シェアハウスは他の入居者とトラブルが発生することがあります。リビングやキッチンなどの共用部分が多いためです。
日本法規情報株式会社の調査結果によると、シェアハウスで発生するトラブルは、入居者同士のトラブルや物件のルール違反が多いことが分かります。

具体的には「キッチンを使った後に掃除してくれない」「長時間使っていてなかなか譲ってくれない」などで口論になるケースがあります。
この記事では、トラブルを未然に防ぐ方法も紹介するので、シェアハウスで快適に暮らしたい人は必見です。
スモッカ
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CANARY
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スミカ
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 営業スタッフ
池袋の仲介不動産「家AGENT」で営業を担当。これまで多数のお客様のお部屋探しをサポート。女性目線の丁寧な接客が強みで、同棲や地域の住みやすさに関する相談に高い評価を得ています。現場経験を活かし、初めての方でも安心できる実用的な住まい情報を発信しています。
シェアハウスで起こったトラブルの事例
シェアハウスで実際にトラブルにあった人の体験談を種類別に紹介します。
掃除やゴミに関するトラブル
共用リビングは広いわけでもないのに、いつも住民の私物で散らかってます。私物だから勝手に捨てられないし、かといって放置すると邪魔だし困ります。(女性/30代)
明らかに個人のゴミなのに、共用リビングのゴミ箱に捨てていく人がいて腹が立ちます。個人のゴミは個室にある自分のゴミ箱に捨てるルールなのに…。(男性/20代)
料理した後は必ず自分で片づけなきゃいけないルールなのに、いつも絶対に片づけない人がいます。油まみれのフライパンが放置されてたり、食べ残しの麺がシンクに落ちてたり…その後に使う人のことを考えてほしいです。でもこういう人に限って、注意しても直らないんですよね…。(男性/30代)運営会社によって異なりますが、シェアハウス内の掃除は基本的に入居者の当番制になっていることが多いです。
しかし、中には掃除をサボったり、キッチンやトイレなどの水回りを汚くしたまま放置する入居者がいます。
注意してもなかなか改善しない場合も多く、入居者内で喧嘩になったり、最悪ルール違反として退去させられることがあります。
解決策
当番を忘れた時や片づけなかった時のルールを決めておくと効果的です。
一度忘れたら来週も担当するなど、負担が大きくなるようにすることでルールを守る確率が上がります。
それでも改善しない時は、管理会社に相談しましょう。管理人が汚れ具合を定期的にチェックし、問題の入居者を特定して注意してくれる場合があります。
共用設備の利用に関するトラブル
うちのシェアハウスは皆朝シャワー派なので、朝の洗面台は戦場です。特に予約制でもないので、早いもの勝ちです。シャワーの数は少ないので、泣く泣く諦めることもあります…。普通の賃貸だったら好きな時に使えるけど、シェアハウスだとなかなか思うようにいきません。(女性/20代)
「シェアハウスは、生活リズムが皆バラバラだからキッチンの利用もかぶらない」って聞いていたのに、うちの入居者は運悪く全員生活リズムが一緒。毎日同じような時間に起きて帰ってくるので、キッチンは大混雑です…。炊飯器も1個しかないので、順番を待たないといけないし、夕飯は遅くなるしでストレスが溜まります…。(女性/20代)お風呂やトイレ、キッチンなどの共用設備は多くの人が使用するため、好きな時間に好きなだけ入ることができません。
自由に使えないので、順番待ちが発生することも少なくありません。そのため、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。
解決策
キッチンやお風呂などの各設備に対して、使用時間を決めておきましょう。
「お風呂は30分まで」など、時間のかかるものは制限時間を設けておくとトラブルを防げます。
予約ボードなどを使って、キッチンなどを使う利用時間を予約しておく事も対策になります。
音に関するトラブル
隣の人が夜勤の人でした。お互いに生活リズムが違うせいで、寝ている時に帰って来られると起きてしまい、ぐっすり寝れませんでした…。特に扉を閉める音や足音などの生活音がすごい響くんです。あまりにも眠れない日が続くので、管理会社に相談して部屋を変えてもらいました。(女性/20代)
私が住んでいるシェアハウスは入居者みんなが仲良しで、よく共用リビングで一緒に食事をしています。参加していればいいんですが、参加していない時は話し声が部屋まで響いてすごくうるさいです。特に私の部屋は共用リビングのすぐ近くなので…。流石に夜中まで騒がれると眠れないし、なんとかしてほしいです…。(女性/20代)
シェアハウスは他のマンションよりも壁が薄いのか、隣の部屋の住民の音が筒抜けで困ります。特に夜中までスピーカーで音楽を聴いているんですが、注意しても一向におさまりません…。夜中は静かにっていうルールがあるのに、守らない人は注意しても絶対に守ってくれません。(男性/20代)シェアハウスは、通常の賃貸物件より壁が薄いことが多いため、隣のお部屋の音が聞こえやすくなってしまいます。
特にリビングや水回りの近くのお部屋は、音が聞こえやすいため、神経質な人はストレスが溜まります。
解決策
他人の音が気になって眠れない場合は、就寝時にヘッドホンや耳栓を使うのも効果的です。
音に気を付けているにも関わらず他の入居者から苦情を言われた場合は、遮音シートで壁を覆ってみましょう。貼るだけで音を遮ってくれるため、手間がかかりません。
また「夜0時以降は小さい声で話す」などのルールを決めておくのもおすすめです。
盗難に関するトラブル
私が住んでるシェアハウスは外国人が多いんですが、先日外国人入居者に私が買っておいた冷蔵庫内の食材を勝手に使われました…。注意しても日本語が伝わらず知らん顔…。それ以降、自分が買ったものには必ず名前と号室を書くようにしています。もちろん英語で。(女性/20代)
シャンプーやリンスなどのバス用品は各自がお風呂場に持ち込んで置いておく決まりだったのでそうしていたら、ある日いつの間にかなくなっていました。他にも作った料理を勝手に食べられたり、色んなものが取られていきます…。もう信用できないので、共用スペースには物を極力置かず、個室で管理するようにしています。(女性/20代)
盗まれたくない大事な貴重品などは基本的に自室で管理してたんですが、スペースの関係上靴はすべて共有の靴箱で保管してました。そしたらある日お気に入りの革靴が無くなってたんです。どこかに履いていった覚えは無いので、恐らく盗まれました…。ブランドものだったので、狙われてたんだと思います。(男性/20代)シェアハウスでもたびたび報告されているのが、盗難トラブルです。
食材や小物類などから、現金やブランドものの靴や時計が盗まれたというケースもあります。
解決策
自分の私物は共用部に放置せず、自室で保管しましょう。また、監視カメラや鍵付きの金庫の設置を管理会社に要望することもできます。
シャンプーやリンスなどの容器に自分の物とはっきりわかるように印や名前をつけておくのも対策の1つです。
人間関係のトラブル
入居者が4人程度の小規模シェアハウスに住んでいた時のことですが、掃除当番をサボったり生活観の違いから喧嘩になってしまいました。できるだけ顔を合わせたくなかったのですが、小さい建物だし共用設備はどうしても使いたいので毎日気まずい雰囲気が漂ってました…。結局耐えられなくて引っ越しましたが、シェアハウスならではだなあと思います。(男性/20代)
仕事から帰ってきたら、住民の皆がリビングに集まって飲み会をしていました。いつもだったら参加してるんですが、仕事でへとへとだったので今日はゆっくり休もうと思い、部屋に行こうとしたとき「〇〇も飲もうよ!」と強引に誘われ、流れで飲むことに…。正直、翌日も仕事だったのでさっさと寝たかったです。普段は良い人達なんですが、こういう身勝手な行動にストレスを感じてしまいます。(男性/20代)
シェアハウス内でカップルが誕生することはよくあることなんですが、共用のリビングでいちゃつかれると気まずいです…。頼むから自分達の部屋でやってほしいです。それか早く二人で同棲して…。(男性/20代)
シェアハウス内で付き合ったカップルが別れて気まずい雰囲気が漂うのをよく経験してます。うちのシェアハウスは頻繁に食事やパーティーをするので、2人がその場に揃うとなんとなく気まずい雰囲気に…。こっちも気を遣わざるを得なくて若干面倒です。(女性/20代)シェアハウスでは入居者間でコミュニケーションをとる場面が多いです。性格的に合わない人と一緒に暮らすとなれば、人によってはストレスに感じてしまいます。
また、入居者同士でカップルが成立するケースは多いですが、別れたり喧嘩してしまった場合は、とても面倒な雰囲気になり、他の入居者の迷惑になります。
解決策
人間関係のトラブルが発生したら、まず入居者同士で話し合いの場を設けましょう。
不満やストレスは、相手に話さなければ伝わりません。冷静に話せば相手も聞いてくれることが多いので、思い切って話してみましょう。
また、中には男女の出会いを求めてシェアハウスに住む人もいます。
トラブルに巻き込まれるのが不安な人は、男性専用や女性専用など、性別に限定したシェアハウスに住みましょう。
シェアハウスのトラブルを未然に防ぐ方法
シェアハウスで起こるトラブルを防止し、快適に暮らす方法を紹介します。
これからシェアハウスに住もうとしている人は是非参考にしてください。
・入居前にハウスルールを確認する
・入居者同士でコミュニケーションをとる
入居者がいる時間帯に内見しに行く
入居前は必ず内見し、土日など入居者がいそうな時間帯に行きましょう。
どんな人が住んでいるのか、どのように過ごしているのか見ることで、シェアハウス内の雰囲気を確認できます。
もし雰囲気が性格的に合わなそうだと感じたら、入居は避けましょう。
入居前にハウスルールを確認する
多くの管理会社は、入居前に物件内のハウスルールを教えてくれます。
一度目を通して、どのようなルールがあるのか、自分は守れるのかどうかを確認しましょう。
また、ルールが詳しく決められていないシェアハウスは注意が必要です。明確なルールがなければ、入居者同士のトラブルが頻発している可能性が高いです。
入居者同士でコミュニケーションをとる
無理のない程度で、入居者同士で適度にコミュニケーションを取っておけば、トラブルを未然に防げます。
LINEなどのツールを活用したり、定期的に入居者同士で会議を開くなどして、事前に自分の価値観を共有し合いましょう。
解決できない場合は管理会社に相談しよう
できる限りトラブルを避け、入居者同士で解決しようとしても、全てが穏便に解決できるわけではありません。
逆に入居者同士で喧嘩になり更に悪化してしまう場合もあります。
どうしても解決しそうにない場合は、以下の解決策を試しましょう。
物件の管理会社に相談する
まずはシェアハウスの管理会社に相談するのがおすすめです。
管理会社のスタッフはさまざまなトラブルの対応に慣れているため、解決策を提案してくれたり仲裁に入ってくれます。
管理会社に相談した結果、シェアメイトとの関係がよくなることも多いです。
また、音のトラブルに関しては、管理会社から匿名で問題の入居者に直接注意してくれる場合があります。
警察相談専用窓口に連絡する
警察相談専用電話の♯9110では、近隣トラブルの相談を受け付けています。
♯9110に電話すると、警察安全相談員が対応方法についてアドバイスをしてくれます。
場合によっては、他の行政機関を紹介してくれたり、トラブルが極めて悪質だと判断された場合には、警察から指導や警告を行ってくれます。

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