お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
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レインズは一般人に公開されている?REINSにある物件情報を見る方法を解説

レインズ(REINS)は一般公開されているの?のアイキャッチイラスト

レインズは一般人に公開されている?
REINSは誰でも見れる?個人で使える?

レインズ(REINS)は、大家さんや管理会社が直接物件を登録する情報サイトです。新着物件やネット上にない未公開物件を見れるので、個人で使えたら最高ですよね。

しかし、一般人がレインズを使う方法は限られています。検索してもIDやパスワード画面が出てくるので、会員になるにはどうすれば…と悩みます。

当記事では、レインズは一般人に公開されているのか、どうやって物件を閲覧するのかを解説します。レインズを使うメリットや類似のサイトの情報もあるので参考にしてください。

監修 阿部 陽一郎
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

レインズ(REINS)とは?どういう仕組み?

レインズ(REINS)とは業者専用のデータベース

レインズ(REINS)とは、国土交通省指定の「指定流通機構」という4つの団体が運営している、不動産業者専用のデータベースです。

「Real Estate Information Network System」の略称で、レインズと呼ばれています。

レインズは有料の会員登録した業者のみに、IDとパスワードを発行しています。宅建業免許を持っている業者でないと利用できません

レインズの仕組み

レインズの仕組みの図

管理会社がレインズに登録したあと、それぞれの不動産屋が賃貸物件の情報を確認・取り扱いが出来る仕組みです。

もともとレインズは、業者同士で物件情報の共有をおこなうことで、取引を円滑に進めることを目的としています。

レインズには全国の賃貸物件の約8割の情報が集まっている

レインズには全国の賃貸物件の約8割の情報が集まっていると言われています。過去(2020年)に発表されたデータによると、賃貸物件の総登録数は約37万件です。

レインズデータライブラリー」によると、2022年10~12月の間だけでも、1都3県で約2.7万件の賃貸取引がおこなわれているほどです。

類似で「ATBB」というものもある

レインズと類似のもので、アットホーム株式会社が運営する「ATBB(アットビービー)」という業者専用のデータベースもあります。

検索条件がレインズよりも細かいのが特徴です。レインズはチェックを入れれる条件で検索できますが、ATBBは詳細条件とフリーワードの掛け合わせで検索可能です。

当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は「レインズ」と「ATBB」の両方を使用しています。どちらかにしか登録されていない物件も提案できます。

23時まで営業しているうえ、来店不要でLINEから気軽に問い合わせできます。仲介手数料も基本0円なので、忙しくてお店に来る暇がない人や、初期費用を抑えたい人にも便利です!

レインズは基本的に一般人に公開されていない

一般人はレインズのIDとパスワードを発行してもらえない

レインズは一般公開されておらず、不動産業者しか閲覧できません。賃貸物件を探している一般人が見たいと言っても、IDとパスワードを発行してもらえません。

個人の大家さんの場合でも、管理会社や不動産屋を経由しないと登録できない仕組みになっています。

一般人がレインズの物件を見る方法は2パターンのみ

不動産屋に来店したときに物件紹介される

レインズを使っている不動産屋に来店すれば、その場で登録されている物件の紹介をしてもらえます。お店に寄っては、レインズの画面をそのまま見せてくれます。

各不動産屋が物件情報サイトに掲載した

各不動産屋がレインズに掲載されている物件情報を、SUUMOやホームズなどに掲載した後は一般人でも見れます。

これが、レインズの情報が一般公開されるタイミングです。複数の不動産屋が同じ情報を掲載している可能性があるので、早い者勝ちになります。

一般人でもレインズの一部情報は見れる

「レインズマーケットインフォメーション」で過去のデータを見る

レインズマーケットインフォメーション」は、成約価格を基にした情報が一般公開されています。

過去1年間の成約データ・価格・最寄り・駅徒歩・築年数・間取りなど、一般的な情報のみ確認できます。物件名や住所など、個人が特定されるような情報は公開されていません。

不動産売却時は「登録証明書」を発行してもらえる

不動産売却時のみ、売却依頼をしている不動産屋から「登録証明書」を貰えば一般人でもレインズを使えます。

ただし、自分が売却している物件しか情報を確認できません。使用制限がかけられていることがほとんどなので、他の物件の情報確認には使えません。

一般人がレインズの物件を見る際の流れ

  • STEP1

    レインズを使っている不動産屋に問い合わせ

    レインズの物件を見たいときは、使っている不動産屋に問い合わせてください。公式サイトにレインズの記載があれば、100%使っています。

    また、アパマンショップやエイブルなどの大手不動産屋は、ほぼレインズを導入しています。

  • STEP2

    レインズから物件を紹介してもらう

    レインズから物件を紹介してもらう女性

    不動産屋に連絡する際に「レインズを使って物件を探してほしい」「ネット未公開物件があれば紹介してほしい」と伝えてください。

    レインズを使って、希望条件に合うお部屋を探してくれます。

  • STEP3

    画面を見たい場合は来店で見せてもらう

    レインズの検索画面を見せてほしい人は、不動産屋に来店したほうが良いです。タブレットやパソコンを使って、その場で検索してくれます。

    目の前でレインズの検索画面を見せてくれる以外に、気になった物件の詳細をその場で印刷してくれるお店もあります。

  • STEP4

    気に入った物件を内見予約する

    レインズから紹介してもらった物件が気に入れば、内見予約してください。

    内見ではニオイや音など、文字や写真からではわからない情報を確認できます。住んだあとに失敗しづらいので、できる限り内見すべきです。

レインズに公開されている物件を見るメリット

  • ・新着物件をいち早く見れる
  • ・リアルタイム更新なので情報反映のラグがない
  • ・おとり物件に騙されない
  • ・複数の不動産屋に行く手間がない

新着物件をいち早く見れる

レインズは、SUUMOやホームズなどのサイトに登録される前の新着物件を確認できます。賃貸物件は原則早い者勝ちなので、ライバルに取られるリスクが減ります。

リアルタイム更新なので情報反映のラグがない

登録される物件はリアルタイムで更新されます。反映までのタイムラグがないので、すでに埋まってしまっているという事態を防げます。

なお、SUUMOの場合は1日4回の更新のみです。最大で9時間のラグが発生します。

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おとり物件に騙されない

管理会社が直接登録されているので「おとり物件」は一切ありません。おとり物件とは、申し込み出来ない架空の物件のことを指します。

一般人が確認できる情報サイトは、複数の業者が登録できる仕様なので、まれに悪質なおとり物件に当たる可能性があります。

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複数の不動産屋に行く手間がない

レインズには全国の賃貸物件の約8割の情報が集まっています。取り扱っている不動産屋に行けば、ほかのお店に行く手間がありません。

お気に入りの不動産屋があるなら、ネット上にあった物件を伝えるだけでレインズで最新の情報を調べてもらえます。

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レインズに公開されている物件を見るデメリット

  • ・思ったより物件数が少ないと感じる
  • ・専門用語が多い
  • ・詳細検索がしづらい
  • ・慣れてないと画面の操作方法が複雑

思ったより物件数が少ないと感じる

レインズの検索結果 SUUMOの検索結果
レインズの検索結果のスクショ スーモの検索結果のスクショ

「東京都豊島区・家賃6~7万円・1R~1K・BT別・浴室乾燥機付」の条件で検索した際、レインズではSUUMOの1割ほどの件数でした。

理由は、レインズは1業者が登録しているのに対し、SUUMOは複数の業者が同じ物件を登録するからです。自分で探すよりも、紹介物件数が少ないと感じやすいです。

専門用語が多い

不動産業者が見ることを前提に作られているため、専門用語の記載が多いです。掲載されている間取り図や物件情報を見ても「BR」「PS」など、略された文字ばかりです。

一般人のほとんどがわからないような言葉で明記されているので、レインズを見ても情報を把握しきれません。

詳細検索がしづらい

レインズは「設備条件」か「フリーワード検索」のどちらかで物件検索をします。両方の情報を掛け合わせられないので、こだわりが強い人だと思うようにお部屋を見つけられません。

慣れてないと画面の操作方法が複雑

レインズは、ユーザーアビリティを考慮していないため、慣れてないと画面の操作方法が複雑です。

公式から操作方法マニュアルのPDFが出ていたり、業者によっては操作方法研修が入るほどです。気軽に扱えるものではないと考えたほうが良いです。

レインズを見たい一般人からよくある質問

レインズは誰でも見れる?

レインズは業者専用なので、宅建免許をもっている不動産屋しか取り扱いできません。

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一般人が宅建免許をとっても使えないの?

個人での使用は免許を持っていてもできません。業者向けにIDが発行されるからです。

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レインズを不動産屋に見せてもらうのは違法?

レインズを不動産屋に見せてもらうのはアリです。

大手不動産屋でもパソコンやタブレットを用いて、レインズで検索した物件詳細を見せてくれます。

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レインズとATBBで公開中の物件は同じ?

レインズとATBBで公開中の物件は、ほぼ同じです。大家さんや管理会社が両方登録しているケースが多いからです。

中にはどちらかしか登録していない物件がありますが、大抵の不動産屋はレインズもATBBも使用しています。両方を使って、条件に合うお部屋を探してくれます。

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レインズ以外で信ぴょう性が高いサイトは?

レインズを運営している会社の「不動産ジャパン」や、国土交通省の制度に基づいて運営している「土地総合システム」は信ぴょう性が高いです。

その他は、大家さんと距離近かったり、レインズ・ATBBを使っている不動産屋がおすすめです。契約できない「おとり物件」というものを避けられます。

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さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

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