「間取り図のSとは?」
「サービスルームって使っていいの?」
お部屋探しをする際、間取り図や図面を見て、どういうレイアウトにしようか想像を膨らませますよね。
しかし、よくわからない記号や文字が記載されていることがあります。「S」と書かれていても、これが何か知っている人は少ないです。
そこで当記事では、間取り図の「S」とは何かを解説します。サービスルームの定義や、サービスルームがある物件のメリットも紹介しています。
間取りのSとはサービスルームのこと
間取り図に記載されている「S」とは、窓が少なくて採光量が少ないサービスルームのことです。納戸と言われることもあります。一般的な広さは2~5畳ほどです。
サービスルームは、LDKの間取りについていることが多く「1SLDK」と明記されている場合は、サービスルームがついています。1Kは「1SK」1DKは「1SDK」と明記されます。
ちなみに、不動産屋や大家さんによって表現方法が違うので、間取り図などに下記のような記載があった場合は、サービスルームとほぼ同じと考えて良いです。
N | 納戸の略。衣服などをしまう部屋のこと |
---|---|
STR(Sto.) | ストレージルームの略。物置きのこと |
WIC | ウォークインクローゼットの略。広い収納のこと |
DEN | 書斎のこと |
どれも居室として扱うための部屋ではないので、窓がないうえに、コンセントや壁に器具を設置するスリーブ(穴)がなかったり、クーラーの配線がつけられないなど不便な部分があります。
ただ、押入れやクローゼットより広めに作られていることが多いので、1部屋おまけがあるというお得感があります。
サービスルームは採光量によって決まる
建築基準法で「居室は採光の面積が床面積の1/7以上必要」と定義されており、基準に満たしていないお部屋を、サービスルームとして扱います。
建築法上、納戸として物件情報に登録されますが、クローゼットとして扱うか、寝室にするかなど、用途は入居者の自由です。
ちなみになぜ「S」と表記するかというと、納戸と書くよりサービスルームと書いたほうが、オシャレで入居希望者が集まりそうという理由です。
サービスルームがある物件のメリット
サービスルームがある物件のメリットを4つ紹介します。
・書斎や仕事部屋として使える
・来客用の臨時の寝室にできる
・子どもの遊び部屋にできる
お部屋の活用方法も一緒に紹介するので、どういうお部屋にするかの参考にしてください。
クローゼットや物置として使える
壁に突っ張り棒を付ければ、クローゼットとして使えます。採光量が少ないうえ、窓がないことが多いので、直射日光による衣類の日焼けも防げます。
また、普段は使わないけど必要な物をしまっておく物置にもできます。扇風機やこたつ、クリスマスツリーなど、特定の時期にしか使わないものをしまっておくのに便利です。
オーダーメイドで作れるおすすめのラック
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特殊アルミを使用しており、一般的なアルミと軽さはかわりませんが強度は1.5倍もあってとても丈夫です。
洋服がかけられるワードローブもオーダーメイドできるので、サービスルームをウォークインクローゼットのように使えます。
注文は公式サイトで簡単にできて、営業日4日以内に発送してくれるスピーディーな対応が好評です!
既製品では理想通りのラックがなくても、収納したいものがピッタリ収まるラックが手に入るので、是非ミスターアルマンのオーダーメイドラックを使ってみてください!
書斎や仕事部屋として使える
サービスルーム自体、居室より狭い空間で密閉されているので、机と椅子を持ち込めば、静かな書斎として使えます。
壁一面に本棚を収納できるので、本をよく読む人におすすめです。また、コンセント問題さえクリアできれば、仕事スペースとしても活用できます。
来客用の臨時の寝室にできる
寝具さえ用意しておけば、来客用の臨時の寝室にできます。友達や親がよくお部屋に来る人におすすめの使い方です。
子どもの遊び部屋にできる
2~5畳ほどの広さがあるので、室内用のジャングルジムや、大きなブロックなどを設置して、子どもの遊び部屋にできます。おもちゃの収納場所にもなるので、部屋が散らかりにくいです。
ただし、リビングの隣にサービスルームがある間取りでないと、子どもが何をしているのかわからないので、ジャングルジムから落ちるなど万が一の時に対応しにくいです。
サービスルームが必要な人の特徴
以下のような特徴に当てはまる人は、サービスルームがついたお部屋のほうが快適に暮らせます。
・自宅で仕事をすることが多い
・できるだけ広い間取りのお部屋に住みたい
荷物が多く収納家具が必須
荷物が多く、アルミラックなどの収納家具を置かないと荷物が収まりきらないという人は、サービスルームがついたお部屋がおすすめです。
収納家具を居室に置くとお部屋を圧迫してしまいますが、サービスルームは2~5畳ほどあって普通のクローゼットよりも広く、収納家具を設置してもスペースに余裕があります。
自宅で仕事をすることが多い
サービスルームには窓が少なく、密閉された空間になるので、自宅で集中して仕事したい人に向いています。居室自体を仕事部屋にするよりも、集中しやすい空間にできます。
ただし、コンセントがない場合が多いので、内見時にコンセントの有無を確認するか、ほかのお部屋から延長コードを引っ張るなどの工夫が必要です。
できるだけ広い間取りのお部屋に住みたい
サービスルームがあるお部屋は、同じ専有面積で居室が多いお部屋よりも家賃が安い傾向にあります。そのため、予算を上げて無理にお部屋を借りずとも、広いお部屋に住めます。
例えば、同じ間取り・同じ平米数だった場合、3LDKの物件よりもサービスルーム付きの2SLDKのほうが家賃が安く済みます。
間取り図でよく見る略称と意味
S(サービスルーム)以外に、間取り図でよく見る略称と意味を紹介します。
CL | クローゼットのこと |
---|---|
SB | シューズボックスの略。下駄箱のこと |
SIC/SC | シューズインクローゼットの略。靴を履いたまま出入りできる収納スペースのこと |
R | 冷蔵庫置き場のこと |
W | 洗濯機置き場のこと |
AC | エアコンのこと |
PS | パイプスペースの略。ガスと給排水の配管が入っているスペースのこと |
UT | ユーティリティテラスの略。キッチンや洗面所とつながっている半屋外スペースのこと |
UB | ユニットバスの略。壁・天井・床が一体になっている浴室のこと |
MB | 電気・水道・ガスなどの使用量がわかるメーターボックスのこと |
これらはサービスルームとは違い、1SLDKのように表記されないので、図面を見て確認するしかありません。
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