「賃貸のキャンセル連絡をしたら怒られた!」
「不動差屋に怒られないコツはある?」
賃貸物件は、契約前ならいつでもキャンセル可能です!急に転勤が決まったり、もっと好条件のお部屋が見つかれば、断ってしまって構いません。
しかし、実際に連絡したら不動産屋に怒られたという人も少なくありません。嫌味や文句を言われてしまうと、せっかくのお部屋探しが台無しですよね…。
そこで当記事では、賃貸のキャンセルで怒られた体験談や対処法を解説します。不動産屋に怒られないためのコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
賃貸の申し込みをキャンセルして不動産屋に怒られた人の体験談
- ・キャンセルを伝えたら態度が急変した
- ・急な転勤と伝えても疑われた
- ・ブラックリストに載ると言われた
- ・不動産屋まで来いと言われた
- ・ふすまの張り替えが無駄になると怒られた
- ・預かり金を返してくれなかった
キャンセルを伝えたら態度が急変した
20代後半
キャンセル理由:別の不動産屋で決めた
【明らかに態度が悪くなった】
最初は親切な営業マンだと思っていたのですが、電話で申し込みをキャンセルすると伝えたら「ウチで契約するって言いましたよね?」って態度を急変させて怒ってきました。私も謝ったのですが、10分以上文句を言われて半泣きでした。
営業マンによっては、キャンセルを伝えると態度を変えて怒ってきます。不動産屋では、月の売り上げに対するノルマが設定されているためです。
自己都合のキャンセルなら謝罪から入るべきですが、営業マンがしつこいようならハッキリと断って電話を切りましょう。
急な転勤と伝えても疑われた
30代前半
キャンセル理由:急な転勤
【転勤を信じてくれない】
良い物件が見つかって申し込んだタイミングで、急な転勤が決まりました。不動産屋へ正直に話したのに「別の不動産屋で良いのがありましたか?」と疑われました。やっと理解してくれたと思ったら「転勤の可能性があるなら初めに伝えろ」って怒ってくるし、終始最悪の空気でした。
キャンセル理由を転勤と伝えた場合、嘘だと思われて怒られるケースがあります。一部の不動産屋が、申し込み後のキャンセルは「転勤」を理由にするようアドバイスするからです。
トラブルを防止するために、転勤の可能性があるなら担当スタッフに伝えておきましょう。万が一キャンセルになっても、不動産屋が納得してくれやすいです。
ブラックリストに載ると言われた
30代後半
キャンセル理由:周辺環境が不安になった
【ブラックリストに載ると脅された】
申し込んだ後で、物件周辺の交通量や治安が気になりました。キャンセルを伝えたところ「そんな理由ではキャンセルできない」「ブラックリストに載って借りられなくなる」と脅すようなことを言われました。無理やり電話を切ってからとくに連絡がないので、どうなったのかいまだに分からないです。
賃貸の審査後にキャンセルしても、ブラックリストには載りません。ブラックリストに登録されるのは、入居中に家賃を滞納したり契約違反を起こしたときだからです。
ただし、審査時に契約の意志を伝えていたにも関わらず自己都合でキャンセルした場合、管理会社や大家さんの「NGリスト」に登録される可能性が高いです。
該当するのは「家賃交渉をした」「フリーレントを付けてもらった」などです。キャンセルする可能性があるなら、契約前の交渉は控えたほうが良いです。
不動産屋まで来いと言われた
20代前半
キャンセル理由:両親の反対
【3日以内に店まで来いと言われた】
申し込んだ物件が両親に反対されたので、キャンセル連絡したらめちゃくちゃ怒られました。嫌な気持ちになったのに「3日以内に店へ来て次の物件を決めて」って急かされたし、今でも最悪の思い出です。
不動産屋は賃貸物件のキャンセル連絡が来ると、店舗への来店を促すことが多いです。別のお部屋を紹介して、契約に結び付けたいと考えるからです。
引っ越しがなくなったり、別の不動産屋を利用したい場合は、来店するよう言われても断りましょう。キャンセル自体は電話やメールだけで可能です。
ふすまの張り替えが無駄になると怒られた
20代後半
キャンセル理由:初期費用が思ったより高かった
【ふすま代を請求されそうになった】
初期費用が思ったより高かったので断りたいとメールしたら「ふすまを張り替えたからキャンセルは困る」と怒られました。入居しないならふすま代を請求するとまで言われたので、最終的にはキャンセルせずに契約しましたね。
お部屋の設備を交換してもらっているなら、キャンセルで怒られる可能性が高いです。大家さんも管理会社も、契約を前提として工事費用を払っているからです。
最悪の場合、交換費用の支払いを求めて裁判を起こされる恐れがあります。
預かり金を返してくれなかった
20代後半
キャンセル理由:引っ越し時期を先延ばしした
【預かり金の返却で揉めた】
引っ越し時期をずらすために申し込みをキャンセルしたら、高圧的な口調で説教されました。さらに申し込み時に預かり金として3万円払ったのですが「店まで来ないとダメ」とか理由を付けて返してくれませんでした。消費者センターに行くって伝えたら、ようやく書留で送ってくれました。
賃貸のキャンセルでは、預かり金の返金トラブルが非常に多いです。預り金とは、賃貸契約前に不動産屋へ払うお金です。
契約しないなら全額戻ってくるルールですが、一部の不動産屋は預り金を返さなかったり、返金すると言って来店を促そうとしてきます。
キャンセルで怒られても、返金は要求しましょう。「返金は1週間以内で現金書留のみ」など、キャンセル連絡と合わせて、返金の期日と方法を指定すると良いです。
そもそも賃貸物件の申し込みはキャンセル可能?
契約前ならキャンセルできる
賃貸物件は、契約前までならキャンセルできます。審査に進んでいたとしても、不動産屋に断る旨を伝えれば大丈夫です。キャンセル料は一切発生しません。
また、入居審査の通過後でもキャンセル可能です。厳密には、契約前の重要事項説明を受けた後までならキャンセルして構いません。
重要事項説明では契約内容の大事な部分を説明されます。納得できなかったらキャンセルしても問題ありません。違約金といったペナルティーもないです。
契約後はキャンセルできず「解約」になる
賃貸契約が成立したあとはキャンセルできず、解約扱いになります。退去手続きと同じなので、最低でも1ヶ月分の家賃と初期費用がかかります。
近年では、審査通過後~契約までの間に初期費用を払うのが一般的です。そのため、契約後にキャンセルしようとすると、敷金以外は戻ってきません。
賃貸の初期費用は、家賃4~5ヶ月分と高額です。お金がもったいないので、やむを得ない事情以外は契約前までにキャンセルすべきです。
賃貸のキャンセルで不動産屋に怒られないためのコツ
キャンセル理由を明確に伝える
- ・転勤先が変わった
- ・他に良い物件が見つかった
- ・介護で実家に帰ることになった
- ・管理会社の対応に不信感を持った
- ・他社で契約するほうが初期費用が安い
賃貸の申し込み後にキャンセルする場合、理由は明確に伝えてください。曖昧な回答だと「最初から申し込まないで」と不動産屋に怒られやすいからです。
確認不足だったり、わがままな理由でキャンセルするのもNGです。「初期費用が払えない」「気分が変わった」などでキャンセルすると、印象が非常に悪いです。
できるだけ早めに電話する
賃貸物件をキャンセルする際は、できるだけ早めに不動産屋へ電話してください。契約直前になるほど、関係者に迷惑をかけて怒られやすいからです。
キャンセル連絡は、電話でおこなうのがベストです。要件をすぐ伝えられて、契約準備を早めにストップしてもらえます。メールは確認が遅れやすいのでやめましょう。
直接言いづらい人はチャットで連絡できる不動産屋がおすすめ
「電話だと言いづらい」という人は、当サイト運営の「イエプラ」がおすすめです。全てチャットやLINEでやり取りするため、気まずい思いをせずにキャンセルできます。
キャンセル時は「申し込んだ物件をキャンセルしたい」「探すエリアが変わってしまった」などと送るだけでOKです。事情を確認した上で、管理会社へキャンセルしてくれます。
LINEで伝えられるため、決断したタイミングで連絡を送りやすいです。夜中に送っても翌朝9時にはスタッフが確認してくれるので、連絡漏れの心配もありません。
賃貸のキャンセルで怒られた際の対処法
- ・誠実な態度で謝る
- ・契約前なら金銭を支払わない
- ・不動産屋がしつこいなら窓口に相談する
誠実な態度で謝る
キャンセルを伝えて不動産屋が怒っているなら、まずは誠実な態度で謝りましょう。自分の都合で、契約に向けて動いてくれた関係者に迷惑をかけているからです。
丁寧に謝罪すれば、キャンセルの理由によっては理解を示してくれます。今後同じ不動産屋・管理会社を利用する可能性もあるので、関係を悪化させすぎないようにしてください。
契約前なら金銭を支払わない
キャンセルで不動産屋から怒られたとしても、契約前なら金銭を払わなくて良いです。原則、家賃や初期費用、違約金などを請求されても断りましょう。
預かり金を払っているなら返してもらえます。敷金・礼金に充てられるお金なので、契約が成立しなかった場合は戻ってくるお金です。
不動産屋がしつこいなら窓口に相談する
「不当なキャンセル料を請求されている」「キャンセルしてくれない」など、不動産屋がしつこいなら専用の窓口に相談してください。上記は無料で利用できます。
賃貸契約に関するトラブルは毎年多いので、経験や法律に基づいた内容で的確にアドバイスしてくれます。
賃貸のキャンセルに関するよくある質問
キャンセルで不動産屋が怒る理由は?
契約前でキャンセルされると、売り上げにならないからです。内見やお部屋探しの手間も無駄になり、営業マンはがっかりしてしまいます。
不動産屋に申し込みをキャンセルできないと言われた!
契約前であれば、原則キャンセルできます。しつこいようなら、消費者ホットラインに相談してみてください。
審査が通ってからキャンセルできる?
賃貸の審査通過後でもキャンセルできます。原則、契約書にサインするまでは自由に断れます。
申し込み後のキャンセル率はどれくらい?
弊社「家AGENT」のデータだと約10.4%です。約10人に1人が申し込み後にキャンセルをしています。
賃貸のキャンセルを繰り返すとどうなる?
同じ管理会社や大家さんの物件は入居できなくなります。「契約意思が薄い」と思われて、審査に落ちてしまいます。
契約前のキャンセルで払ったお金は返金される?
初期費用や申込金を払っていても、契約前なら基本的に返金されます。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!