「同棲後の住民票は移さないとダメ？」
「世帯主は誰になるの？」

同棲するお部屋が絞れてきて、契約の手続きに取り掛かっている人もいるのではないでしょうか。入居後の生活を想像するだけでワクワクします。

しかし、同棲したあとの住民票の手続きについては事前に知っておくべきです。実家のまま移さない人だと、引っ越し先での住所変更に支障が出るケースも…。

そこで当記事では、同棲後の住民票の手続きについて解説します。世帯主は誰になるのかも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

同棲でも住民票は移したほうが良い

同棲でも住民票は移したほうが良いです。なぜなら「移さないと罰則がある」からです。

引越し後2週間以内に転入届を提出して住民票を移さないと、5万円以下の罰金が発生する場合があります。

同じ自治体の中で引っ越す場合は、住民票を移さずに生活しても大きな問題は起こりません。

住民票の移し方

住民票の移し方を順番に解説します。

住民票は自治体の役所の「住民課」か「市民課」で発行できます。本人確認書類、発行手数料、認印の3点が必要です。忘れずに持っていきましょう。

転入届を提出しないと現住所の証明ができなくなります。必ず14日以内に提出しましょう。

住民票を移すメリット

住民票を同棲するお部屋に移すと、以下のメリットがあります。

お試し同棲などではなく、お互い結婚を真剣に考えた同棲なのであれば、住民票を移した方が、メリットが多いです。

必要な郵便物を受け取れる

選挙の投票用紙やマイナンバー書類などは役所から発送されます。

住民票を移していない人は、実家に届くので手間がかかっていしまいます。

必要な郵便物をすぐに受け取るには住民票を移したほうが良いです。

内縁関係として認められる場合がある

籍を入れていなくても、住民票を1つにすることで2人の関係を「内縁関係」とすることができます。

内縁関係が認められることで、社会保険で片方の扶養に入ることができる場合があります。

市町村保有の施設を格安で使える

住民票を移すことで、市町村保有の施設を格安や無料で使うことができます。

市区町村によりますが、体育館やスポーツ施設などが格安で使えるので、民間のスポーツジムに行くよりも出費を抑えることができます。

住民票を移すデメリット

以下では、デメリットを解説します。

3ヶ月間は選挙権がなくなる

住民票を移すと、3ヶ月間選挙権がなくなってしまいます。選挙権がないと、投票ができないのです。

どうしても投票したい場合は引っ越しのタイミングを変えるなどしたほうが良いです。

同棲解消時に移し直す必要がある

同棲を解消する際に、住民票を新居に戻さないといけないので手間がかかります。

同棲先の自治体で転出届を貰い、引っ越し先の自治体に転入届を出さなければいけません。

勤め先や学校にも、住民票を移した旨の連携が必要なので面倒に感じます。

住民票を移さないと不便に感じる3つのこと

住民票を移さないと不便な場面を、以下で3つ紹介します。当てはまる人は住民票を移動しましょう。

旧住所の税務署で確定申告する必要がある

確定申告は住民票がある旧住所の管轄の税務署で行う必要があります。

住民票がある住所と今住んでいる住所が離れすぎていると、申告の度にわざわざ交通費をかけて行かなければならず不便です。

運転免許証の書き換えが大変

住民票を移さないと運転免許証の書き換えにも不便です。

更新の案内も住民票のある住所に行きます。更新のし忘れで免許が無効になる場合があるので気を付けましょう。

新住所での選挙に参加できない

住民票のある住所でしか選挙権は使えませんので、新住所で気に入った候補者がいても、投票ができません。

同棲したとき住民票の世帯主はどうなる？

同棲の場合、2人とも世帯主として届け出ます。住民票に同棲相手の名前が載らないので、会社に住民票を提出しても同棲はバレません。

法律上、同じ世帯として住民票を提出する必要があるのは「同じ生計で生活している集団」と言われる、一般的な家族などを指し、代表者1人を世帯主とします。

同棲の場合は同じお部屋に住んでいても生計は別の場合が多いので、それぞれが独立した世帯主として考えられます。

お部屋の契約者と世帯主は別物です。彼氏がお部屋の契約者である場合でも、彼女が世帯主になるのは可能です。

当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます！

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。