「転職と引っ越しはどちらが先?」
「お部屋探しはいつ始めると良い?」
転職がきっかけで引っ越す人は多いです。仕事も住む場所も変わるので、新しい環境に胸が高鳴りますよね。
しかし、引っ越すタイミングは要注意です。内定先がない状況だと審査に通りにくく、なかなかお部屋が決まりません。
そこで当記事では、転職がきっかけでお部屋探しを始めるタイミングを解説します。引っ越すまでの流れや必要な費用目安もまとめたので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
転職に伴う引っ越しは内定後がベスト
転職に伴う引っ越しは内定後がベストです。内定よりも前に引っ越してしまうと、思わぬ事態により、通勤に支障が出る可能性があります。
内定前だと面接を受けた企業に就ける確証が持てません。仮に内定をもらえても、希望通りの勤務地になる保証がありません。
また、内定が出た企業の福利厚生により、引っ越し手当や住宅手当がもらえることがあります。企業の福利厚生を利用すれば、引っ越し費用を抑えられます。
お部屋探しは最終面接の前後に始めると丁度良い
転職に合わせて引っ越ししたい人は最終面接の前後からお部屋探しを開始すれば丁度良いです。
最終面接の前後からお部屋探しを開始していれば、内定をもらえない場合はすぐにお部屋探しを中止できます。
また、ある程度気になるお部屋の目星をつけておけば、内定をもらった後すぐに、お部屋の内見・入居審査・契約とスムーズに動けます。
お部屋探しから契約までは最短で2週間ほどなので、入居日に合わせて企業への入社日も調整できる可能性があります。
内定後から引っ越しするまでの流れ
内定をもらってから新居に引っ越しするまでの流れを紹介します。
ちなみに、住んでいるお部屋の退去連絡は退去日から1ヶ月前までにしなければなりません。
転職活動の途中で退去日が決まってない場合でも、1度不動産屋に連絡し「○月末頃に退去予定です。日程が確定次第、またご連絡します」と伝えてください。
①企業の福利厚生や入社日を確認する
内定をもらったら、企業に福利厚生や入社日を確認してください。
企業によっては、会社から3駅以内や3km圏内に引っ越しした場合、その引っ越し費用と家賃を一部補助してくれる制度があります。
また、内定後に入社日を決定する企業が多いため、内定承諾書や承諾メールに「御社近くに引っ越しするため、○日以降の入社日でお願いできませんか?」と、入社日を相談できます。
②通勤時間や経路を考えて住むエリアを絞る
通勤時間や経路を考えて、住むエリアを絞りましょう。家賃補助などの福利厚生がある場合は、かならず適応範囲内でお部屋を探すべきです。
通勤するなら、乗り換え1回以内、通勤時間40分以内に収めると、毎日の通勤ストレスが軽減されます。
また、駅や路線によっては、満員電車で窮屈になる可能性があるので、通勤経路での乗車率も考慮したほうが良いです。
③不動産屋で内見・申し込み・契約をする
住みたいエリアをある程度まで絞れたら、不動産屋に行って気になるお部屋の内見をします。入居したい物件を決めたら申し込みを出して審査結果を待ちます。
入居申込時には内定通知書を提出しましょう。仮に入社するまで無職の人であっても、内定通知書があれば正社員とみなされるので、入居審査に通りやすくなります。
入居審査には3~10日ほどかかるのが一般的です。審査に通ったという連絡があったら再び不動産屋に行き、賃貸契約を結びます。
入居日は、スケジュールに余裕を持てる日にちに設定しましょう。引っ越しには体力を使うので、入社日とタイミングがかぶってしまうと仕事に支障をきたす恐れがあります。
④引っ越し日までにライフラインの手続きなどをする
電気・ガス・水道・インターネットといったライフラインの手続きは、引っ越し日までに済ませておくべきです。
旧居の契約を解約するだけでなく、入居先でも新たに利用できるように手配しておきます。
電話やウェブサイトで手続きできるものがほとんどですが、新居のガスの開栓だけは立ち合いが必要な場合があります。立会日の調整もしておきましょう。
ライフラインの手続きをしておかないと、引っ越し作業中に電気がつかないなど不便が生じます。
また、早めに役所に行って転出・転入届を出しましょう。ほとんどの役所は平日しか手続きできないうえ、転入届は引越し後2週間以内に提出しなければいけません。
転職時の引っ越しにかかる費用
転職に伴う引っ越しにかかる費用の目安を紹介します。
初期費用は家賃の4.5~5ヶ月分
一人暮らしの初期費用は、敷金・礼金や仲介手数料などを合計して、家賃4.5~5ヶ月分の金額が必要です。ただし、お部屋によっては礼金や仲介手数料がないこともあります。
各費用の目安になる相場をまとめましたので、参考にしてください。
敷金 | 家賃1ヶ月分 |
---|---|
礼金 | 家賃1ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分+税 |
保証会社利用料 | 家賃0.5~1ヶ月分 |
火災保険料 | 約15,000円 |
鍵交換費用 | 約15,000円 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 |
家賃ごとに、家賃4.5~5ヶ月分の金額だといくらになるのかをまとめました。以下を参考にしてください。
家賃5.5万円 | 約24.7~27.5万円 |
---|---|
家賃6万円 | 約27~30万円 |
家賃6.5万円 | 約29.2~32.5万円 |
家賃7万円 | 約31.5~35万円 |
家賃7.5万円 | 約33.5~37.5万円 |
家賃8万円 | 約36.5~40万円 |
引っ越し費用は約7~9万円あれば充分
引っ越しにかかる費用は、時期や距離によって違いますが7~9万円あれば足ります。
引っ越す人が多い繁忙期と、少ない閑散期で、移動距離別の目安金額をまとめました。
1月~4月 (繁忙期) |
5月~12月 (閑散期) |
|
---|---|---|
500km未満 | 約80,000円 | 約65,000円 |
500km以上 | 約90,000円 | 約70,000円 |
東京に上京するための移動距離の目安は、東京⇔大阪が500kmほどです。
費用を抑えて転職をしたいなら、4~7月がおすすめです。また、荷物が少ないのであれば「単身引っ越しパック」などのサービスを使えば5万円ほどに収まります。
費用を抑えるなら一括見積で比較すべき
引越し費用は1社のみに絞るよりも、複数の業者から見積もりをもらって比較したほうが費用を抑えられます。
その理由は、引越し費用には定価がないこととオプションが追加されているからです。
業者によっては料金が倍以上も変わるので、一括見積もりサイトを利用してたくさん見積もりを集めましょう。
特に「引越し侍」は一括見積もりサイトの中でも提携業者数が多いのでおすすめです。2020年10月現在で約310社と提携しています。
転職後に給料日がずれる場合があるので生活費を余分に確保すべき
転職先の給料日がずれて、入社から1ヶ月の間、収入が入ってこない場合があるので、生活費は余分に確保しておきましょう。
給料日のことを考えておかないと、食費が足りなくなってモヤシ生活を送るハメになります。
また、前のお部屋の退去費用が敷金をオーバーする可能性もあるので、予備費は多めに確保しておくことをおすすめします。
出費を抑えたいならシェアハウスもアリ
一人暮らしは、家賃や初期費用もそれなりにかかりますが、シェアハウスなら家賃や初期費用がとても安いです。
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全室個室なのでプライベート空間を大事にしたい人にも向いています。
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東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!