「ルームシェアはどんなトラブルがある?」
「注意点や決めておくべきルールとは?」
友達と一緒に過ごす時間は楽しいですよね!同じお部屋で生活すれば約束しなくても毎日会えるし、生活費も抑えられて一石二鳥です。
しかし、他人と一緒に暮らすのって実際どうなのか、トラブルが起きそうと不安になる人も多いです…。
そこで当記事では、ルームシェアのトラブル事例や気をつけることを解説しています。ぜひ参考にしてください。
ルームシェアで起きがちなトラブル
- ・金銭面でのトラブル
- ・共用部分の使い方や掃除のトラブル
- ・騒音やニオイのトラブル
- ・人間関係のトラブル
- ・宗教やマルチ商法の勧誘をされた
金銭面でのトラブル
ルームシェアでもっとも多いのが金銭面でのトラブルです。
一般的にルームシェアは1部屋分の家賃を人数で割り勘します。支払い先は1ヶ所のため代表者が集金して支払うか、共用の口座を作ってそれぞれ振り込みするなどの方法がとられます。
しかし、お金にルーズな人がいると期限までに支払ってくれない、立て替えたお金を返してくれないなどのトラブルが起きがちです。
「お金を払ってほしい」と催促するのも疲れますし、自分の生活費にまで影響が出る可能性があります。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
共用部分の使い方や掃除のトラブル
だらしない人や衛生観念が違う人とルームシェアするとトラブルに発展しやすいです。
「共用のリビングで私物を出しっぱなし」「お風呂やトイレを汚してもそのまま」など、1つ1つは小さなことでも積み重なると非常にストレスです。
掃除を分担していても守ってくれない人もいます。特にきれい好きな人は担当でなくても掃除をこまめにする傾向にあり、負担が偏ってしまうことも珍しくありません。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
騒音やニオイのトラブル
ルームシェアは一人暮らしよりも騒音トラブルが起きやすいです。それぞれ個室があったとしても壁が薄く、電話の話し声やテレビなどの生活音が気になります。
ルームメイトが友達を呼ぶ場合、盛り上がってしまいうるさく感じることも多いです。
洗濯機やリビングなど共有するものが多いため、ニオイの問題もあります。キツすぎる柔軟剤や香水、体臭や口臭など不快なニオイに悩まされるかもしれません。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
人間関係のトラブル
ルームシェアにはいじめや恋愛など、人間関係のトラブルが付き物です。友達同士だったとしても、一緒に暮らすと嫌な部分が見えてきて仲が悪くなることも珍しくありません。
3人以上でルームシェアの場合はグループができやすく、仲間外れにされる可能性もあります。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
宗教やマルチ商法の勧誘をされた
ルームシェアすると、遊ぶだけだったときには気が付かなかったところが見えてきます。意外と多いのが「宗教やマルチ商法にハマっている」ことです。
毎日顔を合わせる度に勧誘されたり、興味のない商品をすすめられたりすることもあります。
宗教やマルチ商法に騙されると多額の借金を背負うことになります。必要ないものはキッパリと断ることが大切です。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
同性同士でのルームシェアのトラブル
物の貸し借りでのトラブル
同じ空間で生活するため物の貸し借りでのトラブルが起こりやすいです。
リビングに置いておいた共有物を勝手に自分のお部屋に持ち出されたり、無断で私物を借りていかれたりすることが多いです。
最初は声をかけて使っていても、慣れてくると無断で使う人もいます。知らないあいだに持っていかれると、自分が使いたいときに使えないというトラブルに繋がります。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
人間関係のトラブル
家事の負担を増やされる・悪口を言われるなどのいじめや、興味のない飲み会やパーティーに誘われる可能性があります。
疲れていて参加したくないときも「ノリが悪いと思われるかも」「陰口を言われたらどうしよう」という不安から、断りづらいという人もいます。
人間関係でトラブルになるとルームシェア解消の原因になります。人選は慎重にしましょう。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
異性同士のルームシェアのトラブル
プライバシーに関するトラブル
ルームシェアは一人暮らしと違い、完全に1人になれる時間が少ないです。プライバシーを守るために工夫が必要なので注意しましょう。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
共有スペースでのトラブル
基本的にお風呂やトイレは1つずつしかありませんので、交代で使うことになります。例えばトイレの場合、女性は生理のときは非常に気を遣うでしょう。
男性が立って用を足す場合、飛び散りによって壁や床が汚れます。男女でトイレの使い方に差があるため、トラブルが起きやすいのです。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
人間関係でのトラブル
異性同士のルームシェアは、最初は友達でも恋人関係に発展する可能性があります。3人以上のルームシェアでいずれかがカップルになると、その他の人は非常に気を遣います。
他にも「恋人ができたから」という理由でいきなりルームシェア解消されることもあるようです。事前に恋人ができたときはどうするかをルールとして話しあって決めておきましょう。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
決めておくべきルームシェアのルール
- ・共用部分の使い方と掃除のレベル
- ・食べ物や共有物の取り扱い方法
- ・喫煙場所と時間
- ・家電の音や電話の話し声について
- ・お金の管理方法
- ・友達や恋人を招くときのルール
- ・ルームシェアを解消するときの申告期限
- ・相手のお部屋に勝手に入らない
- ・帰宅が遅くなるときは連絡を入れる
共用部分の使い方と掃除のレベル
ルームシェアをするなら、共用部分は常に清潔に使うように心がけましょう。清潔度合いは個人差があるので、事前にどのレベルまで清潔にするか決めておくと良いです。
掃除のレベルを決めておくことで、片方だけ掃除の割合が多いなどといった小さなストレスを解消できます。
食べ物や共有物の取り扱い方法
ルームメイトのものを勝手に食べたり、使用してはいけません。
冷蔵庫に入れておく飲食物は、買った時に名前を書いておきましょう。調味料やトイレットペーパーなど、共用するものの負担や管理方法は事前に決めておくとスムーズです。
喫煙場所と時間
喫煙者がいる場合、喫煙する場所をどこにするか決めておきましょう。お部屋で喫煙する場合は壁紙が汚れ、退去時の修繕費用が高額になるからです。
喫煙者と非喫煙者がいる場合、退去費用を割り勘にすると不公平感が出ます。
喫煙者は多めに退去費用を出す、必ずベランダや公共の喫煙場所で吸うなど、退去するときのことまで考えておくと良いです。
ただし、ベランダは他の住民からクレームが来る可能性があるので注意してください。
家電の音や電話の話し声について
テレビや洗濯機など音の出る家電や、電話やオンライン通話など話し声についてのルールを決めておくと良いです。時間帯によっては相手の睡眠や仕事を邪魔してしまうからです。
例えば「洗濯機は21時以降は使わない」「深夜のテレビ視聴はイヤホンをする」など、お互いが気持ちよく生活できるように配慮するようにしましょう。
お金の管理方法
「誰がどのくらい払うのか」「毎月何日までに用意しておくか」「引き落としの場合はどの口座を使うのか」の3点は必ず先に決めましょう。
1番わかりやすいのは新しく専用の口座を作り、完全折半にすることです。「毎月◯日までに口座に入金する」など、期限を決めておくと良いです。
お金の貸し借りや滞納はトラブルの元です。絶対にしないようにしてください。
友達や恋人を招くときのルール
友達や恋人など家に誰か招くときは事前にルームメイトに相談しましょう。
勝手に知らない人を家に入れると、ルームメイトが気を浸かって休めない、盗難があっても責任がとれないなどトラブルになりかねません。
来客の滞在可能時間もあらかじめ決めておくと良いです。際限なく深夜~明朝まで騒がれるとルームメイトへの迷惑だけでなく、近所トラブルの原因になります。
ルームシェアを解消するときの申告期限
「ルームシェアを解消する場合、最低でも◯ヶ月前までに報告する」のように、解消するときのルールを決めておくべきです。
新しくルームメイトを探すのか、新居を探して引っ越すのかなど、解消に向けての準備が必要になるからです。
いきなり解消と言われてもルームメイトが困るので、スケジュールは余裕を持って伝えましょう。
退去時の日割り家賃の支払いや、購入した家具家電の所有権も事前に決めておくと、トラブルなくルームシェアを解消できます。
相手のお部屋に勝手に入らない
ルームメイトのお部屋は勝手に入ってはいけません。紛失が起きると、もっともルームメイトが疑われやすいです。
そういったトラブルを避けるために、それぞれのお部屋に鍵をかけておくと良いです。
帰宅が遅くなるときは連絡を入れる
「帰宅が◯時を過ぎるときは事前に連絡を入れる」など、ルールを決めておくと良いです。連絡がないと「事故や事件に巻き込まれたのでは?」と心配になります。
食事を用意する都合などもありるので、ルームメイトに迷惑がかからないように報連相を徹底することをおすすめします。
また遅い時間に帰宅する場合は、足音や生活音などでルームメイトを起こさないように配慮しましょう。
ルームシェアのトラブルは間取りや設備である程度は防げる
1人1部屋ずつ個室を持つのがおすすめ
ルームシェアするなら、1人1部屋ずつ個室が持てる間取りがおすすめです。共同生活でもプライバシーが保てるため、ストレスやトラブルの発生を軽減できます。
一緒に食事を取りたいなら広いリビングがあると重宝しますし、生活音が気になるなら居室は隣り合っていない間取りを選ぶと良いです。
間取りによってルームシェアのしやすさは変わってくるので、慎重に選びましょう。
最適なお部屋は不動産屋に相談すると良い
ルームシェアに最適なお部屋は不動産屋に相談すると良いです。人数やライフスタイル、予算に合わせて最適なお部屋を提案してくれます。
立地や予算など、お部屋探しに関することは遠慮せずに聞いてみましょう。
ルームシェアの家を決める際の注意点
- ・内見は住む人全員で行く
- ・誰が代表者になるか話し合っておく
- ・どんな間取りが良いか考えておく
内見は住む人全員で行く
- ・リビングの有無や部屋数
- ・お風呂場やトイレ
- ・立地
- ・周辺環境
- ・日当たり
内見はルームメイトの予定を合わせて全員で行きましょう。1人でも納得していない人がいると、契約後に不満が発覚しトラブルになるからです。
以下で内見でチェックしておくべきポイントを紹介します。
リビングの有無や部屋数
部屋数は、ルームメイトがそれぞれ1つずつ持てる間取りが理想です。間取りは先頭の数字が部屋数を表しています。2人なら「2LDK」や「2DK」を選びましょう。
みんながくつろぐリビングスペースは、ルームメイトが全員揃っても十分な広さがあるか確認しましょう。友人が来た場合や、テレビやソファーを置くことも考慮しておくと良いです。
お風呂場やトイレ
お風呂場とトイレは必ず別々になっている物件を選びましょう。お風呂とトイレが一緒の場合、1人がお風呂に入っているとトイレを使えないからです。
洗面台が独立しているタイプは、身支度しやすいのでおすすめです。
立地
ルームメイトそれぞれの職場や学校までの距離、最寄り駅までの距離をしっかり確認しておきましょう。あまりにも遠すぎると移動に時間がかかり不満が溜まります。
周辺環境
物件周辺にスーパーやコンビニがどのくらいあるか、道路沿いなら車などの騒音が気にならないかなどを確認しましょう。
日当たり
ベランダの広さに加え、日当たりが良好かも確認しておきましょう。ルームシェアは一人暮らしに比べて洗濯物が多いからです。
日当たりが悪くなかなか乾かない場所だと、洗濯物が溜まっていくので不便に感じます。
誰が代表者になるか話し合っておく
賃貸契約するときは、ルームシェアする人の中から代表者の1名だけを契約者とする場合と、入居者全員で連名契約する場合があります。
大家さんもしくは不動産によって異なるので、代表者を前もって決めておくと手続きがスムーズです。
同様に不動産屋からの電話やメールを受け取る人を決めておくと、話が食い違う心配がありません。
どんな間取りが良いか考えておく
ルームシェアする人数やライフスタイルによって最適な間取りは変わります。どんな生活にしたいかルームメイトを話し合い、どの間取りにするか考えておきましょう。
以下で、2人でルームシェアすると仮定してパターンごとに紹介します。
一緒にいる時間を増やすなら必ずリビングを通る2LDK
2人で食事を取りたい、リビングで仲良く話したりテレビを見たい人は、それぞれのお部屋に行く際にリビングを通る2LDKがおすすめです。
リビングは12~13畳と広めの間取りを選ぶと、ソファーやダイニングテーブルを置いてもゆとりがあります。
プライベート重視なら各部屋が離れている2LDK
お互いのプライベートな時間を重視したい場合は、各部屋が離れているタイプの2LDKがおすすめです。
お部屋が離れているので、電話をしていてもルームメイトに聞こえる心配がなくプライバシーを守れます。
物が多く収納部屋が欲しいなら広めの3LDK
物が多く2LDKに収まりきらないなら、3LDKの収納の少ないお部屋を物置部屋として活用するのがおすすめです。
再度一人暮らしをするときのために、捨てられない家具などを置いておくのも良いです。
友人を招くことが多いなら広めのリビング付き
友人を招くことが多く、リビングを広々と使いたいなら、リビングの近くのお部屋が引き戸になってるタイプがおすすめです。
10畳くらいのリビングでも、引き戸を取り外して1部屋と繋げれば15畳くらいになります。
「ルームシェア可」の物件は非常に少ない
特に友達同士のルームシェア可は見つかりにくい
ルームシェアできる物件は非常に少ないです。実際にお部屋を探してみると、ほとんどが「ルームシェア可」ではなく「ルームシェア相談」という表記になっています。
「兄弟姉妹はOKだけど、友達同士はNG」など物件によって条件が異なり、理想のお部屋を探すには手間がかかります。
友達同士のルームシェアは夫婦や兄弟姉妹と比べると、喧嘩別れしやすく家賃滞納のリスクが高いです。トラブル回避のためにNGにしている大家さんが多いのです。
友達同士でルームシェアできるかどうかは確認が必要
友達同士でルームシェアできるかどうかは、管理会社や大家さんに確認する必要があります。一般の顧客が問い合わせるのは難しいので、不動産屋に依頼したほうが手っ取り早いです。
ルームシェアの成功例
生活費が安くなった
ルームシェアは生活費が抑えられます。例えば、東京都内で1Kを借りる場合7~8万円はかかります。2DKの場合、相場は10~12万円です。折半すれば1人あたり5~6万円で済みます。
他にも水道光熱費や日用品などが折半になれば、一人暮らしするよりも経済的に余裕が生まれます。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
家事が分担できてラクになった
ルームシェアは家事を分担できるので、1人あたりの負担を減らせます。得意分野で分担すれば、苦手な家事をしなくて済むのでストレスも溜まりにくいです。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
困ったときに助け合える
体調を崩したときに看病してもらう、宅配便を代わりに受け取ってもらうなど、一人暮らしではできないことを助けてもらえます。
家に誰かがいることで、話し相手や防犯面の向上も期待できます。
実際にルームシェアをしていた人の体験談
ルームシェアに関するよくある質問
ルームシェアとシェアハウスの違いとは?
ルームシェアは友達など知りあいと一緒に暮らすことを前提に、個人で賃貸契約して共同生活することです。
一方、シェアハウスは運営会社が管理しており、住んでいる人は入居してみるまでわかりません。シェアハウスごとに入居ルールが決められていることもあります。
賃貸物件で途中からルームシェアできる?
「二人入居可」のお部屋ならできる可能性があります。
勝手にルームシェアを始めると契約違反となります。必ず不動産屋に申告し、然るべき手続きを取りましょう。
隠れて住んでいても、他の住民からバレる可能性があります。強制退去にもなりかねませんので注意してください。
ちなみに、1Kやワンルームなど一人暮らし向けの間取りはルームシェアできない可能性が高いです。
友達とルームシェアしたら仲悪くなるって本当?
仲が悪くなるケースはあります。価値観の違いやお金のトラブルなど、喧嘩のもとになるものが多いからです。
一緒に遊ぶのと暮らすのではわけが違います。仲良しのままでいるためには、生活ルールを決めたうえでしっかり守ること、お互いに配慮をかかさないことなどの対策が必要です。
兄弟姉妹でルームシェアできる?
できます。友達同士よりもルームシェアできるお部屋が見つかりやすいというメリットもあります。
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