「賃貸の合鍵は勝手に作って良いの?」
「勝手に作ってバレたらどうなる?」
生活していくうえで、ファミリー世帯や同棲カップルなどは合鍵があると便利です。
しかし、合鍵を作るうえで「大家さんの巨kあは必要?」「勝手に合鍵を作ってもいいの?」などの疑問の声が多いです。
そこで当記事では、合鍵を作る際にどうしたらいか、退去時の注意点などを解説します。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
賃貸で合鍵を作るときは大家さんに許可をとる必要がある
賃貸で合鍵を作るときには、物件の大家さん、もしくは管理会社に必ず許可を取りましょう。
許可が必要な理由は2つあります。以下の項目で、それぞれの理由について解説します。
理由1.賃貸は入居者の所有物ではないから
1つ目の理由は、賃貸は大家さんから「借りている」だけであり、入居者本人の所有物ではないからです。
大家さんには「入居者が安全に暮らせるように環境を整えなければならない」という義務が課せられています。「使用収益させる義務」と呼ばれています。
仮に、勝手に合鍵を作って合鍵を渡した相手とトラブルが起こってしまった場合、大家さんが「使用収益させる義務」を果たしていないということになってしまいます。
理由2.合鍵を作ると防犯性が下がるから
2つ目の理由は、合鍵をたくさん作ってしまうと防犯上良くないからです。
合鍵を失くしたり、盗まれたりすると不法侵入される可能性があります。また、盗聴器や盗撮器の設置の原因にもなりかねません。
オートロック付き物件では、特に問題視されます。1本でも合鍵を失くしたり盗まれたりすると、全住居の入居者に迷惑がかかるため、オートロック本体の鍵を変更する場合があるためです。
許可なく合鍵を作ったらどうなる?
許可なく合鍵を作り、後からバレてしまったとしても、即退去させられたり、違約金がかかることはありません。
ただ、契約書には「合鍵を作りたいときは連絡してください」といったように連絡先が書かれていることが多いです。
余計なトラブルを起こしてしまわないためにも、合鍵は必ず連絡してから作るべきです。
種類別・合鍵を作る値段と所要時間まとめ
鍵によって、作成の値段と所要時間が変わります。以下で鍵の種類ごとに、値段と所要時間をまとめたので参考にしてください。
ちなみに、合鍵は専門店の他にホームセンター、工務店、ショッピングモールなどいろいろなところで作れます。
作れる場所がわからないときは「(地名) 合鍵」などの文言で、ネット検索すると調べられます。
また、合鍵を作成する際に身分証明書が必要な場合があります。念のため、免許証や保険証など身分を証明できるものを持って行きましょう。
ディスクシリンダーキー
ディスクシリンダーキーとは、両端がギザギザしているもっとも一般的な鍵を指します。
在庫があればどのお店でも簡単に合鍵が作れます。価格は300~600円が相場です。作業時間は5~10分ほどで、その場で受け取りができます。
ディンプルキー
鍵に丸いくぼみがついているディンプルキーは、防犯性が高いため専用の機械がないと作成できません。
メーカー登録制で合鍵が作れない場合もあるので、お店に行く前に問い合わせしたほうが良いです。価格は2,000~3,000円が相場です。
お店で作成する場合は、15分から1時間ほどで受け取れますが、お取り寄せになると1週間以上かかることもあります。時間に余裕をもって作成するのがおすすめです。
カードキー
普通の合鍵専門店では受け付けてもらえないことがほとんどです。
カードキーの合鍵が必要なときは、大家さんや管理会社に合鍵を作成したい旨と枚数を連絡してみましょう。
価格は、1枚あたり3,000~5,000円が相場です。カードキーの複製には1週間~10日かかるので、余裕をもって連絡するのがおすすめです。
合鍵から合鍵を作るのは避けるべき
合鍵を作るときは、合鍵をさらに複製するのではなく必ず元鍵から作成しましょう。
毎日鍵を使っていると、知らず知らずのうちにすり減ってしまっています。すり減ってしまった鍵で合鍵を作ると、鍵穴と合わないこともあるからです。
また、合鍵から合鍵は作れないと断られることも多いので、元鍵を必ず持参しましょう。
合わない鍵を無理やり差し込むと、鍵穴を傷つけてしまったり、差した鍵が抜けなくなってしまったりなどの鍵破損の原因にもなりかねません。
ちなみに元鍵は、大家さんから入居時に受け取った鍵のことです。マスターキーは、大家さんや管理会社が持っている鍵のことを指します。
合鍵を渡す人は慎重に判断しよう
合鍵は、家族や親戚など、本当に信頼できると思える人に渡しましょう。
恋人や友人に渡すときは、とくに注意が必要です。軽い気持ちで渡してしまうと、ケンカしてしまったときなどに嫌がらせやストーカー行為に利用される可能性もあります。
一人暮らしの場合は、実家に1つ預けておくのがおすすめです。災害などの非常事態やトラブルがあったときに、対応してもらいやすいです。
退去時には合鍵も返却する必要がある
退去時は、入居時に受け取った鍵と合鍵をすべて返却する必要があります。合鍵の所有権も大家さんや管理会社にあるからです。
部屋の鍵は取り替えられることが多いですが、オートロックの鍵は交換されることが少ないです。
そのため、合鍵を持っていればエントランス部分には侵入できてしまい、オートロックのセキュリティ確保が難しくなります。
そういったトラブルを防ぐためにも、大家さんや管理会社はすべての鍵の回収をしています。
鍵をなくしてしまった場合には?
鍵をなくしてしまった場合は、大家さんや管理会社に連絡し、マスターキーを借りて合鍵を作成しましょう。
大家さんに連絡したら、いきなり鍵を交換させられて高額な費用がかかるということにはならないので、安心してください。
ただ、退去時に鍵交換費用を請求される可能性があるので、契約書を確認するか、大家さんに確認をしておくと良いです。
スマートロックがあれば合鍵を作らなくても良い!
出典:amazon.co.jp/
スマートロックとは、スマホのアプリを使って鍵を開け閉めできるサービスです。スマートロックがあれば合鍵を作らなくても、恋人や友人と鍵の共有ができます。
合鍵が不要になるだけでなく、遠隔操作で離れたところから開け閉めできたり、一定時間が経過すると自動で鍵を閉めてくれるオートロック機能など防犯面にも非常に優れています。
価格は1万~3万円ほどのものが多いです。賃貸で取り付ける場合は、両面テープで貼り付けるタイプのものがおすすめです。
ただ、スマホなくしたり、充電が切れてしまうと鍵の開け閉めに非常に手間取ってしまうので、普通の鍵も念のため持ち歩くと良いでしょう。
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