気をすれば自然と消えるので安心してください。長期間消えない場合は、管理会社または大家さんに相談してみましょう。
バルサンを焚いても大丈夫?
賃貸でバルサンを炊いても大丈夫です。荷物を運び入れる前の使用がおすすめです。
自分で業者を呼んで消毒はあり?
入居後に自分で業者を呼ぶ場合、あらかじめ管理会社や大家さんに相談することをおすすめします。
消毒料以外でかかる賃貸の初期費用
項目 | 費用の相場 |
---|---|
敷金 | 家賃0~2ヶ月分 |
礼金 | 家賃0~2ヶ月分 |
保証金 | 家賃3~6ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分+税 |
前家賃(翌月家賃) | 家賃1ヶ月分 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 |
火災保険料 | 8,000~15,000円 |
保証会社利用料 | 家賃0.5~1ヶ月分 |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 |
その他オプションサービス | 不動産屋によって変動 |
賃貸契約は消毒料の他にも様々な費用がかかります。一般的には家賃4.5~5ヶ月分の費用が相場です。
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