「一人暮らしに丁度良い面積は?」
「30代の部屋の広さはどれくらい必要?」
せっかく一人暮らしするなら、少しでも広いお部屋に住みたいですよね。2部屋あれば、寝室と趣味部屋に分けられたりもします。
しかし、広いお部屋ほど家賃が高くなります…。予算オーバーになる可能性があるうえ、そもそも審査に通らない恐れがあります。
そこで当記事では、一人暮らしにちょうどいい賃貸物件の面積を解説します。必要な面積を間取りを交えて解説し、物件情報を見るときの注意点も紹介します。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
一人暮らしにちょうどいい面積は25平米
一人暮らしにちょうどいい面積は25平米です。25平米は、一人暮らしの人が借りている平均的な面積で、間取りは1Kのことが多いです。
25平米を畳数に置き換えると、キッチンやお風呂などのスペースを含め、物件全体で約14畳です。キッチンスペースを除いた居室部分だけだと7~8畳です。
25平米の1Kであれば、テレビやベッド、テーブルなどの生活に必要な家具や家電をひと通り置いても、十分な生活スペースを確保できます。
以下に、25平米の具体的な広さをまとめました。基準になる畳の大きさが違うので、同じ25平米でも地域によって若干の差があります。東京都内では、中京間という畳をもとに計算します。
25平米の広さ | 使われる地域 | |
---|---|---|
本間(京間) | 縦約5.7m× 横約4.7m |
関西・中国などの西日本 |
中京間 | 縦約5.4m× 横約4.5m |
東京・愛知・ 岐阜など |
江戸間 | 縦約5.2m× 横約4.4m |
東日本 |
団地間 | 縦約5.1m× 横約4.2m |
全国の公団住宅・ アパート |
物件の面積を表す「〇㎡」という表記は「専有面積」といい、基本的には入居者だけが使える空間の範囲を表しています。
ただし、物件の設備に含まれていて入居者が使うものであっても、バルコニーやロフト、玄関外のポーチなどは専有面積に含みません。詳しい線引きについては、別のページで解説しています。
25平米1Kの一般的な間取り例
専有面積が25平米の1Kの物件で、実際に募集されている一般的な間取り図をご紹介します。
出典:https://suumo.jp/ |
1Kは居室とキッチンスペースが扉で仕切られている間取りのことです。同じ25平米の物件でも、キッチンスペースが広ければ広いほど居住スペースが狭くなります。
上記のお部屋では風呂とトイレは別々になっていますが、25平米の物件だといわゆる「3点ユニット」と呼ばれるユニットバスの場合も多いです。
広さで迷うなら住まいのプロである不動産屋に相談すると良い
「どれくらいの広さのお部屋がいいか分からない」という人は、住まいのプロである不動産屋に相談すると良いです。予算やライフスタイルも合わせて考慮してくれます。
当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、来店不要でLINEから気軽に相談可能です。AIではなくスタッフが手動で返信しているので、細かい質問もできます。
仕事が忙しくてお店の時間に間に合わない人や、移動中や寝る前のスキマ時間を使って効率よくお部屋探ししたい人にもおすすめです。
お部屋の面積は「内法面積」で確認すべき
物件情報に載っている専有面積には「壁芯面積」と「内法面積」の2種類があり、できれば内法面積で測られた数字をもとにお部屋探しをしたほうが良いです。
壁芯面積は壁や柱を含めて面積を出すので、実際のスペースよりも広くお部屋を測られてしまうからです。内法面積であれば居室の床をそのまま測るので、実際に使える面積が正確に分かります。
ただ、物件情報に載っているのが壁芯面積なのか内法面積なのは見ただけでは判断できないことが多いです。仲介の不動産屋に直接聞いてみると良いでしょう。
最低でも15平米くらいあったほうが良い
一人暮らしなら、面積は最低でも15平米はあったほうが良いです。
15平米を畳数に置き換えると、キッチンやお風呂などの水回りを含めて約9畳です。居室として使えるのは5~6畳で、最低限の家具を置いただけで手狭に感じる人もいます。
専有面積が15平米のお部屋は、1Kのほかにワンルームも多いです。ワンルームはキッチンが居室に含まれている間取りで、ドアで仕切られていません。
以下の間取り図は、実際に入居者を募集している約15平米の物件です。ワンルームはキッチンスペースが畳数に含まれるので、1Kよりも畳数が大きいのが分かります。
15平米ワンルームの間取り図 | 15平米の1Kの間取り図 |
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出典:https://suumo.jp/ |
出典:https://suumo.jp/ |
面積ごとの家賃相場と手取り額の目安
お部屋の面積によって家賃相場がどのように変わるのかをまとめました。また、家賃に対してどのくらい手取りがあると良いのかも合わせて紹介します。
家賃相場 | 手取りの目安 | |
---|---|---|
15~18平米 | 約50,000~65,000円 | 約18~20万円 |
20~25平米 | 約70,000~85,000円 | 約23~26万円 |
28~30平米 | 約90,000~14,000円 | 約30~35万円 |
お部屋の面積が広くなるほど、家賃相場は高くなります。30平米あたりになると、一人暮らしをするには高い家賃になるのが分かります。
家賃を決める際には、手取り額の3分の1を目安にすると良いです。ただ、3分の1ぴったりで借りると、急な出費があった場合に対応できないので、少し抑えた家賃で探すのがおすすめです。
年代が上がると面積の目安は変わる
同じ一人暮らしでも、10代の大学生と30代の社会人では収入や生活スタイルが違うため、選ぶお部屋の面積が変わります。
下記の表は、当サイトイエプラコラムで実施したアンケートをもとに、年代によってお部屋探しの際に面積の希望がどうに変わるのかをまとめたものです。
10~20代前半 | 約15~19平米 |
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20代後半 | 約20~24平米 |
30代 | 約25~30平米 |
10~20代前半だと学生や新社会人が多いため、広さよりも家賃の安さを優先しています。20代後半や30代になると、収入に合わせて少しずつ広いお部屋を選ぶようになります。
10代~20代前半の一人暮らしに必要なお部屋の広さ
平米数 | 約15~19平米 |
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畳(帖)数 | 約6~9畳 |
キッチンやお風呂などを除いたスペース | 約4.5~7.5畳 |
縦横の長さ | 縦約3.5m×横約2.6m ~縦約4.5m×横約3.6m |
10代~20代前半の一人暮らしの場合、お部屋の面積は約15~19平米が目安です。学生や新社会人だと収入が少ないので、生活費のやり繰りをラクにするには、家賃を抑えると良いです。
東京都内に住む場合でも、都心から離れた場所だと家賃を抑えられます。最低でも、山手線の外側でお部屋を探すと良いです。山手線の内側は非常に家賃が高いです。
間取りはワンルームや1Kが多いです。家具家電を置きすぎると窮屈になってしまいます。必要最低限の物だけに抑えて、できるだけ背の低い家具を選ぶと圧迫感が少ないです。
20代後半の一人暮らしに必要なお部屋の広さ
平米数 | 約20~24平米 |
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畳(帖)数 | 約10~14畳 |
キッチンやお風呂などを除いたスペース | 約8~11畳 |
縦横の長さ | 縦約4.5m×横約3.6m ~縦約5.4m×横約4.5m |
20代後半の一人暮らしの場合、お部屋の面積は約20~24平米が目安です。社会人であれば、20代前半の頃よりも収入が増えて、生活に少しゆとりができます。
生活していると荷物が増えていきますが、一人暮らしで20~25平米くらいの面積があれば収納場所に困りません。間取りは少し広めの1Kか、居室が少し狭い1DKが多いです。
30代の一人暮らしに必要なお部屋の広さ
平米数 | 約25~30平米 |
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畳(帖)数 | 約15~18畳 |
キッチンやお風呂などを除いたスペース | 約12~15畳 |
縦横の長さ | 縦約6.5m×横約4.1m ~縦約7.8m×横約3.6m |
30代社会人の一人暮らしなら、お部屋の面積は約25~30平米が目安です。東京都内に住む場合、エリアにもよりますが家賃9~14万円くらいが相場です。
お部屋の間取りは1DKが多いです。1DKとは「1部屋+Dining Kitchen」の略で、キッチンが広いため、ダイニングテーブルを置けば食事スペースとして使えます。
居室が広いので、ベッドやテレビボード、ソファを置く余裕があります。寝室と食事スペースを分けられる、来客時に生活感が丸見えにならないなどの特徴があります。
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