「アパートに入居して1ヶ月で退去はできる?」
「今すぐ引っ越しする際の注意点は?」
めんどくさい引っ越しが終わると、新居での新たな生活が待っています。自分が気に入ったお部屋でどんな暮らしになるか想像するだけでも楽しみが増えます。
しかし、アパートに入居してすぐに上の階がうるさくて眠れない、思ったより室内が狭くて落ち着かないなどで、今すぐに引っ越ししたいと考える人も一定数います。
当記事では、賃貸アパートに入居して1ヶ月で退去はできるのか否かを解説します!退去手続きの流れや、1ヶ月で退去する際の注意点、実際の体験談もあります。ぜひ参考にしてください。
- 入居後1ヶ月でも退去して良い
- 短期解約にともなう違約金を請求されやすい
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不動産屋「家AGENT」の営業マン
宅地建物取引士
賃貸の仲介会社「家AGENT」の現役の営業マン。宅地建物取引士の資格を取得している。営業マンとしての経験と専門知識を活かして、お部屋探しや入居審査についての不安や疑問を解決しています。
賃貸アパートは入居後1ヶ月で退去できる
賃貸アパートは入居後1ヶ月でも退去できます。一般的に「短期解約」と言われ、契約期間の2年を待たずに解約することを指します。
弊社、家AGENTでも実際に賃貸アパートを1ヶ月で退去したという人はいます。年に1~2人程度の割合ですが、不動産業界的には珍しくありません。
退去理由は「急な転勤」「騒音トラブルで寝れない」「入院することになった」など、なんでも良いです。断られることはありません。
退去手続きの流れはこのあと詳しく説明しますが、契約満了のときと同じです。
アパートを1ヶ月で退去する際の流れ
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STEP1
不動産屋に退去したい旨を連絡
退去を決めたら、まずは不動産屋(管理会社)に連絡してください。「退去の流れ」や「退去日」の調整をしてくれます。
不動産屋によっては、電話後に書面で退去届を提出する必要があります。書類がない場合は、郵送してもらえます。
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STEP2
新居探し
引っ越すなら、次の新居の確保をしなければいけません。物件の条件を固めて、気に入るお部屋を探してください。
お部屋探し~入居申込までは、約7~10日以内に済ませましょう。退去日に間に合わない可能性があります。
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STEP3
新居の契約締結・初期費用の支払い
無事、新しい物件の審査に通過したら、3日以内に初期費用を支払います。その後、契約の締結となります。
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STEP4
新居・旧居のライフライン手続き
入居審査に通過したら、並行して新居と旧居のライフラインの手続きをしてください。
中でも「新居のガス開栓」は立ち合いが必要です。早めに予約しておきましょう。そのほかの手続きは、電話やネットで完結します。
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STEP5
引っ越しの荷造り~搬出・搬入
自分の荷物の梱包・断捨離を開始してください。ダンボールはスーパーからもらってくると無料で手に入ります。
荷造りと合わせて、引っ越し業者の選定もしましょう。2~3社で見積もりを貰い、安い業者を選ぶと良いです。
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STEP6
自治体へ転出・転入届の提出
引っ越すと住所が変わるので、自治体の手続きが必要です。マイナンバーカードを持っていれば、スマホで転出届を取得できます。
転入届は必ず役所の窓口に行かなければいけません。新居に引っ越した後14日以内に手続きを済ませてください。
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STEP7
旧居の退去立ち合い・鍵の返却
退去日は立ち合いをして、内装や設備を確認します。入居して1ヶ月以内であれば、汚れが少ないので15~30分ほどで終わります。
立ち合いが終了したら、最後に鍵を返却してください。後日、新居宛てに退去費用の精算についての書類が届きます。
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STEP8
新居の鍵の受け取り・入居
入居日当日は、鍵の受け取りをして手続きは完了です。荷物の搬入・荷ほどき・ガス開栓の立会いなどをして、住む環境を整えてください。
アパートを1ヶ月で退去する際の5つの注意点
- ・解約予告期間に間に合うか確認する
- ・短期違約金が必要なケースが多い
- ・賃貸の初期費用は原則戻ってこない
- ・短期入居でも退去費用が発生する可能性がある
- ・急いで次のお部屋を見つける必要がある
解約予告期間に間に合うか確認する
解約予告期間とは、退去連絡から退去日までに必要な時間のことです。一般的に「退去する1~2ヶ月前まで」に設定されています。契約書で解約予告期間を確認してください。
原則として、解約予告期間の満了までは家賃が発生します。また、電話での連絡ではなく、不動産屋に解約申込書が到着した日が起算日になるケースあります。
短期違約金が必要なケースが多い
短期解約は、大家さんにとって費用面のデメリットが多いので「違約金」が設定されていることが多いです。相場は家賃1ヶ月分です。
契約書の解約事項や特約事項に「1年未満の退去で家賃1ヶ月分」「短期解約時は敷金の返金は無し」などの記載がないか確認して下さい。
賃貸の初期費用は原則戻ってこない
賃貸の初期費用は原則戻ってきません。あくまでも、お部屋を借りるために必要な費用だからです。1ヶ月しか入居してないから返金してほしいと言っても対応してもらえません。
「敷金」と「火災保険」のみは、返金される可能性があります。敷金は退去費用の預け金です。一般的に使わなかった分は返金されます。
火災保険料は、入居時に年払いが原則です。未経過期間分の保険料が月割で計算され、残っている分が返金されます。計算方法や解約返金率は保険会社によって異なります。
短期入居でも退去費用が発生する可能性がある
退去費用に関しては契約書の「特約」の部分に記載されていることが多いです。上記は、契約書の記載例です。
この場合は入居期間は関係なく、約4.6万円の負担をしなければいけません。「〇ヶ月以上入居した場合~」などの取り決めがない限りは、短期間でも支払いが発生します。
急いで次のお部屋を見つける必要がある
アパートに入居して1ヶ月で退去する場合は、引っ越し期間が短いです。最短で1週間ほど、最長でも1ヶ月弱の時間しかありません。
実家や社宅に引っ越しするなら時間に余裕がありますが、改めて賃貸物件を探し直す場合は急いで動かないと間に合いません。
アパートを1ヶ月で退去した理由と体験談
アパートを1ヶ月で退去した理由
- ・騒音トラブル
- ・害虫が発生
- ・欠陥住宅
- ・急な転勤
- ・長期入院が決まった
- ・介護で実家に帰ることになった
- ・騒音トラブル
- ・同棲解消
- ・住んでみたらイメージと違った
上記は、弊社「家AGENT」で実際に入居後1ヶ月で退去した人や、同業から聞いたの短期解約の理由です。
大半が「住んでみてトラブルに巻き込まれた」「イメージと違った」という理由で、1ヶ月で退去しています。
実際に賃貸アパートを短期解約した人の声
実際に、入居から1ヶ月程度で引っ越した人の体験談です。「転居で仕方なく」という人もいました。ほかには「思っていたようなお部屋と違った」という人が多かったです。
内見時に分かる事情なら、一切考慮してもらえません。入居してから後悔しないためにも、広さや周辺環境は内見でよく確かめてください。
内見時に分からないことや問題があれば、大家さんや管理会社に費用面で相談しましょう。
すぐに引っ越しするなら「即入居可能」なお部屋を探すべき
「即入居可能」でも審査に最低3日かかる
即入居可能物件とは、契約を結べばすぐに入居できるお部屋のことです。入居審査は従来通りに進むので3~5日ほどかかると考えたほうが良いです。
審査~契約~入居を考えると、お部屋探しから2週間ほどで新居に引っ越せます。ちなみに「退去予定」や「建築中」のお部屋は、2週間以上かかるので注意が必要です。
急な引っ越しで後悔しないために注意すべきこと
- ・物件条件はある程度固めておく
- ・内見は必ずおこなう
- ・内見時に周辺状況も確認する
- ・契約書はきちんと目を通しておく
お部屋探しは「条件を明確」にし「内見を丁寧におこなう」ことで大抵の失敗は防げます。お部屋の内装だけではなく、周辺環境を確認することで「他住民の質」がわかります。
エントランスが汚い、ポストにDMが溜まっている場合は、住民の質が悪いです。騒音トラブルに発展しやすいので注意してください。
契約書の中身は「居住ルール」「解約」「特約」は最低限目を通してください。わからなければ不動産屋に質問し、全て納得してからサインしてください。
対応エリアは一都三県のみ新居に引っ越すために必要な費用まとめ
新居に引っ越すために約35~50万円は必要
賃貸の初期費用 | 家賃4.5~5ヶ月分 |
---|---|
引っ越し費用 | 約5万円 |
家具家電購入費 | 約0~3万円 |
上記の表は、新居に引っ越しするまでに必要な費用を、まとめたものです。家具家電はすでに購入済み前提で解説します。
新居の家賃が6万円ならトータルで約35~38万円、家賃が8万円なら約44~48万円が目安です。解約予告期間や違約金が発生する場合は、さらに出費が大きくなります。
賃貸の初期費用を抑える方法
- ・敷金礼金が0円のお部屋を選ぶ
- ・連帯保証人のみで契約できるお部屋にする
- ・仲介手数料が安い不動産屋を選ぶ
- ・フリーレント物件を選ぶ
敷金礼金が0円の「ゼロゼロ物件」や、連帯保証人を立てて保証会社を使わない物件を選べば、最大で家賃2~2.5ヶ月分の初期費用を抑えられます。
仲介手数料が半額~無料だと、最大で家賃1ヶ月分抑えられます。また「フリーレント付き物件」は、住んでいたお部屋と新居の二重家賃を避けられるうえ、日割家賃が不要です。
フリーレントとは、大家さんが決めた一定期間の家賃がタダになる契約のことです。短期違約金が発生することがほとんどなので、契約内容をよく確認しましょう。
引っ越し費用を抑える方法
- ・引っ越し単身パックを利用する
- ・フリー便を利用する
- ・レンタカーを借りて自分で引っ越しする
- ・複数の業者に見積もりをもらって比べる
荷物が少ない人は、コンテナに乗る分だけ一定料金で運んでくれる「引っ越し単身パック」がおすすめです。ただし、1~3月以外は対応していない業者もあります。
引っ越す距離が近い人や、友達に手伝ってもらえる人は、レンタカーを使って引っ越すと良いです。レンタカーとガソリン代のみで抑えられます。
費用を抑えるなら一括見積で比較すべき
引越し費用は1社のみに絞るよりも、複数の業者から見積もりをもらって、安い業者を基準に交渉したほうが安くできます。これを相見積もりと言います。
業者によっては料金が倍以上も変わります。その理由は、引越し費用には定価がなく、業者によってオプションが追加されているからです。
一括見積もりサイトを利用して、たくさん見積もりを集めましょう。
特に「引越し侍」は一括見積もりサイトの中でも提携業者数が多いのでおすすめです。2023年5月現在で約351社と提携しています。
家具家電購入費は足りないものだけ購入する
家具家電購入費は、旧居に住む際に買ったものを新居に持って行きましょう。足りない分だけを買い足せば、0~3万円ほどで済みます。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!