「賃貸の日割り家賃とは?」
「1日入居ならいくらかかる?」
賃貸契約の初期費用には「日割り家賃」という項目があります。月途中で入居する際に日割計算されるお金で、敷金や礼金などと合わせて請求されます。
しかし、日割り家賃をいつから払うのか、なぜ払う必要があるのか疑問に思う人が多いです。
そこで当記事では、日割り家賃の計算方法や、日割り家賃を抑えるコツを解説します。ぜひ参考にしてください。
日割り家賃とは
入居日から月末までの家賃のこと
賃貸の初期費用の項目にある日割り家賃とは、お部屋の入居日から月末まで1日単位で発生する家賃を指します。
1月20日に入居した場合「1/20~31日」が日割り家賃の対象です。敷金礼金や後述する「前家賃」などと合わせて、入居前に払います。
なお、日割りで請求されるものとしては、管理費・共益費や駐車場代も該当します。
日割り家賃は退去時にも発生する
お部屋の退去時は、1日から退去日までの日数分が日割り家賃です。普段通り1ヶ月分の家賃を払い、退去後に差額が返却されます。
物件によっては、退去月の家賃が「半月割り」「月割り」で請求されます。半月割りは、1~15日の退去は家賃0.5ヶ月分、16日以降の退去は1ヶ月分を払います。
月割りなら、いつ退去しても家賃1ヶ月分を払います。月末に退去すると損する可能性があるので、あらかじめ契約書の該当部分をチェックしましょう。
前家賃は翌月分の家賃のこと
前家賃とは、賃貸契約で払う翌月分の家賃のことです。日割り家賃と同じく初期費用に含まれていますが「当月の家賃」と「翌月の家賃」という違いがあります。
初期費用に含まれるのは、口座振替の設定に時間がかかるからです。管理費・共益費も同様に、翌月分まで払います。
1日入居なら日割り家賃は発生しない
1日入居の場合、当月の家賃1ヶ月分を払うので、日割り家賃が発生しません。前家賃は初期費用に含まれず、月末までに払うケースが多いです。
注意点として、日割り家賃・前家賃に関しては、大家さんや管理会社によってルールが異なります。入居申込の前に、不動産屋にくわしく確認しておきましょう。
日割り家賃の計算方法は3パターン
- ・当月の日数で計算する「実日数割」
- ・1ヶ月=30日で計算する「30日割」
- ・1ヶ月=31日で計算する「31日割」
日割り家賃の基本的な計算方法は「家賃÷月の日数×入居日数」です。端数は10円単位で四捨五入されることが多いです。
月の日数の考え方は、大家さんや管理会社によって異なります。契約書に「実日数割」や「30日割」などと記載されますが、事前に知りたい人は不動産屋に質問しましょう。
以下で3パターンの計算方法を紹介します。
当月の日数で計算する「実日数割」
- ・1月15日入居
家賃70,000円÷31日×17日=38,387円 - ・2月15日入居
家賃70,000円÷28日×14日=35,000円
月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」の場合、入居日が同じでも日割り家賃が変わります。
上記の例だと、同じ15日に入居しても1月と2月で3千円以上違います。単純に、当月の日数が少ないほうが、日割り家賃が安いです。
1ヶ月=30日で計算する「30日割」
- ・1月15日入居
家賃70,000円÷30日×16日=37,333円 - ・2月15日入居
家賃70,000円÷30日×16日=37,333円
「30日割」なら、31日まである1月でも、28日しかない2月でも、日数は30日として日割計算します。15日入居の場合、入居日数は15~30日の16日間です。
上記のように、どの月に入居しても日割り家賃の差はありません。実日数割と比べると、日数が多い1月はお得ですが、少ない2月は損です。
1ヶ月=31日で計算する「31日割」
- ・1月15日入居
家賃70,000円÷31日×17日=38,387円 - ・2月15日入居
家賃70,000円÷31日×17日=38,387円
物件によっては、全ての月を「31日」として日割計算します。日数が長くなるぶん、1ヶ月が31日未満の月に入居すると「実日数割」に比べて損します。
日割り家賃を抑える3つのコツ
- ・月末または1日に入居する
- ・大家さんに交渉する
- ・フリーレント付き物件を選ぶ
月末または1日に入居する
月末に入居すれば、日割り家賃を抑えられます。1月29日に入居した場合、日割り家賃は29~31日の3日分のみです。
1日に入居すると、日割り家賃や前家賃が不要です。基本的に当月分の家賃1ヶ月分の支払いで済むので、トータルの初期費用が最も安いです。
大家さんに交渉する
入居日が月末なら、大家さんに日割り家賃を交渉してみてください。数日程度であれば、無料にしてくれる可能性があります。
ただし、1~3月と10月の引っ越しシーズンは、基本的に断られます。交渉に応じなくても、入居希望者が現れるからです。
フリーレント付き物件を選ぶ
フリーレント物件を選べば、一定期間の家賃がタダになるので、日割り家賃は不要です。期間は物件によってバラバラですが、0.5~2ヶ月ほどが目安です。
不動産屋の閑散期である4~7月と11月は、一時的にフリーレント物件が増えます。引っ越しの時期を選べる人には狙い目です。
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日割り家賃以外に必要な初期費用は?
相場 | |
---|---|
敷金 | 家賃1ヶ月分 |
礼金 | 家賃1ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分+税 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 |
火災保険料 | 15,000~20,000円 |
初回保証料 | 総賃料50~100% |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 |
その他オプションサービス | 不動産屋によって変動 |
トータルで家賃4.5~5ヶ月分が目安
賃貸契約時の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分です。家賃5万円のお部屋だと、初期費用の目安は約22.5~25万円です。
実際は、お部屋の条件や契約オプションなどでも変わります。家賃6ヶ月分ほどのお金を準備しておけば、足りなくなる心配はありません。
日割り家賃以外の初期費用を抑えるコツ
- ・家賃そのものを下げる
- ・敷金礼金がない物件を選ぶ
- ・仲介手数料が安い不動産屋で探す
- ・オプションは外してもらう
- ・保証会社を使わずお部屋を借りる
日割り家賃以外の初期費用を抑えるコツをまとめました。家賃を1万円下げるだけでも、初期費用を4.5~5万円安くできます。
敷金・礼金がない物件を選ぶのもアリです。家賃1~2ヶ月分の費用が浮くため、家具家電の購入費用に回せます。
24時間サポートなど任意のオプションを外してもらうのも有効です。外せるものがないか、不動産屋に相談してみましょう。
日割り家賃に関するよくある質問
日割り家賃って交渉できるの?
1週間程度の日割り家賃なら、交渉でタダにしてくれる可能性があります。まずは不動産屋に相談してみてください。
日割り家賃の端数は請求されるの?
物件によって異なります。一般的には、10円単位で四捨五入するケースが多いです。
日割り家賃に共益費は含まれる?
共益費や管理費は、基本的に日割り家賃に含まれます。
賃貸の退去で日割りできないと言われた!
物件によっては、退去月の家賃を「半月割り」「月割り」といった固定日数で払います。契約書に記載があるかどうか確認してください。
退去時の日割り家賃を抑える方法は?
できるだけ月末に退去することです。月末ピッタリに退去できれば、日割り家賃は発生しません。
退去時の日割り家賃の返却はいつ?
退去日から約1ヶ月後に返却されるケースが多いです。
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