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メゾネットのメリット・デメリットとは?間取り例や内見時の注意点を解説!

メゾネットとは?のイメージイラスト

メゾネットとはどんな物件?
ロフトとの違いは?

メゾネットタイプの物件は、一軒家のような住み心地なので希望する人が意外と多いんです。

しかし、家賃が高い、階段の上り下りが面倒など、人によっては合わない可能性があります。

そこで当記事では、メゾネットのメリット・デメリットや、住むのに向いている人の特徴を解説します。ぜひ参考にしてください。

監修 阿部 陽一郎
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

メゾネットとはどんな物件?

メゾネット物件とは、1つの物件の中に階段があって、1階と2階に分かれている物件のことを指します。

メゾネットタイプの間取り図

1階に玄関やリビングがあって、2階部分に居室や寝室がある物件が多いです。お風呂場やトイレなどの位置は物件によって違います。まれに、玄関部分が2階で、1階に下っていく構造の物件もあります。

10階建てなどの高層マンションで、例えば1階と2階、3階と4階を階段で繋いだような物件が一般的です。ただ、2階建てで横に長い平屋のような物件もあります。

「メゾネット」はフランス語で「小さな家」という意味で、集合住宅でありながら戸建て物件のような暮らしができます。

ロフトとメゾネットの違い

ロフト
ロフトはメゾネットよりも2階部分が小さく、物置部屋や寝室として使われることが多いです。メゾネット物件は2階部分が広く、居住スペースとして十分な広さです。

ロフト物件は「ハシゴで上り下りする物置のような小さなスペースが付いている」、メゾネット物件は「階段で上り下りする生活に十分なスペースが付いていて、2階建てのような使用感」と覚えておくと良いです。

また、ロフト物件のロフトに当たる空間には、建築法上、窓を設置してはいけない場合がほとんどです。

物件情報サイトによっては「メゾネット」で絞り込むとロフト付き物件も合わせて検索されることがあるので注意して間取り図を確認するべきです。

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メゾネット物件のメリットとデメリット

メリットとデメリットを考える女性のイラスト
メゾネットは、ほかの賃貸物件と比べて、以下のようなメリットやデメリットがあります。

メゾネット物件のメリット

メゾネットのメリットは、一戸建てのように、1階と2階で生活スペースを明確に分けられることです。来客があっても1階で応対すれば、2階のプライベート空間を見られる心配がありません。

他に、普通の賃貸と比べて騒音トラブルになりづらいというメリットもあります。2階部分で大きな足音を立てても、1階部分に響くだけなので、階下の住人に迷惑をかけずに済みます。

また、物件ごとの生活空間が広いので、隣のお部屋からの生活音が聞こえづらく、静かに暮らせます。

1階と2階の両方に窓とバルコニーがあるため、日当たりや通気性が良いという利点もあります。

メゾネット物件のデメリット

メゾネット物件では、トイレやキッチンを使うために階段を上り下りしなくてはならないため、普通の物件よりも動き回る距離が長くなります。

例えば、1階の洗濯機から2階のバルコニーまで洗濯物を干しに行ったり、トイレのたびに1階へ下りたりするので、面倒と感じる人もいます。

また、物件の間取りや断熱性能によりますが、天井が高いので冷暖房の効きが悪くなる場合が多いです。

冷気は上の空間に昇るので夏は2階で過ごす、暖気は下の階に留まるので1階を中心に生活するなど、工夫が必要な場合があります。

また、ほかの物件に比べて家賃が高いことも難点です。東京23区内だと、1Kなどの間取りでも家賃8万円以上でないとほとんど見つかりません。

メゾネット物件がおすすめな人の特徴

メゾネット物件は、小さな子どもがいる家族連れの人におすすめです。2階部分を子ども部屋にすれば、下の階への騒音を心配せずに済みます。

また、1階をプライベートな空間、2階を仕事部屋、といった風に分けて使えるので、自宅で集中して仕事したい人にもおすすめです。

メゾネット物件の間取り例

メゾネット物件には、大きく分けて1階にキッチンがあるタイプと2階にキッチンがあるタイプがあります。それぞれのタイプの間取り図と、住みやすさについて紹介するので、お部屋を探す際の参考にしてください。

1階にキッチンがある一般的な間取り

1階にキッチンのあるメゾネットの間取り図
出典:みのう住宅

1階にリビング、キッチン、トイレ、お風呂などの設備があり、2階部分に居室があるタイプの間取りで、メゾネット物件の中では一般的な例です。

1階のリビング空間に大きなテーブルやソファを置いて、寝室や書斎などを2階にすれば、人を招いてもプライベート空間に踏み込まれる心配がありません。

2階にキッチンがある間取り

2階にキッチンのあるメゾネットの間取り図
出典:マンションマーケット
2階にキッチンがある間取りです。あまり物件数は多くありませんが、専有面積の狭い、単身向けの物件で見られます。

キッチンを人に見られたくないという人には向いていますが、買った食材を2階まで運ぶ必要があるので、大変かもしれません。

メリット・デメリット

メゾネットのメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

  • ・階数が違う複数の空間として使える
  • ・天井が高いので開放的
  • ・通気性や日当たりが良い
  • ・子どもが2階で騒いでも音が響かない
  • ・内装がおしゃれな物件が多い
  • ・生活リズムが違う2人で住みやすい

メゾネット物件は、戸建てに住んでいるような感覚でマンションに住める点が魅力です。

デメリット

  • ・2階から落ちてしまう恐れがある
  • ・毎日階段を上り下りする必要がある
  • ・空間が広いため冷暖房効率が悪い
  • ・普通のマンションより家賃が高め
  • ・バリアフリー性が低い

普通のマンションとしては不便ですが、一戸建てでの生活なら当たり前と考えられるポイントが多いです。

メゾネット物件の内見の際に気を付けること

子ども部屋を2階部分につくり、下の階への騒音を回避しようと考えている人は、内見の際に、部屋の壁が薄くないか、きちんと確認すべきです。

下の階に影響がなくても、壁が薄いと隣の家庭に騒音が伝わる場合があります。

また、階段が急すぎないか、手すりの有無も確認しましょう。階段が急すぎると荷物を運ぶのに苦労しますし、手すりがないと転落の危険があります。

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物件数が少ないからメゾネット以外も視野に入れて探すべき

不動産屋専用の情報サイト「ATBB」で東京23区内のメゾネット物件の数を調べたところ、全体の66,209件に対して、メゾネットは768件で、約1%ほどしかありません。(2019年12月現在)

希望条件に合ったメゾネット物件を見つけるのはかなり難しいので、メゾネット以外も視野に入れて、お部屋を探したほうがいいです。

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