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二人暮らしのガス代は1ヶ月いくら?地域別の平均額や光熱費の節約方法を解説!

二人暮らしのガス代の平均のイメージイラスト

二人暮らしのガス代は平均いくら?
二人暮らしでガス代1万円は高すぎ?

これから二人暮らしするなら、できるだけ固定費は抑えたいですよね。毎月のガス代が下がれば、他の生活費や貯金へお金を回せます。

しかし、初めて二人暮らしする人だとガス代が月5千円でも高いのか、1万円で普通なのかわかりません…。

そこで当記事では、2022年度の家計調査データを基に、二人暮らしの平均ガス代を徹底解説します!ガス代が高くなる原因や節約方法もあるので、ぜひ参考にしてください。

監修 岩井 勇太
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士

日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。

二人暮らしの1ヶ月の平均ガス代はいくら?【統計データ】

二人暮らしの平均ガス代は月4,900円

電気代 11,307円
ガス代 4,900円
上下水道料 4,229円
他の光熱(太陽光・灯油など) 1,600円

総務省統計局公表の「2022年度 家計調査 世帯人数別(表3-1)」によると、二人暮らしの1ヶ月の平均ガス代は4,900円です。水道光熱費の22%ほどがガス代となります。

二人暮らしのガス代が月5千円・1万円の家庭は、ガスの使い過ぎです。コンロやお湯の使い方を見直したほうが良いです。

なお、3人家族以上になると月のガス代が5~6千円ほどです。子どもができると、プラス千円ほど多めに確保しましょう。

季節別だと1~3月が最もガス代が高くなる

1~3月 約6,875円
4~6月 約5,828円
7~9月 約3,704円
10~12月 約4,522円

出典:2022年度 四半期ごとの二人以上世帯の支出

四半期ごとに平均ガス代をまとめたところ、1~3月が最も高いです。冬は水が冷え切っていて、お湯にするまで熱量と時間がかかるからです。

40℃以上の熱めのお湯で湯船につかる機会が多い人は、冬のガス代が高くなりやすいです。

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お湯の温度を1℃上げるだけで、ガス代が0.3~0.5円増えます。設定温度が高い家庭は、ガス代が高くなりやすいので見直すと良いです。

地域別の平均ガス代

北海道 4,810円
東北 4,619円
関東 5,918円
北陸 4,373円
東海 5,607円
近畿 5,399円
中国 4,133円
四国 3,751円
九州 4,091円
沖縄 4,296円

出典:2022年度 家計調査 都市階級・地方別(表1-1)

地方別に1ヶ月の平均ガス代をまとめてみたところ、ダントツで関東が高かったです。人口が多く、ガス供給やメンテナンスなどで人件費がかさむからと想定できます。

地域でガス代に差が出る理由は「ガスの単価がエリアや会社で変わる」「ライフスタイルが違う」からです。戸建てと賃貸でも、ガスの供給量が違うので金額が変わります。

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二人暮らしでガス代が高くなる5つの原因

  1. プロパンガス(LPガス)を使っている
  2. 契約中のガス会社の料金がそもそも高い
  3. お湯の温度を高めに設定している
  4. 給湯器の熱効率が低い
  5. 原油価格の上昇で値上がりした

プロパンガス(LPガス)を使っている

プロパンガス 都市ガス
1㎥あたりの料金 504円 314円
20㎥使用した場合 10,080円 6,280円
基本料金 1,574円 950円
月額合計 11,654円 7,230円

上記は、二人暮らしの平均ガス使用量を基に金額をシミュレーションしたものです。結果、プロパンガスより都市ガスのほうが4千円近く安いです。

都市ガスはもともと公共料金だったため、基本料が安いです。市場価格が変動しても値上がりしづらいのが特徴です。

プロパンガスは、ガス会社が自由に料金を設定できます。ガスボンベを家庭に配給する手間も人件費もかかるので、トータルでガス代が高くなりやすいです。

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一般家庭であれば、プロパンガスも都市ガスもコンロの火力は同じです。どちらか選べるのであれば、ガス代の安さを重視して良いです。
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契約中のガス会社の料金がそもそも高い

契約中のガス会社の設定料金がそもそも高い可能性があります。とくにプロパンガスの場合は、物件ごとに契約しているので自分で変更できません。

内見時に、物件外に設置されているガスボンベに記載のある企業名を確認して下さい。料金シミュレーションをし、高すぎないか確認しておくと良いです。

お湯の温度を高めに設定している

お湯の温度を40℃以上に設定している人は、ガス代が高くなりやすいです。お湯の温度を頻繁に変更する人も要注意です。1℃上がるごとに0.3~0.5円ほど高くなります。

追い炊きをよくする人も、ガス代が高めです。お湯を温め直すのに熱量が必要だからです。

給湯器の熱効率が低い

古い給湯器を使っている場合は、熱効率が低いのでガス代が上がりやすいです。一般的なガス給湯器は、火を燃やして水を温めます。

熱効率が悪い給湯器の場合、お湯を作るまでに時間と熱量が倍以上かかってしまいます。給湯器の寿命は10年なので、最大でも5年以内のものがおすすめです。

原油価格の上昇で値上がりした

2019年末のコロナ渦から、世界規模で原油価格が高騰しています。日本でも、約13年ぶりに高値水準に達しているほどです。3年ほど前よりガス代が高くなるのは必然と言えます。

ガス代が安い都市ガスのお部屋の探し方

都市ガス供給エリアでお部屋を探すなら、ガス代が安い「都市ガス」の物件がおすすめです。物件情報に記載がない場合があるので、不動産屋に聞いた方が情報が出てきます。

ネット上の不動産屋「イエプラ」なら、来店不要でチャットやLINEから相談するだけで、都市ガスのお部屋のみに絞ってお部屋を探せます。

記載がないお部屋の場合は、直接管理会社に電話で確認してくれます。ついでに気になる点を伝えておけば、まとめて確認してくれます。

忙しくて不動産屋に行く暇がない人や、質問だけで来店するのが面倒という人でも隙間時間を活用できて便利です!

二人暮らしにおすすめなガス代節約術

  • ・お湯の温度は40℃以下にする
  • ・お風呂の追い炊きは利用しない
  • ・節水シャワーヘッドを使う
  • ・料理は弱火~中火をメインで使う
  • ・電子レンジで火を通す
  • ・電気ケトルでお湯を沸かす
  • ・ステンレス製の鍋を使わない

お湯の温度は40℃以下にする

お湯の温度は、40℃以下にしてください。お湯の温度を1℃上げるだけで、ガス代が0.3~0.5円増えます。少しでもガス代を節約したい人は、38℃ほどまで下げると良いです。

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お湯の温度を低くすると、ヒートショックになりにくいというメリットもあります。とくに冷え性の人は、冬場はお湯の温度を高くし過ぎないようにしてください。

お風呂の追い炊きは利用しない

追い炊きは、給湯器でお湯を沸かすよりも熱量が多くなります。2人で一緒に入る、保温グッズを使ってお湯を冷まさないようにするなど、対策しましょう。

どうしてもお湯を温めなおしたい場合は、お湯を張る量を減らしてから溜め直したほうが良いです。

節水シャワーヘッドを使う

節水シャワーヘッドに切り替え、一度に使うお湯の量を減らしましょう。ガス代だけでなく、水道代の節約になります。

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よく料理する人は、キッチンの蛇口にも節水シャワーヘッドを取り付けると良いです。

料理は弱火~中火をメインで使う

料理をするときは、弱火~中火をメインで使いましょう。使う火力が多いほど、熱量が増えるのでガス代が高くなりやすいです。

強火で調理するときは、調理時間を短縮するようにしてください。

電子レンジで火を通す

野菜や冷凍したものは電子レンジで1度火を通すと良いです。調理時間が短縮できるので、ガス代の節約に繋がります。

とくにカボチャやジャガイモなど火が通りにくい食材は、電子レンジを活用しましょう。

電気ケトルでお湯を沸かす

コンロを使わない電気ケトルでお湯を沸かせば、ガス代がかかりません。短時間でお湯を沸かせるので、電気代の節約にも繋がります。

ステンレス製の鍋を使わない

ステンレス製の鍋やフライパンは、熱伝導が弱く温まりにくいです。銅製やアルミ製の鍋は熱伝導率が良いので、ガス代の節約になります。

契約中のガス会社を変更する際の注意点

  • ・賃貸でプロパンガスの場合は変更できない
  • ・ガス供給の対応エリア内か
  • ・従来の地域ガスより金額が安くなるか
  • ・市場変動価格になっていないか
  • ・解約違約金が設定されていないか

賃貸でプロパンガスの場合はガス会社を変更できない

賃貸物件でプロパンガスの場合、管理会社や大家さんがガスを指定しています。1部屋ずつ契約すると、ガスボンベの本数が多くて設置できなくなるなどの問題があるからです。

プロパンガスで費用を抑えたいなら、ガスの使用量自体を減らすしかありません。内見時に、ガスボンベに記載されている会社名を確認しておきましょう。

ガス供給の対応エリア内か

ガス会社によって供給エリアが違います。気になる会社があれば、自分のお家が対応エリア内か必ず確認して下さい。

従来の地域ガスより金額が安くなるか

従来の地域ガスより金額が安くなるか、必ず公式サイトのシミュレーションを使って調べておきましょう。基本料金が安くても、1㎥あたりの単位料金が高い場合があります。

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ガス会社の中には、電気料金とセットで割引になるものもあります。ガスだけでなく、電気代とトータルで費用が安いかも見ておくと良いです。

市場変動価格になっていないか

ガスの金額は「市場変動価格」になっている場合、石油が高騰するとガス代が跳ね上がります。日本国内だけでなく、世界情勢で左右されやすいです。

解約違約金が設定されていないか

ガス会社の中には、契約時の規約で「違約金」が定められている場合があります。よくあるのが「2年以内の短期解約」です。

解約金に相場はありませんが、1万円ほどが多いです。プロパンガス料金消費者協会によると、高額なところは3万円ほどとられるようです。契約前に確認しておきましょう。

いきなり高額になったら「ガス漏れ」を疑うべき

ガス漏れ時の確認箇所
  • ・ガスの元栓の閉め忘れをしていないか
  • ・元栓のキャップがとれていないか
  • ・ガスメーターのランプが赤く点滅していないか
  • ・ガス機とガス栓をつなぐホースに亀裂がないか

いきなり高額になった場合はガス漏れを疑うべきです。ガス特有の臭いがしなくても、どこかしらから漏れている可能性があります。

ガス漏れが確認できた場合は、契約中のガス会社に至急電話してください。ガスメーター近くに連絡先が記載されています。

ガス+電気とオール電化はどっちがお得?

電気+ガスとオール電化どっちがお得かのイメージ画
共働きで日中に家にいる時間が少ないなら、オール電化のほうがお得です。オール電化は、日中の料金が高めに設定されているからです。

専業主婦、テレワークで日中も家にいる時間が長いなら、ガス+電気のほうが光熱費代が安くなります。

▶オール電化で二人暮らしする際の光熱費詳細はこちら

部屋探しならアエラスがおすすめ

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